ハートレス/【スコル】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 13:12:50

KHIII

アレンデールに登場するボスハートレス。
ハンス王子の心の闇を媒体として誕生し、アナエルサの元に駆け付けたソラたちを異空間へと引きずり込み対峙する。
 
その姿は巨大な狼の魔物であり、野心のためならば手段を択ばない残虐性とその歪んだ本性を原作映画終盤まで隠していた狡猾さを併せ持つハンスを象徴するにふさわしい巨大ハートレスである。


「スコル」(Skoll)とは北欧神話に登場する狼の魔物。太陽を喰らい、日蝕を引き起こすとも言われている。

  • 「ハティ」という月を喰らう狼の魔物と兄弟ともされるが、そちらの名前を関したハートレスは今回登場していない。
  • 表記ゆれとして「スコール」と呼ばれることもあるが、勿論とは関係ない。
    • あちらは天気の「スコール」(squall) である。

素早い動きによる突進や引っかきの他、「ウルフヘッド」という小型の分身体を作り出すといった攻撃でプレイヤーを翻弄してくる。
また、HPを40%以上削ると上空に移動して黒い球体へと変化し、完全な無敵状態となってウルフヘッドと光線で攻撃する「暗黒太陽」という技を繰り出してくる。この状態になると40秒後に黒い球体が落下してきて回避不能の大ダメージを受けてしまう。

  • 上述の「太陽を喰らい、日蝕を引き起こす」という伝説をモチーフにした攻撃となっている。
  • 制限時間内にウルフヘッドを15体以上倒すことで出現するシチュエーションコマンド「サブゼロインパクト」を実行することで落下する球体を押し返し、逆にダメージを与えることができる。

アレンデールのボスであるが、攻撃は物理とダーク属性の技のみでブリザド属性の技は一切使わない。その為ブリザド耐性装備で固めている場合は装備を変更する必要がある。

  • 引っかきやダークブレスなどの基本的な攻撃は避けやすいが、ウルフヘッドとの同時攻撃や暗黒太陽の闇の雨などは非常に避けにくく低レベルプレイやDLCでのブラックコード攻略などでは屈指の強敵となる。
    MPやFOCUSゲージはウルフヘッドを倒すために温存しておきたい。

上記の通り、ヴィランであるポッと出王子ハンスが生み出したという設定はあるのだが、登場があまりにも唐突すぎる上に彼についての説明も一切ないため、原作映画を見ていないとなんでハンスがスコルを生み出したのかを推測するのはほぼ不可能。
スコルの登場経緯はハンスがエルサを切り捨てようとした時、エルサを庇ったアナが凍りついた瞬間放たれた衝撃波によってハンスが倒れた後、ハンスから滲み出た闇がソラ達を飲み込み、その中の空間に現れるというもの。
ハンスはハンスでスコル登場直前以外はマシュマロウ加入直前のイベントでしか登場せず、しかもそれは台詞なしでエルサを運んでいるシーン。一応この時点で、ハンスから闇のオーラが立ち昇っていることをソラ達が視認しているが、原作を見ていなければなぜハンスがこれほどの闇を抱えているのかさっぱり分からないだろう。

  • ソラ達を異空間に引き込む、かなりの巨体で自在に空中を駆ける、巨大な暗黒球を作り出す大技、消滅間際にも大爆発でマシュマロウもろともソラ達を吹き飛ばす…等々、ぽっと出の割には強烈なインパクトを残していくハートレスである。
    歴代のボス級ハートレスと比べても相当強大な心の闇から生まれたと思われるが、本作ではその辺りの背景が全くプレイヤーに明かされることがなかった。