キャラクター/【レオン】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 10:39:39

「FINAL FANTASY VIII」よりゲスト出演。同作の主人公である。
本名は「スコール・レオンハート」。
傭兵養成学校バラム・ガーデンに通う17歳の青年。作中プロローグにおいてエリート傭兵「SeeD」に就任する。
扱いに難があるガンブレードと呼ばれる武器の使い手。
非常に無愛想かつ寡黙な性格で、他人と距離を置きたがる。しかし、確かな実力な持ち主であるのも事実であり、ガーデン内ではかなりの有名人でもある。
そんな彼だが、SeeD就任記念パーティーで少女リノアとの出会いや、世界を脅かす存在とされる魔女との戦いに巻き込まれていく内に、心境に変化が訪れる。
 
CVは石川英郎。

  • 石川氏はFFシリーズの常連声優であり、他にFFXのアーロン、FFVIIのケット・シー、FF零式のカトル等を担当している。
  • KHIIにはアーロンも登場しているが、レオンとの接点はない。

FM版及び北米版における声優はデヴィッド・ボレアナズ(KHI)→ダグ・アーホルツ(KHII~)。


KHシリーズではホロウバスティオンレイディアントガーデン)出身の青年。ただし、ソラと初めて出会うのはトラヴァースタウンになる。
本シリーズで「レオン」と名乗っている理由は後述。


年齢は25歳(KHI)→26歳(KHII)→27歳(KHIIIRM)。
原作では17歳であり、8歳も年を取ったのだがそれほど違和感はない。

  • というのもFFVIII設定画のスコールは年齢の割に老けて見えるとよく言われていたため。
  • 少し大人になったことで「父親に似てきた?」とアルティマニアに書かれていた。
    確かに見た目は似てきたかもしれない。
    • ちなみにその「父親」は、当初BbSに登場する予定があったが、別のゲームに出演することになったため没になっている。詳細はこちら

理由はあるが原作ではかなりクール…というより不愛想で、人との関わりを避ける生き方をしていた。
KHシリーズではそのような素振りは見られず、若干コミュ障気味だがクールで頼れる大人の男として描かれている。


使用している武器は原作でお馴染みのガンブレード。
リボルバーの銃口に刀身がついているようなデザインの銃剣。

  • FFVIIIでは武器カテゴリとして登場している。
    KHのガンブレードはその中の初期装備「リボルバー」を持ち込んでいる。

本気を出す時は刀身に光を纏わせ、光の刀身を作り出して振り回す
原作に比べるとさすがに小さいが、普通に振り回す剣としてはやり過ぎなほど巨大であり、非常にアクションゲーム映えする。

  • ガンブレードによる攻撃の他、ファイガも行う。
    原作ではサイファーが似たような攻撃を使っていた。

原作での勝利ポーズに「剣を右袈裟、左袈裟に振り回しながら後ろを向き、肩に担ぐ」というモーションがあるが、ソラの闘技大会やCOMのリクのレベルアップ時にそのモーションが使用されている。
Re:codedのボスステージクリア時のソラの決めポーズの場合は後ろを振り向くモーションがない。
 
また、走る際にはガンブレードを肩に担いでいるが、戦闘状態ではなく通常時のソラもキーブレードを出した状態ではレオンと同じように肩に担いで走っている。


KH

トラヴァースタウンに在住する青年。
9年前、闇の勢力に襲われた故郷、ホロウバスティオンから仲間と共に脱出してきた。


序盤ではドナルドグーフィージミニーの3人が「鍵を探せ、トラヴァースタウンのレオンに会え」という王様の手紙から、彼を捜していた。

  • 王様から名指しで接触するよう指示されていたり、キーブレードの事をある程度知っていることも考えると、以前より王様からかなり信頼されている様子がうかがえる。

トラヴァースタウンに飛ばされたソラを、キーブレードの勇者として試すために勝負を挑んだ。
ソラの事情を聞き、キーブレードハートレスに関する情報を与え、ソラの冒険の後押しをする。
以後、ソラからは頼れる兄貴分として慕われることになる。
 
終盤のホロウバスティオン再訪時からは仲間たちと共にトラヴァースタウンから移動してきている。


本名である「スコール」と呼ばれるのを嫌っている。実際に、ユフィが彼のことを「スコール」と呼んだ際には訂正するように促した。
これは、故郷が闇に飲まれて崩壊した際にマレフィセントに対し成す術もなかった「過去の自分(=スコール・レオンハート)」と決別したいと誓ったからである。

  • ちなみにこの設定が作られた理由は、手紙に最初から「スコールに会え」と書かれていると初めからプレイヤーの頭にスコールの顔が浮かんで面白みがないため、という製作上の都合もあったという。
  • 「レオンハート」から「ハート」が無くなる…つまりスコールのハートレス、というわけではない。

FFVIIからゲスト出演したクラウドと同じく、この作品で初めて声がついた。また、ゲスト出演することが一番最初に決まったFFキャラでもある。
原作より髪が長くなっていたり、背中に赤い羽根のマークがついていたりする。このマークは「WING HEART」と呼ばれるものであり、本来はFFVIIIのヒロインである「リノア」という少女のシンボルマークである。
背中のマークは過去に何かがあったことを匂わせるためにつけたとのこと。

  • どういった経緯でヒロインのシンボルを背負うことになったのか気になるところである。

後に、この風貌と衣装はDdFFにおいて4thフォームとして収録された。


ディープジャングルクリア後にレオンに話しかけると、大地のかがやきをもらえる。

  • お守り代わりに持っていただけで何なのかまでは知らなかったようで(何かの力があることだけは感じていたらしい)、ソラに使い方を聞かれると黙り込んでしまった。

オリンポスコロシアムのハデスカップのクラウド&レオンに勝利すると、ライオンハートを入手出来る。


トラヴァースタウンの彼は行動パターンが単純で、落ち着いて戦えば十分に勝つことができる。とはいえレベルがある程度高くないと相手の防御力を抜ききれないため、ダメージ取りの基本は相手のファイガの跳ね返しを狙うことになる。
ここでレオンに勝っておくと、あとでエリクサーがもらえる。

  • 「手を抜いてやったんだ…」

闘技大会に出場するときはHPが減ると「闘気」を発動し、攻撃範囲がえらいことになる。
相方(ユフィかクラウド)の方を先に倒し、こっちを後でじっくり倒すのがおすすめ。
同じFF主人公のクラウドと比較すると、レオンの方が隙が多くひるみやすいが、攻撃自体は出が早くかなり対処しにくい。
ただしソニックレイヴなどの気絶技を当てたり、ファイガを打ち返して当てたりすることで気絶させることができ、攻撃のチャンスを作ることができる。


散り散りになった101匹わんちゃんたちに気遣いを見せるイベントがある。
「彼女」が愛犬家だからだろうか。

COM

ソラの記憶から生み出された幻として登場。カードブレイクストック技のチュートリアル担当。
当初はソラを知らないと述べていたが、自分でも気づかぬままに既知の物言いをしていた事に当惑。
普通に適応したユフィとは対照的に「何故この状況をあっさり受け入れられるんだ……?」と頭を痛めている。至って正常な反応。
それでも当事者であるソラより早く事態を理解するあたりは流石の一言。伊達に年長者ではない。
KHIで大地のかがやきのくだりがあったためか、シンバの召喚カードをくれる。

KHII

故郷であるホロウバスティオンにおいて再建委員として精力的に活動している。
KHIの時と服装はほぼ同じだが、ジャケットの首元にファーがついたものに変更されている。髪型も少し変わった。

  • 半袖の上着の襟元にファーが付いているという、防暑目的なのか防寒目的なのか分からない何とも異様なシルエットである…。しかし、意外と違和感を覚えないのはレオン本人のビジュアル性によるものだからだろうか。

再建よりも宿敵退治に勤しむどこぞのチョコボ頭と違い、アンセムのコンピュータを操作したり、ハートレス退治をしたりと大忙しである。
ホロウバスティオン3番目のエピソード中、スリーピングライオンをもらえる。


本作で初めてソラとの共闘が可能になった。
共闘できる機会は二回あり、一回目はホロウバスティオン一周目エピソード時の扉の防衛戦。二回目は大決戦時のFFゲストキャラクター達との連続共闘時。

  • ファイガをサムライなどの敵に弾かれ気絶することがある。
  • 一度目の共闘では、戦闘不能になった彼の傍でリアクションコマンド「リカバリーラン」を発動することで、戦闘に復帰してくれる。

ムービーではクラウドとの「夢の共闘」も実現した。

  • KHFMのシークレットムービーにあったメッセージ「やれるか?この数」は、ホロウバスティオンの決戦時にクラウドと共闘する際のレオンのセリフとして使用された。

今作でもオリンポスコロシアム(冥界)の闘技大会で対戦相手として試合に出場している。
ペイン&パニックカップでは裏表ともに10回戦(ユフィとタッグ)、裏ハデスカップにて40回戦(クラウドとタッグ)、49回戦(FF4人)の対戦相手として登場。
連続剣やなぎ払いはリーチが短く、時折「いくぞ!」の掛け声と共に放ってくるファイガも少々追尾するだけなので、落ち着いて攻撃を見切れば対処可能。とはいえ、攻撃力が高めで一撃のダメージが痛いので、各タッグではまずレオンから目を離さずに優先的に倒すことでダメージが抑えられる。

  • ただし49回戦ではより厄介なティファを先に倒したほうが良い。
  • レオンに集中しているとクラウドの超究武神覇斬に巻き込まれる可能性があるので、裏ハデスカップでは常にクラウドにも気を配っておき、超究武神覇斬の発動を確認したらレオンからロックオンを外して回避に専念すべし。

連続ダメージを受けた際に時折反撃を繰り出してくるので、調子に乗ってタコ殴りにしていると思わぬ痛手を食うことも。反撃はリフレクトガードで防御可能。

戦いを初めて一定時間が経過すると「終わりだ!」の掛け声でブラスティングゾーンを発動する。こうなるとガンブレードのリーチが一気に伸び、物理攻撃で押し負けてしまうので、その時には魔法での対処がおすすめ。ファイア系を無効化。ブリザド系が弱点。
他のFF組にも言えることだが、ペイン&パニックカップではユニゾンアスリートの餌食。


原作では大ボスの前座因縁のライバルであったサイファー違う世界の住人として登場しており、どうやらKHシリーズにおけるレオンとは面識がないようである。
原作とは大違いの頼れる兄貴分に成長したレオンと違って、あちらは街の風紀委員を自称して喧嘩をするという、原作よりも幼く見えるキャラクターになっている。

  • この世界でのお互いの顔の傷は誰が付けたのだろうか。もっとも今後もその理由は語られないだろうが。

coded

データ上の存在として登場。
忘却の城でカードをコンプリートした状態で最上階の扉を調べるとユフィと共に登場し、会話イベントが見られる。ただし、イベントが発生するのは1度だけ。

  • あくまでカードコンプリートでのおまけイベントであり、ほぼ完全にチョイ役なので、本作をプレイした一部のファンも「そういやこいつ、ゲームの最後らへんに出てきた……かな?」といった認識しかしてもらえなかったり。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
アタックカードに採用されており、ファイナルファンタジーのゲストキャラクターの中ではクラウドに次いで種類が多い。

χに引き続きメダルとしてのみの登場。
DFF版メダルは後の更新で、クラウド、セフィロス、ネクに続くゲストキャラクターでのボイス付きメダルとなった。

KHIII

製作時は出演予定があり、キャラクターモデルも作られていたのだが、登場キャラクターが多く出番を用意できなかったことからお蔵入りとなった。

  • ディレクターはモデル製作担当スタッフに怒られたとか。
    • 3Dモデルは一体作るだけでもかなりの手間がかかるので、それをまるっとお蔵入りされたら怒られるのも無理はない。
    • KHIIではディズニーそっちのけでFFVIIやってたりしたのが批判されてたのであって、上記の事情はあったとはいえレオンやエアリスのように物語に序盤から関わっていた彼らが全く出てこなかったことに対して残念がる声も多かった。

序盤に王様とリクがレイディアントガーデンを訪れているが、王様からの信頼も厚い彼のことなので、二人の調査を陰ながらサポートしていたのかもしれない。

KHIIIRM

本編では上記の通りだったが、DLCコンテンツ「Re Mind」のリミットカットエピソードにて無事登場。
ソラの行方の手がかりを探してレイディアントガーデンを訪れたリクと情報を交換した。

  • リクがレオンなどのFFキャラクター達としっかりと会話をする場面が描かれたのは今回がシリーズ初である。
  • レオン達はDays組やBbS組とは一切関わりがないが、リクや王様から話を聞いたためか彼らのことを知っている様子。
  • 余談だが、フェアリー・ゴッドマザーがリクの夢の話題を出すイベントが終わった後に話しかけると、FFVIIIのシナリオを思わせる発言をしたりする。