武器/【過ぎ去りし思い出】

Last-modified: 2024-04-17 (水) 16:31:43

闇を象徴するキーブレード約束のお守りの対のイメージ。
全体的に黒く、同色の剣身には連結した鎖のデザインが施され、鍵の歯は漢字の「闇」が象られている。護拳はコウモリの羽のようなデザインになっている。

  • KHIのシークレットムービーや3Dのオープニングデモだと剣身に空洞が出来ており、鎖がその中に張られている形。
    おそらく設定上はこちらの方が正しいのだろう。
    • KHIIIのものを見るとこのタイプになっている。ハードの描画能力の向上により、ゲーム中でも表現できるようになったようだ。

キーチェーンはソラのネックレスと色違いの黒い王冠。
開発名称は「リクキーブレード」であり、リクと関わりのあるキーブレードでもある。

  • 初期設定ではリクからこのキーチェーンを受け取る予定だったという。

 
英語名は「Oblivion(オブリビオン)」。意味は「忘却」。


約束のお守りと並んでシリーズに登場する回数の多いキーブレードで、ストーリー終盤に手に入る。バランス型の約束のお守りに対して、こちらは攻撃力とリーチに優れた物理攻撃特化の尖った性能を持つことが多い。


KH

カイリ救出後、ホロウバスティオンの大広間にある宝箱から入手できる。
後のシリーズにも登場する武器で、約束のお守りとは対の存在となる重要なキーブレードなのだが、上述のリクから受け取る設定が没になってしまい、宝箱から手に入るようになってしまった。

  • 一応手に入る場所は大広間なので、リクとの戦闘があったりソラがハートレスになったりした場所と関わりは深いのだが……。
  • リクとの戦闘後に自動入手にでもしておけばよかったのでは?という気もする。

攻撃力+11、最大MP-1、クリティカル補正+4。リーチが長い。反動値は普通(30)。
終盤に手に入るだけあって強力な物理特化型キーブレード。MPがマイナスになるデメリットはあるが、「たたかう」メインのプレイングなら気にならないだろう。

叩くと炸裂した紫の光から、白い枠の濃紫の星、白いきらきらした光が出る。白い枠の回りには、薄紫のもやがかかっている。
また、光が消える時には紫の闇の粒が残る。


シークレットムービーでは黒コートの男がこれと約束のお守りの二刀流を披露している。

KHFM

クリティカル補正が-2されるという調整を受ける。
オリジナル版では物理特化武器としてはかなり強力だったのだが、FM版ではラヴィアンローズが攻撃力+10から+13という大幅な強化を受けたこともあり、ラヴィアンローズに多くの面で劣る武器となってしまった。
そしてトドメをさすかの如くラヴィアンローズの方が先に入手できる。

  • とはいってもタイミングの違いは誤差程度のもの。ラヴィアンローズと比べるとリーチとクリティカル補正の面で勝るので、空振りを避けたい場合や確定クリティカルの技が使える場合にはこちらを装備するのも全く間違いではない。

追加シークレットムービー「Another Side, Another Story【deep dive】」で黒コートの男が二刀流でネオシャドウと戦っている。
戦いの中、過ぎ去りし思い出は目隠しの男に向かって投げられ、目隠しの男はこれをキャッチする。

COM

12階出口ホールのラクシーヌ戦後からアタックカードとして入手できるようになる。
フィニッシュの威力補正は低いがたたくと突きの威力補正が両方とも×3.5と強力。
しかし属性は無なので半減されてしまうこともあるので注意が必要。利点は正面からの物理属性の攻撃を弾く敵にダメージが通るということ。

KHII

存在しなかった世界でのシグバール戦後、先に進むと発生するリクとの再会イベント後に入手。
攻撃力+6、魔法力+2。リーチ122。ウェポンアビリティはドライヴブースト
リーチは122と、全体で見れば中堅程度。
また、二刀流ロクサスの右手武器としても登場している。


フィールドで呼び出す時は紫色の電流が走る黒い闇の霧と共に出現させる。
物語の終盤、ソラの前に立ちはだかったロクサスもこの演出と共に過ぎ去りし思い出を呼び出した。この際電流はバチバチと音を立てている。


フォームチェンジを多用するプレイスタイルでは便利なキーブレード。
攻撃力もトップクラスなので、フォームチェンジする・しないに関わらず、ある程度の強さは発揮しやすい。

しかしその性質上、左手で装備する利点は無く、右手専用のキーブレードと言える。
それでもフォームチェンジ中の瞬間性能を重視する場合はそもそも採用の余地が薄い。
1回の戦闘で複数回の変身や召喚を見越した長期戦向け、あるいはフォーム経験値を稼ぐ際のお供がベターか。

KHIIFM

追加ボスであるロクサスが二刀流で使用している。

Days

最終日でロクサスが二刀流になると右手に装備する。
このキーブレードに消滅した親友の意識が混ざり込んでいたため、ロクサスの意思とは関係なくリクに投げ渡してしまい、これを受け取ったリクの武器となる。

  • リクがキーブレードを手に取った瞬間、消滅した事で存在そのものを忘れ去られてしまっていたはずのシオンの事を名前だけだが一時的に思い出している。

ラストバトルでリクの武器となったほか、ミッションモードを彼でプレイする場合、パンドラギアをセットすると武器がこれに変化する。
リンクアビリティはディフェンダークライシスハーフラストリーヴ

  • 何故か他シリーズとは異なり、アビリティ構成が防御寄りとなっている。
  • リクと関係が深い武器だが、イベント等以外でリクが装備できるのは意外にも本作のみ。まあリクがプレイアブルである作品のほうが少ないのだが。

過ぎ去りし思い出+

リクがパンドラギア+を装備した時の強化版。
ステータスは攻撃力+125、魔法力+30、クリティカル率+10、クリティカル補正+23。
リンクアビリティはオリジナルと同じ。


叩くと白い閃光と共に、黄色の星と薄紫の枠をした濃い水色の星、薄紫の光のカケラが出る。
濃い水色の星は、紺色へと変わっていく。

coded

ラスボスであるデータ世界のロクサスが二刀流で使用する。

Re:coded

ホロウバスティオン前編をクリアすると入手できる。
リーチが長く、キーブレードチップのレベルが上がると名称が「過ぎ去りし思い出・風」(必要討伐数60体)、「過ぎ去りし思い出・地」(+120体)、「過ぎ去りし思い出・海」(+180体)、「過ぎ去りし思い出・空」(+240体)と変化する。


叩くと紫のまぶしい閃光と共に、薄紫の枠の紺色の星と紫の光のカケラが出る。星の回りには黒いモヤモヤが出ている。

クロックアビリティツリー

クロックレベル1クロックレベル2クロックレベル3クロックレベルMAX
アタックヘイスト┬→オートリベンジ┬→ペインアタック─┬→オートカウンター×
└→オートガード「・地」から┼→アタッチブリザド「・風」から×├→オールクリティカル「・空」から×
└→カウンターブリザド「・海」から─┘

アタックヘイストペインアタックオールクリティカルの同時発動によってたたかうが大きく強化されるのが強力。もちろん、他のアタックコマンドもかなり強化される。
ただゼロ・ワンアルテマウェポンの方が使いやすさは上かもしれない。

3D

装備品としては登場しないが、オープニングデモでロクサスやリクが装備しているのを見ることができる。
また、デモのゼムナスと戦う場面で、ソラの手に渡るワンシーンがある。
ソラが主人公である作品では初めて装備品とならなかった。

KHIII

本編中ではロクサスが使う武器としてのみ登場。もちろん約束のお守りとの二刀流。

2本合わせて一つの武器として扱われており、補正値はNPC共通の攻撃力・魔法力+5。


発売当時はソラが使用できる武器としては入手することはなく、それどころかデモムービーですら彼が振るっている場面は確認できなかった。

  • OPムービーを含め、ソラとリクのどちらもこれを使用しなかった作品は今回が初めてであった(約束のお守りも同様)。

Ver1.05アップデートで追加されたクリティカルモードでゲームをクリアすると、このキーブレードを思わせる見た目をした「過ぎ去りし証」というアイテムが手に入る。
追加当時は入手したからと言って何らかの効果が出るというわけではなく、単なる記念品でしかなかったが、2020/01/22に配信されたVer.1.07アップデートにおいて「過ぎ去りし証」を所持している状態でモーグリショップに来店すると、証と交換でこのキーブレードが手に入るようになった。
 
初期状態ではレベル0・攻撃力+8・魔法力+6。レベルMAXで攻撃力+13、魔法力+11。

  • 約束のお守りと比較すると、HPコンバータを持っている、攻撃力の方が高い、リーチが長い、ダークフォームでダークアスピルを所持など細かな違いがある。

アビリティは初期状態でHPコンバータ。レベル4でシチュエーションアップ、レベル9でシチュエーションタイムが追加される。
フォームチェンジは第1段階はダークフォーム、第2段階はダブルフォームS
シュートフローはドーンエクリプスとステラインセプション
レベル0から初期性能が高く、相対的に他のキーブレードよりも引き継ぎ時の恩恵が大きい。

  • 入手条件はクリティカルモードクリアなので、人によってはアルテマウェポンよりも入手がキツいかもしれない。
    とはいえじっくりレベルを上げたりドーピングアイテムを集めれば十分にゴリ押しできるゲームデザインなのでがんばりたい。
  • 条件が条件なので本格的な活用はクリア後のバトルポータルか引き継ぎプレイに限られるのが悩み。
  • どうしてもクリアできない、早く手に入れたい!という場合には引き継ぎではなくニューゲームから始め、プレミアムメニューの選択においてファストパスコードを選択し、デッドリーブロウでサクサク進めるのがオススメ。ただしこの方法だと一部トロフィーが手に入らない上、アルテマウェポンの製作を1からやり直す羽目になるので要注意。

余談だが、アンセムダーク・リクシグバール戦と、アンセム&ゼムナス&ヤング・ゼアノート戦においてリクが戦闘開始直後に「過ぎ去りし思い出となれ」と発言することがある。

  • 意図は不明。キーブレードの方とは何か関係があるのだろうか。
    • 敵とリクとの関係を考えると「思い出の中でじっとしていてくれ」的な意味だろうか。
    • 記憶とはいつか忘れてしまうもの、早く倒れて思い出になってくれって意味だろう。要は諺ではなく文字通りの死人に口なし。
  • ちなみに、アンセム一人を最後に残すとセリフがさらに変化する。