まだ温かい……

Last-modified: 2021-01-05 (火) 02:10:55

概要

PS2用ゲーム『名探偵エヴァンゲリオン』にて碇シンジが発したセリフ。
該当場面はややグロ・流血描写につき注意。

(11:09~)


原作と比べてのツッコミどころはさておき、特命捜査官に任命されたシンジが死徒*1による犠牲者を検分するシーン。
推理ゲームらしく虫眼鏡アイコンを動かし、死体に残る不審な点を調べ上げるのだが……


まずナニフツウさんが左手首の日焼け跡、首筋のチェックポイントを見つけた後、左足のソックスを調べると

シンジ「まだ温かい……」

と被害者が絶命して間もないことをシンジは冷静に分析する。
続いて「これは捜査官なんだこれはちゃんと調べてますからね」とアピールしながら股間のあたりやりなされをチェック。

シンジ「まだ温かい……」

あくまで客観的に事実を述べるシンジに対しナニフツウさんは「恐いな」と苦笑いしつつ、今度は左肘を調べる。

シンジ「まだ温かい……」

どうやら無関係なポイントを調べると出てくる汎用セリフらしいが、こうも繰り返されると深刻な口調と相まってどこか猟奇的。
ナニフツウさんもただ「恐いよシンジ君」と口走るしかなかった。


その後もチェックポイントを外すたび執拗に連呼される「まだ温かい……」に対し、
ナニフツウさんは「もういいじゃないそれは……」「温かさを調べてる場合じゃない」と鬱陶しがる。
かといってその場を離れようとすれば凄惨な光景に吐き気を催したとみなされ、
検分に立ち会っている赤木リツコに「……無様ね」*2と釘を刺される始末。
結局、展開を先へと進めるために全てのチェックポイントを発見する傍ら、計16回もの検温報告を受ける羽目になり、
その間これが碇シンジの迷ゼリフとして視聴者に周知される次第となった。

使用例

何かが温められてから時間が経っていないといった叙述に即して使われる。
一般的にはコーヒーなどの飲み物が当てはまるだろうか。

死にたてホヤホヤ

慢心によりサムソンを失い、やさぐれモードに入ったaisssyさんは、
サムソンがロストした原因であるガーネフ(偽者)とスナイパーをさらし首にすると決意を固める。

物騒な発言に「こわいよお」「グろし!」とコメントが流れる中、一人の視聴者から「カシムやゴードンを仕留めた奴は許したんですか?」とコメントがあった。

その回答としてaisssyさんは

「いや、許してないよ。許してないけど、これは戦争ですから。しょうがないですよね。文句を言う方が筋違いだと思います。」

と冷静な意見を述べたのち、

「だけど、あのー、これはあれだから。まださ、ホヤホヤだから。」

「(サムソンは)死にたてホヤホヤだから。そんな大人な対応ができるほど私、あのー……ダメです」

と、サムソンをロストしたことショックが残っていることを伝えた。

しかし、その妙に生々しい表現に、視聴者が少し引いている中、「まだ温かい……」コメントが流れた。
奇しくも原典と同じシチュエーションで用語が使われた例と言えるだろう。

(21:35~)

関連項目


*1 使徒の誤字ではなく、本作における敵勢力
*2 本ゲームは派生作品の例に漏れず、原作の台詞が散りばめられている。各場面に適しているかはともかく。