概要
2002年5月23日にエニックスから発売されたPS2用ゲームソフト。
サッカーゲームの名を冠してはいるが、TAT(タイミングアクティブテキスト)の結果で試合などの展開が変わるアドベンチャーゲームの体裁を取っている。
パーツは少なく姓名は最大四文字ずつしか使えないものの、ウイイレシリーズさながらに登場人物の顔や名前を変更でき、オープニングにまで反映されるという芸の細かさ。
実況やシステム音声は倉敷保雄が担当し、丁寧ながらも煽り手の精神を感じさせるキレのある語り口調や独特な比喩表現、妙に爽やかな「ゲームオーバー」など、ジョン・カビラの実況を聞き慣れたきれぼし脳たちに目新しい魅力をもたらした。
この手のゲームには珍しいエディット機能を見つけるや否や、ナニフツウさんが嬉々として日本代表を持ち前のセンスで改造した結果、熱いドラマと奇抜な名前や風貌が織り成すきれぼしJAPAN旧来のシュールさに踏み込んだシリーズとなった。
にしきがおの傾向としては褐色系用顔パーツ数の都合で個性創出に難儀したものの、数名をモヒカンに揃えることで視線誘導の効果を持たせ、全体的な違和感を薄めている。
ゲーム自体の難易度はセーブ&ロード必須といえるほど高く、時にはサッカー知識も問われるなどプレイに骨が折れるため、今のところナニフツウさんは不定期で放送するに止まっている。
登場人物
- ニコニコ大百科のきれぼしJAPANの記事中、『きれぼしJAPAN代表選手になろう!』の項目も参照されたし。
- デフォルト名については犠牲者/ナニフツウさんを参照。
日本代表メンバー
- 大百科に同じく、上から改造された順に並べている。
- 背番号はギガボドのみ変更されており、ルシファより下にいる人物のユニフォームネームはデフォルトのままである。
ギガボド ウッフン
- ポジション:MF
- 年齢:17歳
- ユニフォームネーム:GIGA
- 背番号:89
- この物語の主人公で、現役高校生にして日本代表に選ばれた期待の新星。
- 多感な年頃ゆえにたびたび複雑な心情を抱くものの、それが若さゆえの熱さという大きな武器となり得ることも。
- しばらく「ギガボドってどうなのさ?」と言われるほど芽が出ない状態が続いたが、アイルランド戦では決勝点をもぎ取り監督の期待に恥じない活躍を見せた。
ウオオン 道康
- ポジション:FW
- 年齢:32歳
- ユニフォームネーム:UOOOOO
- 背番号:11
- 日本代表メンバー最年長のベテランFWであり、第一のモヒカン。
- 年相応に寒いダジャレを放つが仲間の変調をいち早く察するなど、長年に渡るチームプレイの経験は伊達ではない。
- シチューと共にムードメーカー
及びモヒカン仲間として、チームを盛り立てる存在である。 - また、『釧路モンニョフ』チームに参戦していることも。
シチュー カレー
- ポジション:MF
- ユニフォームネーム:JOBA A A
- 背番号:10
- 日本代表キャプテンにして、第二のモヒカン。南アメリカでのサッカー経験を持つ。
- ギガボドがヒーローと仰ぐ存在であり、
ボルシチボランチというポジションに憧れるきっかけともなった選手。 - ギガボドの年齢を聞いて目を丸くしたウオオンに対し「んな驚くなよ、オッサン!」と軽口を叩くが、その容姿は五十歩百歩といったところ。
- 世界大会を前にして再発した右膝の痛みへの処置として、関節に溜まった水を抜く様子は「水抜きシチュー」「痛んだシチュー」と散々な言われよう。
- スペイン戦で受けたタックルにより、さらに悪化した兆しを見せているが、果たして・・・・・・
ルシファ フレイム
- ポジション:MF
- ユニフォームネーム:BACA
- 背番号:7
- 昆虫のようなサングラスが特徴の、日本代表チームの司令塔。
- 現在はスペインリーグで活躍しており、フランス代表のダミアーノとは元チームメイト。
- 芝生を焦がすような地を這う弾道の「フレイムシュート」を得意とする。
- 世間ではスター選手としての認識が強く、ギガボド母がサインを求める相手として真っ先に名前を挙げるほど。
森森 孝森
- ポジション:FW
- ユニフォームネーム:KOMORI
- 背番号:13
- 毒々しいアフロを生い茂げらせた、日本のストライカー。
- あけっ広げな性格でギガボドに対する第一印象を述懐しつつ、その実力を認めている。
オレオ タベルタ
- ポジション:MF
- ユニフォームネーム:LUCIO
- 背番号:14
- きれぼしJAPANシリーズでは初めて味方となるオレオ一族。
- ブラジル人の父と日系人の母を持ち、日本に帰化して日は浅いものの陽気な性格(とその容貌)でチームに溶け込んでいる。
- 監督からはスピードのある選手と評され、難読漢字に対する造詣の深さに舌を巻く場面も見られたが、これが後の練習メニューに影響を与えたのは間違いないだろう。
テクノ トランス
- ポジション:MF
- 背番号:5
- フランス戦ではカワ モとAAAAの代わりとして、急場凌ぎのGKを務めた。
- 一見ノリノリな動きに反して、内心では「何で俺が・・・・・・」と渋々だった模様。
- その音楽的素養を感じさせる名前のせいで、サッカーファンが集まる掲示板に「テクノのファンが集うトピック」が立つなど場違いな印象を残した。
- 一方、自費でブラジル留学をしたりと、サッカーにかける情熱は本物である。
崩壊 壊滅
- ポジション:FW
- 年齢:17歳
- 背番号:9
- 元々の名前は新堂 司で、ギガボドとは同年代であり、高校選手権の決勝戦からの因縁を持つ。
- 関西弁を話し、海外志向の強いプレイヤー。
- ギガボドに続きヲホンヲ監督に見いだされた器だが、初出場のパラグアイ戦でのハットトリックなど先を行く活躍が目立つ。
- フランス戦後に第三のモヒカン(チョンマゲ気味)へと急変化を遂げ、敗戦を機に改造されたとの噂が後を絶たない。
- また、他のゲームにおいて、崩壊したりか い め つしたりする状況になった時、彼の名前が出ることも。
京野 殺子
- ポジション:DF(CB)
- ユニフォームネーム:KYONO
- 背番号:2
- 自陣に攻め入るボールへの反応に長けた、日本チームの守りの要。
- 名は体を表すような強面だが、カワ モを励ます思いやりのある一面も。
カワ モ ビン
- ポジション:GK
- ユニフォームネーム:KOSHIMA
- 背番号:1
- 越間 聡史の名前で活躍していたが、フランス戦でレッドカードを取られたせいか改造された。
- 失点に対し悔しがるなど、責任感の強さは人一倍。
AAAA ABrr
- ポジション:GK
- 背番号:20
- 小沢 尚哉の名前で登録されていた控えのGK。
- フランス戦にて顔面にボールを受けて退場した後、改造により一命を取り留め、第四のモヒカンとなった。
- その後はナイジェリア戦にて復帰し元気な姿を見せている。
アークプ ロミネン
小野 辛二
- ポジション:MF
- 背番号:8
- その名前に寄せられるプレッシャーからか、常に辛そうな表情をしている。
- アルゼンチンに一人で武者修行に行ったことがあるなど、ハングリー精神がうかがえるエピソードを持つ。
クエイク モ太
- ポジション:DF
- 背番号:3
- DFとしては京野、キセぺょと共にいつものメンバーで名を連ねているらしい。
キセぺょ ゅ~ぐぃ
- ポジション:DF
- 背番号:6
- 紛らわしいが、「ぺ」はひらがななので注意。
その他
- 主に一枚絵で登場するため、顔はエディット不可能となっている。
カストラ・ヲホンヲ博士監督
- 選手を引退した後、監督としてアフリカ中の代表チームやクラブを渡り歩き、数多くのタイトルを獲得してきた実績を持つ名将。
- ギガボドから見て50代前半の、大柄な紳士と形容される。
- 四年前の世界大会を終えてフランスに戻ってきた時に初めて妻の死を知り、対する息子の怒りを浴びて失意の最中、一からやり直すために日本からのオファーを受けて代表監督に就任した。
- 積極的な若手の起用で知られ、ギガボドや崩壊を始めとした才能を発掘するのに余念がない。
ダミアーノ(本名:ミケヤユ ヨジ リ)
- フランス代表のエースストライカーで、勝利のためならラフプレーも辞さない。
- ダミアーノは登録名で、その正体はヲホンヲ監督の実の息子。
- 母親をほったらかしにしたヲホンヲへの強い憎しみから、父方のヲホンヲ姓を避けて母方のヨジ リ姓を名乗っていると推察される。
バビロン 田中
- ギガボドの高校のサッカー部マネージャー。念のため言っておくと女性である。
- 「ねえ、ウッフン・・・・・・」と下の名で呼び合う仲は、二重の意味で衆目を集めることだろう。
- ギガボドと顔を合わせる機会は少ないが、たびたびメール交換は行っている様子。
戦績
国際親善試合 日本代表△1-1△韓国代表
日本代表○3-0●パラグアイ代表(操作無し)
日本代表●0-4○フランス代表
世界大会1次リーグ 日本代表○1-0●アイルランド代表
日本代表△1-1△スペイン代表
日本代表●0-4○ナイジェリア代表(試合終了後ゲームオーバーになったので、暫定の結果とする)
関連動画
aisssy「(増殖するモヒカンを見て)なにこれ、北斗の拳の世界なの?」「こういう部族か何かですか」