大丈夫。マガジンならたっぷりある。

Last-modified: 2019-04-03 (水) 22:24:56

概要

大丈夫。マガジンならたっぷりある。とは、『PETER JACKSON'S キング・コング オフィシャル ゲーム オブ ザ ムービー』(以下『キング・コング』)の主人公ジャック・ドリスコルの台詞である。

ストーリー上の発言ではなく、戦闘システム上の台詞である。おそらく映画版には出てこないものと思われる。
ボイスは映画版の俳優本人が演じているようで、英語で

It's OK,I've got enough magazines.

と言っている。*1 これに対する日本語訳の字幕が、上記の文面となっている。

シーガさんがモヘ会2018のゲーム交換会で引き当てた『キング・コング』の配信プレイをきっかけに注目された。
用語としては「マガジン」*2の部分を改変しても原型が崩れないので、かなり使いやすい部類といえる。

 
「おい、ジャック、大声でマガジンをかぞえるのはやめてくれよ。やつらに聞こえちまう。」「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」
※当ページの画像はシーガさんの『キング・コング』枠より引用。参照:[1][2]
なお、アーカイブ動画化はされていない。

詳細

当ゲームはジャックを操作する一人称視点(FPS)のパートと、コングを操作する三人称視点のパートに分かれている。
ジャックのパートでは度々恐竜などの危険な生物に襲われ、銃やで対抗することになる。
銃は槍よりも強力だが弾数が限られており、安易に発射しているとすぐに弾切れを起こしてしまう。

この手のゲームでは大抵、残りの弾数などの情報は常に画面の端の方にでも表示されているものだが、『キング・コング』では基本的には表示されない。*3
そこでプレイヤーが「弾数確認」のためのボタンを押した際に「予備の弾は15発くらいある。」といった台詞をしゃべったり、装填されている弾が残りわずかになるとジャックが自発的に「弾をこめないと!」と声を発するシステムになっている。
その中のひとつが「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」ということである。
戦闘上重要な情報を知らせるためのボイスだが、その印象としてはさほどシステム染みたものではなく、ジャックが自分自身に言い聞かせ、戦意を奮い立たせているかのようでもある。

ちなみに残り体力についても数値やバーといった形では表示されず、ピンチの時は視界全体がぼやけて赤く染まる等の変化で分かるようになっている。
こういった仕様は、ジャックの置かれた状況にプレイヤーを入り込ませ、臨場感や緊張感を与えるために「あえて」そうしているものと思われる。

弾数関係の台詞

銃の弾数に関する台詞は、状況に応じたものがそれなりに用意されている。

正確な条件までは不明だが、手持ちの銃に装填中の弾がある程度残っており、かつ予備のマガジン(弾倉)を所持している場合は、その数によって

予備のマガジンは1つある。

予備のマガジンは3つある。

といった具合に変化するようだ。そして、おそらく予備が6つ以上ある場合に

大丈夫。マガジンならたっぷりある。

という台詞が出てくる。

「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」

要するに、この台詞が出てくるのが一番余裕のある状態と思われる。
弾数が潤沢だからといって安心とも限らないが、備えは多いに越したことはないものである。

ちなみに、予備のマガジンを持っていない場合は

予備の弾は4発ある。

といったように弾数を教えてくれる。

割り込み事件

この台詞は、シーガさんプレイの途中までは特に強いネタ性を帯びていなかったが、終盤に差しかかった辺りで転機が訪れた。

このゲームではイベントのデモシーン中であっても操作キャラを動かせるらしく、それは弾数確認も例外ではなかった。

 
「コング! コーング!」「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」
 

そのせいでイベントシーンで仲間がしゃべったりしている最中にも弾数確認の台詞が出てきてしまったぁ・・・
それに気付いたシーガさんは、緊迫したカットが続くなか何度も「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」を割り込ませていった。

 
「来るわ! もう少しよ!」「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」
「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」
「やめろー! アンにさわるな!」「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」
 

なお、このシーンは銃くらいではどうにもならない状況であり、マガジンがたっぷりあったところで全く大丈夫ではない
さながらチートバグ動画で見られるような「噛み合わないテキストが繰り返し割り込んだ」絵面になり、この台詞は妙なかたちで脚光を浴びることになった。

用法

持ち物がたくさんあって安心なときに使おう。
もっとも上記の流れにならえば、大丈夫とは言えない状況に対しても自然に(?)使えてしまう。
何かがたくさんある状況なら、だいたい何にでも使えてしまうかもしれない。 言いたいだけやろ!

余談

弾数の状態自体が同じであっても、弾数に関する台詞が2パターン用意されている場合もあるようだ。
おそらく臨戦時(敵が近くにいるだけでなく、より緊張感のあるBGMが流れている状態が該当すると思われる。)かどうかが条件になっている。

「大丈夫。マガジンならたっぷりある。」の場合、文面は両パターンで一致しているが、ボイスの調子はかなり異なっている。

また、似たような台詞として

大丈夫。弾ならもうこめてある。

というのもある。これは装填がフルの状態でリロードしようとした時の台詞と思われる。

他には、銃弾を消費したときに自動でしゃべると思われる「すぐに弾をこめないと・・・」や「弾をこめないと!」とは別に、

弾をこめておいたほうがいい。

という緊急性が控えめな台詞も確認されている。*4

大丈夫。関連項目ならたっぷりある。


*1 英文は英語版の字幕より。
*2 銃器の弾倉のこと。雑誌ではない。
*3 ゲームをある程度進めていくと設定項目がアンロックされて、表示できるようになるらしい。
*4 これがジャックの自発的な発言なのか、一定の条件下で弾数確認のボタン操作を押したときの反応なのかは不明。情報求む。