大豆

Last-modified: 2021-02-03 (水) 02:15:29

概要

大豆とは、PS2用ゲーム『RealRode』(リアルロデ)に登場するキャラクター、黒の王子ディセの愛称(?)である。
名前の綴り Dyse が「ダイズ」とも読めることに由来する。

彼の台詞である「雑魚が・・・」「コープスギア」等と共に、きれ生における印象的なキャラクターの一人として君臨している。

詳細

動画での初出は『部長のRealRode -リアルロデ-【実況プレイ】 その1 -黒の王子編-』。

(11:51~)

本作はゲームの冒頭で「白の王子編」か「黒の王子編」を選択するシステムになっている。
ナニフツウさんはその選択画面で初めて二人の名前を目にしたのだが、名前は筆記調のアルファベットで書かれたものだけで、カタカナ表記は無かった。

「何?これ、読めんぞ・・・デイ・・・ディ、ディズ、デイズ・・・?」

そこに視聴者コメントで 大豆 とだけ書かれたものが来たことをきっかけに、黒の王子の通称として大豆が定着していくことになった。
ちなみにアルヴァンドの方は「アルフォート」呼ばわりされていた。
食べ物という点では同じだが、原材料レベルの大豆と加工済みの特定の商品名という意味では対極的である。

 

結局、その場では名前の読み方は分からないまま「じゃあ、なんか、黒にしようか。大豆で」と黒の王子編を選択した。
次の画面ではカタカナ表記で「ディセ」であることが判明したが、彼の佇まいと「大豆」のギャップを面白がった視聴者たちが静まるはずもなかった。
話が少し進んで、実際にディセが初登場する場面(22:27~)では早速「大豆」呼ばわりするコメントが押し寄せた。

補足

上記の白の王子か黒の王子か選択する場面の少し前に『Rode』のオープニングが流れるようになっていたのだが、ナニフツウさんはこれをボタン連打で飛ばしてしまっていた。(11:26~)
見たところそれぞれの王子の姿が映っており、ここで王子の名前がカタカナ表記で表示されていた可能性がある。
もしここで名前を認知していたら「大豆」という呼び方は生まれなかったかもしれない。

キャラクター紹介(公式サイトより)

黒の王子 / ディセ (CV:神谷浩史)
文明の発展を追い求める国、通称『黒の国』の王子。
自信家で、自分の意思が絶対であり、
それに従うのが当然だと思っている。

焼きリンゴ

ディセの好きな食べ物。コメント等ではヤキリンゴと書かれることも多い。
栄養価が高いという点では「大豆」との共通性が見られる。 カンケイネエヨ

(28:36)

クリア後のおまけモード(各キャラのプロフィール)で、ディセが自ら答えている。
「焼きリンゴ」と、ただ物の名前だけを言い放つ極めてシンプルな答え方に加え、言葉の響きがどことなくキャラとのギャップを感じさせる点もあってか、ナニフツウさんや視聴者の食いつきは良かった。

好きな理由について直接的な説明はないが、嫌いな食べ物を聞くと「脂の多い物は食べない」とのこと。
ディセのことなので、食事は戦うための効率のいい補給という考えが多分に含まれていそうではある。

本編でもこの設定が反映されており、「こんがり焼きリンゴ」を彼にプレゼントすると好評を得ることができる。

(18:57) お店で焼きリンゴを購入(4:57) プレゼントしようサイバー


プレゼントした際の彼の反応は他の高評価アイテムと同じ汎用的なものであり、特別な台詞があるわけではない様子。

ディセに好評なプレゼントは「ドクロ」や「黒い色」に関連するものが多いようなので、焼きリンゴも真っ黒に焼いたものが好みなのかもしれない。
ただ、休日には赤いシャツを着ていることから、赤の色も割と好きそうではある。

 

街に滞在中ディセの部屋を訪ねて「会話する」を選んだときにも、話に「焼きリンゴ」という単語が出てくる。

(26:51)

もっとも、この時は主人公が物の例えで出したのであって、ディセの好物に絡んだ話には発展しない。
また、それに対してディセは主人公のお団子ヘアーの部分を「お前の頭にあるリンゴみたいな塊」と称している。

コープスギア^^

「コープスギア」とは、ディセの戦闘スキルのひとつであり、発動時の彼の掛け声(ボイス)でもある。
使い勝手のよい全体攻撃であり、ナニフツウさんの1周目プレイでは最も多く使われたスキルと思われる。

ゲーム中の説明文には次のように書いてある。

敵を吹き飛ばす衝撃波。黄属性

使用時の見た目のエフェクトは「ディセの手元からそれぞれの敵に向かって黄色い衝撃波のようなものが飛んで行く」といったもの。

 

(27:50~) コープスギア初使用

同じ黄属性のスキル「ライオネットストーム」は敵の頭上から稲妻を落とすようなエフェクトであるため、黄属性は電気や雷に相当するものと思われる。
なお、ライオネットストームは消費SPが大きい分コープスギアより威力も上のようだが、対象が敵1列のためコープスギアほど使う機会に恵まれなかった。

敵対者を力で屈服させることを信条とするディセにとって、全体攻撃で敵を蹴散らすコープスギアはまさに彼らしい技といえる。
どことなく「コープスギア」という掛け声も楽しげに聞こえる。

戦闘パラメータとしては「力」と「魔力」の両方が得意分野であるため、ただのザコ相手ならコープスギア、魔法の効きにくい相手なら通常攻撃と使い分けることで、誰が相手でもアタッカーとして活躍する。*1

 

「コープスギア」という名前の由来はよく分からないが、おそらくコープスは corpse(人間の死体)のこと。
そしてギアは ラッスメンタ gear(歯車)とすると、直訳は「死体歯車」となる。
しかし上記の通り、この魔法は別に「歯車の噛み合わせで相手を押し潰す」ようなものではない。

ニュアンスとしては、コープスは「死者」「死霊」、ギアは「駆動」「動力」程度のつもりかもしれない。
死者と死体では意味が異なるが、造語のネーミングがこの程度の曖昧さを持っていることは珍しくない。
意訳すると「死者の魂を動力とする(ことによって、衝撃波を生み出す)」魔法といった所だろうか。

ちなみに、ディセのスキルは他にも「ケイオスタイド」「ナイトメア」「ダークテンペスト」と、黒の王子らしく「闇」に関連した名前が多い。
何やら横線で括られそうな気もしてくる。

雑魚が^^

『部長のRealRode -リアルロデ-【実況プレイ】 その19 -黒の王子編-』にて。

(10:16)

ゲーム終盤、魔王の手先のなかで最も大物感を出していたザインと決着の時が来た。

その戦闘が始まったとき、ランダムボイスで偶然にもディセの「雑魚が・・・」が選ばれてしまった。
直前の会話シーンの雰囲気を斬り捨てるかのような落差に吹き出すナニフツウさん。
もっとも、ディセの性格からすると十分あり得る態度なのだが・・・

問題はその戦闘の内容だった。
ザインの攻撃技らしい「イオストレーター」が何故か一度もうまく決まらないまま決着し、主人公側はノーダメージで戦闘に勝利した。
これには視聴者のみならず、ナニフツウさんも「雑魚が・・・^^」と言わざるを得なかった。(13:38)

ディセの台詞には元々「^^」が付けられるような煽りorまろうじん的な印象はなかったが、この事件をきっかけに他の台詞でも

  • コープスギア^^
  • 当然だ^^
  • バカバカしい^^

といったように「^^」を付けてコメントされることが多くなった可能性がある。

 

※「コープスギア^^」等に「^^」が付く由来として、他に有力なものがあれば編集または情報提供をお願いします。

豆まきギア

ナニフツウさんの放送で節分の話題になったとき、大豆がディセの通称であることから

ナニフツウ「そうだ、『コープスギア!』つって豆まけばいいんじゃない?」

といったような発言が飛び出し、西村さんからツッコミを受けていた。
ディセのCVを担当した神谷浩史さんは西村さんのお気に入りの声優であったため、猛烈に反応したと思われる。

この一件から視聴者の間でも節分とコープスギアは関連付けて扱われるようになった。

 

上記の放送は、おそらく2014年7月の雑談放送と思われる。(登録タグに「豆まきギア」あり。)

それを受けて2015年の節分の日には、nicoさんから豆まきをするディセのイラストがニコニコ静画に投稿された。

用語として

食べ物の方の大豆の話題が出ると、ディセと関連付けたコメントが寄せられることがある。

大豆という単語そのものより、彼の台詞を引用したコメントで目にすることの方が多いと思われる。
雑魚」や「コープス」といった語句に反応してコメントされるパターンが基本だろうか。

「大豆」自体の応用例では、白の王子(アルヴァンド)が白大豆と呼ばれることもある。(その2, 19:42)
これも犠牲者の一形態かもしれない。
ちなみにディセ自体も、初期は黒大豆黒豆と呼ぶコメントも見られたが、大豆といえばディセで定着したため、あえて「黒」を付ける例はほとんど見られなくなった様子。

語録

コメントで使われるときは、ヤキリンゴを除いて先述のように末尾に「^^」を付け加えられることが多い。

台詞動画シチュエーション
雑魚が・・・その3 (5:26)戦闘開始
俺に出会った不運を恨むんだなその2 (35:05)戦闘開始
コープスギアその5 (27:51)スキル「コープスギア」が発動するとき
ライオネットストームその6 (5:41)スキル「ライオネットストーム」が発動するとき
当然だその2 (5:09)主人公の「ほめる」を受けたとき
バカバカしいその2 (13:38)戦闘に勝利
子供のお遊戯か?その4 (11:15)訓練中
時を刻んでおけその1 (35:29)メインメニュー>セーブ
ヤキリンゴその20 (28:36)おまけ>プロフィール>好きな食べ物

青字のものは、がもうレオンさんの音声リストに登録されている。*2

 

「当然だ」というフレーズは、イベント会話での台詞の一部としても出てくる。

(17:19, 21:09)

公式の紹介文にも「当然」という語句が含まれており、ディセを象徴する言葉であることが窺える。

ちなみに「ヴォルガニックアロー」*3はディセではなく、その従者キースのスキル名および掛け声である。

大豆ケース

『がもうレオンさんの スーパーマリオメーカー2 その13.5【実況プレイ】』にて。

(26:23~)

aisssyさんの投稿したコース『The factory』を一回クリアするも、がもうさんは「コースの全貌をまだ理解しきれていない」との理由で延長戦に突入。
アーカイブ投稿の際には前partからのリンクに自ら「雑談工場」と表記した通り、雑談に火を吹かせ花を咲かせながら工場をひたすら駆け抜ける時間が続くことになった。

やがて、コメントで天性→転生の誤字があったのをきっかけに異世界ものの創作物の話題になった。
そのなかで「某異世界物の導入部分が大豆ケースっていくつか見たことあるっすね」というコメントが投稿された(※左記は読み上げ音声からの文字起こしであるため、原文とは異なる可能性あり)。

これは当然『RealRode』のディセと主人公の出会い方と解釈するのが筋だが、大豆ケースという聞き慣れない珍ワードに対してがもうさんや視聴者は食いつかないはずもなかった。
^日^「ちょっと待って・・・あの・・・大豆ケースって単語は、どう捉えていいのそれ?」「リアルロデに関することなのか、それとも・・・豆の入ったケースなんですか、って」

大豆=ディセを理解できるきれ生界隈の人々でさえ、節分の時期によく見かけるあの大豆が山盛りに入った『枡』を連想せざるを得なかったであろう。

関連動画

以下のように、他のゲームのエディット系要素に出張することもある。

ルドラの秘宝

『部長のルドラの秘宝【実況プレイ】 その2』にて。

(16:50~)

言霊として「コープスギア」を入力したところ、

「つよさ」をアップします。複数

という説明で消費MP31の魔法になった。

直接攻撃ではなく補助効果のようだが、実戦ではまだ使われておらず、その真価は定かではない。

ウイイレ2018

『きれぼしJAPAN2018【実況プレイ】その13 エディットモード編』にて。

(1:04~)

当初の選手名は「エンドウ豆」だったが、背ネームをDYSEと入力した段階で、もう選手名から「大豆」にしてしまおうと変更された。

その後、実況選手名を「カミヤ」にされ、黒を基調とした風貌に改造されてエディットが完了したが・・・
データを保存せずに終了してしまうという事故によって、後続の「橘 チョイヤ」選手と共に消えた。 セーブしなくて いいよね?

関連項目

関連(?)犠牲者


*1 ただし、ただレベルを上げるよりも「訓練」システムでパラメータを鍛えることが重要となる。
*2 「ヤキリンゴ」は「焼きリンゴ」表記でも音声が再生される様子。
*3 意味合い的にはおそらく「ヴォルカニック」だが、ゲーム内では「ヴォルガニック」とされている。