あれだけの選手がいてなぜ負けるのか

Last-modified: 2022-01-15 (土) 17:13:25

2011年6月5日の交流戦、阪神タイガース対オリックス・バファローズ戦(阪神甲子園球場)を観戦したオリックスファンの少年による阪神評。
試合後に『S☆1』(TBS系)でインタビューされたものが由来。


概要

この日の阪神先発・久保康友は、初回からT-岡田に先制3ランを浴びたのをきっかけに打撃難鈴木郁洋、打撃に定評がある*1とはいえ投手の金子千尋にまで打たれて*2初回から5失点。2回には当時絶不調の李承燁にも打たれて早々にKOされると、マット・マートンの怠慢守備などでさらに傷口を広げてしまい、終わってみれば14-3*3というスコアで敗戦。
この日のワンサイドゲームに限らず当時の阪神は圧倒的な戦力を擁しながら最下位を争っており、オリックスファンの少年による的確でぐうの音も出ない辛辣な評価がネット上でウケ、転じて阪神を煽るフレーズとして定着した。

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参考動画


余談

あれだけの選手がいた阪神ではあったが、FAで獲得した小林宏之がほとんど戦力にならなかったことや城島健司の不振もあってシーズンは4位で終えた。
一方でオリックスも4位だったが、こちらに関しては69勝68敗と勝ち越していること、阪神と異なり前年から成績が上向いていることなどからあまり煽られなかった。なお翌年

久保は金本知憲との確執疑惑を払拭したと思った矢先にこの試合でのKO、さらにその後負傷で二軍落ちするなど久保と阪神にとっては踏んだり蹴ったりな試合であった。

また、この日の城島健司らが球場に招待した子供達に勝利を約束していたが、派手に敗戦したばかりか城島も2打席で途中交代している。

城島、マートンが招待児童に勝利を約束
阪神の城島健司捕手、マット・マートン外野手が5日、昨年7月に訪問した小児病棟から、回復した児童10人を甲子園球場に招待した。
練習開始前に室内練習場で対面した城島は「みんなが来てくれることを去年から待っていました。きょうの試合で勝てるように精いっぱい頑張る」と約束
マートンも「みなさんの元気な姿を見られて幸せな気分です。ベストを尽くしてチームの勝利に貢献する」と誓っていた。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/headlines/20110605-00000024-dal-base.html(アーカイブ)


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*1 高校時代は打撃が得意だったことから、「長野のイチロー」と呼ばれていた。プロでも2014年に前田健太から適時二塁打を放っている。なお投手としては珍しく右投げ左打ちである。
*2 正確には投ゴロ失策。ちなみに同試合が金子の手術明け復帰初戦、なおかつ初回に打席が回ってきたため金子は2011年の初出場は打席だった。
*3 試合結果