オ断リックス

Last-modified: 2024-03-25 (月) 05:10:13

2018年オフに浅村栄斗との交渉を門前払いされたオリックス・バファローズ及び浅村の別称。
転じて、オリックスがFA争奪戦に敗れることの総称。


2018年の浅村

強打の二塁手として打率.310・32本塁打・127打点で2度目の打点王のタイトルを獲得し、西武のリーグ優勝に貢献。前年に提示された複数年契約を拒否していたことから、丸佳浩(当時広島)や西勇輝(当時オリックス)と共にオフのFA市場の目玉になると予想されていた。

オフシーズンの流れ

FA解禁日の11月5日に浅村はFA権行使を表明。同時にInstagramアカウントを閉鎖し髪の色を黒に戻してヒゲも剃ったことから、この時点で移籍は濃厚と見られていた。そして11月16日にはソフトバンクと極秘交渉、11月18日には楽天と交渉を進め、残ったオリックスとも数日以内に交渉が行われると予想されていた。
またオリックスは様々な人員整理*1で推定8億とも言われる資金を捻出し、浅村獲得に備えていた。

 

一方その頃、おりせんでは「浅村はプロ入りするまでずっと大阪在住だったから、地元愛でオリックスを選んでほしい」と期待され、スレタイにも「福岡仙台よりも大阪だ」と入れられたスレが立てられていたが…

 

19日にデイリースポーツから「FA浅村栄斗、オリックスに断り」というニュースが発表された。

 

交渉を行う前に、しかも本人ではなく代理人から断りの一報が入ったという内容で、あまりに予想外な内容からなんJ民は驚愕と爆笑の渦に包まれた。そして交渉の舞台にすら立てなかったことから「オ断リックス」という蔑称が生まれた。
浅村はその後西武との交渉を経て、ソフトバンクには代理人によるメールで、西武には電話で断りを入れ、20日に楽天への加入を正式発表した*2

オリックスの反応

長村裕之球団本部長は「会ってからだと失礼という(浅村側の)配慮だと思う。意中の球団があるなら仕方がない。会って話をしたかったというのが本音」というコメントを残した。

これに対し、野球ファンからは「内心でFA先が決まっていたとしても、手を上げてくれた球団に対して話くらいには応じるのが礼儀では」とオリックスに同情する声や、浅村の社会人としての常識を疑う声も出てきたが、入団の意思が皆無な状態で交渉に応じても互いに時間の無駄であると浅村を擁護する声もあった。


関連項目


*1 彼ら自身の成績も落ちていたとはいえ、金子千尋中島宏之という大物2人に制限超えの減額提示を行い、最終的に自由契約で退団されるほどの大鉈を振るっていた。
*2 2018年時点で浅村の交際相手の淡輪ゆき(現在は浅村の嫁)を楽天の公式番組のアシスタントに採用していたことから、関係者家族を囲って引き抜く星野仙一の手腕による案件として見る向きも強い。