◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【サダメ・ユフコ】 ◆殺◆
登場エピソード
「お侍様、もう大丈夫です」
「お侍様、お逃げください! 私のことなど捨てて! 足手纏いになります!」
人物
- 過去に銀山で栄えた宿場町オミノロシに住む薬師の女性。
- 夫と子を亡くしているが、彼らの墓守りや薬師としての使命感から町に留まっている。
- 代官が銀山の再開発を検討しており、それまで代官の命で粗末な畑にケシを育てて糊口を凌いでいた。
- どこか夫と雰囲気の似ている行き倒れの落武者キルジマ・タカユキを見つけ、露見すれば死罪になる覚悟で家に匿って治療する。
- やがてキルジマは、銀山の再開発は町人にケシ栽培をさせるための方便であり、また代官の伝令はニンジャであり、自分はニンジャを殺す者だと語るのであった…。
ストーリー中での活躍
- ユフコは戦いをやめるようキルジマを説得して夜の内に逃がすが、彼は翌日オミノロシに来た代官の伝令トゥームストーンを襲撃する。
- 一方、ユフコは町人の密告を受け、キルジマを追って来たニンジャコッカトリスに捕らえられる。その際、ユフコは夫が代官の企みに勘付いたため町の者に密告されて消された事実を知り、無念と怒りの涙を流す。
- トゥームストーンを倒したキルジマはユフコを救出して背負う。ユフコは自分も共に町から連れて行ってくれるようキルジマに請うが、コッカトリスが仕掛けたドクボム・ジツが発動して体が爆ぜてしまう。
- ユフコの憎悪から力を得たキルジマは、ジツの効力で辛うじて息のある彼女と共に黒い炎を身に纏う。キルジマは自分を憎むようユフコに語りかけるが、彼女はこれを断りキルジマと共にコッカトリスを視界に収める。
- キルジマはユフコの怒りと共にコッカトリスに迫り、恐るべき剣技で切り捨てる。勝利を知ったユフコは、穏やかな笑みを浮かべて虚空に向かって夫と子の名を呼び、黒い炎の中で燃え尽き数百の蛍の如き火の粉となって散っていった…。
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