◆殺◆ ニンジャ名鑑N04 【バンディット】 ◆伐◆
ソウカイ・シンジケートの威力部門最精鋭「ソウカイ・シックスゲイツ」(総会六門)の斥候ニンジャ。茶色のニンジャ装束。ステルス・ジツを得意とするシノビニンジャ・クランのグレーターソウル憑依者であり、俊足と隠密の技を最大の武器とする。
◆忍◆ ニンジャ名鑑#04 【バンディット】 ◆殺◆
ソウカイ・シンジケートの威力部門「シックス・ゲイツ」のニンジャ。ニンジャスレイヤーの最初のエジキとなった。俊足が持ち味だが、ニンジャスレイヤーに対して反撃らしい反撃もできぬままに倒された。あまりの情けなさからマニア人気がある。
登場エピソード
「何故俺の名を? 貴様は、もしや、ニンジャスレイヤー=サン!」
人物
- ソウカイヤの斥候ニンジャにして「シックスゲイツの六人」の一人。
- ラオモト・カンから「ニンジャスレイヤーなる野良ニンジャの調査と暗殺」と「サカイエサン・トーフ社襲撃計画のマキモノ輸送」の二つの任務を並行して与えられていた。
- ニンジャスレイヤープラスのN-FILES2【レイジ・アゲンスト・トーフ】にて、シノビ・ニンジャクランのグレーターニンジャのソウル憑依者であることが明かされた。
- アニメイシヨンでの担当声優は広瀬淳=サン。また、氏は同話で上長も演じている。
- 彼はニンジャスレイヤー・シネマサンダーボルトにおいて、ニンジャスレイヤー人間3号の中の人を務めた。
外見
- ニンジャ装束の色は茶。
- 彼のトイはレオパルドやフォビアの素体としても流用されているとのこと。それって売れ残りの再利……アバーッ!
- 「プロトニンジャスレイヤー」では、雑魚ニンジャは全てバンディットの色違いキャラのように処理されていたらしい。
- アニメイシヨンでは、わらいなく=センセイによる物理書籍版のディティールを忠実に汲み取りつつも、装束の色は紫と青に変更された。また、武器のカタナは見当たらない(デザイン元となった書籍版登場人物名鑑のイラストでも所持している様子はなかったが)。
元ネタ・考察
- バンディット(bandit)は「山賊」「盗賊」といった意味。
ワザ・ジツ
- カタナを使用する描写がある。
常人の三倍近い脚力
- ニンジャソウル憑依によって得た能力。本編中では特に発揮されなかった。
- ……特に脚力がタッシャであると明記されていないニンジャでも、走行中の自動車に追いつくほどの速力を発揮する描写が散見される本作においては、ひじょーにショーモナイ・アトモスフィアが漂う。
- ニンジャスレイヤープラスのディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャ・アーツ(6):ニンジャビリティ基礎概論には、「多くのニンジャは、ソウル憑依とほぼ同時に常人の三倍を超える腕力や脚力を身につける」との記述があり、「三倍の脚力」はあくまでニンジャの基礎的な能力に過ぎないとも考えられる。
- なお、彼の後もレオパルド・バーグラー・シーワーラット・ディテクティヴ・ドモボーイなど、「三倍の能力」を持つニンジャは度々登場している。
- 書籍版第1巻「ネオサイタマ炎上#1」の登場人物名鑑には「脚力を活かした蹴りや、ビルからビルへ飛び移っての奇襲攻撃、スリケンを正確に命中させる事などが得意であったようだ」とある。つまり得意分野はアンブッシュや遠距離戦で、アイサツを済ませてからの近接戦はやや専門外。
- ニンジャスレイヤーと相まみえた状況は脚力を活かしづらい狭い路地裏、しかも背後は行き止まりで距離を置けず……圧倒的に不利な環境にあったのだ。
- ……しかし、尾行が不安になって自ら路地に飛び降りた結果ああなったわけで、敵の気配を察知しながら自分が戦いづらい環境に飛び込んだのはウカツと言われても仕方がない。
- また、蹴りが得意なら苦し紛れに構えたカタナはなんだったのかとか、むしろスリケンを正確に命中させられて負けているじゃないかとか、なおのことツッコミどころは増えた気がしなくもない。
ステルス・ジツ
- N-FILES2【レイジ・アゲンスト・トーフ】にて明かされた彼のジツ。バンディットはこのジツを有するが故に戦闘能力も皆無ではないとされる。
- 後にN-FILES【ボーン・イン・レッド・ブラック】にて、マルノウチ抗争では隠密状態からのアンブッシュによりパラサイトなどのザイバツ・ニンジャを爆発四散させ、パーガトリーに肉薄していたことが明かされた。キンボシ・オオキイ!
ストーリー中での活躍
- マキモノ輸送中にニンジャスレイヤーと遭遇。スリケンの連撃であえなく倒され、名鑑通りニンジャスレイヤーによる最初のエジキという栄冠を手に入れることとなった。
- 強者揃いの初期シックスゲイツに名を連ねながら群を抜いた弱さを見せつけたことで、一部のヘッズから多大な人気を得るに至った稀有なニンジャ。
- また、その死に様が地の文=サンに「自爆」と記されたため、ヒミツ保持のため斥候としての役目を果たそうとした……と長らく思われていたが、再放送版にてマディソンおばあちゃんが「ニンジャスレイヤーはまだニンジャソウルの事もソウカイヤの事も何も分かっちゃいなかったんだ」と補足。これによってバンディット=サンは自爆したのではなく、「普通に爆発四散したのをフジキドが自爆だと誤認した」可能性が出てきた。
- 機密保持の自爆にしては肝心のマキモノは無事だったのでそちらの方が辻褄が合う。地の文=サンの「自爆」は彼視点だったのだろうか。ともかくこれによって彼は一層評価を落とすこととなった。
- 「斥候としては優秀」で「重用されていた」らしいが、実質的にニンジャとしての活動はニュービーもいいところであった当時のニンジャスレイヤーに見つかっている辺り、斥候のワザマエにもかなり疑問が残る。「重用」とは「死んでもいいポジションとしてはそこそこ使える」という意味であったのだろうか。
- このように、長きに渡って「初期シックスゲイツの恥晒し」的な扱いを受けていた彼だが、近年では「N-FILES」シリーズ等を通して、公式サイドから彼の再評価を促す情報が開示されている。
- 公式スピンオフ作品「バトルグラウンド・サツ・バツ」では、主役級のキャラクターの一人として登場。ここでは本来のポテンシャルを遺憾なく発揮し、いぶし銀のカラテでバトルロイヤルを立ち回っている。
- なお、アニメイシヨンでは多少なんかが追加され、代わりになんかがケジメされていた。ぜひ視聴したい。
- 「ニンジャスレイヤーの最初のエジキ」とされているが、フジキドがニンジャスレイヤーを名乗る以前、暗黒の七日間にて他のニンジャを屠っている可能性もあるため、この点は長らく疑惑の対象となっていた。
- そして、書籍版第1巻の書き下ろしエピソード「ボーン・イン・レッド・ブラック」において、初めて「ニンジャスレイヤー」の名乗りを受けて殺害されたニンジャはオフェンダーであると明記されてしまう。
- その時の音声状況はミュルミドンによってモニタリングされていたため、「ニンジャスレイヤー」としてソウカイヤに認知されていなかったということはないだろう。
- また、フジキドはここでニンジャの爆発四散を数件目撃しているため、前述の「自爆ではなかったのをニンジャスレイヤーが勘違いした」という説にも疑問を残した。この時期のフジキドは意識が半ば混濁していたと思われ、よく覚えていなかったのかもしれないが。
- なお、「読者の前で初めてスレイされたニンジャ」だとしても、それは「ゼロ・トレラント・サンスイ」におけるミニットマン(あるいはイクエイション)である。
- 名鑑の間違いか、今や変更された初期設定か。その謎を確かめる術は、最早ない。
- 2023年に行われた名鑑の改訂に際してはほぼ全文が書き換えられており、「最初のエジキ」の記述も削除されている。
- 2023年に行われた名鑑の改訂に際してはほぼ全文が書き換えられており、「最初のエジキ」の記述も削除されている。
- 「シックスゲイツの六人」の中で最初のエジキということであれば、一応の筋は通る。彼より先にガーゴイルが死亡しているが、ガーゴイルは本編に登場していないこと、ヘルカイトによって殺害されていることなどから除外は可能だろう。
- ダイハードテイルズにかつて翻訳文が掲載されていた「プロトニンジャスレイヤー(03年版)」(今でもInternet Archiveを利用することで3ページだけ読める他、ニンジャスレイヤープラスに最後の1ページ「ジャッジメント・イン・ザ・ダーク」が掲載されている)にて、ニンジャスレイヤーの「最初のエジキ」として登場したのが実はこのバンディットである。
- 「マシン・オブ・ヴェンジェンス」めいたシチュエーションでアーソンの代わりに登場。しかしニンジャスレイヤーの接近に気付かずいきなり背後から手刀で貫かれ、実際「反撃らしい反撃もできぬまま」インタビューへ。「言わない」→「では殺す」→「わかった言う」を繰り返した後、口封じのためウォーロックに呪殺されるというなんとも情けない役回りであった。彼の殺害をもってニンジャスレイヤーとソウカイヤの戦いの幕が上がることとなる。
- 一応96年版のプロトニンジャスレイヤーでもシックスゲイツの一角に名を連ねており、『ブンシン=ジュツを始めとする「ゲン」ジュツに長け、不意打ちを得意とする』という設定が与えられていたのだが、前世でも能力を生かす機会はなかったようだ。
- 一方で当時発売された複数のトイは「脚部に仕込んだバネでジャンプ」することで共通されている他、「ノベルの原作に徹底的に忠実に作られたギミック」を持つものは、「脚のバネで飛んだのち、二段ロケットのように腕を切り離して飛ばす」とあり、能力を活かして戦闘していたような描写がある。それとも、これらのトイはバンディットではなく彼を流用した別キャラのものなのだろうか。
- 一方で当時発売された複数のトイは「脚部に仕込んだバネでジャンプ」することで共通されている他、「ノベルの原作に徹底的に忠実に作られたギミック」を持つものは、「脚のバネで飛んだのち、二段ロケットのように腕を切り離して飛ばす」とあり、能力を活かして戦闘していたような描写がある。それとも、これらのトイはバンディットではなく彼を流用した別キャラのものなのだろうか。
- バンディットのニンジャ名鑑における通し番号は「#04」と早く、「最初のエジキ」という記述は初期のほんやくチームがプロト版のバンディットと混同してしまった結果という可能性もある。
一言コメント
敵同士が共食いをし数が減るまで消耗を避けられるステルス特化の斥候ニンジャならドン勝重点。俺はバトロワゲーに詳しいからわかるんだ -- 2022-09-03 (土) 20:14:29
俺はバトロワに詳しくこの戦術を使い結構いい所まで勝ち抜くので君たちに知識を授けてやった形だ -- 2022-09-03 (土) 20:23:45