◆忍◆ ニンジャ名鑑#0373 【ハイウェイマン】 ◆殺◆
凄腕の暗殺ニンジャ。LAN直結ライフルを得物とし、銃剣の戦闘を極めた「バヨネット・ドー」のタツジン。己のカラテを最大化するためにサイバネ改造を行っているほか、カラテ粒子を銃弾にこめて炸裂弾と化す異質のジツを奥の手として持つ。
登場エピソード
『ドーモ。ハイウェイマンです』
「殺しても構わんな」
人物
- セトの配下のニンジャ。
- ペリアプト・オブ・ノロイの詳細を把握していないことから、セトとは直接的な主従関係にない可能性も考えられる。
- ニンジャスレイヤーを獲物とする狩りの儀式「ストラグル・オブ・カリュドーン」に入り込んだ「異物」を排除するために編成された討伐チームの一人。儀式の主催者たるセトの陰謀を進めるべく行動する。
- 暗殺者らしくドライな性格の持ち主。リアルニンジャにまつわる理解の及ばぬ力を前にしつつも、それに捉われることなく自身の任務遂行にのみ集中する姿はプロフェッショナルのそれである。
- セトの代理戦士であるブラックティアーズとは友と呼べる関係にあり、かつてネオサイタマで背中を預け戦ったこともあるという。
- また、ブラックティアーズは彼を過去に最も追い詰めた男でもあるらしいが、その詳細は語られていない。
外見
- 黒い三角帽(トリコーン)を被ったニンジャ。灰色の目を持ち、鉄靴を履いている。
- 肘先にサイバネ・シリンダー機構を組み込んでいる。
- 作戦にあたってはペリアプト・オブ・ノロイを首から下げていた。
元ネタ・考察
- ハイウェイマン(highwayman)は、幹線道路などの公道沿いに出没する追い剥ぎを指す言葉。
ワザ・ジツ
- 討伐チームの中でも頭抜けた実力者であり、名鑑における「凄腕の暗殺ニンジャ」との肩書きに偽りなきカラテの持ち主。
- 高度な狙撃の腕を持つのみならず、接近戦においても相当な実力を有する。
LAN直結ライフル
- ハイウェイマンの得物。標的のいる地点から数区画離れた場所からの狙撃を可能とする射程を誇る。
- 作中ではニューロン速度で飛ぶ銃弾にアイサツを込めるという、アンブッシュとアイサツを同時にこなす芸当を披露した。
- 銃口には刃が仕込まれており、ライフルにLAN直結したハイウェイマンのニューロン指示に反応して飛び出しナイフめいて現れる。
- 懐には予備刃を携えており、刃を折られてもその場で銃口に装着し直すことが可能。
バヨネット・ドー
- 前述のライフル銃を用いた、近距離での銃撃と仕込み刃による攻撃を組み合わせたカラテ。素早く的確に相手の急所を狙い、刺突を食らわす動きが多く見られる。
- ハイウェイマンは肘先にサイバネ・シリンダー機構を仕込んでおり、炸薬を爆発させて瞬間的な推進力を生み出すことを可能としている。これにより、相手を銃剣で捉えた状態から即座に銃を前に押し込むことが出来る。
◆ダブルアサルト・ツキ◆
- バヨネット・ドーの奥義。銃反動に抗うニンジャ膂力をもって、銃をヤリめいて突き出し相手を刺し貫く大技。
◆クルシファイア・ツキ◆
- 銃剣の刺突によって繋ぎ止めた相手の体内に爆裂弾を撃ち込むヒサツ・ワザ。
- 後述のカラテミサイルの力を併用することで、その威力はさらに増す。
- 作中では、相手の身体を貫通したカラテ粒子が青白い光の銀河めいて飛び散り、周囲の建物を崩壊させるという凄まじい破壊をもたらした。
カラテミサイル
- 血中カラテのエネルギーを体外に放出するジツ。
- 本来はこのエネルギーそのものを相手にぶつけて攻撃するが、ハイウェイマンはこれを応用し、血中カラテを銃に流し込んで装填された弾薬にカラテを込め、威力を底上げするという使い方をしている。
ペリアプト・オブ・ノロイ
- セトより下げ渡された金のアミュレット。通常のニンジャには理解の及ばぬ神秘の品とされる。
- 形状は不明だが、鎖が付いており、首から下げることが出来るようだ。
- オヒガンの位相より対象の力の結びを乱す効果があり、相手に対してかざすことで能力を封じることが出来る。
- 「込められた力を発揮し終えた」という記述があることから、アミュレットにはあらかじめ力が充填されており、無尽蔵に使えるわけではない模様。
ストーリー中での活躍
- ブラックティアーズの指令を受け、儀式の異物たるアヴァリスの討伐に向かう。チームの他のニンジャ全員がアヴァリスに倒された直後、生じた隙を突いて狙撃を敢行。アイサツを込めた銃弾をアヴァリスの眉間に撃ち込みつつ登場するという衝撃的なエントリーを果たす。
- 本来なら致命傷となるはずの一撃に耐え抜いたアヴァリスを警戒しつつ、セトからチームに下賜されたノロイのアミュレット「ペリアプト・オブ・ノロイ」を発動させ、アヴァリスの力を乱すことに成功する。
- そのままアヴァリスと激突し、バヨネット・ドーによる猛攻を仕掛けるが、相手の尋常ならざるカラテとニンジャ耐久力の前に決定打を掴めず、接戦にもつれ込む。ヒサツ・ワザとして放ったクルシファイア・ツキも、自ら銃剣に深く刺さるというアヴァリスの奇策により体内での炸裂を躱されるが、それでも形成の逆転を許すことなく銃剣でアヴァリスの身体を抉り、引き裂いてのけた。
- これでイクサは決着したかに思われたが、ヴァインの力を取り込んでいたアヴァリスはクロヤギ・ブンシン・ジツによって再生を果たしてしまう。ハイウェイマンにはもはやこの状況を打開する手はなく、組み伏せられて首の骨を砕かれ、爆発四散した。
- ほぼ1セクションに収まる登場であったが、奥ゆかしく描写されたブラックティアーズとのユウジョウや、異質な力を振るうアヴァリスを相手に高度なイクサを繰り広げ、最期まで彼にジツを奪うことを許さなかった実力で、ヘッズに強い印象を残した。
一言コメント
- 「強敵」と書いてともと読む、ブラックティアーズ=サンとのユウジョウが好き。ネオサイタマでベッピン回収中のブラックティアーズ=サンに、刺客として送り込まれて、激闘の末、友となったのだろうか? -- 2022-04-23 (土) 12:32:39
- トリコーン、銃と近接攻撃を組み合わせたスタイル、そして内臓攻撃とあからさまにブラッドボーンスタイルなのだ! -- 2022-04-23 (土) 15:50:33
- 最初の狙撃の時にアヴァリス=サンが発射前に気づいてたのに避けられなかったのも、ハイウェイマン=サンがカラテミサイルで弾速を加速さしてたからだよね。通常銃撃なら事前に察知してりゃ避けられる筈だし。 -- 2022-04-23 (土) 16:44:00
- ↑カラテを込めて、ニューロン速度(=たぶん、ニンジャでも避けられない速さ)で銃弾を発射できる(ついでにアイサツも込められる)。考えてみると、それだけで、すごい能力な気がする。 -- 2022-04-23 (土) 16:57:39
- 強力なジツ、確かなカラテ、最新のサイバネ兵器、冷徹な仕事人精神と隙のない強者。間違いなくグラマス級の実力者だと思う。 -- 2022-04-23 (土) 17:29:16
- 「ニューロンの速度でアイサツを~」は 1.ジツを使い超高速の弾丸を放った 2.超高速でアイサツを弾丸に込めてから発射した 3.LAN直結なのでニューロンの速度で射撃プロセスを完了した いずれとも解釈できる日本語の難しさ -- 2022-04-23 (土) 18:08:31
- 「銃なら見てから避けられる」と思っていたらカラテ込みの超速度弾が飛んでくる……と考えるなら初見殺し性能も実際高いですね -- 2022-04-24 (日) 22:28:33
- やはり、ハイウェイで戦っていたら、アヴァリス=サンにも勝てていたのだろうか? -- 2022-04-25 (月) 22:37:55
- ハイウェイの死闘・・・時速100km・・・サーフミュージック・・・マグロ・・・ -- 2022-04-28 (木) 12:40:25
- ↑まあ、実際、マグロ・サンダーボルト序盤の敵ニンジャが、ハイウェイマン=サンだったら、フジキドも、十中八九オタッシャしてた気がしますね。 -- 2022-04-29 (金) 22:01:07
- こういうフリーランスっぽいニンジャは出番外の様子が色々想像できて面白い。ソウカイヤの仕事受けてたりとかね -- 2022-05-02 (月) 11:13:42
- 貴公……良い狩人だな…… -- 2022-05-02 (月) 18:51:40
- ハイウェイマン=サンが他の狩人と戦っていたら、どういう展開になるのでしょうね? 「攻撃を恵まれた体躯で受けるタイプ」のアヴァリス=サン以外だったら、はたして、善戦はできたのですかね? -- 2022-05-03 (火) 10:56:55
- スタイル的に昔のテッポウ・ニンジャクランのソウルかな? -- 2022-05-04 (水) 07:27:11
- このカラテミサイルはそんなに欲しいジツだったんだろうか。って思ったけどアヴァリス=サンならサイドアームとしてうまくカラテに組み込めたんだろうな -- 2022-05-06 (金) 21:10:47
- 実用性的には高いハリネズミが気に入らない様子でしたし、彼の美的感覚に合致する物だったのかもしれない -- 2022-05-13 (金) 12:27:29
- まあ我々非ニンジャの一般人でもハリネズミ化とカラテミサイルのどっちがカッコいいかと聞かれれば殆どの人が後者を選ぶだろうし、案外その辺の感性は普通だったのかもしれませんネー -- 2022-05-13 (金) 14:02:10
- ↑あとはハリネズミ・ジツが過冬のアイアンメイデン=サンのジツと同様なら針を生やす時に生やす側にもダメージが出てしまうんじゃ無いだろうか。アイアンメイデン=サンも拷問に使ってたし、結構使い勝手の悪いジツなのかもしれない。 -- 2022-05-14 (土) 12:38:00
- 「ダブルアサルト・ツキ」って解説にもある通り銃撃の反動を膂力で殺しての刺突する技だけど、重要なのは「相手を刺し貫く」とかじゃなくて「銃撃→刺突」の「二連撃」の方じゃないかな? だから技名も「ダブル」なんだろうし。 -- 2022-08-19 (金) 22:53:27
- 普通は、ニンジャでも、額に銃弾を受ければ、実際、死ぬ。しかし、ハイウェイマン=サンの銃弾を額に受けても、アヴァリス=サンは死ななかった。もしや、ハイウェイマン=サンの銃弾にカラテが乗っていたゆえに、アヴァリス=サンの内なるカラテで受け止められたのでは? -- 2024-11-27 (水) 21:14:58