アルカナ

Last-modified: 2022-12-28 (水) 23:23:49

世界各地から発見された古代遺産の総称。
様々な高技術兵器は存在するが、駆動原理等説明の付かない物は総じてアルカナとする。
遥か昔に第一線の戦場運用兵器として用いられていたと考えられる。どれも稼働可能と状態が良く、当時と遜色無い性能を発揮できるとされる。
地上、地中、深海、宇宙空間等様々な場所で発見されている。
現代では遠く及ばない技術力と不明物質により製造されており、未解明な点が非常に多く設計図も一切存在しないため複製は不可能である。
アルカナにはそれぞれ未知の固有能力が存在し、並みの兵器とは一線を画する火力を発揮する。
単純な性能や破壊力、影響度等からB~Sランクで分けられる。
Sランクに関してはアルカナの中でも技術力が大きく突出しており、過去の史実から、主に抑止力として用いられており、歴史を翻す甚大な影響を与える程の性能を秘めていると評され、一個人が保有する兵器としては余りにも支配的である。稼働が確認された時点から国交問わず総力を以て即時無力化が求められる。

ランクB

神剣エルヴェン
ランクB
かつて存在した世界樹ユグドラシルを媒体として生み出されたとされる片手剣。破格の性能を誇り、潜在能力は計り知れない。
所有者の意思で質量無視の形状変化をし、五大属性を司る。
  
魔弾エキドナ
ランクB
魔神の宿った銃と称される。 フリントロック古式銃のような見た目をしている。特殊な弾丸を無限に内包しており、僅かな反動に反して尋常では無い威力を有する。銃弾は黒く、対象に直撃後速度を失った地点で消失する。
銃には3段階のギアが付いている。
1ギアでは形状はそのままで戦車砲並みの威力を持つ弾丸を単発で射出することが可能。反動は殆ど無く、トリガーを引くたびにタイムラグを要さず弾は放たれる。
2ギアでは銃身が四つに分離し、毎秒千発弱の弾丸を放ち続ける事が可能。弾丸の威力は1ギアに劣るが依然として高い。弾丸は収束せず放射状に放たれるため前方を広範に薙ぎ払う目的で使用する。
3ギアでは銃身が伸び、ライフルに近い形状へと変化する。凄まじい反動と単発1分近いタイムラグを引き換えに弾の威力と速度が著しく上昇しており、一撃で戦艦を塵にする破壊力を持つ。
 
虚刀アリア
ランクB
鞘に宇宙を内包するとされる超遠距離型の刀。
構えた地点から無限の間合いが発生し、100m離れていようが月にいようが正確に場所を認識していれば抜刀で対象を切断する事が可能。中枢を持つ巨大兵器等は中枢の位置を正確に把握していれば一撃で撃破する事も容易。この能力は抜刀時にしか適応されないため、連続で放つには何度も刀身を鞘に納める必要がある。しかし抜刀後から納刀までのアクションがアリアの能力により超速化し、0.5秒前後で行うことが可能。切れ味は非常に高く、甲冑等は一瞬で分断できる。
 
超機鎧ミネルア
ランクB

ベルト式の装具で、発動と同時に変形し、ボディアーマーとなって全身を纏う。身体能力を飛躍的に上昇させる能力を持ち、筋力に加え五感も活性化する。硬質の鎧による攻撃力、防御力の上昇も見込める。飛行装備、兵器等は内蔵されていないがそれを補完出来る戦闘力を十分に発揮する。
 
煌太刀フツノミタマ
ランクB
刃先1.8m近くある太刀。高天原に差す光芒を太刀に込めて作られたとされる。
空気自体を裂き真空を生み出す程斬れ味が良く、非常に軽く頑丈。
刃先で分断された空気の層の一部をフツノミタマと同じ切れ味を持つ空気の刃へと変える能力があり、
刀をふるい続ける事で空気が剣先から糸のように続き、切断力のある糸が形成される。
切断力のある糸は時間経過と共に元の空気へ戻る。
 
無尽具ダグナス
ランクB
篭手型の装具で両腕に取り付ける。
数百種に及ぶ武具を瞬時に手元に召喚、消失させる事が出来る。
武具を把握していれば意思通りに召喚させる事が可能。召喚上限は無く、また消失タイミングも自由。
召喚した武具自体に特殊な能力は無いが、召喚後に武具が破壊された場合、消失ののち新たに召喚する事で完全に修復する。
武具は他者も扱えるため、サポート力も非常に高い。

剛装アルス
ランクB
二つの装着型装具。手に当てるとガントレット、足に当てるとグリーヴのような形へ変形する。
装着した部位の膂力を純粋に底上げする。膂力の上昇幅は装着者自身の力に依存するが、一般人が装着しても一撃で戦車を大破させる程になる。

ランクA

殲鎚アラヴィス
ランクA
一振りで城を落としたとされる破壊の鎚。
物理学を根底から全否定する破壊力を持ち、大気そのものを叩く事も可能。叩かれた大気は放射状に広がり、周囲の物体を薙ぎ倒し、地面を叩くとその衝撃波は半径数kmまで達し、中心が一時的に真空化する。
 
星弓アストラ
ランクA
過去の戦において開幕の一矢で敵軍の半数を地に還したアルカナ。
実体を持たない光子の矢を持ち、そのエネルギー源は地球そのものとされ、弦を引くと無尽蔵に矢が充填される。
光子の矢は周囲の空間を歪めながら飛び、着弾と同時に矢型に成していた光子が炸裂し、ドーム状の波動を残す。
一矢のまま射抜く他、途中で分裂させる事も可能。
矢は音速を超え、軌跡以外視認不可能な速度で放たれる。
 
絶剣アーサー
ランクA
剣状のアルカナの中で最高の性能を誇る。
自身の血液を糧とする代わりに絶大な力を得る。過去数百年と受け継がれてきた剣は所有者の技術を記憶しており、所有者が血液を糧にする事でその記憶が刷り込まれる。受け継がれるたびに剣は性能を増していく。

 
至砲インぺリア
ランクA
両腕部、肩部、背部にかけて装着する巨大な武装兵器。ガトリング砲、ミサイルポッド、単装砲等多数の射撃兵器を搭載しており、全周囲の攻撃が可能。
瞬間火力は一艦隊に匹敵する。弾数に限りは無く、補充が不要であるが、長時間使用によるオーバーヒートがあるため常に撃ち続ける事は出来ない。
 
破刀バクサ
ランクA
日本刀モデルのアルカナ。刀身は青白く発光している。
振ると前方に衝撃波、納刀すると自分を中心に全周囲に衝撃波が発生する。
出力は振る速度、納刀速度に比例し、所持者の技量次第では地形が変わる程の破壊力となる。
 
淵斧オフィーリア
ランクA
無から水を生成、操作する事が出来、25mプールを瞬時に満たす程の出力を有する。非常に強力で融通の利く能力であり、一個人が持つ武器の範疇を超える。
 
軍盾アドミラル
ランクA
人一人収まるほどの巨盾。ミサイルが直撃しようが一切傷が付かず、また所有者に対する衝撃を殆どカットする特異性を持つため、前方に対しては絶対防御となる。
また、最大1万体の幻兵を生み出す事が出来る。幻兵一人の戦力は一般的な兵士と大差無いが、痛覚や感情を持たないため確実に仕留めるか所有者に直接攻撃を加える他対処の術が無い。
幻兵は所有者の思考通りに動かす事が出来、非常に統率が執れている。

宙刀ミヅハ
日本刀モデルのアルカナ。細く、全長1.8mの長刀。日本刀を優に超える斬れ味を有し、振るった先から刀と同等の斬れ味を持つ透明の真空刃が発生、進む毎にその真空刃は波紋のように長くなっていく。雲に到達する頃には空ごと一断する程巨大となる。
真空刃の空気中における減衰は極めて少なく、相殺しない限りは進み続ける。

鬼剣エンマ
全長2m程ある巨大な両刃剣。この剣は剣二つが対で、柄の部分が鎖で繋がっており、双刀へ変えることも可能。
持ち主の潜在的戦闘力の高さを剣の性能として顕著に反映させる能力があり、素人が扱えばなまくらの鉄板でしか無くなる。
逆に能力の高い者が扱えば圧倒的な破壊力を生み出す。

天扇スクナ
扇子で、大きさは通常の物と大差ない。
閉じている時は雷、開いている時は風の力を発生させる特徴を持ち、天候を操っているかのような火力を実現する。

永器クオン
1cm弱の鉱石状構造体で、体内に入れた地点でこの物質は消失し、不死の力を発現する。致命的な身体の欠損も瞬時に自己再生し、事実上の不死となる。不老ではない為細胞の老化は発生する。不死以外の能力は発現せず痛覚もあるため、自滅や囮としての攻撃方法或いは消耗戦を躊躇いなく行うことが出来る狂人にのみこのアルカナは真価を発揮するとされる。
老化による死亡時はクオンが再度結晶化し、体外へ排出される。

深書アビス

ランクS

アンデイズ
ランクS
全長1.6mの自律式女性型兵器
人型ではあるが会話機能を一切持たず、常に何かを探し続けて放浪している。その何かは製造者とも同胞ともいわれるが不明。
ランクSアルカナは原則として無力化が求められるが、アンデイズの場合持ち主が存在せず、攻撃を加えなければ無害である為、接触を禁忌としている。
非常に高度な学習能力と自己再生能力を有しており、各地に残された廃兵器や自身に向けられた攻撃を学習し、周囲の物質を取り込む事で同様の兵器を疑似形成する事が可能。
過去にある大企業がアンデイズの破壊を目的に約2時間に及ぶ波状爆撃を断行するも、悉く攻撃を無力化され武装のほぼを破壊されるという惨劇を招いた。

ピーコック
ランクS
搭乗型巨大兵器
全長が1kmに及び、扇に近い形状をしている。扇の形を成しているのは数十万に及ぶユニットであり、本体はその中枢に位置する。稼働と同時にユニットは上空に放たれ、衛星軌道上に地球を覆うよう停滞する。本体で設定した照準に合わせてユニットからは超高出力の光子砲を雨のように降らせることが可能。ユニットが放たれた地点からユニットの垂直線上を中心に地球の半球は射程圏内となる。
ユニットの内二基は本体を挟むよう設置し、強固な電磁バリア兼迎撃を担う。
また、ユニットは結合する事が可能であり、全ユニットを結合して放つ砲撃は宇宙空間から視認出来るほどの痕を残す。 
ヘリオス
ランクS
搭乗型の巨大兵器
兵器として破格の性能を持つ。
全長5kmの列車型アルカナで一両毎に隙間無く様々な武装が施されており、広範囲にわたって超火力の弾幕を浴びせることが可能。線路は先頭車両直前で瞬時に形成され、最後尾車両直後で分解する。海上、空中だろうが線路を張れる。ヘリオスが通った後には地図が塗り変わるほど地形が崩壊する。
 
ノア
ランクS
搭乗型の巨大兵器
全長3kmの巨大な山程ある戦艦型のアルカナであり、水上を闊歩する。動力源は不明。
全面に武装が張り巡らせており、全方位死角が無い。数百層の装甲が重なり合って形成されており、その装甲一つ一つに様々な武装が敷き詰められている。ノアの中心部は多次元空間が展開されており、その空間が外部からの衝撃を底無しに吸収する為、耐久性も異常。常に装甲を展開しつつ豊富な攻撃を行う事や、全装甲を展開し、一瞬で周囲を更地にする事も可能。過去に一大国をノア単機で滅ぼした記録が残されている。時速1200キロで移動する事が可能。

冥凍飾ヘラ
ランクS
ネックレス型のアルカナであり、装備者は究極的な氷結攻撃が可能となる。水分の有無関わらず氷を生成し、冷気操作から氷による物理攻撃等思うがままに操作可能。
規模は凄まじく、大陸ごと天候を変えてしまう事すら可能。
 
呪倶輪カコン
ランクS
両腕につける2つの腕輪型アルカナ。最古のアルカナとされており、古代人による何らかの儀式で偶然発生した産物。
装備者は人格を奪われ、肉体の制御が完全に乗っ取られる。破壊衝動に憑りつかれ、顔つきから容姿まで変貌しまるで別人のようになる。
体からは常に深緑色の炎のような物質が濁流のように湧き続け、空を黒く染め地割れを起こす等周囲広範に甚大な影響を与える。
装備者自身の特質としては肉体の再生力、身体能力の著しい向上、深緑色の炎による波動攻撃の追加となり、確実な蹂躙若しくは激戦を強いられる事となる。最強のアルカナの一角として相応しい性能である。
前所有者はノヴァ、オーフェリア2人がかりによる決死の撃滅作戦により死亡するが、アルカナのみ行方が分からなくなっている。

フリークスの所持するアルカナ

融機装アラセノル
ランクA
所有者ノヴァ
双剣型アルカナ
超技術による十数通りの変形機構を備えているが原理は不明
非常に緻密な構造な上に組成不明の金属、液体燃料(駆動源?)で構築されており全く内部構造が把握されていない
液体燃料は外気と触れた後に強い衝撃が加わると強力な爆発作用を発揮する。
重量は1本150kgで総重量は300kg
扱うのは人並み外れた膂力を待つ者に狭く限定されるが、扱えた暁には巨大兵器に匹敵する火力を発揮する。
大部分は現存する武器を模倣した形態への変形であるが、液体燃料を散布させ広範囲に及ぶ大爆発を誘起する等、既存兵器には実例の無い独特な形態も存在する。
 
無限鋸キャニオン
ランクB
所有者:ウィレミナ
電動鋸を剣状に加工したような独特のフォルムを持ち、対象を削り斬る事に特化している。
刃の回転は持ち手のダイヤルで速度を変える事が出来、あらゆる力に干渉を受けない。
キャタピラーと同様の原理で鋸を地面に押し当て移動する事も可能。
また、鋸を構成する装甲を解放する事で内部のエネルギーを外部に放出し、巨大な剣へと形態変化させる機能も持つ。凄まじい熱断力を持つ。
 
黒翅コラプサ
ランクB
所有者:ダスティ
全長1.3mの黒い金属で構成された両刃剣。所有者に限り持った地点で元来の数倍軽く感じる。しかし所有者以外に反映される質量はそのままである為物理法則を無視した斬撃が可能。また、アルカナの基準値を遙かに凌駕する斬れ味を有する。
 
激槍シルファイド
ランクA
所有者:オーフェリア
全長4m弱の白い長槍。周囲の大気を纏う能力を持ち、一振りでトルネードクラスの暴風を発生させる事が可能。所有者の意思で、纏った大気のベクトルや出力を自在に操作可能となり、出力次第では周辺の物体を根こそぎ吹き飛ばす事も可能。