オブジェクト

Last-modified: 2021-12-21 (火) 19:21:59

世界各地に点在する古代遺跡、建造物、自然現象を指す。そのどれもが史実に於いて触れられておらず、いつから存在していたのか、建造目的や方法、原理、目的が全て不明である。研究利用の為破壊行為、商用利用は一切禁じられており、それらに結ばれる行為を行った地点で即刻生死を問わない武力行使が認められる。アルカナとの関連性も現状調査中である。

発見されているオブジェクト

1.球体
ある山脈に挟まれた谷で発見された空中に浮遊している球体。球体は直径12mの硝子様の透明度をもつ球体であり、地上より10mの位置に浮遊、静止している。球体の浮遊原理や構成材質は不明。上部から球体を地上に向け動かす力を加えても一切の干渉を受けない。この球体からは滲み出るように水状流体を毎秒500ℓで発生させる。この流体は実際の水との成分に差は無く飲用としても利用出来る。流体の放出量に誤差は無く、少なくとも発見されてから10年の間は常に流れ続けている。これにより川が形成され、生物環境も作り上げられており現状一切の害は生じていない為このまま保全されている。
 
2.世界樹
ある島の中心に位置する超大型の大樹である。神話の世界樹に基づいて名付けられる。幹直径3km、高さ12kmと凄まじい大きさを持ち、根はかなり広範に渡って伸びていると考えられる。樹種は不明であるが杯型の形状をもつ。樹の影は下の生態系にも大きく影響しており、他とは少し異なる生活様式を持つ。樹は季節問わず枯れる事も無い。樹冠部分は一つの島に並ぶ体積を有しており、葉の光合成による潤沢な酸素が存在し、独自の生態系が形成されている。実をつけることは無いが葉自体に豊富な栄養が含まれており、葉さえ摂取していれば健康体を維持する事が可能。
 
3.電波塔
ある森の奥地に存在する一見普通の電波塔。灰色の鉄骨と白色のパラボラアンテナ5基で構成された塔型で、高さは25mある。この電波塔は周期的に電波を一方的に発信しているが、その電波が一体どこに向けられ、どのような内容で発信されているのかは不明である。本来メンテナンス等目的で設置されている梯子部分が見受けられず、直接登る事は出来ない。また、電波塔直下より半径数m圏内に長時間滞在すると慢性的な頭痛と耳鳴りが発生する。煩わしい程度であるが電波塔から離れない限りは解消しない。
 
4.蜃気街
ある沖より十数km先に出現する街。まるで蜃気楼で街を投影したかのような光景が広がるがこの場合は実在の街であることが判明している。霧の濃い朝に極稀に出現し、その街様からは実在しない建造物や造りが見受けられ、人の歩く様、人工光も確認出来る。人は白色人種であり、大きな違いは見られない。街は欧州の建築様式に酷似しており(蜃気街が見える沖側の街は全く異なる建築様式であり、海を隔てた側の国も同様に異なる。)文明レベルに大きな差は見られない。こちら側から街を認識出来ても、向こう側からは認識出来ていないようであり、こちらに対して動揺する素振り等は見られない。また、蜃気街に向かい移動すると街は霧隠れし、消滅する。(正確には向かった本人からは見えなくなるが沖側からは確認できる状態。)双眼鏡等で見ようとしても街は映らず、肉眼でのみ認識可能となっている。
 
5.塔
ある砂漠地帯を越えた荒野に存在する塔である。黒色の鉱石と花崗岩によって構成されており、直径が650m、高さは5kmに達する。円錐型であり、頂上部は常に滞在する雲によって目視することが出来ない。現代の建築技術ではこのような形状の塔を5kmの高さまで伸ばす事は出来ず、どのようにして形状保持しているのかは不明。内部へ入る事は出来るが損壊が激しく階段部分は使用できないため登る事は困難を極め、外部からの飛行による試みも雲がかかる3km地点で凄まじい暴風が突如出現し、上昇姿勢をとることが出来なくなるため不可能。内部では低音かつ低音量のビープ音が常に流れる事が確認されているが原理は不明。集音機による検証ではこの不可解な音をキャッチしないため脳内に流れている耳鳴りに近いものとされている。

6.遺跡群
ある平野と岩山の境目に存在する15ヘクタールに及ぶ遺跡群。一見他でも見られるような遺跡群だが、この遺跡は白色で未知の金属性物質により構成されており、汚れの付着はあるが一切の劣化が無く傷を付けることも出来ない。また遺跡そのものに生活的な機能性が見当たらず、オブジェに近いものと思われる。この遺跡群は総じて規則性の無い幾何学的形をそれぞれ成しており、祭事等に利用されたものではと考えられる。この遺跡群は他のオブジェクトとは異なり、国が発見する以前よりある民族の集落として形成されていたため、この民族のみ遺跡群への接触を許可されている。ウィレミナの出身地でもある。