ゼウス

Last-modified: 2023-02-03 (金) 04:21:21

概要

性別:女 年齢:不明
ハイエンドの一人であり、規格外の戦闘力を有する。
フリークスと対峙した際、4人いたにも拘らず一人で全滅寸前まで追い込んでおり、その戦闘力の高さが見てとれる。
額に黒い一本角があるのが特徴。
性格は落ち着きがあり、如何なる場合でも冷静。強さゆえか達観している。

能力

能力名:天啓
彼女は、2つ以上の能力を有するナチュラルであるが極めて異質。
複数の能力を持つナチュラルは存在するが、せいぜい2,3種である。その中で彼女は10種の能力を持っている。
しかし天啓の本質は他者の持つ能力の収奪であり、脳から能力情報を抽出し、完全再現するというもの。
条件として抽出対象が脳死状態でなければ能力を発動する事は出来ない為、対象が死亡している事が前提である。
能力の多さ故に人の身体の形状では耐えられず、能力ごとに全身の組織形状を無意識に変質させている。
能力は負担や火力を想定した上で本人が4段階に分けている。
また、能力除いても身体能力の高さは強化能力者と互角以上であり、一度の跳躍で数百mの移動、殴打の一撃で岩塊を粉々に吹き飛ばす。
この世に生まれるハイエンドは強大な力が故人類史における均衡の歪みを生む要因となる。
その均衡を正す為にはハイエンドを消滅させなければならないが、人類が敵対するにはあまりにも無謀な格差がある。
その懸念の解決を一身に背負っているのがゼウスであり、長い歳月をかけて同胞を殺していく事で均衡を保ち続けている。
この同胞殺しから生まれた賜物が数多に及ぶ能力である。
別の言い方をすれば10度のハイエンドとの戦闘において勝利している。

初段階

自身に対する負担は最も少なく、形態変化も小さなものに限定される。能力自体の性能は他のナチュラルと遜色無いが、ゼウス本人が扱う能力であるが故ただでさえ高い戦闘力を底上げする事には変わりない。
 
能力名:破衝
眼の角膜の色が不安定化し、常時色が変わり続ける。
身体から発する衝撃を増大させ、扇状、球状に放出する。
衝撃の威力は音と衝撃力に比例し、軽く両掌を合わせるだけで周囲一帯が吹き飛ぶ。
 
能力名:雷轟
全身が帯電状態となる。任意の方向に組織を瞬時に炭化させる程の特大電撃を発生させる。
周囲に電気を通しやすいものがあればそのまま電撃は連鎖して流れるため、多人数である程甚大な打撃を与える。
また、金属による攻撃に対して、同方向に反射する磁界を形成しているため銃弾等金属を用いた攻撃が一切通じなくなる。
 
能力名:閃砲
角が白色化する。口や角から超速で加粒子を打ち出す所謂荷電粒子砲を放つ事が可能となる。粒子加速原理は不明であり、本人も理解して行ってはいない。
発射に多少の時間を要するが、凄まじい威力を誇る。荷電粒子は接触点を瞬時に融解しながら亜光速で直進し、減衰点で熱膨張による大爆発を引き起こす。
 
能力:撃吸
胸部に緑色のコアが形成される。自身に直撃したエネルギーを丸ごと吸収しコアに蓄積、自らの望む形で放出する事が可能。
持続時間は10秒であり、波状攻撃や渾身の一撃に対するカウンターとして利用する。
 

二段階

初段階から一つ抜けた性能を持つ能力。この地点で能力としては破格となる。
 
能力名:拳聖
前腕が黒色へと変色し、前腕骨が肘から突き出たような形状へ変わる。腕力が凄まじく上昇する。
戦艦をくの字にへし曲げる拳力から10発分が1発に聞こえる拳速等、大きく強化されており、拳の余りの速さにより空気は断熱圧縮を引き起こし命中部は轟音と共に原型を留めず炸裂する。
 
能力名:重極
身体の周囲に白色と黒色の球体を展開する。引力と斥力を支配する事が可能となる。
自身を対象にする事、対象外にする事が可能であり、実質浮遊も可能になる。
引力は黒色、斥力は白色の球体が司っており、一瞬でクレーターを作り出す程出力が高い。
 
能力名:灼陽
全身が白色の炎に包まれ、周囲に陽炎を生み出す。膨大な熱エネルギーを有し、空間に炎を生み出す事が可能となる。
自身に向かう弾丸を到達前に溶かし周囲数キロに渡り炭化させる出力の発熱と、自在に炎を操作する攻防一体型。
炎は爆発へと変える事も可能であり、圧縮して放つ事で大爆発を引き起こす。
また、炎は猛烈な勢いで一帯の酸素を消費し、ゼウス近辺は無酸素空間となる。

三段階

三段階目からはナチュラルの持つ能力の範疇を超え、概念を覆す力を得る。
 
能力名:月詠
身体の凹凸の認識が出来ない程全身が黒くなる。
全身の不定形化と次元間移動を可能とする能力。
距離概念を完全に排除しており、対象の位置を本人が把握出来ていれば数千キロ離れた位置だろうとゼロ距離で攻撃を仕掛ける事や移動が可能。
身体は自分の意志のまま形にすることが出来、気化、硬質化も可能。加えて膂力も著しく向上している。
 
能力名:辺獄
地獄と繋がる事で力を借りる能力と本人は言うが原理は不明。
高層ビル程の巨大な槍の生成、触れると凍る爆炎を発生、酸性の黒い雨を降らせる等多岐に渡る能力が発現する。
能力はどれも現次元の物質とは異なり、予測不能の事象を発生させる。

四段階

能力名:現世
背部に光輪を展開し、顔部に白色の面が出現、表情が確認できなくなる。
体全体を不明物質へと置き換える事で未知の干渉を可能とする。
想像をそのまま具現化する能力。対象の体に直接影響を与えることは出来ないが他の事象であればほぼ実現可能。
原理上地球そのものを消し飛ばすことすら可能な力ではあるが、それ程の規模で能力を発動すれば脳の過大負荷により脳死状態へ陥る可能性が高く、
肉体的な限度がある。この能力を発動させるだけでも身体には相当な負担がかかり、数日はろくに動けなくなる。