ウィリアム・ケイオス

「この世の絶望に果ては無く、生きる限り苦痛は続く。――私はその苦痛が、底なしの絶望が愛おしい」

英名

外見

丈の長い黒いローブを身に纏った青年。役者としては柔和な笑顔を、本来の人格を露わにした際は狂気を秘めた笑顔を常に浮かべている

人物

苦痛と絶望を何よりも愛する青年。マゾヒスト。
舞台役者としての表の顔とテロの扇動者としての裏の顔を持つ。

現在はブルーノの元につき、人材確保などを担当している。

話術に長けており、洗脳レベルまで高められた人心掌握術を持つ

家族を殺した絶望に浸るために両親を殺害した過去を持ち、現在はかつて親しかったチェリーの心を壊すために付け狙っている。
チェリーに対しては様々な感情が多分に入り混じった歪んだ好意と悪意を同時に向けている

性格

役者としての彼はとても穏やかで優しい人物として知られているが本来の性格は悪辣そのもの。
自分と他人の破滅を何よりも好んでおり、その破滅的な快楽に浸るべく、
また、その快楽を全ての者に齎すべく暗躍している。
曰く「絶望とは我々に鮮烈な感覚を与えてくれる劇薬であり最も甘美なもの」

他人をそそのかし、犯罪を幇助し、破滅させてその様に自己投影して興奮する厄介極まりない性的嗜好を抱えている

人並みの慈悲は兼ね備えているが、その感情ももはやストッパーとしては機能しておらず、悲劇を前にして悲しむ自分に対して快感を覚えるなどむしろ悪化の材料になっている。どちらにしろ厄介極まりない。

能力

戦闘能力は学生以下だが、一応護身用にナイフを使った戦闘術を習得している。
センブランスは「扇動」
自身の言葉を他者の心に滑り込ませる能力。ある程度心の強いものであれば跳ね除けられる程度の影響力しかないが、相手が精神に余裕のないものや誘惑に弱いものであれば話は別。
この能力故に彼は一般人や犯罪者を使い捨ての手駒にすることが多く、主な戦術も彼らを使った人海戦術である。
指揮官としての能力は高く、彼によって統率された「兵士」はセンブランスも相まって非常に厄介。