カエデ・アールグレイ

Last-modified: 2018-11-19 (月) 05:43:27

「その苦痛はあなたを確実に襲い、食らう。相手を殺す前に、あなたの方が死ぬかもしれない。それでも、それだけの報いを受けようとも、この力を受け取る覚悟はありますか?」

Kaede Earlgrey

プロフィール
シンボル
種族人間
武器
性別
年齢15
外見
服の色
アクセサリー
肌の色色白
身長148.2
髪の色焦げ茶色
瞳の色紅葉色
モチーフ
センブランス人を呪わば穴二つ
ステータス
所属
元所属
職業
パートナー
関連人物

外見

[添付]

人物

黒いマントで全身を覆った少女。
マントから覗く幼くあどけない顔つきとは裏腹に、自らのセンブランスを用いて依頼者に『一度限りの呪殺の力』を売る商売をしている。自宅はあるが事務所のようなものはなく、公開している連絡先に連絡してきた依頼者と待ち合わせて直接出向くスタイルを取る。
依頼者との商談において、カエデは必ずこう告げる。

『If you put a curse on someone, you must to dig two holes of grave.』
(もしあなたが誰かに呪いをかけるなら、あなたは墓穴を2つ掘らなければならない=人を呪わば穴二つ)

その力の効果と代償、結果についてしっかりと説明と確認を行い、効果と対価を全て理解し、それでもという覚悟を持ち合意した者にのみ、彼女はその力を与える。唯一、『対価で死にそうになったら強制キャンセルして助けた上で半額を返す選択肢がある』という点だけは説明しないが、それは依頼者の覚悟を問うためである。こちらの説明をすっ飛ばそうとするような相手は始めから願い下げ。
内容的に胡散臭さ満載の商品を提示している割には意外と依頼者は多いのだが、大抵は説明を受けて依頼を取り下げるか対価の時点で脱落するかするので、呪い殺される被害者は非常に少ない。

性格

物静かであり表情も豊かではないが、喜怒哀楽は意外とはっきりしている。商売の都合もあり、他人には努めて丁寧に接する。物騒な商売内容に反して根は優しく、商売が関わらない場所なら人助けにも積極的で、表情こそ乏しいが素の振る舞いは子供っぽく可愛らしい。自身の行いが殺人幇助のため引け目を感じていることや、いずれ現れる依頼者が呪う対象と被る可能性を防ぐため、なるべく他者とは親密にならないようにしているが、本音を言えば友達が欲しいと思っており、いつでも隣にいてくれる人という存在に憧れている。
モフモフしたもの、そして甘いお菓子に目がなく、差し出されれば年相応に目を輝かせる。趣味は読書。経済的に良い状況とは言えないため、金には少々うるさい。
顧客との契約というものに関しては固いポリシーを持っており、値引き交渉には原則応じないが、自らが契約違反をしたり、前述の一点を除いて契約内容の説明をはぐらかしたりはしないなど真面目な一面もある。相手の意思は最大限尊重するタイプ。また、依頼者が対価を恐れて尻込みしたり依頼を取り消したとしても馬鹿にはせず、人として当然の反応と考える。
『他人を傷つけながらも自分は甘い汁を吸おうとする』者や快楽殺人者を何よりも嫌っているが、自分の商売が実質的に殺人幇助であるため他人のことを言える立場ではないと考えており、嫌悪感は示しながらもわざわざ非難するようなことはしない。一方、犯してしまった罪に対する罪悪感に苦しむ者には非常に同情的かつ協力的で、それが殺人犯であろうとも、商売とは関係なく個人的に手を差し伸べることがある。

能力

センブランスは『人を呪わば穴二つ』という慣用句が使われている通り、呪殺に関するもので、相手が世界のどこにいても確実に届く死の呪いを用いる。効果は『面識のある人間かファウナス』のみであり、一度に呪える人数は1人。そしてそこには代償が必要となる。他者に簡潔に説明する際には単に『呪い』と表している。
センブランスの使用法は主に以下の2つ。

呪殺能力の譲渡

主に使用するのはこちらであり、これを商品として商売をしている。
具体的な効果は、他者に対して『面識のある人物のうち任意の誰か1人を一度だけ絶対に呪い殺せる力』を与えるというもの。一度に譲渡できる相手は1人だけであり、同じ相手には一度しか譲渡できない。
能力名の慣用句が示しているように代償を払う必要があり、対象へ呪いが降りかかる前に使用者自身に対価である『死の苦痛』が前払いされる。その苦痛に耐えきることができれば、その時こそ相手に呪いが降りかかり、確実に殺すことができる。死の苦痛は肉体的損傷こそ伴わないものの、呪いの対価であるため、非常に強靭な精神力を持つ者でなければ実際にショック死する危険や、生き延びても後遺症を患う可能性が非常に高く、耐えきれないと判断した場合は、依頼者はなるべく死なせないという考えにより、カエデの手によりその場で譲渡をキャンセルすることもできる。強制キャンセルされた場合は呪いもキャンセルされ同じ相手には二度と使えず、呪いの対象が死ぬこともない。また、キャンセルを拒んだ末、対価に耐えきれず使用者が死亡したり意識を失った場合、呪いは空振りとなり不発に終わる。呪いの対象をカエデ自身に設定した場合は使用した扱いにはなるが対価すら降りかからず、やはり不発に終わる。
ちなみに、強制キャンセルで中断した場合や依頼者が意識を失った場合は依頼料を半分返しつつ、必要な場合は病院に送ることにしている。また、依頼者が死亡してしまった場合、その覚悟に敬意を評して丁重に弔い、葬儀も出している。

呪殺行使

文字通り、カエデ自らが呪いを行使する。
回数制限は無いのだが、やはり対価は前払いで、譲渡の場合と違い強制キャンセルが不可能。他人を殺したいほど恨むことが基本的に無いこともあり、こちらはほぼ使われない。

過去に一度だけ行使したことがあり、その時は苦痛に耐えきれずに意識を失い、呪いも空振りとなった。

護身のために防弾ベストを着込み、スタンナイフと拳銃を装備している。基本的には自ら武器を手に襲い掛かることはなく、特にグリムと遭遇した場合は逃走が最優先だが、装備が全てマントの内側にあるため手の内を悟られにくく、対人戦ならば逃走のための隙を作るために不意討ちを行うことはある。