ノーチェ・ルスキニア

Last-modified: 2018-06-14 (木) 21:02:41

「絶対に、生きることを諦めないで」

英名

プロフィール
シンボルリボンと十字架 [添付]
種族
武器[[]]
性別女性
年齢200歳位
外見
服の色ネイビーブルー&ベージュ
アクセサリー光るリボン
肌の色白め
身長145cm
髪の色ラベンダーからブルーのグラデ
瞳の色すみれ色
モチーフフローレンス・ナイチンゲール
センブランス不老
ステータス
職業医師
関連人物
作者:トルト

外見

[添付]
華奢な、外見年齢13歳ほどの少女であるが、医学/薬学の知識は誰よりも深い。
長い髪はクセのあるウェーブを描き、腰まで伸びている。
グリムと戦いながら旅をしていたため、体中に傷痕がある。
普段は非常に無表情であるが弱った患者には天使の微笑みを見せ、
患者が死ねば自分への怒りと死せる者への哀悼に涙をこぼす。

人物

医者の家に生まれ、幼少期より医学の才能を認められていた。
ただ、両親は彼女に普通の女性としての幸せを歩んでいってほしいと願っていた。
優しい両親ではあったが、頭は固く、医学の道を進みたいという彼女の秘められた思いは子供の戯言として、
けして認められることがなかった。
14歳の時、両親が隣町への出張の際にグリムに殺されたため、天涯孤独となった。なお、その後1年経って、ノーチェはようやく自らのセンブランスに気づく。

(以下、ほぼトレーラー、長いです)

一生恋愛はできないであろうと諦め孤独を貫き、ひとところにとどまらずそのすべてを医者として人を救うことにかけて生きてきたノーチェであったが、30歳を過ぎた頃に初めて師と仰ぐ人物に出会い、小さな村に留まる。そこで師の孫である少年と出会い、その病を診ているうちに好かれ、やがて少年の病が悪化し峠を迎えた夜に結婚の約束をしてほしいと懇願される。子供の戯言だろうと内心思いながら、少年が生きることを諦めてしまわないよう、ノーチェはそれを了承した。少年は峠を超えて快方に向かい、病が治ることはないものの悪化することもない状態にまで回復した。
不老というセンブランスを村の大人は知っていたものの、子どもたちに不安を与えないよう、ノーチェが村を出ようとしたとき、少年に引き止められ、その真っ直ぐで、すべてを受け止めるというような優しいまなざしに、ノーチェの今までの寂しさがつい堰を切ってしまい、涙をこぼす。そしてそのまま村に留まることとなる。
俗世から少し隔離されたようなその村の住人は皆善良で、子どもたちもノーチェのセンブランスを受け入れてくれた。ノーチェに迷いや悩みは尽きなかったが、受け入れてくれる皆の優しさに、笑うことも多くなった。
やがて成長して青年となった「少年」とノーチェはその村でささやかな結婚式をあげることとなる。
永遠に少女であるノーチェは、子を成すこともできない。結婚を最後まで渋ったが、約束を持ち出され、また女性として最後までそばで寄り添いたいと言う思いにも勝てず、彼が幸福に死ぬまで村に留まることを決意した。絶対に先には死なないという決意でもあった。ノーチェはそれをやりとげ、青年は壮年となり、彼らを祝福した師や、大人であった人間は次々にノーチェのそばで逝ってしまった。若いものは街へとでてゆく。村はどんどん小さくなり、老人が少し住むだけとなったが、2人は幸福だった。老人となった馴染みの世話をし、夫の世話をし、それでもノーチェはこんなに幸せだったことはないと感じていた。子供のようになってしまった夫を診ていると、ノーチェのことが好きでたまらない気持ちだけがそこに生きていて、まるで子供を持ったようだと感じた。夫が死んでもノーチェは、村に残って老人たちの世話をした。村人の最後の一人が死ぬと、墓だけになった村にノーチェはたくさん花の種を蒔いた。100年以上経った今でも、ノーチェはその村をそっと一人で訪れ、花が絶えていないか確かめに行く。孤独なノーチェの心に、たった一つ咲く幸せな記憶。その花畑を、誰かに見せたいと思う日はまた、来るのだろうか?
夫にもらった、リボンの真ん中に美しく光る宝石がつけられたアクセサリーを、布が衰えてしまうたびに取り替えながら、ノーチェはずっと身につけている。

性格

内に激しいものをもちながら、患者の前で感情を見せることは医師が子供であるという不安を煽ると、ポーカーフェイスを貫いて生きているため、無表情でいることが多い。
自身がかつて死を望んだことがありながら、人に助けられ、人を愛し、必死に生きてきた結果、救われたという経験から、生きることを諦めなければ、いつか救われると信じている。
だから患者に生を諦めさせない。
努力家で、200歳を超えてなお貪欲に、知識を吸収し続けている。曰く、「医学の進歩に終わりはないですから」

能力

武器はトランク、その中の薬の使用やメス、注射器などの投擲。ただ、医薬品を無駄にしたくないため、極力戦いを避ける傾向にある。
ゆえに、気配察知能力は常人の比ではない。
身軽ではあるが、13歳で成長が止まっているため筋力は低い。
ただ経験というスキルのみを活かし、今では体グリム戦でも対人戦でも高い戦闘力を見せる。