ブラッド・ペイル

「如何しましょうか、プレイお嬢様」

Blood・Pale

外見

[添付]
細身で長身の青年。
長く伸ばした髪にきっちりした黒スーツ｡背中には巨大な蝙蝠の翼が生えていて、スーツは後ろがファスナーで開いて翼を出せる特別仕様。翼は普段折りたたんでいる。
紫色のネクタイはプレイからプレゼントされたもの｡
前髪は長く伸ばした間から瞳が覗いている。伸ばしているのは瞳が光に弱く視界をわざと暗くするため。
改造され外見が固定されたので、初老だが見た目は26歳。ただし声は年齢相応に渋い。

人物

アマランス家、そしてプリーアディースに仕える執事｡
25年前まで元々は小さな翼を押さえ付け、ファウナスである事を隠して人間に紛れて暮らしていたハンターだったが、翼が負傷したことをきっかけに、ファウナス専門医師を騙ったマッドサイエンティスト?に翼を巨大に改造される。ファウナス至上主義の彼とは意見が相容れず、無理やり体を改造された苦痛も相まって監禁されていた病院から逃走｡その先で先代アマランス家ことプレイの父親に助けられた恩から執事として仕え始める｡
その後教育係としてプレイに仕え、発狂したプレイの父親によって屋敷が燃えた時には火の海からプレイを救い出し一心不乱に安全地帯まで空を飛んだ。そして共に暮らす中でプレイに主従関係を超えた恋心を抱いている事に気付き、その後無事相思相愛に。その後は彼女が｢玉響｣を使いこなす為に自己流の剣術を教授し、共に差別主義者暗殺を遂行してきた。
プレイがビーコンアカデミーに入学した時には、彼女の希望から清掃員という立場を手に入れる。

性格

冷静沈着で真面目かつ穏やかな性格。荒事をあまり好まず、暴走しがちなプレイのストッパー｡
基本はプレイの影に潜んだりチームVMPAの部屋にいたりするが、清掃員としての職務はきちんとこなしている。執事としての身の振る舞いも中々のもの。
プレイに対しては親心と恋心が混じりあった深い愛情を抱き、時節慈しむ様なスキンシップをする事も。
チームVMPAのメンバーに対しては｢お嬢様の大切なご友人｣として敬意を払い、清掃員特有の情報網の広さから相談に付き合うこともある。

改造される前は激しい差別の中で生き残るため常に周りから一定の距離を置き、ファウナスであることを知られないようあまり親しい友人も作らないようにしていた。その為厭世的な所があったが、アマランス家に仕えるようになって丸くなったのか人間に対しても普通に接し、通りすがりの過激派に翼を傷付けられてもそう動じなくなった。
プレイの差別主義者狩りに同行したり彼女の苛烈的なまでの愛を肯定し受け入れるなど、他人から見ればやや歪んでいるような所がある。しかし前述の様に基本は穏便な性格のため、無闇に敵を作ろうとすることはない。だがプレイが死にかけた時にはいつもの口調を投げ捨ててまで激昂し彼女を止めるなど、意外な一面を見せることがある。
穏やかな敬語で話し、一人称は｢私｣｡他人、特にプレイの友人は名前に様付で呼び、プレイの事は普段｢お嬢様｣と読んでいる。ふたりきりの時は愛称で呼ぶらしい。
ちなみにプレイとは34歳差だが嗜好は至ってノーマル。彼女に惚れたのはその真っ直ぐな心と純粋な愛によるもの。

能力

センブランスは｢暗中遊泳｣｡影の中に物理法則を無視して潜ることが出来る。潜んでいる間は影と同化している為常人の視界はおろか、サーモグラフィーや探知系センブランスにも感知されることはなくなり、影が続いてる場所同士なら一瞬で移動できる(例:森の入口から木陰を伝って出口まで瞬間移動)｡
殆どの光が遮られる夜は彼のテリトリーとなり、夜空を｢光が遮られた状態｣と認識することで、｢地面の影に潜った後に空から出ることで、相手の死角から攻撃する｣という裏技も使用できる。
拳銃と日本刀が組み合わさったトンファーブレイドを獲物とし、分解機構を利用した変速的な戦法を交えつつ戦う。元々1人で生きる為に鍛錬を積み重ね、執事となった後も怠らなかった為経験量も相まってプロハンターさえ凌駕する実力を持つ。
改造後では巨大化した翼による空中戦もこなせるようになり、最大飛行速度は戦闘機に肉薄するレベル｡本人の膂力もあって、いざと言う時には2,3人抱えて遠くまで飛行することが可能。