【アト王】

Last-modified: 2022-12-17 (土) 08:56:04

RS2

【ヤウダ】【チョントウ城】を治める王。【セキシュウサイ】を配下に持つ。

皇帝がヤウダを訪れ面会を求めた際には、皇帝にすぐさま帰るように告げ、部下から報復される可能性について指摘されると、【ワグナス】と結託し帝国と対抗するという体でワグナスを消耗させ、帝国とワグナスの共倒れを狙う作戦を考案。
しかしながら、この作戦があまりにも現実性に乏しいことから、部下から愛想を尽かされる結果となる。

そして、部下の言い分は果たして現実のものとなり、ワグナスによって城を占拠され天守閣に追い詰められる。
この後は皇帝の行動によるが、救出に向かった場合は、天守閣で彼を守るセキシュウサイと皇帝が【一騎討ち】することになる。
この勝敗に関わらずセキシュウサイは【死亡】、アト王は逃亡することになり、その後アト王がどうなったかは不明。

このイベントを放置して年代ジャンプした場合は、魔物が天守閣まで占拠することになっている。
この際セキシュウサイが魔物に殺されたであろうことは天守閣前の悪魔系モンスターとの会話で想像が出来るがアト王については不明。
殺された可能性もあるが、セキシュウサイが自らの命を擲ってでも逃がした可能性はある。

謁見時の部下への対応を見ても、プライドが高く他者の意見を聞かないタイプであることが窺い知れる。
一方で、帝国が報復するかもしれない、と言われた際に初めて自分自身の発言が問題であった可能性を考えるといった具合に短絡的に物事を考えているという節も見受けられる。

その上で、自身が頭を下げる、謝罪するといったことは決してやりたがらない、ということで確かに上に居ると面倒くさいタイプの典型例といえる。
国民の評価も悪いようで、【リャンシャン】の住人の中には「【アト王様のバカさ加減も行く所まで行きましたな‥ワグナスと手を結ぶとは‥‥】」というあまりにもどストレートの評価を述べている者もいる。
行く所まで行きました、ということは元々そういう傾向があった、ということは窺い知れるので、まあ、そういうことなのだろう。

元ネタ

この人物の元ネタとなったのは三国志における劉備の嫡子劉禅である。

劉禅は幼名が阿斗(アト)であり、劉備亡き後の蜀の滅亡を招いた人物として暗愚と評されることが多い。

また、三国志においては、劉備は諸葛亮に対し、自身の死後の劉禅のことを託していることからセキシュウサイの位置づけとしては諸葛亮のポジションであると考えられる。

最終的に蜀が滅んだ後には、晋において悠々と暮らしたともされており、アト王が逃亡後どうなったかは不明であるが、どこかで悠々と生活しているのかも知れない。