【亡星獣編】/【12章 愛別】/【亡びに抗う者たち】

Last-modified: 2022-05-08 (日) 21:28:34

ISEC

イベントディミルヘイム編第1幕 亡星獣編 12章 愛別 第4話

概要

【ズィガエナ】の体内にいた【ギジェルミナ・カブラ】は、【シャビエル・バルガス】によって助け出され、【ジュディス】【リベル】達によって倒されたかに見えた。
黒ずんだ姿となったジュディスは、バルガスがギジェルミナを連れて脱出した穴からズィガエナの体内に入り込み、自我を捨ててズィガエナの頭脳として一体化する。
ズィガエナの【アニマ】が変質化すると、幼体だったズィガエナの身体が変質化を起こす兆候が見られると、【ミルリク・ベリアス】はこの地にいる者達を集めて重力操作で脱出を図ると、【アデル・ベリアス】はバルガス達にも声をかけ、同行していた【メカドッグ】と共に合流する。
【ヘカトムーア大陸】の大地に帰還したリベル達、繭のような形態をしていたズィガエナの幼体は、山脈のような姿から縮小された姿となると、ジュディスの悪意を吸収した大亡星獣は臨戦態勢を取る。
【ウィリアム・ナイツ】達から遅れて【メガリス】から脱出した、【ロベルト・ビラス】【ミーティア・シーン】【プルミエール】【グスタフ】に加え、【リチャード・ナイツ】【ナルセス・ピローニ3世】とも再会する中で、【ヴァージニア・ナイツ】が悲しみを押し隠していることを感じる。
【イスカンダール】【エッグ】との戦いを終えた【サルゴン】と再会し、リベルとイスカンダールに恩を返すべく、サルゴンも戦う事になる。
本陣に戻ったアデルと【アセルス】は、【コウメイ】から指示を仰ぎ、ズィガエナの挙動からジュディスとの指揮系統を巡って拮抗状態がある内に討つべきであると判断する。
アデルはこの地にいる戦士達に号令をかけると、攻撃陣は一撃離脱の総攻撃を行い、支援陣は強化術と負傷者の治療の実行を指示すると、リベルとミルリクもヴァージニア・ナイツからのアシストを受け、【アモル】との約束を守るべく最後の戦いに挑む。
総攻撃を受けてズィガエナの動きが停滞したかに見えたが、惑星全体に八属性のエネルギーを与え続けた活力は、ズィガエナを再び立ち上がる。
【フィニス】ができる限りの力を解放しようとする状況の中で、新たな援軍としてアデルの子供達、【ラザレス】【イリス】【イヴァン】【オルガ】四皇嗣に加え、【最終皇帝】【黄金の帝王】【緋色の女帝】も第一陣に加勢した【ジェラール】に駆け寄り、【レオナルド】【エリザベート】【ヘクター】【T260G】が駆けつけると、T260Gがリベルの健康状態をチェックすると異常だらけだったリベルの容態が正常値である事を確認する。
地上へと帰還したギジェルミナとバルガスの居場所に現れたのは【シノン】?【パメラ】?【ステラ】由来の【五大詩人】の力とは異なるが、五元の詩人の力も共通して闇の詩人の力が継承者の命を蝕む危険性を伴うため、元は闇の詩人のパメラがギジェルミナに付き添う事になる。
第1次攻撃陣の回復を終えて再びズィガエナに立ち向かうと、まずはアデルとアセルスが先陣を切り、続いて四皇嗣、【タイニィフェザー】に乗り【アルベルト】【シフ】【ナイトハルト】が、【ハリード】【ミカエル】が、レオナルドとエリザベートが、ヘクターとT260Gが、ジェラールと共に黄金の帝王と緋色の女帝が、ウィリアム・ナイツとナルセスが後方から術で支援しつつ、【ギュスターヴ13世】、リチャード・ナイツ、フィニスが追撃し、ミーティア、ロベルト、プルミエール、グスタフに続き、サルゴンも攻撃に加わると、リベル、ミルリク、ヴァージニア・ナイツ、イスカンダールに続き、駆けつけた【聖王】が残された【女神】の恩寵の力で一撃を与える。
ズィガエナは再び停滞したかに見えたが、ジュディスの笑い声と共に再び立ち上がり、ヘカトムーア大陸に所在するメガリスに向けて国一つが吹き飛ぶほどの破壊力のある一撃を放射する。
強大な生命力を手に入れてしまったジュディス相手に打つ手が無いかに見えた状況の中で、リベル達の前に光り輝くシルエットが姿を現す。
光り輝くシルエットは語る、ジュディスが居座っている場所に本来居座っていた存在・・・アモルがその場所に戻れば追い出すことが可能であると語る。
それは名前を持たず宇宙の誕生と共に生まれ落ちると、天体の内に宿り、繁栄の熱を与えると、それを喰らい消滅させ続けてきた。
神の獣が持って生まれた本能は、極小の世界で営まれる生滅のサイクルを極大のスケールで行い続け、星を亡ぼしてきた。
星に潜り、成長し、終焉に導くと、また種に戻り、別の星に宿りを数十万年のサイクルで繰り返し続けてきた。
消滅した惑星のほとんどに文明を発展させる生命体が存在しない中、一つの例外が起こる。
最後に辿り着いた惑星において人類は発展し、獣が発するエネルギーを利用して文明を築いてしまうと、その存在に気が付く者が現れてしまった。
後に【八逆徒】と呼ばれる盟主の【シーク】【ズムタール】がその存在を認識すると、破壊的な現象・機能・装置でしかなかった存在にズィガエナと名付け、同時にズィガエナの中で自我が生まれてしまった。
自我が星の破壊を命じる本能に従う理由を考え続け、それを考える事で不快と苦悩を感じた自我は本能の指令から逃れようすると、自我はズィガエナが八逆徒により封印される直前に本体から分離した。
分離した自我は小さな獣の姿を取り、ズィガエナが封印された影響で大地が衰退していく中で休眠状態をとる。
1000年後【ディミルヘイム】創生が行われ、自我は記憶を忘却し、知性を退行させた状態で目覚めた。
目覚めた自我は1年後に、眠り続ける創生者リベルと遭遇し、活性化した【キューブ】のエネルギーを分け合い、そして新たにアモルと言う名前を与えられた。
ズィガエナの一部だったアモルは迎え入れられるように吸い込まれ、欠落した感情を愛を持って知る事となったアモルは、いとも簡単に意識を乗っ取るジュディスを追い払うと、本体が蓄えていた力をディミルヘイムとなった惑星のエネルギーとして変換し、大亡星獣のアニマは大地へと還って行き、不毛の大地と化していたヘカトムーア大陸に緑が蘇った。
そして、ズィガエナから追い出され黒ずんだ肉体が崩壊寸前のジュディスは、自らの敗因となったリベルに向かっていくも、寸前のところで肉体は砕け散り、【太陽神バラル】と対を成す【月神ゾンマ】に無念を訴える。
時空を超越した恩寵を与えた存在がゾンマであることにミルリクは懸念していた。