【ズィガエナ】

Last-modified: 2023-06-12 (月) 00:30:55

ISEC

宇宙誕生の頃から存在する大魔獣。【ディミルヘイム】の惑星にあまたの元素エネルギーを与えた存在にして、この星を滅ぼす存在でもあり、かつて【八逆徒】によって封印された、本当の意味での【亡星獣】。またの名を「大亡星獣」とも。
封印場所は【ヘカトムーア大陸】の地下から入れる【揺籃の世界】であり、【真影帝国】はこれを手駒にする形で【アルタメノス帝国】を滅ぼす、いわゆる生体兵器にすることを狙っている。
ディミルヘイム編1幕10章にてついにすべての亡星獣=八逆徒の封が解かれたことで、ズィガエナ自身の封印も解除可能となったものの、単にそれだけでは解封できないようで、活動開始のための生贄を必要とした。
首謀者【ギジェルミナ・カブラ】は最後の亡星獣【テネブラエ】を解封するところまでは首尾よくいったのだが、カウンターで麻痺毒を受けて動けなくなり、すべてを知っていた側近【ギヨーム・ド・アクィラ】の手によって生贄にされるため運ばれた。
のちに、アクィラとされていた男の真相が明らかになると、黒幕はズィガエナを操るためギジェルミナを生贄とし、解封を完了させた。

ネタバレ

もともとは名前さえなく、本能のままにこれまで幾多の惑星で上記の破壊を行ってきたが、それらがことごとく知的生命体が存在しない場所ばかりであったのに対し、ディミルヘイムは人間が誕生していた惑星の一つであった。ズィガエナの名前は八逆徒によって名づけられたもので、名前を得たことで個体としての自我が生まれ始める。しかしその自我は惑星破壊する本能に疑問を持ち、やがて本体から自意識という形で離脱し、独立した個体となる。活動エネルギーが枯渇して休眠状態だったところディミルヘイムがリベルの願いで環境を蘇らせたことで活動を再開し、知性も退行していたところをリベルと接触したことで新たな自我を得た。これがのちの【アモル】である。

アモルは旅路を経て愛などのズィガエナが備えていない感情を得ており、リベルへ接触した際に奪う形となったエネルギーを返却したことで個体として保てなくなるが、ズィガエナのコアへ再び戻ることで破壊獣ではない存在として新たな存在意義を確立。この時、ギジェルミナが【R3X】の手により助け出されていたため、ズィガエナの制御権は黒幕であるジュディスが半ば無理矢理奪ったが、アモルという本来の適合者が戻ってきたことで簡単に放逐されていた。そして、惑星破壊のために蓄えた力を惑星再生に転用し、すべてのエネルギーを使い切ってアモルともども消滅した。

概要タイプタイトル
亡星獣編【亡びに抗う者たち】