【海の主】

Last-modified: 2023-09-03 (日) 17:29:23

RS2

概要

【ワイリンガ湖】に住む一角鯨のような見た目の生き物。

【ミラマー】【レオンブリッジ】を架けてからしばらく経つと、レオンブリッジが壊される事件が発生する。
その際に町の人に話しかけると、黒い影が通っていった旨の発言を聞くことができるが、この黒い影の正体、すなわちレオンブリッジを壊した犯人が海の主である。

【ヒラガ】は、犯人が分からない限りブリッジの修理を拒否するため、犯人である海の主と話を付けてくることが必要不可欠となる。

  • 橋が壊れたことに関しては「レオンブリッジ」の項目を参照のこと。

海の主がいる場所は【ワイリンガ湖】。奥地の小さな洞窟内にいるが、そもそも人間ではないので人語を喋れない。
 
無策で来た場合、海の主に話しかける(調べる)と、皇帝は橋を壊した犯人であると判断し、討伐を試みることになる。
この時は選択肢が出現し、問答無用で即戦闘にはならない。
しかし戦闘を挑めば、ほぼ確実に後悔させられる(後述)。
だからといって戦闘を見送れば、危険はないがイベント進行は停止したまま。
もし勝つことができれば、レオンブリッジは皇帝がヒラガに報告するまでもなく修復される。
 
そんな海の主だが、平和的に解決できる方法はある。
【ナゼール】【サイゴ族の村】に、【トバ】と交易している人物がおり、海の主の声を聞けるアイテム【海風貝】を1000クラウンで買える。
この海風貝を持って海の主の元を訪れると、海の主と対話が成立。
壊してしまった理由は、原因が【七英雄】の一人【スービエ】にあり、彼からを守るためだった。
その事情を聞かされたうえ、橋を壊してしまったことを謝罪されたことで、事情を理解した皇帝とはこれで話を付けたことになる。
この場合も同じくレオンブリッジは修復される。どちらの選択肢をとるかは自由。

  • なお、海の主と和解した場合、マップを切り替えると海の主はいなくなるため、和解後に海の主と改めて戦闘することは基本的に出来ない。
    唯一例外として、海風貝を使って和解した直後に、海風貝を捨ててから再度近づくと、話を付けていない場合同様に戦える。
    事情を聞いて尚、処すという悪人プレイをすることも可能である。
    当然といえば当然だが、撃破した場合は和解は無効となり、海の主を撃破した場合としてイベントは進む。

海の主と話を付けるメリットは、【人魚薬】が手軽に手に入ること。
人魚薬を作っていない場合に限られるが、【嵐と沈没船】発生中に【玉座】に座ると、【海の主の使い】が持ってきてくれる。

  • 人魚薬作成の過程はかなりの手間。詳しくは「人魚薬」の項へ。ただし自分で作成手順を踏まないとネレイドが加わらない側面があり、メリットとしては小規模。
     

海の主を倒すメリットは、【最終皇帝以外で最終ボスに挑む方法】として手軽な手順を踏めること。

  • 詳細は当該ページを参照して欲しいが、海の主を倒さず条件を狙うと、意図的に大量の戦闘を重ねる必要があったり、イベントの順序を緻密に考える必要があり、かなり大きな制約になる。
    海風貝の購入代金1000クラウンについては、【売却アイテム常時確保】という初歩的なテクニックがあるので、節約する必要性などない。
     

海の主を倒すデメリットとしては、スービエを既に撃破していない限り、スービエが強化されてしまう。
前述の通り、海の主はスービエから娘を護っている。その庇護がなくなれば、スービエはこの娘を吸収し、第2形態へ進化する。そしてその戦闘力は爆発的に上がる。

  • 和解した場合もスービエが強化されるケースはあるが、普通まず起きない。
    和解した場合でも、ワイリンガ湖に海の主の姿がないので、父親の寿命が尽きて娘が融合に使われたようだ。

帝国にとって、海の主は敵か味方かで言えば味方に近い。
普通にプレイした上では戦わずに和解することが想定されている。
ただ、海風貝自体が【南下政策】を取っていないと分からない代物である上、本イベントの進行と全く無関係に販売されるため、和解するハードルはなかなかあり、終盤になって何とかごり押しで倒したというプレイヤーもいるかもしれない。
 
ただ、倒す場合の最大の問題点として、勝つのが極めて困難であることが挙げられる。
和解を試みないと聞けないセリフだが、海の主は「スービエを渡り合える存在」と自称している。
事実スービエから娘を守り通しているし、スービエ第1形態とは比較にならないほど強い。
 
したがって、門やスプリガンのように普通にプレイしている場合ではまず勝てないように調整されている相手といえる。

戦闘

系統ランクHPWPJP戦闘回数
上位244961471252115
30201813155028
2016121212481624
技術点種族属性特性再生耐性
4700水の精霊ボス水/冥死/痺/眠/暗/精/毒/割/ス/恐
武器回避
黒曜石の槍/黒曜石の槍
アイテム
テーブル特殊能力
A通常攻撃(槍)、通常攻撃(槍)、通常攻撃(槍)、通常攻撃(槍)、通常攻撃(槍)、通常攻撃(槍)、通常攻撃(槍)、通常攻撃(槍)
B通常攻撃(槍)、サンダーボルト、くし刺し、くし刺し、一文字突き、一文字突き、活殺化石衝、活殺化石衝
特性2回行動、行動順A→B

七英雄の一角であるスービエから娘を守れるほどのこの巨大生物の強さを嘗めてはいけない。
本作における七英雄は、帝国にとっての打倒目的にして、他のボスとは別格扱いの強大な存在だと言えば、比較してどう強いのか想像できよう。
実際、下手すると七英雄個人と比較してもなお本作でもトップクラスの強さを誇る強敵といえる。
 
2回行動であり、1回は必ず通常攻撃、もう1回は大抵は槍技(低確率で通常攻撃)。
全体攻撃は稀に使ってくる【サンダーボルト】のみであり、他はくし刺しが範囲攻撃であることを除けば全て単体攻撃。


中盤の段階でいえば2回行動のボスは脅威。
問題はその異様な破壊力。ほぼ一撃必殺と言ってよい。上記表のスペックを見て、武器や【腕力】をもらえればわかるだろう。
防御力が高くても4桁ダメージがありうる。さらに通常攻撃は見切りが存在しない。
武器依存の技は、使用者の武器威力と対象の防御力で比較し、武器威力−1≦対象の防御力なら大きく軽減できるが、黒曜石の槍は武器威力49あるので、閾値は48とかなり高い。
低確率で【石化】してしまう【活殺化石衝】を使い、良くて破壊力が高過ぎて戦闘不能になり、悪ければ治癒不可能な石化で陣形が崩れる恐れもある。
また、全体攻撃の【サンダーボルト】は対策が難しい雷属性であり、低確率だがひとたび喰らえば一気に戦線崩壊もザラである。
 
攻撃以外の行動がないため、いわゆる息をつかせる暇もない果敢な攻めを行い、回復する間もなく着実に仕留めていく、それが海の主の行動パターンと言える。


付け入る隙は単体物理攻撃が多いこと。
サンダーボルトを使われるかどうかは運ゲーだが、単体物理攻撃には回避技や反撃技が有効であることを思い出そう。
【鳳天舞の陣】と併用して少しでも攻撃そのものを遮断しよう。
さらに安定しやすい戦術に持っていくなら【霧隠れ】【金剛盾】といった補助術を用意したいところ。
水地相で毎ターン999【回復】してしまうため、水術での回復は避けるようにしたい。
火地相に切り替える手段を忘れずに。
活殺化石衝への対策としては、状防御を底上げして石化率を下げるか魔法盾・見切りで対処するしかない。ほぼ一撃で殺されるHPにして、石化の対象にならないという対策は石化が戦闘不能より優先されるため不可能である。


HPの高さから、やられる前にやる、という試みは終盤でない限り不可能だろう。
参考までに中盤に戦うことが多いであろう【クィーン】のHPは12000弱であるため、その2倍以上であり、七英雄と比較しても第1形態であればこれを越えるのは【ノエル】(非怒り状態)のみである。
更に【ステータス異常】にも完全な耐性がある。


終盤に戦ったとしても、上記の攻撃の数々は普通に全滅する要素満載であるため、無策で挑めば敗北もありうる。
ワグナス第1形態程度の相手を下したぐらいでは比較にならない。
中盤であれば惨敗が普通に起こる。
 
これがもし戦闘回数的に中盤で勝てたならそれは、よほど念入りに戦略を練って最初から計画的に進めていたか、運河要塞の門を守るお供を乱獲するなどの非常識な稼ぎ方をしていたか、のどちらかではないだろうか。
 
なお、海の主との戦いでは退却を選択出来る。
無理そうだと思うなら素直に退却を選んだ方が無駄死にせずに済むので覚えておこう。
えっ? 1ターン目に皇帝が死んだ? まぁ、ドンマイ
 
ということで、第1形態のスービエと比較してしまえば、そりゃスービエが勝てないということが納得出来る程の強さである。