概要
ライフポイント。バトルキャラクター及び敵モンスターの生命力の数値。
魔界塔士では「【♥】」という形でほぼ同様のシステムが導入されている。
基本的に最大値はキャラ毎に固有の値を持ち、成長することはない。
一部のイベントではキャラの寿命、すなわち【最大LP】を対価に取引をすることがある。
味方側の場合、LPが0になると完全に【死亡】してキャラロストするか、【昏睡】【戦線離脱】となってLPが回復するまで戦闘に復帰できなくなる。
基本的には宿などの回復ポイントで【WP】や【JP】とともに回復できるが、それ以外の回復手段は一部レアアイテムなどに限られていることが多い。
とくに主人公のLPが0になると、多くの作品では【ゲームオーバー】なので注意を払うこと。
そのため、宿に戻れない中でダンジョンを探索するといった状況では、特に気絶者を出さないよう慎重に立ち回る必要が出てくる。
敵側の場合は、LP0になると基本的にHP0や石化と同様に死亡した扱いになる。
原則的なLPが減る条件
特段の事情がない限り一度に1ポイント減る。
- 【戦闘不能】状態になる
- HPが0になる、即死技を受けるのどちらでも該当
- 戦闘不能状態で攻撃判定のある攻撃を受ける
- 攻撃のヒット数、威力に関わらず該当
- 【LPブレイク】効果のある攻撃を受ける
- 技や術のコストで自ら支払う
作品別
RS2
LPが0になった場合死亡となり、パーティから戦線離脱する。
【皇帝】のLPが0になった場合、その時点で戦闘は敗北となり、遺されたパーティメンバーによる【皇帝継承】が発生する。
本作では、LPは基本的に回復手段が限定的であり、一度減少したLPは気軽に回復することは出来ない。
一方で、本作の仕様ではキャラが戦線離脱しようとも事実上無制限に新たなキャラを加入させることが出来、皇帝のLPが0になったとしても基本的に皇帝継承が発生し、ゲームは進行していくためLPが減ってきたとしてもゲーム進行上大きな問題はほとんどない。
ただ、プレイヤーとしてはLPが減ってくると着実にキャラの死が近づいてくるため、使い捨てと割り切らなければプレッシャーは半端ないものとなる。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【コッペリア】は99、最低の【ソウジ】は1である。
全体的には【男性】が高く【女性】が低い傾向にあり、他のパラメータでは男性顔負けのパラメータを持つ【最終皇帝】(女)であってもLPは10と(女性としては平均くらいはあるが)低めとなっている。
生命力というと体力と連動しそうなものではあるが、体力が高くとも生命力が低い(例として上記の通り最終皇帝(女)が挙げられる)者もいる。逆に生命力が高いものの体力が低いというキャラは【ジェラール】くらいのものだろうか。
なお、敵はレオン時代のクジンシーを除いてLP1のため、LPブレイク技が命中すると即死してしまう。
本作独自のLP回復手段
- 誰でも実行できる手段
- 最終皇帝のみ
- LP0かつ【陛下! 死んではなりません。 生きてください】の発生条件に接触
- 男であれば9、女であれば5まで回復する
- LP0かつ【陛下! 死んではなりません。 生きてください】の発生条件に接触
- 没になったもの
- 【ライフスティール】を使う(LPを1吸収)
- 実際にはバグ技等を使わない限り味方は使えない
- 【ライフスティール】を使う(LPを1吸収)
本作独自のLPが減る条件
基本的に概要に書かれている通りだが、それ以外に下記の事例がある。
- 【LPブレイク】効果のうち、【ソウルスティール】【殺人剣】【サイドワインダー】【スネークショット】はLP全喪失
- 【レイスフォーム】を利用する(気絶を伴うためLP-1)
- 魔石の指輪を所持(誰かが装備している場合を含む)して宿屋に泊まる(装備者以外LP-1)
RS3
LPが0になった場合死亡となり、パーティから戦線離脱する。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【ぞう】は36、最低の【レオニード】はなんと0である。
- レオニードのLPシステムは特殊で、減ったりはしないが、戦闘不能になると一時的に戦線離脱する。
【アビスゲート】を閉じた場合はLP0になったキャラが復活し、再び加入できる。
【結界石】がLP回復にも対応した。
なお、敵は例外なくLP1のため、LPブレイク技が命中すると即死してしまう。
本作独自のLPが減る条件
- 【LPブレイク】効果のうち、【ジェントルタッチ】はLP-100、【永久氷晶!!】【ミューズパンチ】はLP全喪失
- 【龍神降臨】状態でダメージを受ける。毒ダメージでも該当し、さらにSFC版ではダメージ0でもLPが減る
SF1
LPが0になった場合昏睡となる。
本作では全体的にLPが少なく、基本的に1桁で、ごく一部のみ2桁。【メカ】種族のみ15~25と多め。
最高値の【pzkwV】は25、最低値の【不死族系】は4である。
【結界石】がLP回復にも対応したのは変わらず。
メカ以外は戦闘中のみ【まんまるドロップ】で1ポイント回復可能だが、入手手段が少ない。
【死神】【呪殺】という、失敗した場合に自身へLPブレイク効果が返ってくるタイプが登場。
なお、敵は基本的にLP1だが、【ルージュとの対決】時のみLP7となっている。
本作独自のLP回復手段
- 戦闘に参加しなかったパーティに配置していると、メカ以外は少しずつ回復する。
- 命術【リヴァイヴァ】をかけた場合、発動するとLP1補填。表示上は1減った扱いだがこれにより±0となる。昏睡になった場合は発動しない。
本作独自のLPが減る条件
- 【最大HP】の倍以上のダメージを受けた場合、LPが2減らされることがある。
- 【神威クラッシュ】を使用する。
- 【魂のルーン】の効果が切れる。
- 【V-MAX】の効果が切れて【V-END】が発動する。
- 【呪殺】の発動に失敗する。
- 【死神】の発動に失敗した場合、敵の数だけ減る。
- 【ゴサルス】の店で買い物をすると、主人公の最大LPが減る。減った最大LPは二度と戻ってこないのが原則。
- リマスター版の【アセルス】は【生命科学研究所】の【妖魔訪問イベント】の選択次第でLPが減ることがある。
本作独自のその他LP変動
- 【モンスター】種族は変身した個体によって最大LPごと変動する。変身後はLPが該当個体の最大値まで全回復するが、上限次第で変身前後の値の増減差が出る。
SF2
LPが0になった場合昏睡となる。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【偽ギュスターヴ】は41、最低の【コンバットの兵士】は1である。
本作ではLPをむしろ能動的に活用すべきバランスになったほか、【毒】【再生】の値に残量や最大量が使われるので、全体的にLPの数値は多く、基本的に15~20程度ある。
年齢により最大値が多少増減する。ただし老齢になってもそれほど致命的に下がるわけではない。
敵のLPが1ではなくなったが、LPブレイクで倒す戦術が場合によっては有効活用しやすくなった。ただし多い相手は80や250などのケースがあり、実質的に狙えたものでは無い。
本作独自のLP回復手段
- シナリオを終了する
- 【ソウルクリスタル】【生命の木の種】【アニマ結晶体】を使う
- 本作では【結界石】は対応していない
- 主人公以外のパーティメンバーが昏睡状態で戦闘終了する(戦闘後にLP0から1に補填される、主人公の場合はLP0で即座にゲームオーバーとなるため不可)
本作独自のLPが減る条件
- 【LPブレイク】
- 本作では、ほとんどの攻撃手段に確率でLPブレイクさせる効果が付随しており、これがメインのLP減少ケースになる
- 確率LPブレイクとは別に、命中時に確定でLPブレイクさせる追加効果を持った攻撃手段(シリーズ他作品のLPブレイク技に近い感覚)も存在する
- 確定LPブレイクの効果は即死耐性で無効化できるが、それ以外の確率LPブレイクは耐性で防げない
- 【LP消費回復】を用いて自発的に消費する(残りLP1だと使えない)
- 【カムイ】を使用する
- 残りWP・JPが足りない状態で技や術を使う(残りLP1だと使えない)
- ただしカムイのLP消費とは重複せず、1ポイントしか減らない
- 他方で本作では、気絶したり気絶中に攻撃を受けたりするだけで確定LP減少とはならない
- 【グールズスクラッチ】は例外だが、これはこの技に「気絶者に攻撃するとLPブレイク」という追加効果が付いているためである
US
本作ではHPとLPの概念が根本的に異なり、HPが0になってもキャラクターは戦闘不能にはならず、LPが尽きることで戦闘不能に陥る。
代わりに、普通の攻撃にLPダメージ判定が組み込まれているためLPはしょっちゅう減り、下記の通りLPの減りやすさはHPの減り具合に依存する。
イメージ的にはHPはLPという急所を守るバリアであり、本作の戦闘は互いに相手のバリア(HP)を剥がしつつ、バリアが弱まった隙に急所(LP)を突いて止めを刺すというものである。
LPを削りきって初めて勝負が決するシステム上、最大LPの多寡はそれだけでメンバー選定のポイントとして直結する。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【アンザン】は22、最低の【ミシェル】は6である。
本作独自のLP回復手段
- シナリオを終了する
本作独自のLPが減る条件
- HPダメージが500以上・1000以上・残りHP以上だと、それぞれ【LPダメージ】が1入る判定
- フィールド上では、残りHP以上のHPダメージを受けると減る(LP1で下げ止まる)
MS
LPが0になるとパーティから離脱するが、酒場で別れたときと同じ手順で再出現する。
LPの数値はキャラによって大きく異なり、最高の【赤魔道士】は19、最低の【傭兵】(一部)は3である。
本作独自のLPが減る条件
- 耐久度が無限の武器は、耐久度の代わりにLPを消費することになる。術に関しても同様。
- 耐久度と同じく減少量を抑えられるが、0まで抑えることのできない技能もある。また、一部コマンドはLP減少をどうやっても軽減できない。
- 黄数字の場合は1/2の確率で減り、赤数字の場合は確定で減る。
- 本作では移動中にLPを削られるトラップもある(LP1で下げ止まる)
- 【マップアビリティ】の残り回数が0の時に無理矢理使う(LP1で下げ止まる)
- 宝箱の罠にかかった場合(LP1で下げ止まる)
- 【トゥマン】の誘いに乗るとLP-1~3される(LP1で下げ止まる)
- 主人公の最大LPは、妖精王の祝福を受けると増え、デスとの取引で誰かを生き返らせると減る。
SSG
控えに配置すると、バトルを2回行う度1回復。0になるとバトルを数回分の参加できないが、この期間が経過すると全回復。【救護班】に回復してもらうことも可能。場合によってはLPを使い切らすのも戦術。
【リトライ】では減ったまま。