スマブラ個人小説/白雪の小説/流星群の降る夜に

Last-modified: 2010-03-30 (火) 17:22:14

書いてないですが、合宿所の話です。
主役はリュカだと思われます。基本リュカ視点で進んでいきます。
ちなみに流星群は、夜に見れるってことになってます。
・・・では、どうぞ!


小説



        今日は流星群が見られる日。


なのにネスさんときたら・・・・。





         それは、今日の午前中。


ぼくがちょっと考え事をしながら廊下を歩いていた時のこと。


ドンッ!!


「「わぁっっ!?」」


誰かがぼくとぶつかったんだ。


「いたたた・・・・。ってネスさん!?」


ぶつかったほうを見ると、そこにはぼくにのしかかるように倒れているネスさんと、心配そうにこちらを見ているピカチュウとカービィが。


「いってて・・・。その声は・・・リュカ!ぼーっと歩いてないでよ!ぶつかっちゃったじゃないか!!」


「ぼーっとって・・・。そういうネスさんこそよそ見して歩いてたんじゃないんですか!?」


「・・・!なんだよ!リュカだって悪いじゃないか!ぶつかったんだから謝ってよ!!」


「ネスさんのほうが悪いです!そっちから先に謝ってくださいよ!」


だんだん口喧嘩はエスカレートして行く一方。


ピカチュウとカービィは戸惑うばかり。


「もういい!リュカなんか知らないっ!行こ、二人供。」


「あ、待ってぇー。ネスぅ~!!」


「あー、ちょっとー・・・」


ネスさんは足早に去って行っちゃった。


「・・・もう!ネスさんったら・・・。あれ?・・・なんでピカチュウ居るの?」


「いや・・・、今のはネスが悪いと思ったピカから・・・。」


「?」


なんでそう思うのか聞いてみたら、ネスさんとぼくがぶつかった理由が分かった。


どうやら、ピカチュウとカービィとネスさんで追いかけっこをしていて、ネスさんがちょっと後ろを見て走っていたら、ちょうどぼくが居て、ぶつかったみたい。


「そうなんだ。」


ピカチュウは軽く頷く。


「そういえばぶつかる前、考え事してたみたいだったピカけど・・・・何考えたピカか?」


「今日の流星群のことだよ。きれいに見えそうな場所のことを思い出したから、皆に教えようと思ってたんだ。でも・・・・この通りだから・・・・。」


ぼくは後悔した。さっきは、こっちも悪かったからこっちから先に謝っておけばよかったな・・・・。って。


「そうだったピカか・・・・。ところで、そこって何処ピカ?」


「え?えっと・・・    


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


一方、ネスは・・・・。


「あれ・・・?ピカチュウは?・・・まぁいいや・・・。はぁ・・・・。」


ネスは、大きなため息をついた。


「どうしたの、ネス?ため息つくなんて。らしくないよ?」


「うん・・・。ちょっと・・・ね・・・。」


ネスも後悔していました。リュカと同じことを。


「そういえば、さっき『皆に教えてあげたいところがあるんだ~』って言ってたけど何のことだったの?」


「あぁ、それはね、流星群がきれいに見えそうなところを思い出したから、教えようと思ったんだよ。そこで、流星群見たいなぁって。」


「へぇ~。」


「リュカにも教えてあげようと思ってたから黙ってたけど、この通りだし。とりあえずカービィには教えておくね。」


「ホント!?じゃ、教えてッ!」


「・・・うん。場所は・・・・・    








その後、リュカとピカチュウ、ネスとカービィは別れました。


おや?ピカチュウとカービィの二人が集まって何かを話し合っているようです。


「ネスどうだったピカ?リュカは、ちょっと落ち込んでたピカ。」


「そっかぁ・・・。ネスもだよ。流星群がどうとか言ってた~。」


「ピ!?リュカも言ってたピカ。もしかしたら・・・・」


「もしかしたら・・・?」


「二人供、同じこと考えてるかもしれないってことピカ。」


「えー!?じゃ、じゃあ、流星群の話も・・・・?」


「もし二人が同じことを考えていたならありえるピカ。確かリュカは・・・亜空事件が解決した後、皆で夕日を見たあの場所で流星群を皆で見たい。って言ってたピカ。」


「こっちもそうだよ!ホントに二人供同じこと考えてるんだ!!」


そのことで二人供、いいアイデアが思いつきました。


「「二人を仲直りさせよう!!」」








そして夜。


「上手くやるピカよ!」


「そういうピカもね!」


そうして、ピカチュウはリュカ、カービィはネスの元に向かいました。








「ねぇ、ネス!流星群なんだけど・・・、先に行っててくれないかな?」


「・・・いいけど?じゃあ、先に行ってるね。」


もう一方・・・ピカチュウもカービィと同じことをリュカに言いました。


その後、カービィとピカチュウは再び集まりました。


「ピカ、うまくいった?こっちは成功だよ☆」


「こっちも成功ピカ。もうそろそろ僕らも行くピカね。」


そして、二人(?)もあの場所へ向かいました。








      その頃のその場所。
(再びリュカ視点)


あそこにいるのは・・・・誰だろう?


ピカチュウは後で来るって言ってたから違うだろうけど・・・・。もしかして、ピカチュウが他の誰かを呼んだのかな?


声をかけようか、掛けないか迷っていると、


「PKフラッシュ!!」


という声がして辺りがうっすら明るくなりました。


「リュカ!?(なんでここに!?)」


「ね、ネスさんっ!?」


二人の間に沈黙が走ります。


「あ、あのさぁ・・・、せっかくだし・・・一緒に見ない?」


「は、はい。」


と、とりあえず座ってみたものの・・・・気まずいです・・・。


・・・・そうだ。今日のことを謝ろう。


「「あの(さ)」」


ぼくは、びっくりしてネスさんを見ました。


そしたら、同じタイミングでネスさんはぼくを見ました。


「あ・・・ネスさん先に・・・。」


「いや・・・リュカからでいいよ。」


「え・・・でも・・・。」


「あーもう、いっそのこと、せーので言っちゃえ!!」


「え・・・!?」


「いくよ、せーの・・・・」




「「今日のこと、ごめん(なさい)!!」」




また、お互いの顔を見合います。


「もしかしたら、ぼく達、同じこと考えてたのかもね。」


「そうですねー。」


なんだか可笑しくなって二人で笑いました。


「リュカ。ぼくのこと、呼び捨てで呼んでよ。さん付けだとなんかむず痒いっていうか、なんかさ・・・。」


「でも・・・・。・・・わかりました。」


「あ、あと、敬語も使わなくっていいよ。」


「は・・・じゃないや、うん!・・・あっ!」


「・・・?わぁ・・・・!」


少しずつだけど、流星群が流れ出しました。


「ぼく達のPKスターストームよりずーっときれいだね。」


「うん。」


「ねぇ、お願い事しない?」


「お願い事・・・?」


「そ。いっそのこと、また一緒に言おうよ。」


「そうですね。」


「んー、じゃ、こうして?」


ネスは、手を組んで目を閉じます。


ぼくはそれを真似ます。


「OK?」


「は・・・うん!」


「せーのっ!」




















































「「みんながずーっと一緒でいられますよーにっ☆」」




















































☆おわり☆



あとがき
初めて書いた小説だったので、どうかなと思うんですが、ここまで読んでくださった方、
本当にありがとうございます!!
なんだか、最後のほうがぐだぐだになってしまったきがします・・・。
ちなみに、ピカチュウカービィは、二人が仲直りしてお願い事をし始めた頃に到着して、仲直りしたこと確認して喜んでたらお願い事をし終わった二人に発見されて、四人で流星群を見たことになってます。
・・・ネスがちょっと嫌な子みたいになっちゃった気がするので、ネスファンの方々申し訳ありません・・・。
こんな小説ですが、応援してくださるとうれしいです。