No133 青葉/元ネタ解説

Last-modified: 2020-01-10 (金) 01:42:01
所属大日本帝國海軍
艦種・艦型青葉型一等巡洋艦(重巡)
正式名称青葉(あおば/あをば)
名前の由来青葉山 日本国福井県大飯郡高浜町 京都府舞鶴市
起工日1924.2.4
進水日1926.9.25
就役日(竣工日)(1927.9.20)
除籍日(除籍理由)1945.11.20(1945.7.28大破着底)
その後1947.7.1解体
全長(身長)185.17m
基準排水量(体重)8300英t(‪‪8433.2t)→9000英t(‪9144.422‬t)(1940)
出力ロ号艦本式重油専焼缶10基ロ号艦本式石炭重油混焼缶2基Parsons式蒸気タービン4基4軸 102000shp(103414.7PS)
→ロ号艦本式重油専焼缶10基Parsons式蒸気タービン4基4軸 出力は同じ
最高速度36.0kt(66.67km/h)→33.4kt(61.85km/h)(1939)
航続距離14.0kt(25.93km/h)/7000海里(12964km)
→14.0kt(25.93km/h)/8223海里(15229km)(1939)
乗員643~657名
装備(建造時)50口径三年式20cm連装砲3基6門
45口径十式12cm単装高角砲4門
61cm連装魚雷発射管6基12門
留式7.7mm機銃x2
艦載機x1
装備(1941)50口径三年式20cm連装砲3基6門
45口径十式12cm単装高角砲4門
九六式25mm機銃x12(6x2)
61cm四連装魚雷発射管2基8門
艦載機x2
装備(1945)50口径三年式20.3cm連装砲3基6門
45口径十式12cm単装高角砲4門
九六式25mm機銃x39(9x3+6x2)
九三式13.2mm機銃x4(2x2)
61cm四連装魚雷発射管2基8門
艦載機x2
装甲舷側:76mm 甲板:32~35mm 砲塔:19~25mm バーベット:25mm
建造所三菱造船長崎造船所 (現 三菱造船社長崎造船所) (日本国長崎県長崎市)
  • 青葉型重巡洋艦1番艦。前級の古鷹型を改良した、言わば改古鷹型。
    1927年9月20日竣工の老朽艦であったが、様々な改装を受けて大東亜戦争に参加。重巡洋艦で初めてカタパルトを搭載していた。
  • 古鷹、加古、衣笠とともに第六戦隊を編成し、開戦劈頭の快進撃を支える。
    第一次ソロモン海戦では僚艦とともに大戦果を挙げ、大敗北した米国では指揮官の責任追及が行われた。
    よく比較されるクインシーとはここで交戦、クインシーは海の藻屑となった。
  • しかし、その後は振るわなかった。そして1942年10月のサボ島沖海戦で青葉は大破し、戦線離脱。
    この時には発見したアメリカ軍艦隊を友軍と誤認、「ワレアオバ」の信号を送って不用意に接近し、先制攻撃を受ける事態に陥っている（中破時のセリフの元ネタはこれ）。
    青葉の艦長は被弾時の負傷により海戦後に戦死したが、最後まで同士討ちと誤認していたという説もある。
    さらにこの海戦では敵艦隊に不用意に接近しすぎた吹雪と、青葉の盾となった古鷹が撃沈されてしまった。
  • 翌月の11月には衣笠が沈没し、第六戦隊は壊滅。青葉は姉妹艦を全て失い、最後の一隻となってしまった。
    第六戦隊は解隊され、青葉は第十六戦隊に転属。東南アジアに身を移した青葉は黙々と輸送任務をこなす日々が続いた。
  • そんな中、特筆すべき点として青葉は三度の大破を経験しながらも終戦まで生き残った非常にタフな艦である。
    その驚異的な耐久はダメージコントロールの模範とされ、僚艦に指導を行った事もあった。