各種ツール(TRLE)/Strpix

Last-modified: 2019-05-13 (月) 19:53:39

ここではStrpixについて書いてあります。

名称:Strpix(フリーソフト)
開発者:Turbo Pascal
最新バージョン:3.9.5 REV 10
最新リリース日:2003年10月
更新予定:不明。
主な機能:

  • オブジェクトのテクスチャを変更する。
  • オブジェクトの明るさを変更する。
  • DXFファイルの出力、入力を行う。

ダウンロード先
TRSearch(海外)
https://www.trsearch.org/tools/

以下の説明はバージョン3.9.5 REV 10のものです。


インストール

ダウンロードしたファイルを任意のフォルダに解凍する。
別途、Opengl32.dllとGlu32.dllが必要ですが通常Windowsには入っています。

アンインストール

インストールしたフォルダごと削除します。

起動

インストールしたフォルダにあるstrpix3.exeをダブルクリックします。
一部のビデオカードでは問題が発生するようです。
詳細はREADMEの「Strpix3 and some video Cards」を参照してください。

終了

「File」メニューから「Exit」を選択します。

簡単な操作説明

1.WADファイルのバックアップを取っておきます。
2.「File」メニューの「Open」からWADファイルを開きます。
3.画面右上のRender Modeを「Wireframe」から「Textured」に変更します。
4.画面左のテクスチャ画面からどれかテクスチャをクリックします。
5.画面右のメッシュのどこかをクリックします。
6.「File」メニューの「Save」をクリックします。

これでメッシュのテクスチャが変更されます。

詳細な操作説明

上部のメニューについて

Fileメニュー

Fileメニューの内容Fileメニュー内の機能
OpenWADファイルを開きます。
SaveWADファイルを保存します。
Save AsWADファイルを別名で保存します。
WASファイルが保存されないので、他のツールからWADファイルが読めなくなります。
Save PixFilePixFileを保存します。
詳細はREADMEの「PIX file format」を参照してください。
Restore PixFilePixFileを取り込みます。
詳細はREADMEの「PIX file format」を参照してください。
Export DxfメッシュをDxfファイル形式で出力します。
Import DxfDxfファイルを取り込みます。
Metasequoiaなどで作成したメッシュのDxfファイルを取り込みます。
ExitStrpixを終了します。

Editメニュー

Editメニューの内容Editメニュー内の機能
Add new empty meshWADファイルに空のメッシュを追加します。
メッシュの一番最後に追加されます。
Light Editorメッシュの明るさを変更します。数値が高いほど暗くなります。
Backgroundcolor画面の背景色を変更します。(白か黒の2種類)

Light Editorに関しては
英語でよければ以下に詳細があります。

http://www.tombraiderforums.com/showthread.php?t=124039

Texturesメニュー

Texturesメニューの内容Texturesメニュー内の機能
Export to BitmapWADファイルにある全てのテクスチャをBMPファイルに出力します。
Import from BitmapWADファイルの全てのテクスチャをBMPファイルに差し替えます。

Remapメニュー

Remapメニューの内容Texturesメニュー内の機能
Remapメッシュの頂点の位置を変更します。
Re-calc Normals詳細は不明です。

Helpメニュー

Helpメニューの内容Helpメニュー内の機能
Keys GuideREADMEを表示します。
Aboutバージョンを表示します。

左上の画面について

Page0
WADファイルにあるテクスチャがページごとに表示されます。
1ページは256x256ピクセルになります。
複数ページがある時はPage0の下にPage1...とプルダウンメニューが表示されます。

Texture#0
WADファイルにあるテクスチャの一覧になります。
Texture#0はテクスチャを貼っていない所にテクスチャを割り当てるもの?
Texture#1を選択するとその番号に対応するテクスチャが左の画面で白枠で囲まれます。

Opaque
テクスチャを半透明に貼る際に使用します。
通常はOpaqueになります。
半透明のテクスチャにする際は一度WADファイルを保存し、Strpixを再起動してから
Semi-Transparentにしないと上手く行かないようです。
また、半透明のテクスチャがゲーム内でテクスチャが上手く表示されない時は、
面倒でもDxfファイルを出力し、Textur_xxxx_y_zの最後の数値を変更して
入力してみてください。

例えば、Textur_0001_1_0をTextur_0001_1_1に変更する。
最後の数値(ここでは1)が通常、半透明、透明の違いを意味します。
通常が0、半透明が1、透明が2になります。
Dxfファイルの内容に関してはReadmeの「Textures in Strpix3's DXFs」を参照してください。

Shining
テクスチャに光沢を出したい時に使用します。
数値が大きい程光沢が出るようですが、違いがよくわかりません。

Export
選択したテクスチャのみをBMPファイルで出力します。

Import
選択したテクスチャのみをBMPファイルに差し替えます。
サイズは変更されないので間延びしないようBMPファイルをリサイズしてください。

Current Texture
選択したテクスチャが表示されます。

左下の画面について

Static Meshes
WADファイルにある静的オブジェクトが順に表示されます。

Show Box
Visibility BoxとColision Boxの表示/非表示を切り替えます。
テクスチャを貼り直す時は非表示にします。

Visibility Box
どこまでメッシュを表示させるかの境界を設定する?

Colision Box
どこまでメッシュにコレーションを割り当てるかの境界を設定する

Flag
詳細は不明です。

Visibility
静的オブジェクトしか機能しません。
6つの数値はVisibilityの境界線を示します。
左から順に
左の境界、上の境界、前の境界、
右の境界、下の境界、後の境界、
になります。

数値が小さい程メッシュの中心に近くなります。

Colision
静的オブジェクトしか機能しません。
6つの数値はコレーションの境界線を示します。
左から順に
左の境界、上の境界、前の境界、
右の境界、下の境界、後の境界、
になります。

数値が小さい程メッシュの中心に近くなります。

Automatic Bound
静的オブジェクトしか機能しません。
メッシュのサイズに合わせて自動でVisibility BoxとColision Boxを設定します。

右の画面について

メッシュが表示されます。
メッシュの操作方法

メッシュの動作操作方法
回転右クリックしながらマウスを動かすとメッシュがマウスの動いたほうへ回転します。
ズームイン・ズームアウト「Ctrl」キーを押しながら右クリックでマウスを動かすとメッシュがズームします。
面の裏側(通常は見えなくて隠れている面)は最大ズームで表示されるようになります。
視点の変更「Shift」キーを押しながら右クリックでマウスを動かすと視点が移動します。

Render Mode
メッシュの表示の仕方を切り替えます。

Render Modeメニューの内容Render Modeメニュー内の機能
Wireframeメッシュを線で表示します。
Solidメッシュを面で表示します。
Texuredメッシュをテクスチャ付きで表示します。
テクスチャの貼り替えはこのモードで行います。
Pointsメッシュを点で表示します。

テクスチャの操作方法
「Render Mode」を「Texured」にして行います。

テクスチャの動作操作方法
テクスチャの貼り替え貼りたいテクスチャを画面左から選択し、メッシュの替えたい所をクリックします。
テクスチャの回転「Alt」キーを押しながらクリックします。
テクスチャの反転「Shift」キーを押しながらクリックします。
三角のテクスチャは反転すると戻りません、再度貼り直してください。
メッシュに貼られているテクスチャの選択メッシュ上にマウスカーソルを持ってゆき「Ctrl」キーを押しながらクリックします。
三角のテクスチャの変更「Alt+Ctrl」キーを押しながらクリックします。
四角のテクスチャの右上、右下...と切り替わって表示されます。

Meshes
WADファイルにあるメッシュの一覧になります。

Camera/Center
メッシュの視点をデフォルトに戻します。

画面下の数値について

X=数値 Y=数値
現在選択しているテクスチャのページ内での座標

Amount vertices:数値
現在表示されているメッシュの頂点数。
メッシュを自作する時は255を越えないようにしてください。

Amount Polys:数値
現在表示されているメッシュの面の数。

Height:数値 Width:数値 Depth:数値
現在表示されているメッシュの高さ、幅、奥行。