勇者デンジュモクの冒険3

Last-modified: 2017-07-28 (金) 13:15:46



前回までのあらすじ

魔王討伐を目指すデンジュモク、ナマコブシ、マッシブーン、ウツロイド、赤ウツロイドは2つ目のスタンプを手に入れ、実りの賢者ブルルに会うために砂漠に来ていた!


ー酒場にてー
勇者一行「「勇者狩り?」」
カポエラー「そうなんですよ、最近この辺りに謎の戦士が現れて、勇者を倒しては『勇者を辞めろ』と告げて去っていくそうです」
ウツロイド「魔王の刺客ってこと?」
ドーブル「イヤ、魔王兵を倒すところを見たって奴もいるんです。 すっごく強いらしいですよ」
デンジュモク「勇者狩り……ねぇ」


ナマコブシ「まさか探すっていうんですか!?」
カミツルギ「ムチャだよ! 確かにデンジュモクは強いけどさあ!」
デンジュモク「そんなこたぁわーってるよ! 俺一人でいいから! 頼む!」
マッシブーン「……そこまで言うのなら協力するが……」
赤ウツロイド「仕方ないな。」
デンジュモク「サンキュな! お前ら待っててくれ!」
ウツロイド「あっ! デンジュモク!」
ナマコブシ「一人で走って行っちゃいましたね……」


???「………………」
デンジュモク「オイ、お前」
ネクロズマ「…………何だ?」
デンジュモク「『勇者狩り』……だろ? お前」
ネクロズマ「そうだ。 貴様は何だ? 勇者ならば我に倒される前に去った方がいい」
デンジュモク「……数年前、いろんな村で若者をさらってた野郎は、テメーか?」
ネクロズマ「…………倒して、確かめれば」
デンジュモク「10まんボルトッ!」
ネクロズマ「いいんじゃないか? まもる」バチッ
デンジュモク「チィッ! さいみんじゅつ!」
ネクロズマ「遅いな……プリズムレーザー」ズバッ
デンジュモク「ぐあァッ!!」ドサッ
ネクロズマ「…………弱い」ガッ
デンジュモク「くッ! そッ!」
ネクロズマ「勝ったのはこちらだが、答えよう。 ソイツは知らん」
デンジュモク「…………」
ネクロズマ「我の目的は、身の程知らずの勇者が無駄死にするのを止めることだ……魔王は強い。 スタンプラリー感覚でできる戦いじゃないんだよ」
デンジュモク「……俺は」
ネクロズマ「貴様にも目的はあるんだろうな。 だが覚悟が足りない……そんな中途半端な戦いじゃ、死ぬぞ」
デンジュモク「…………」
ネクロズマ「この砂漠の奥に住まう賢者は、勇者の精神力を鍛えている。 まずはそこに行くんだな」
デンジュモク「……お前の、覚悟っつーのは何なんだよ」
ネクロズマ「………………貴様が知って何になる」


ナマコブシ「デンジュモクさん! こんなところにいたんですか……ってそのケガ!」
ウツロイド「今治すよ」
デンジュモク「…………賢者」
カミツルギ「?」
デンジュモク「これが済んだら、すぐ賢者のところに行こう。 俺たちはもっと強くなる必要がある」
マッシブーン「急にシリアス……」
デンジュモク「そこメタ発言やめいwwwwww」


ナマコブシ「セーブしますか?」
デンジュモク「はいッ!」
ナマコブシ「前のデータに上書きしt「はいッ!」」
ナマコブシ「セーブが完了しました!」
デンジュモク(あ、これセリフ全部待たなくていいんだ)


続く