勇者デンジュモクの冒険8-1

Last-modified: 2017-07-28 (金) 13:24:17



前回までのあらすじ
いよいよ魔王城に進んだデンジュモク、ナマコブシ、マッシブーン、カミツルギ、ウツロイド、赤ウツロイド。
だが、かつてのデンジュモクの弟子、グソクムシャ達が立ちはだかる。
そして勇者一行は敵の魔法によって分断されてしまったーー!


アリアドス「どくばり!」
ウツロイド「! まもる!」ガキン
赤ウツロイド「パワージェム!」ドドドドド
赤ウツロイド「当たって……いないか」
ウツロイド「厄介だね……あのふきとばし」
赤ウツロイド「そうだな。 アメモースの魔法で場所を変えつつ、アリアドスのどくばりで狙い撃ち……敵だがよく考えられている」
ウツロイド「どうするの? こっちはなかなか決定力のある魔法は持ってないよ?」
赤ウツロイド「むう…………ハッ!
来るぞ!」
ウツロイド「まもる!」
アメモース「引っ掛かりましたね? 後ろです」
赤ウツロイド「!!」
ウツロイド「赤!」ドガッ
ウツロイド「うあああッ!!」
赤ウツロイド「ウツロイド!……何故私を庇ったんだ! お前は回復魔法使いだろうが!」
ウツロイド「いたた……だって……」
赤ウツロイド「くっ…………」
アリアドス「フフ……そろそろトドメといきましょうか? ポイズンクロー!!」
赤ウツロイド「ぐああああ!!」


アメモース「以外にもあっけない終わりでしたねぇ……」
アリアドス「さあ、戻りましょう」
???「誰が終わったって?」
アリアドス「!?」バッ
アメモース「さっ……さっき倒したクラゲが、消えて…………」
赤ウツロイド「10まんボルトッ!!」
アメモース「がああああ!」ドサッ
アリアドス「貴方達はさっき倒したハズ……何故二人とも無事なんです!?」
ウツロイド「本当に倒した? もしかしたら……」
アリアドス「!! (失念していた……赤の魔法使いのもうひとつの能力)幻影……!」
赤ウツロイド「お前達があちこち移動している間に、幻影と入れ替わっておいた……厄介なアメモースを不意打ちするために」
ウツロイド「そんな単調な作戦だけで勝てるほど甘くないよ……勇者一行は! 赤!」
赤ウツロイド「わかっている!」
紅白ウツロイド「パワージェム!!!」
ドドドドドドドドドド!!
アリアドス「ガ…………ハッ」ドサッ
ウツロイド「…………勝ったぁ……」
赤ウツロイド「そうだな……さて、皆と合流するぞ」
ウツロイド「そうだね! ん……?」
アリアドス「ぐ……うう……」
アメモース「く………………」
赤ウツロイド「苦しんでいる?」
ウツロイド「一体どうしたんだろう……」


続く