勇者デンジュモクの冒険8-2

Last-modified: 2017-07-28 (金) 13:26:29



前回までのあらすじ

敵の魔法によって分断された勇者一行。 ウツロイドと赤ウツロイドがアリアドスとアメモースに勝利を修めるが……?


カミツルギ「うわああああああ!?」
ドドドドドドドドドドド!
マッシブーン「落ち着けカミツルギ!
飛ぶぞ!」バッ
カミツルギ「ふう助かった……
山の斜面上からなみのり出してくるなんて、あのミロカロス性格悪いよー」
ミロカロス「なんとでも言ってください……それに上空だって油断できませんが」
マッシブーン「ッ!! これは……!」
ヤトウモリ「言ったでしょう? 地の利はこちらにあると……この火山を利用したふんか、火が弱点のあなた方に当たればただでは済まないでしょうね」
カミツルギ「どうするのさ!? このままじゃ……」
マッシブーン「うーむ……どうにか隙を作ることができれば……」


カミツルギ「とりあえず、一旦地面に降りよう。 なみのりの方がふんかよりはダメージ少ないだろうし」
マッシブーン「そうだな……」トッ
ミロカロス「今です! なみのり!」
マッシブーン「うわっと!」バッ
ドドドドドドドドドドドド!
ヤトウモリ「来ましたね上空に! ふんか!」ドゴッ!
マッシブーン「くっ! ぐッ!」ドガッ
ヤトウモリ「フフフ……これで勇者一行の筋肉とチビを仕留めて……ん?」
ミロカロス「!? 筋肉一人だけ!?
一体どこに……」
???「お前の……」

カミツルギ「後ろだぁ! リーフブレード!!」ズバッ!
ミロカロス「きゃあああ!?」ドサッ
ヤトウモリ「まさか! こちらを油断させて近づくために、先程の着地の時わざとなみのりを受けた!?」
カミツルギ「その通り! 今だよマッシブーン!」
マッシブーン「おうよ!」
ヤトウモリ「!! (いつの間に、真上に!)」
マッシブーン「アームハンマーッ!!」
ズドン!
ヤトウモリ「カ……ハ…………ッ」ドサ


カミツルギ「や……やった、勝った!勝ったんだ!」
マッシブーン「ああ、やったな!
……あ、そうだ。 オイ、お前」
ミロカロス「……ぐ……何……です?」
カミツルギ「どうしたの?」
マッシブーン「……ちょっと、気になることがあってな……」


続く