タイトル : あたたかな午睡
お題 : 感部にかかる吐息
著者名 : びっぷれ
愛らしい君の吐息が
僕の耳にふっとかかる
まるで僕の心の奥を
そっと、やさしく震わすように
蜜が滴る君の舌が
僕の頬を舐め上げる
まるで僕の身体を芯から
そっと、やさしく撫でるように
じゃれるような甘いくすぐりに
身体が引き上げられていく
深い、深いまどろみの奥底から
ゆっくり意識が覚めていく
世界が遠くなっていく
けれども君を、すぐ隣に感じられる───
「ハヘハヘハヘハヘ」
・・・・
なんだ、お前か。
おはよう、シュウ。
今日は天気もいいし、ゆっくり散歩にでも行くかあ・・・