《設定》/【降魔儀式】

Last-modified: 2019-12-29 (日) 04:22:04

概要

読みは「ダウンロード」。作品によって方法や原理は異なるが、共通して異なる次元・空間の生物を召喚する禁呪であり、物語のターニングポイントととして機能した。

2nd

異界より、異なる生命体を現世に召喚するイニシエーション。
魔鍵『ランドルフ』を媒介に、「生きている人間」に異世界の魔を顕現させる。作品では何度か執り行われ、内二回は物語へ大きな影響を及ぼした。
一度目は剣の大聖堂におけるARMSの結成式典にて、オデッサ特戦隊『コキュートス』が一人カイーナが、ヴィンスフェルト?の立会いの下執り行った。儀式の結果ARMS隊員は一人残らず怪物?に変じ、ARMSは全滅、即日解体される運びとなった。隊員の一人であったアシュレーも魔物に変ずるも、召喚されたのはよりにもよって事象の地平に封じられたはずの『焔の災厄?』。これがのちのARMSにとって大きな手助けとなる一方で、幾度に渡って世界の危機を呼び起こした。
その後もオデッサで使用され、ミミックキマイラなどのモンスターを召喚しARMSにぶつけてきた。ちなみに金子氏曰く、降魔儀式で呼んだモンスターは召喚した直後は危険であり、受信器のようなモノを埋め込みコントロール下に置く『調整』と、睡眠や拘束等によって動きを抑える『解凍』の二つのプロセスが必要であるとのこと。*1
二度目の転機となったのは物語の終盤。カイバーベルト討伐作戦時において、本来の持ち主であるヴァレリア兄妹が実行した。トラペゾヘドロン?による封印が失敗し、大量のマナを消費してしまった結果同じ作戦が取れない事を受けて、アーヴィングは妹アルテイシア?にカイバーベルトを降誕させ、「実体のない」カイバーベルトに肉体を与えARMSにそれを撃破させる事を決意。星の中心?における最終決戦にて、ヴァレリア兄妹はついにカイバーベルト・コア?を召喚、自らの身に取り付ける。アシュレー達は『滅びの聖母』となったふたりを撃破し、ついに世界を救うが、それはアシュレーが、そしてアナスタシアが忌避した「大きな目的のために誰かを犠牲にする」哀しき行為であった…

3rd

かつての大戦において遺された魔族の情報ライブラリィ『ヒアデス』より、自らの全パーソナルデータを擬似空間上に登録していたジークフリードを復活させる儀式。
預言者達は魔族の叡智を以って惑星改造計画を目論んでおり、そのためユグドラシルシステムのエネルギーを用いてジークフリードを召喚しようとしたものの、どこかの誰かの陰謀によってジェネレイターのコアがえぐり取られ、あわや計画は頓挫といったところで奇跡的に儀式が成功。しかしそのままではジークフリードの実体化ができない所、御誂え向きと言わんばかりに『』が登場。魔槍グラムザンバーで彼を貫かせる事で彼の、そして魔槍に蓄えられた星のエネルギーによってジークフリードは完全復活。
かくして蒼の脅威は訪れ、魔族による全人類への宣戦は布告されるところとなる…


*1 ワイルドアームズ セカンドイグニッション コンプリートガイド 350ページ 『開発スタッフインタビュー ヴィンスフェルトとコキュートスのこと』