基本スペック
駆動方式[FR]/ ミッション[5速] 1982年発売
初期馬力[175ps]/カーナンバー:25-55
全長:4,410mm
全幅:1,745mm
全高:1,320mm
最高速度:351km/h(5DX+まで:350km/h)
モード別カテゴリー | 称号 |
ST無敗 | 【首都高無敗】 |
夏休み称号 | 【最速スタリオン使い】 |
ワンメイクバトル | 【スタリオンキング】 |
エンジン形式バトル | 【直4選手権】 |
期間限定首都一TA・1 | 【伝説のスタリオン】 |
期間限定首都一TA・2 | 【俺のスタリオン】 |
車種限定バトル | 【グループA制覇】 |
備考:GALANT VR-4 (E-E39A)と並ぶ三菱のマイナー車。
高速域の伸びはSKYLINE GT-R (BNR32)より少し良い。加速は可もなく不可もなく。使用感はFC3Sに似ている。
コーナリング性能は以前はとにもかくにも滑ってばかりだったが、5DXから少しずつ上方修正され6では「ちょっと滑りやすい」程度になった。ただしオーバーステアが強いのは相変わらずで、少しでもラフな操作をすれば以前までのピーキーさが顔を覗かせるため、丁寧に走る必要がある。
なお680馬力以下の馬力帯では上記のオーバーステアによるものが大きいのかそれまでと違ってスイスイ曲がるようになり、特に広島と神戸は割と速く走ることができる。
同社のGTO TWIN TURBO (Z16A)よりもまだバランスが取れていることもあり、再評価されつつある。
三菱車の中では全長が比較的長く、バチコン(ロケット)を食らい易いというリスクを抱えている(それでも全車種の中では平均よりも短いレベル)。
車幅はギリギリ3ナンバーの為、R32やRX-7 Type R (FD3S)よりも狭いので擦り抜けはまだ容易なほうである。
ブーストはかなり強めに設定されていたが、5DX+にて若干ブーストが弱くなった。
現在では他車種と比べて普通かやや弱めといったところなのでミスのない運転を心がける必要がある。
対接触性能は相手車を押す力は弱いが、相手車に押された時の粘りは強い。特にコーナーでインガリを喰らった時それを抑える性能はバツグン。
また、コーナーでアウトから相手のリヤフェンダーを押し内側の壁に押し付けて前に出るという荒業も出来る。
以上のことから、乗りこなせさえすれば対戦でもそれなりに活躍できるだろう。
アクセルワークさえ凄く丁寧にすることが出来ればこの車両の真価は発揮されるものの、そこに至るまでには相当の時間を要する。
使い続けるには「愛」が無いとなかなか堪えるマシンである。
よって、この車両はアクセルワークを習得している上級者向けとなる。
性能の他に使用者を減らす原因が知名度の低さ(このゲームで初めてこの車の存在を知った人も多い)もさることながら、 一番はエアロの不遇さが大きな原因であると考えられる。
しかし逆を言えば純正状態で十分カッコよくまとまっている車とも言えるので、あえてチョイスするのもありだろう。
また、新規エアロとしてスタリオン4WDラリーの固定ライトの物を望む声もチラホラ聞かれる。
選択可能カラー
セルビアブラック |
ソフィアホワイト |
パレルモグレー |
グレースシルバー |
メキシカンレッド |
更新回数及び追加カラー
1 | イエロー | 21 | ブラック メタリック |
---|---|---|---|
2 | パープルブルー | 22 | ホワイト |
3 | ライトブルー メタリック | 23 | ベージュ メタリック3 |
4 | ゴールド | 24 | ライトシルバー |
5 | マルーン | 25 | レッド |
6 | ペールピンク | 26 | イエロー3 |
7 | ブルーグリーン メタリック | 27 | ダークオレンジ2 |
8 | イエローグリーン | 28 | グレーメタリック |
9 | ライトブラウン メタリック | 29 | ピンク2 |
10 | グリーン | 30 | ダークグリーン2 |
11 | コーラル | 31 | オレンジイエロー メタリック |
12 | ペールブルー | 32 | ブルー メタリック |
13 | ピンク メタリック | 33 | ガンメタル |
14 | イエロー2 | 34 | ダークパープル メタリック |
15 | ライトパープル | 35 | ペールグリーン |
16 | ミントグリーン | 36 | ピンク |
17 | ダークブルー メタリック | 37 | ライトレッド |
18 | パープルシルバー メタリック | 38 | パールホワイト |
19 | ダークピンク メタリック | 39 | グリーン4 メタリック |
20 | ライムグリーン | 40 | スカイブルー |
エアロパーツセット
エアロパーツのデザインがスタリオンの純正を生かしてないものが多い。
これはもともと純正エアロがなかなかアクの強いガンダムチックな形状の為、 エアロを装着すると素のスタリオンのデザインが大きく崩れ、そこに違和感を感じる人も多くなってしまうと考えられる。
このような事情から、装着するかしないかで好みが大きく分かれる。拘りのある人は注意しよう。
ちなみに、エアロを変えても珍しく車幅が全く変わらないクルマだったが(全長は変わるが)6以降は車幅も変わるエアロが追加された。
A:一昔前のヤン車のようなエアロ。出っ歯と言うよりしゃくれエアロと言った方が良いか。
極端なダックテールに、リアはやたらダクトが開けられ、CORVETTE ZR1 (C6)を彷彿させるようなマフラー2本出しとなる。フロントの当たり判定がシビアになる。
B:こちらのスタリオンが装着しているエアロに似ている。ただし、ワンオフで制作した可能性アリ。
フロントとサイドの形状が、180SXの後期型(180SXのエアロC)に似ている。
フロントバンパーからウインカーが消える(ウインカーはフェンダーとリアライトのみ)。
マフラーが左右2本出しになる。リアウイングレス。
C:フロントは頬を膨らましたような形になり、その中にフォグランプが搭載されている。フロントバンパーにウインカーが無い。
ウィングはランエボウイングが装着される。ちなみにこのウイングの付き方だとトランクがどうやってもウイングの高さ分しか開かない。拘りがある人はウイングを替えるかウイングを外そう。
D:エアロBと似ているが、そちらとは違って若干重厚感がでる。また、サイド・リアの形状が多少異なる。
マフラーが両サイド2×2本出しに。エアロBと同じくリアウイングレス。
E:他のエアロと比べると大分落ち着いた印象。リアバンパーが下部分を大胆に切り欠いた形状になる。
マフラーは右側一本出し。
F:黒固定のリップが装着される。GTウイングが良く似合うエアロ。
比較的まとまりが良い。
G:ポンティアック・グランプリのような長細いグリルが空いたバンパーを装着したエアロ。
サイドスカートも社外品が付く。3D形状をした厚めのローマウントGTウイングが装着される。リアバンパーが標準のままのためフロントやサイドに比べ少々お尻が寂しく感じられる。
H:エアロFをさらに派手にした感じのエアロ。車高が今までのスタリオンのエアロの比ではないほどギリギリになる。
というか分身、乱入対戦の登場シーンで思いっきり擦ってる。フロント、サイド、リア全てにカーボン製のカナードが付く。
リアウイングの形状により、車名等のエンブレムが全て隠される。マフラーは両側2×2本出し。
こちらもまとまりが良い。
I:走行時など真後ろから見ないと分かりにくいがリヤフェンダーの後端にはダクトが開けられる。
全幅がかなり広がるためすり抜けに注意すべし。
J: Veilside製R34スカイライン VSGT MODELをモチーフにしたエアロ。フロントは純正を活かしたような形状。
SPRINTER TRUENO GT-APEX(AE86)のエアロJと共通している。
K:マフラーは砲弾型のものが2本出し、パイクスピーク参戦マシンのような大型のGTウィングが装着される。
5DX+までのエアロ不遇っぷりがなんだったのかと思うようなエアロ。
ダクト付きボンネット
A:中央に大きく放熱ダクトが付く。スタリオン4WDラリーの物から左右のインテークを除いた感じ。
カーボンボンネット(ダクト付1):
B:端&真ん中にダクト。
C:シャークエラのようなダクト。
D:別グレード、GSR-Xのボンネット。
ダクト付きカーボン2:Dのダクト部分がカーボン化される。
ダクト付きカーボン3:左右に小さくフィン型ダクトが付く。
車種専用ウィング
A:リアウィンドウルーバーが付く。リアウィンドウのチーム名が殆ど見えなくなる。
ルーバーの色は車体色・ステッカーに依存する。
元々スタリオンがアメリカナイズなデザインであることを考慮すると3代目カマロやデロリアンDMC12等のように見えてくる。
B:ランエボが装着する様なウイングがかなり無理矢理装着される。
C:戦闘機の尾翼の様なウイング。
エアロミラー
ガナドールタイプのミラー。
カーボントランク
FC3Sのようにガラス面積が小さくならない。
ウィングレス
ワークスステッカー
後ろ半分が黒い最初期のグループA仕様のラリーアートカラー。
スタリオンはサーキットとラリーの両方で活躍していたが、どちらにも同じカラーが存在する。
ただし、ゲーム中に登場するワイドボディのGSR-VRはワークスでレース、ラリーには参戦していない。
設定されているボディカラーの上にラリーアートストライプの入る他の三菱車とは異なり、ボディカラーにかかわらず白ベースになるので色にこだわる方は注意。
サイドステッカー
ドア下に貼られる。
雑記
- 湾岸マキシに収録されているのは1988年4月~1990年2月の期間発売されていた最終モデル。
特別限定車であったA184Aスタリオン*1をベースにエンジンを2.0Lから2.6Lにグレードアップし、トランスミッションは1速にダブルコーンシンクロを採用した改良型KM132トランスミッションを搭載。ステアリングコントローラ付きオーディオやクルーズコントロール、最終減速比が変更されたデフと機械式LSD、オートエアコンを標準装備したモデル。
オプションにはレザーシートや8段可変式ショックアブソーバーがラインナップされ、国内初の50タイヤ装着車(前205/55R16、後225/50R16) となった。
後継車種は湾岸マキシシリーズにも登場しているGTO TWIN TURBO (Z16A)である。
- スタリオンの由来は「スター(星)」と「アリオン(ギリシャ神話ヘラクレスの愛馬の名)」を組み合わせた造語。キャッチコピーもそれにちなんだ「ヘラクレスの愛馬・アリオンが今、星になって帰ってきた」であった*2*3。
一部で種牡馬(スタリオン)の意味と誤解されているが、種牡馬の英訳は「Stallion」である*4。
- 知名度が湾岸マキシの登場車種の中でワースト3に入るほど極端に低く、使用者が極端に少ない。
それもその筈、アメリカ市場を意識していた為である*5。- 生産年は'82~'90で総生産台数は日本海外合わせて11万台だが、うち国内にはたったの1万3000台。実質海外の方が売れていた車。
実際アメリカではクライスラーにOEMされ、傘下のダッヂ社とプリマス社から「コンクエスト」と名前を変えて販売していた。
国内生産台数1万3000台のうち、2600GSR-VRが823台(2000が73台)、残りは全てナローモデル*6。
しかし、国内に存在しているスタリオンはH22末で590台で、その内GSR-VRが半数以上の300台強を占めていた。
余談であるが、GX*7は現在国内にたった6台だけ現存しているらしい。 - 余談の余談だが、近畿地方にはナローモデルにグループAのエンジンを載せた赤いスタリオンがいる。数十年前に雑誌に登場したので知っている人もいるかもしれない。
2017年8月現在、奈良県桜井市の中古車販売店にて売られている模様。
- 生産年は'82~'90で総生産台数は日本海外合わせて11万台だが、うち国内にはたったの1万3000台。実質海外の方が売れていた車。
- PS2ソフトで、マイナー車を採用することで有名なゲーム「チョロQ」シリーズのHG4に「ドラオガ」という車名で
案の定登場した。
- 1984年に公開された映画「キャノンボール2」にて、「三菱が(もちろん非公式に)送り込んだチーム」という設定で登場した。 ボンネットやフェンダーの形状からGSR-Xと思われる。
ドライバーは『007』シリーズで、鋼鉄の歯を持つジョーズで有名なリチャード・キールが演じ、コ・ドライバーはなんとあの ジャッキー・チェン 。
スタリオンと言えばジャッキー、ジャッキーと言えばスタリオン、ジャッキーと言えば三菱といった切っても切れない関係である事を脳裏に植え付けた作品でもある。- もちろんノーマルで登場する訳が無く、さながらボンドカーの如くハイテクマシンに仕上がっている。
低空飛行中の飛行機から乱雑に投下されるシーンは本当にハイテクマシンなのか疑うが、 例を挙げるとジェットエンジンがついていたり、オイルを撒き散らしたり、湖に飛び込んで潜水艦に変身したり、走行中にジャッキを出して垂直上昇したり、パトカーの追跡を空を飛んでかわしたり、なんと車内でパックマンが出来たり。
リヤバンパーの大量の穴はジェット噴射のためのものである。
暗くて分かりにくいが水中では潜水艦に化けた。
是非とも一度この映画を見てスタリオンの勇姿を見て欲しい。 - この映画以降、ジャッキーの映画では頻繁にスタリオンが出演していた。
「スパルタンX」では老婆がドライブする初期型のスタリオンがジャンプ・バックターンの華麗なドラテクを披露、「九龍の眼」ではジャッキーのアパートの前を通りがかる初期型スタリオンが、「シティハンター」ではジャッキアップされたブリスターの後期型スタリオンが出演している。 - さらに一時期ジャッキーは特別仕様車の真っ白なスタリオンを愛車にしていた時期がある。
残念ながら既に手放しており、数年前中部地方のとある中古車市場に並んでいたが、なんと300万円もの値が付いていた。
- もちろんノーマルで登場する訳が無く、さながらボンドカーの如くハイテクマシンに仕上がっている。
- 1989年4月2日から1990年4月8日まで放送されていた「ゴリラ・警視庁捜査第8班」というアクション刑事ドラマで、舘ひろし演じる伊達健が劇中で運転していた車両がセルビアブラックのスタリオン・2600 GSR-VRであった。
こちらは特注のガルウィングドア仕様となっており、放送後に5台限定販売された。但し改造の影響で強度が低下し、追突されただけで全損扱いになるという弱点があった。
- 漫画『SS エスエス』(後に映画化)にも主人公の愛機として登場した。この映画でスタリオンを知った人も多い。
ただ、この映画でスタリオンを知った人はスタリオンはリトラではなく丸目4灯(下記参照)だと思っている人が多数…。
- 1980年代、WRCグループB用マシンで「スタリオン4WDラリー」というものが存在していた。
フロントのオーバーハングを稼ぐためノーズを切り落とし、新たに丸目4灯固定+フォグ2灯*8、 ブリスターフェンダーで武装、ビスカスカップリング式4WD化したもの。馬力はボアアップ等を行い、360psまで引き上げられていた。
オイルクーラーがリアウイングに移設されたものも存在する*9。
(なんだかんだでこのスタリオンはゲームに収録されているワークスステッカーと同じカラーリングである)
1985年の"Longest Day of Nelson Ledges"24時間耐久レースで、ロールオーバーの大クラッシュを起こしながらも優勝し一躍その名を轟かせた。
- …と、この様にかなりの数のメディア出演、ラリー出場、果ては有名人の愛車であるにも関わらず、なぜか若者からの知名度は格段に低い。Wikipediaでも珍車呼ばわりされてしまっている。
事実上の後継車種はGTOだが、そのGTOもマイナー車への道を辿ってしまったのは何の因果であろうか…。
- ドリフトスピリッツにも登場しており、ボディキットA・Bは湾岸マキシからの流用だが、Cはラリーエアロ風になっており、湾岸マキシには収録されていないエアロになっている。
- ミッション切り替え音:アフターファイヤ 「ポゥ」