概要
このS.H.I.V.は、全自動歩兵支援機の開発という試みから生まれた、移動可能な武器プラットフォームの最新モデルです。
Super Heavy Infantry Vehicle(超重量歩兵装甲機)、S.H.I.V. は人間兵士の代わりに配備できる兵器。
どんな戦場にも運用出来るが、アーマーを着ることが出来ないためHPへのダメージ=故障(負傷扱い)となるため、
本格的に運用する場合は複数機をまとめて用意して、故障する度に別のSHIVを投入することになる。
ほとんどの戦闘状況で活躍できるが、はしごは一切登れないので坂を探して回りこむことになる。
カバー不可能の代わりに一定の防御力とクリティカル耐性を持ち、兵士とは違った位置取りが可能。
また、機械なので毒及び一部の精神攻撃無効のうえ、飛行中のホバーSHIVはさらに+20の防御ボーナスを得る。
基本能力
各種性能 | S.H.I.V. | 合金S.H.I.V. | ホバーS.H.I.V. |
---|---|---|---|
体力 | 10 | 18 | 18 |
機動力 | 14(約8マス) | 15(約9マス) | 17(約10マス) |
照準 | 70 | 70 | 70 |
意志力 | 0 | 0 | 0 |
防御力 | 20 | 30 | 40 |
生産条件 | ヘビーウェポンタンク | カラパスアーマー | 最新鋭戦闘機 |
その他 | - | 隣接するユニットにハーフカバーを提供 | 飛行可能。燃料12。高度な飛行で24に。 |
※生産条件、緑は製造工場プロジェクト・青は研究。
能力 | 効果 | 解禁条件 | 備考 |
---|---|---|---|
鍛錬 | クリティカル率-60% | 最初から | |
制圧 | SHIV制圧 | ||
歩哨モジュール (EW) | 自ターン終了時HP2回復 4タイル以内に接近した敵に 監視なしでリアクションショットを撃つ | 歩哨ドローン | 回復上限なし クリティカルヒットを受けると その戦闘中は無効 |
- このほか、成形アーマーでHP+3、発展型サーボモーターで移動力+3
兵装
各種性能 | ミニガン | レーザー砲 | プラズマ砲 |
---|---|---|---|
攻撃力 | 5-7 | 7-9 | 9-11 |
クリティカル ダメージ | 9or10 | 12or13 | 15or16 |
照準補正 | 0 | 15 | 25 |
クリティカル率 | 10 | 15 | 20 |
上位の兵装を開発すると自動的に置き換わり下位の兵装は装着不能となる
使い方
昇進の概念がない代わり、アップグレードを施すことでどんどん有用になっていくのが特徴。
昇進を積んだ兵士は金では買えないが、アップグレードを積んだSHIVは金で買える。
基本的に高いHPと、カバーに依存しない防御力、そして全損してもあんまり惜しくない点を武器に、人間には行かせられないような強行偵察を行ったり、人間にはさせられないような無茶な突撃をさせて敵の側面を取ったりできる。
敵の監視射撃は元々の監視ペナルティにSHIVの基礎防御が上積みされて滅多に当たらないし、鍛錬扱いのためクリティカルもほとんど喰らわない。飛行中のホバーSHIVが十分な高度を取ればクリティカルを絶対に受けない。
カラパス以前の序盤では10もあるHPを利用して少し無茶な攻め方が出来るし、制圧で捕獲の補助もこなす。
合金SHIVではさらにHPが18まで増え、味方へのカバー提供もあって頼もしい壁となってくれる。ただしグレネードやロケットには注意しよう。
ホバーになると通常でも40、飛行時に至っては防御+60によってスモークを得たハイカバーの兵士も真っ青の防御力になり、機動性も凄い。ついでにはしごを登れないという欠点も克服できる。
初期装備がヘビーレーザーの上位互換という、解禁の早さと比較すると馬鹿げた火力を持つ。命中は70しかない(それでも新兵よりは高いが)ものの、兵装の開発とともに何故か照準とクリティカル率も上がる。
特にプラズマまでいくと照準95とアサルト大佐を上回る。威力もヘビープラズマを上回り、XCOMが開発できるメイン武器の中では最高である。
さらに歩哨ドローンのプロジェクトを完成させると、毎ターンHPが2回復するようになる。回復量に制限はないため、HPが1でも残っていれば繰り返し無茶をさせることができる様になった。ただでさえ防御の高いホバーSHIVにこれがつくと、不落の空中要塞と化す。ついでに4マス以内への進入に対する自動迎撃という、アサルトの白兵戦じみた能力も得られる。
EUでも元々強かったのだが、EWでは強化プロジェクトの増加に加え、遺伝子研究で一軍兵士が席を空けるケースが増えたため、活躍の機会がさらに増えた。
変わった運用方法として、EWの対EXALT秘密作戦である、設備防衛ミッションでの投入があげられる。
EXALTのエージェントがハッキングをする為には、設備回りの一定範囲に入る必要があるのだが
この時、同じ範囲内にXCOM隊員かSHIVが居ればハッキングを一時的に阻止できる。
しかし、このエリアに四方八方から敵が集まってくるというミッションの性質上、
集中砲火を浴びやすく、敵の出現位置によってはあっさり側面を取られる例も多い。
しかしSHIVならば生身の隊員よりHPが高く、カバーに依存しない防御力を持つため、それなりに耐えてくれる。
又自動迎撃が解禁されていればハッキング狙いで寄ってくる敵に自動的に監視射撃を浴びせてくれる為、
防衛ミッションでは非常に有用な囮兼砲台ともなってくれるだろう。
欠点
欠点としては、やはり金銭的コストだろう。ユニットコストこそ大した値段ではないが、常に前線に投入し続けるならばプロジェクト開発による強化を続けなければならないため、資金を継続的に投入せねばならない。そして、その投資を回収するために、常に前線で稼働させられるだけのSHIVを用意しておかねばならない。
使うと決めたら一気にドバっと使うことが大切だ。まぁあんまりダメージを喰らわないので2台程度でも回せたりするが。
またSHIVでトドメを刺しても経験値は入らないため、獲物は人間様に譲りたいところだが、残念ながら削り武器などという便利なものは搭載していない。投入兵員が減るのも併せて、人間の成長を妨げるのは覚悟しよう。
ストーリーミッションの一つ、XCOM本部防衛戦には出られないので過信も禁物。
逆に言えば、その後は資金にも余裕ができてくるので本格的にSHIV運用が可能となる。
人間との比較
人間と比べた場合、最も役割が競合するのはアサルトである。どちらも最前線での偵察、突撃が仕事である。
大佐アサルトは監視射撃やクリティカルの確定無効を実現するし、ラン&ガンはSHIVにはない。 SHIVは基本的に1ターン中に1回・1体しか攻撃できないので、速射のあるアサルトや2回以上射撃が可能な他人間クラスに比べると最終的に火力で劣ることも多い。 当然遺伝子改造も受けられないので擬態スキンも使えない。これらに対するSHIVの利点は、基本移動力の高さ、常時防御の高さ、精神攻撃無効、そしてなにより歩哨ドローンで解禁される半永久HP回復である。
開発しきったSHIVは大佐にも匹敵しうるスペックを持つので、兵士が育ってきた後半戦でも活躍の場はある。