概要
七大罪 嫉妬の魔人インウィディアを主軸としたデッキ。
効果の関係から必ず5色となるため構築難易度が高く、プレイングも決して簡単ではない。
七大罪 嫉妬の魔人インウィディア ゼクス 7/黒/ディアボロス/10000 [起]<チャージにある赤と青と白と緑のカードをそれぞれ1枚ずつトラッシュに置く。> ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、破壊する。 相手のリソースにあるカードを1枚選び、トラッシュに置く。 あなたのトラッシュにあるカードを1枚選び、手札に戻す。 その後、相手は自分の手札にあるカードを1枚選び、トラッシュに置く。
ネガティブウェーブ イベント 1/黒 [☆]あなたのチャージにあるカードを2枚選び、トラッシュに置く。 2枚置いたならば、あなたのトラッシュにあるカードを2枚選び、チャージに置く。
主要なカード
- 七大罪 嫉妬の魔人インウィディア
チャージにある黒を除く4色のカードを1枚ずつトラッシュに置くことで破壊・リソース破壊・ハンデス・トラッシュ回収をそれぞれ行える。
一気に4枚ものアドバンテージを稼げるため非常に強力だが、これ自体が勝負を決定する要因とはなりえない点には注意。
- ネガティブウェーブ
チャージ2枚をトラッシュの2枚と入れ替えるため色を調整できるが、チャージが増えないという欠点を抱えている。
アドバンテージを稼げる効果ではないが、このデッキは量より質なほか、七大罪 嫉妬の魔人インウィディアの効果でアドバンテージは取り返せるため採用する価値は高い。
候補となる黒のカード
チャージを調整する必要があるため黒のカードが多くなってしまう。
【悲嘆の堕天使ルシファー】と違ってチャージにあるカードの色が重要なため、自分で置くカードを選択する物が優先される。
ただし、黒の枚数が増えすぎれば元も子もないので投入する枚数には気をつけたい。
ゼクス
- 七大罪 色欲の魔人ルクスリア
トラッシュから2枚選びチャージに置くので非常に使い勝手が良い。
自身の低いパワーも七大罪 嫉妬の魔人インウィディアの効果を前提とすれば気にならない。
このデッキの中核を担うと言っても過言ではないだろう。
- 怠惰の使者ファオルペルツ
自身をスリープし、赤青1コストずつ払うことでさまざまなアドバンテージを稼ぐことができる。
チャージを増やすことができるほか、除去が除外のため相手のイグニッションを抑制でき、七大罪 嫉妬の魔人インウィディアまでの時間を稼ぐことができる。
パワーが低い上に効果が強力なので場もちはよくないが、囮役もこなせる。
また、チャージを使用しないため七大罪 嫉妬の魔人インウィディアを登場させた後はコストが被らず、お互いに守りあうことができる。
- 嫉妬の使者アイファゾート
チャージに特定の色があると発動する自動能力を持つ。
コスト3以下のゼクスをチャージから登場させる効果によって戦線を維持できる。
こちらもチャージを使用しないため共存しやすい。
イベント
- 絶望への囁き
チャージ1枚をトラッシュの2枚と入れ替えるという、チャームスペルとネガティブウェーブを足したようなイベント。
その分コストも上がっているが、2枚の働きを1枚で行えるのは優秀。
リソースに余裕ができる場合はこちらを優先して採用すると良いだろう。
候補となる他の色のカード
赤
- シャードバースト
自分のゼクスを破壊することで相手のゼクスにダメージを与えるイベント。
足りない色のゼクスをスクエアから補充できるだけでなく、ルナティックシックルと違って対象も限定されないため使い勝手は良い。
自分のプレイヤースクエアのゼクスも破壊できるため、特定の色をスタートカード1枚のみにした構築でもチャージに送りやすい。
白
- 兎兎魔界の魔王ウサリア
登場時にチャージのゼクスと手札を入れ替えるゼクス。
キーカードの回収とチャージの色調整をしつつ、チャージ枚数は減らないので相性が良い。
このカードの登場により、白のカードを多めに採用する意義が高まったと言える。
また、手札から直接チャージに置くのはバウンス対策にもなるが、回収出来るのはゼクスのみである点には注意したい。
- 守護者のまどろみ
相手のゼクスのパワーを下げつつ、チャージのゼクスと手札を入れ替えるイベント。
パワー11500以下のゼクスから七大罪 嫉妬の魔人インウィディアを守れるため、相手の計算を狂わせることが可能。
入れ替えに関しては兎兎魔界の魔王ウサリアと同じだが、イベントなので相手ターンにも使える点を活かし奇襲的な運用もできる。
緑
- リトルガーディアン
リソースを結果的に3枚リブートするイベント。
しかし重要なのはこちらの効果ではなくこのカードをチャージに置く効果で、手札1枚だけの消費でチャージに緑を用意できる。
またリブートしたリソースで七大罪 色欲の魔人ルクスリアのコストを支払えるため相性は悪くない。
リソース6枚と手札2枚でチャージを3枚用意できるので、チャージを消費した後でも即座に立て直しやすい。
相性のよいギミック
- 思希者アマディウス/舞踏骸骨スケルタルダンサーのリソースリンク
思希者アマディウスで手札を整え、舞踏骸骨スケルタルダンサーで七大罪 嫉妬の魔人インウィディアや七大罪 色欲の魔人ルクスリアを登場させることができる。
- 悪戯な九尾 妲己
こちらも条件の関係から混色となるため、意識した構築をすれば共存が可能。
ただしチャージに加えてトラッシュも管理しなければならず、またリソースに置くカードにも細心の注意を要求されるためプレイングが非常に難しくなる。
弱点
5色である以上避けられない問題ではあるが、手札事故の確率が高い。
最悪の場合、七大罪 嫉妬の魔人インウィディアの能力を使う前に負けてしまう恐れがある。
構築の段階で色のバランスに気をつけつつ、低コストでドローや手札を調整する手段を用意するなどしておきたい。
チャージを必要とするカードの例に漏れずバウンスへの弱さは無視できない。
特に特定の色をスタートカード1枚のみにする場合、レーザーサイス アヴィオールへの対策は必ずしておきたい。
また、発掘職人マトックなど除外する効果も非常に苦手である。
状況次第では七大罪 嫉妬の魔人インウィディアの能力が一切使えなくなる可能性もあるので、そうならないような構築やプレイングを心がけたい。