九頭竜 みすず
(くずりゅう -)
概要
不夜城ラス・ドラドの支配者。
始祖の一人であり、高天原世界の「時間」の具現である。
世界の歪みのエネルギーが寄り集まって生まれた存在であり、概念に近い存在である。
「さあ、侵略を、開始しましょう…」
「我が軍勢は無限也。果たして貴方は無限を相手にどこまで耐えられるかしらね?」
「貴方など、誰も気に留めはしない。安心してその生を終えなさい」
「私に勝つなど不可能なのです、誰も無限を止められはしないのだから」
「クフフフフフ…。眠りなさい、永遠に」
プロフィール
通称 | 歪みに湧き出づる者 |
年齢 | 不明(外見は20代中盤) |
所属 | なし |
身長 | 175cm |
体重 | 52kg |
誕生日 | 3月20日 |
出身地 | 時空の歪み |
種族 | 始祖 |
好きな物 | ペペロンチーノ |
嫌いな物 | 明日葉 |
趣味 | 賭け事 |
最近の悩み | みんな私にビビりすぎじゃないかしら |
人物
容姿
常に目を伏せており、黒髪をショートカットにしている。目を伏せていても世界の事は視えている。目はオッドアイであり、左目が蒼く右目は紫。グラマラスなスタイルをしている。両耳のウロボロスのピアスは彼女が自ら作った物であり、とても大切にしている。
性格
捉えどころのない浮雲のような性格であり、集団でいる事や束縛を嫌う。世界や集団の為の行動でも、自分の意に反するなら決して行わない。
賭け事が何より好きであり、日常的に賭博に興じている。彼女の治める不夜城は高天原最大のカジノであり、入り浸る者も多く、また借金をして地下に沈められる者もいるという。
戦闘能力
他の神々が到底及びえない、理解不能な戦闘力を持つ。魔族ですらも彼女には一切手出しができないほどの強さであり、アルンダーティ曰く「彼女が神々の味方である限り手出しするのは得策じゃないね」。
体技
賜能や魔法による攻撃に重きを置いている為、体技は使用しない。
しかし、基本的に彼女の攻撃の威力は無限大かつ不可避である。
武技
賜能や魔法による攻撃に重きを置いている為、武技も使用しない。
武器による攻撃はあまり得意としていない。
魔法
独自に編み出した「合成魔法」と呼ばれるものを多用する。普遍的な魔法に彼女の賜能による調整を加えて放つものである。
賜能
時神
時間軸を自由自在に移動し、操る賜能。
歪の兵団
笛の音色を合図にして無数の「歪の魔物」を生み出す賜能。その生産数に上限は存在せず、彼女の意思を共有し、かつある程度自律して動く。
魔物の一体一体が魔族とも互角に渡り合えるほどであり、一体でも司天十三連団一隊を以てやっと殲滅できるほど。無数の兵士による徹底的な蹂躙が彼女の最大最凶の武器である。
彼女自身は歪の魔物の玉座に座り笛を吹くのみ。しかし、それだけで他の者たちは敵いもしない。
時の神の眼
みすずが普段伏せている眼に宿っている賜能。
右目は視界内に存在するモノが積み上げた時間を「奪う」魔眼であり、見つめている間どんどんモノを退化させ時間を奪い、その者が生まれる前の時間になると灰になって消え失せる。逆に左目は時間を「与える」魔眼であり、そのモノに訪れる時の流れを進める事で最終的に風化させることが出来る。両目を開眼していると、その効果が対消滅し時間が進めなくなる為、時が止まり静止する。両目で見つめる事で対象を指定し、その場に静止させることが出来る。
数値操作
高天原にあるあらゆる数値を視認し、その値を虚無から無限まで自在に操る賜能。あらゆるものに存在する数値を視認し、その数値を自在に増減させる神の如き能力であるため、基本的に彼女の攻撃は不可視であり、また不可避である。
この賜能を利用し、周囲に無限の距離と時間を圧縮した空間を展開している。この空間をみすず自身がオフにしない限り、彼女にはどんな攻撃を当てる事もできない。
魂具
降魔笛「歪みの角」
自らの角を折り取り加工して作った笛。奏でる音色によって生み出す歪の魔物は違う。
武器としての攻撃能力は皆無に等しい。
祓神杖「捻れた枝」
禍々しく捻れた杖。上端部分に骸骨の意匠が施されている。
異界への扉を簡単に開き、対象を異界へ追放する事が出来る。