ストリンガー(Splatoon)

Last-modified: 2024-03-17 (日) 11:52:53

登録日:2022-12-22 (火) 15:34:02
更新日:2024-03-17 (日) 11:52:53
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Tag: LACT-450 Splatoon Splatoon3 Splatoonブキ解説項目 ストリンガー トライストリンガー ブキ 武器



既に確認されている弓のような新しいタイプのブキは、「ストリンガー」と呼ばれることが判明した。

ZRボタンで弦を引き絞り、離すと複数のインクを同時に発射するようだ。

地上では「ヨコ射ち」、空中では「タテ射ち」とブキを持つ姿勢が変化する。

使いこなすとカッコイイぞ!*1

ストリンガーとは、『Splatoonシリーズ』に登場するブキ系統である。


概要

Splatoon3より登場した、?の形状をしたブキカテゴリー。

見た目通り、弦の張力によって遠距離までインクを飛ばす新しいタイプのブキである。
ただし、原理(ひいては操作)が同じというだけでブキカテゴリ内でも射程距離・性能にはばらつきが多く
発売直後の時点でトライストリンガーLACT-450の2種しかないにも関わらず、この2種の取り回しだけでも全く別のブキと化している。


性能

発射口が複数備え付けられており、発射時にはそこから扇形にインク弾を発射する。
また、地上で発射すると弾が横に平行になるヨコ射、空中で発射すると縦に平行になるタテ射に変化する。

さらに、弓を引き絞る動作により、従来のチャージャーと同様にチャージを行うことが可能。
ただし、ストリンガーはチャージした長さによって射程だけでなく弾の性質も変わる。それぞれにメリット・デメリットがあるため、とりあえずチャージすればするほど良いというブキではないのが従来のチャージブキとの大きな違い。

2段階チャージ式。(ノーチャージ、ゲージ一周分以上フル未満の1段階チャージ、フルチャージ)
概ね共通しているのはチャージするほどに射程が伸び、着弾点が収束するという点。

上述をまとめると、シンプルに考えるだけでも
ヨコ射でノーチャージ・1段階チャージ・2段階チャージ
タテ射でノーチャージ・1段階チャージ・2段階チャージ
と、性質の異なる6種の弾道を使い分けて戦うことが出来るノーチャージは縦横それほど違いはないけど

フルチャージで威力と有効射程を活かすことが前提のチャージャーとも、チャージするだけ制圧力に拍車が掛かるスピナーとも異なる全く新しい概念のチャージを操れるか否かが、このブキ種を扱う鍵になってくる。

その他、チャージャーとの大きな違いを述べると

  • 曲射を行うことが出来る。
     照準を上向きにすることで、弾が山なりの軌道を描いて飛んでいく。この着弾時に威力減衰がないのが特徴。
     これにより、遮蔽物などを飛び越しての狙撃やインク塗りが可能となっている。
  • レーザーサイトが表示されない。
     チャージャーとは異なり、攻撃の瞬間まで撃たれた方向を悟られにくい。
     ただしフルチャージすると手元が光るので、遠目からでも目立つのは変わらない。
  • 一撃の威力は低めなので当てれば勝ちというブキではない
     特に、着弾点でなければ威力も塗り性能も低い傾向にある。
     フルチャージを一度に全弾命中させれば一撃で倒せるものの
     動き回るイカに安定して命中させるのはチャージャー以上にシビア。


ブキ一覧

トライストリンガー

サブウェポン:ポイズンミスト
スペシャルウェポン:メガホンレーザー5.1ch
重量:中量級

ストリンガーの代表とも言えるブキ。
ベースとなっているのは釣り具。インクの冷却機能を搭載しており、チャージして発射したインク弾が着弾点で破裂する。

性能

一言で言えば、とにかく出来ることが多い器用さ重視のブキ。

撃ち分けによってインクの拡散場所・範囲をかなり広域に渡ってコントロールできる。これだけでも便利だが、これに加えて爆発による追加ダメージも美味しい。
遠くから一撃でキルを狙ったり、敵の足元を奪って追撃したり、弱った敵の退路を断ってトドメを刺すなど、攻め手に関しては芸当が達者。前線やや後方からの援護を中心とした立ち回りも積極的に行える。
これにより、常に時間を無駄にせずに活路を探して動き続けることが出来るのが、この武器の大きな魅力であり、アドバンテージである。
また、敵や味方の状態、盤面に依存せずに手を打ち続けることが出来るのもチャージャーと比べた際の強みと言える。

ただし、テクニック次第で疑似1確、1確を狙えるが、逆に言えば適当に狙撃をしてもキルは取れないし、射程を間違えば足場を奪うことすらままならない点は気を付けるべし。

このブキの弱点として、シューターなどとシンプルな撃ち合いになると厳しい。また、遠距離ブキの宿命として接近戦にも弱い
懐に潜り込まれないよう、視野を広く遠く構え、敵の位置・地形・味方との連携など場を意識し、2手3手先を読んでイカに自分に有利な場を作っていくかが勝負の分かれ目になる。

もう一点、扱いの注意としては出来ることが多い分、器用貧乏に陥りやすい
射程・爆発・撃ち合い性能など、様々な性能で大抵はそれぞれに特化した上位互換が存在している。
トライストリンガーは性能個々の強みに拘らず、相手が今どう攻められるのに弱いかを常に分析し、それにより戦い方を切り替えていかなければならないブキである。
リッターのように単純に遠ければこっちのものということはないし、ましてや脳死プレイや脊髄反射プレイは厳禁中の厳禁ということは頭に入れておこう。


  • ヨコ射
    • ノーチャージ
      自分の足元から扇形にインクを発射する。着弾点での爆発はなし。
      発売当初は着弾点手前の塗りが甘く「とりあえず最低限塗る仕事は出来る」程度のものだったが、アップデートVer.2.0.0により塗り性能が向上したため、地面を塗る仕事もチャージャー以上、シューター未満くらいにはこなせるようになった。
      命中威力は低いので、敵に詰め寄られた場合に慌ててノーチャージを連打するのはNG。その場合は下記の1段階チャージの爆発を利用して迎え撃ちたい。
    • 1段階チャージ
      ノーチャージと2段階チャージのちょうど中間くらいの性能。弾は着弾点で爆発する。
      フルチャージに比べると着弾点が収束せず拡散範囲が広いため、広域に渡る塗り性能が高め。
      特に、逃げ回る相手の足場を奪い、あわよくば追撃の爆発を浴びせて弱らせる、などサポート性能がフルチャージより高い。
      こちらが高台にいる時や、相手が射程・機動力の短い武器ならば、1段階チャージの爆風を何度も当ててそのままキルまでこぎ着けることも十分に可能。
      一発でも足場を奪えるので、相手がパニックに陥ったらこちらのものである。(いわば廉価版のエクスプロッシャー)
      ただし、この戦法はマニューバーにはほぼ効かないので注意されたし。
    • 2段階チャージ
      飛距離が長く、弾がより収束する。エイムが要るが、これを用いたキルを積極的に狙えればチャージャーにも負けないアドバンテージを得られる。
      軌道上の塗り性能が弱く、着弾地点にもそこまでインクが塗り拡げられない。
  • タテ射
    • ノーチャージ
      縦に平行にインクを発射する。
      塗れる範囲は狭く、攻撃にも全く威力は物足りない。
      足場づくりに壁を塗りたい、などの時には有効。範囲を除けばヨコ射と大差なしといったところ。
    • 1段階チャージ
      縦並びの3発。着弾地点で爆発する。フルチャージよりも収束しておらず、高い壁も一気に太く塗ることが出来る。
      また一直線に対して爆発範囲が広く、そこそこ射程もあることから、こちらを捕えている相手に対し射程勝ちを狙いやすい。
    • 2段階チャージ
      ヨコ射2段階チャージに比べてインクの拡散範囲は少し狭く、弾が横に拡散しないため足場を奪うのは不得手だが、正面にしっかり捕らえた相手を仕留めやすい。ジャンプ中の照準合わせに関しては入念に練習しておこう。


サブウェポン:ポイズンミスト

ダメージや塗りを補うのではなく純粋に狙撃を補助する。トライストリンガー本体を理解すればするほどシナジーが高まっていく、実にイカした構成になっている。
適当に放っては役に立たないし、メインでいい感じに削ってあと1歩のダメージ(トライストリンガーではよくある)、といった場面でダメージの帳尻合わせなどは出来ないという点には気をつけよう。


スペシャルウェポン:メガホンレーザー5.1ch

こちらも単純なキル性能はさほど高くないし、塗りの性能はゼロ。しかし、索敵・オブジェクト貫通・射程の長さなど、なにかとメインとの相性が良い。痒い所に手を届かせるを体現したかのような構成。
相手に移動や行動を強制させたり、炙り出すにはうってつけ。サブのポイズンミストとも相性が良い。
メインだけでは手の届かない遠距離だけでなく、上手く使えば近距離の暴れ手段として短・中射程ブキに反抗する一助にもなりうる。


総括

総括すると、使い手の知識と技術力がそのまま性能に直結する、噛めば噛むほど味が出るブキ。
ブキチの「無限の可能性を秘めた」という宣伝文句も、あながち大げさでもないのである。
強みを活かすには各チャージ段階の射程をしっかりと把握し、いかに場面によって適切な攻撃を選択できるが求められる。


ギアパワー

ギアパワーの選択は十イカ十色なのは周知のとおりだが、トライストリンガーは特別「尖らせなければならない」ということはないブキであるため「これは必須」というギアパワーもあまりない。
各々のプレイスタイルによって伸ばしたい面は変わってくると思われるので、様々なカスタマイズを積極的に試すのも一興。

  • インク効率アップ(メイン・サブ)、インク回復量アップ
    どんな場面でも腐らない、汎用性の高いインク管理関連。
    トライストリンガーはメインインク効率は良好な部類であるため必須ではないが、当然積めば積むほど役に立つ。

    メインインク効率アップを積めば攻撃の手数を増やせる。
    ポイズンミストは少し消費が重いので、サブインク効率アップがあればポイズンミスト後の怒涛の追い討ちがより快適に。
    手を休めず動き回って戦い続けることができる当ブキ的にはインク回復量アップも役に立つだろう。
  • ヒト移動速度アップ
    ヒト状態で行動する時間は長いので、ギアパワーを発揮することは多くなると思われる。
    遮蔽物を利用してのピークショット、前に踏み込んで射程を伸ばすなどの操作を素早く行うために。
    射程が同等のチャージャーに狙われた際にはキルタイムの差で基本的に不利だが、動き回って的を絞らせずに避けられる可能性を上げるという使い方も出来なくはない。
  • イカダッシュ速度アップ
    どんなブキでもあってこまらないイカ速アップ。
    棒立ち仕事だけではあっさり反撃されやすいブキではあるので、立ち位置のこまめな変更を意識するのも良いし、とっさの逃走などにも役立つ。
  • スペシャル増加量アップ
    ノンチャージ、1段階チャージの塗り効率が優秀なので、塗り返しに意識を置けばかなりゲージが溜まりやすくなる。
    近距離に詰められた時の咄嗟の切り返しや、インクが枯渇した時の回復手段としてもスペシャルをいつでも使えるようにしておくと安定感が増す。
  • スペシャル減少量ダウンスペシャル性能アップ
    メガホンレーザー5.1ch運用関連。性能アップは照射時間が伸びる。
    特に性能アップは、スペシャルとメインの連携を活用したいのであれば、いくらかつけておくと「積んで良かった」と思うタイミングも生まれるかもしれない。
  • 復活時間短縮
    0キルでデスを繰り返すと良い仕事ができないブキであるため、あまりこのギアパワーに頼るのは避けたいところ。
    「キルが苦手だがサポートに徹する」という戦い方なら役に立つかもしれないが、遠くの敵もキルできる武器である以上、できれば積極的に自分でキルをとっていき、デスを避けたいものである。
  • スーパージャンプ時間短縮
    基本は後衛ブキだが、塗り性能の高さから前線の押し上げに参加するべき場面も多い。
    スーパージャンプでの素早い前線復帰の他、追い詰められた時の緊急回避の手段として持っておくと安心。
  • サブ性能アップ
    ポイズンミストの投擲距離が延びる。
    トライストリンガーはポイズンミスト使いの中では断トツの射程を持つブキであるため、ポイズンミストを遠くに投げることができるようになるのはなかなか有効。
  • 相手インク影響軽減
    いわゆる安全靴。ヒト形態を晒す時間が長いという弱点をある程度カバー出来る。
    同じストリンガー同士での撃ち合いならスリップダメージを抑えて疑似確1を回避できる可能性も。
    上述のヒト移動速度と併せても良い。
  • サブ影響軽減
    こちらが遠距離ブキである以上、相手がサブで攻撃をしかけてくる場面も少なくない。
    特に弓を構えている間はどうしても隙になりがちなので、いざというときの保険として悪くない選択である。
  • アクション強化
    ジャンプ攻撃も多用するため、アクション後に発生するメインウェポンのブレ防止が機能することはあるが、実のところ劇的な違いというわけでもない。
    むしろイカロール・イカノボリの利用頻度や好みによるだろう。
  • スタートダッシュ
    味方よりも前に出てガンガン戦いまくるというのは、この武器ではかなり技量がいる。
    このギア自体がそこまで流行っていないこともあり採用を検討しているなら、とりあえず、「初手全力で前に出るというのは当武器ではそこまで要されることではない」ということは頭に入れておくべし。
    ナワバリバトルのユノハナ大渓谷やチョウザメ造船などでいち早く高台を占めて制圧する作戦であればイカ速が活用できることもあるが、基本30秒で効果が切れてしまうことと、もとより単純な機動力でリッター4Kの上を取れることも考えると微妙な所。
  • ラストスパート
    上述の通りインク効率は全体悪くない武器だが、「終盤はインク管理など気にせずガンガン撃っていきたい」という熱血イカにはおすすめ。
    特にナワバリバトルであれば最後に塗り仕事をする状況も生まれがちなので、いざというときにインクがない!を防ぐこともできる。
  • 逆境強化
    自チームの人数が相手チームより少ない状況は、後衛寄りなブキ的にはむやみに前に出づらい。
    さらに、メガホンレーザー5.1chが即効性の高いスペシャルでもないことから、このギアパワーで逆境をひっくり返せる劇的効果があるかというと微妙なところ。
    「仲間の復帰を待って反撃に出る際には積極的にスペシャルを発動させてひっくり返したい」という思考には合致するかもしれない。トライストリンガーに限らず好みによるものか。
  • カムバック
    これもトライストリンガーに限らず好み次第。自分がやられた際に最前線で戦う仲間に負担をかけたくないという心意気や良し。
  • イカニンジャ
    曲射があるとはいえなるべくなら頭上をとりたい & 敵に接近することはあまりない & 立って仕事が多いのでイカニンジャがあっても目立つ
    これらの要素からシナジーは低め。移動速度が下がる方が痛いかもしれない。
    だが、相手の死角に回り込む暗殺弓術を多用したいならつけての運用も面白いかもしれない。
  • サーマルインク
    メインブキのインクを命中させた相手が壁越しにいる場合に強調表示する。
    他のブキでは優先して積むほどの有用性は無いが、ストリンガーにおいては曲射で遮蔽物の奥の敵を攻撃する機会が多いため、撃ち漏らしの軽減、逃げられてもその後の索敵に繋げられるので、積んでいるといないとでは使用感が大きく変わるため、優先度は高い。
    やられる前に発動させると疑似的なリベンジとしても効果を発揮する。

    ただし、着弾時の爆発にはサーマルインクの効果がないことには注意。
  • リベンジ
    自分を倒した相手をサーマルインク発動時と同様に強調表示する。
    使用者のエイムにもよるが、発動頻度を考えるとサーマルインクのほうがより便利という場合もあるかもしれない。お好みで。
  • 復活ペナルティアップ
    フルチャージをガンガン当てていけるプレイヤー向け。
    遠距離ブキなのでチャージャー同様に十分選択肢には入るが、ストリンガー自体がアシスト向きのブキという性質上(アシストキルでは効果を発揮しない)、立ち回りのシビアさは格段に上がる。
  • ステルスジャンプ、受け身術
    ドンパチやりあっている付近に突っ込む覚悟で飛ぶということは比較的少ないブキ種であると思われるが、前線にはすぐに赴くというプレイスタイルの場合は保険になる。
  • 対物攻撃力アップ
    遠距離射程を活かして露払いをするのもトライストリンガーに出来る仕事なので、あると役に立つかもしれない。
    特にホップソナーやグレートバリアがよく繰り出されがちなルール・ステージである場合には相手の設置物をどんどん壊してストレスを与えられるかも?


アップデート

アップデートVer.2.0.0後は塗り性能が強化され、塗りや援護射撃などの使い方なら初心者でもいくらか手を付けやすくなった。
また、アップデートVer. 4.1.0にて攻撃性能も強化。弾の威力上昇とチャージ/フルチャージ中の移動速度が上昇し、攻撃面でも使い勝手が向上している。


その他

3はアップデート毎に環境の変化が大きいものの、トライストリンガーは概ねアップデートで上方修正を貰えていることもあり、全般、初心者でも手をつけやすいブキになっている。
しかし、「使いたい」から「勝ちたい」になると話は別で、キルを稼ぎ前線で大暴れするにはブキの鍛錬・他ブキ種の理解は他ブキ以上に必須になってくる。
とりあえずカッコいいから使ってみたでもある程度は楽しめるがカッコよく活躍したいとなると途端に敷居が急上昇する、そんなブキである。


トライストリンガーコラボ

サブウェポン:スプリンクラー
スペシャルウェポン:デコイチラシ
重量:中量級

トライストリンガーのマイナーチェンジ版で、アウトドアブランドのシグレニとコラボしたモデル。
通常版トライストリンガーも弓幹(ゆがら)は木製だが、コラボはよりウッディな柄、各部パーツもカーキー色など、キャンプグッズを思わせる意匠に仕上がっている。
もともとトライストリンガーのベースが釣り具なので、デザイン的にも実にマッチしたコラボと言えよう。

メイン性能はトライストリンガーと全く同じなので説明は割愛。

通常版は痒い所に絶妙に手を届かせるサブ・スペシャルの構成であったが、コラボは塗り性能に特化したサブ・スペシャルを備えている。
ブキチの説明によると、囮を配置して敵をおびき出すというのが当武器のコンセプトにあるようだ。(つまりこの武器でいうキャンプとは野戦やゲリラ戦みたいなニュアンスを含んでいるのだろうか……)

取り扱う際には、優れた攪乱能力を生かして敵の注意力を散らし、隙ができた相手を撃ち抜く使い方がベター。反面、サブ・スペシャルの構成から、通常版よりも接近戦に弱くなっている点には要注意。前方だけでなく後方の安全確認も欠かさずに。敵のヘイトをサブやスペシャルに向けさせ、気づかれないように狙撃する、という運用が効果的であるため、逆に自分の位置取りを知られないようにする、というのも通常版以上に重要なテクニックになる。
総合的に、通常版以上にマップ全体の把握力と敵味方の布陣を観察する視野が重要になる。さんぽで陣取れそうな場所をいくつかロケハンしておくといいかもしれない。

敵に回すと厄介なのが、下手にサブ・スペシャルを対処しようとすると隙を晒して格好の的になってしまうが、放っておいたら放っておいたで盤面を塗りつぶされてしまうという点。まさに釣り針に釣られる魚の気分である。相手に場を掌握されてしまわないうちに突破するのが何よりも肝要になる。
攪乱に惑わされず、こちらは隙を晒さないように立ち向かっていかなければならない。攻め込むためには観察力と注意力、そして度胸が必要になる、通常版とは別ベクトルで堅牢な防御力を備えている。

ちなみに、通常版と共通の注意点として、あと一歩のダメージをサブ・スペシャルで削ることはできないという点には気をつけたい。


サブウェポン:スプリンクラー

ご存知スーパー塗りサブ。そもそもメインが割と自在に塗れる武器ではあるが、その塗りをさらに補助できる。
ブキチの説明では「スプリンクラーをおとりに設置し、壊しに出てきた相手をフルチャージで狙い撃ち」という想定であるらしい。
その使い方をする場合、スプリンクラーはインク消費が重いので、正確なエイムが勝負を分ける。
絶妙に壊しにくい位置に配置し、周りで敵がもたつきはじめたら大チャンス。


スペシャルウェポン:デコイチラシ

噂の新スペシャル。
ブキチ曰く、こちらもおとりとしての使用を想定しているらしい。過去のアップデートでデコイの塗り範囲とダメージが上がっているので、デコイとメインの爆風の併せ技という使い方もできる。
配置時点で敵の注意が逸れるし、爆発時には広範囲の塗りと小ダメージがある。デコイに気を取られた相手や、爆風で弱って足場も奪われた相手はどんどん撃ち抜いていきたいところである。


LACT-450?

サブウェポン:カーリングボム
スペシャルウェポン:マルチミサイル
重量:軽量級

ストリンガーの軽量モデル。
トライストリンガーに比べると、射程が短い代わりにチャージが早く連射力に優れている。
そのため、上述した2段階チャージをほぼ意識せずノーチャージ・フルチャージのみを意識しての運用が可能。
塗り線が太いこともあって塗り性能は優秀。

機動力を生かした戦いを……と銘打っているが、短射程とキルのとりづらさによりこれ単体で見ると玄人向けブキ。
ただしひとたび高速ゆえにクセの強いチャージ仕様と“当て勘”を把握したイカが持てば、
キルが戦況を左右するガチルールであっても軽快な機動と高い塗性能であっという間に回り込み、近中距離で正確に高威力の矢を叩き込むキル・ニンジャ・マシーンと化す。当然、援護も得意。
確一持ちとしては発射間隔が短くワイドに連射できるため、案外詰められる形で寄られてもそれなりに実戦的な割合で振り払ってしまう瞬発力がウリ。

ほか、スペシャルウェポンのマルチミサイルの圧倒的な性能の高さによりそれ目当ての愛用者も多い。
そのため、一部のプレイヤーからはメインがマルチミサイルで弓のほうがオマケなんて言われることも。

詳細は該当項目にて。


門外不出・口外厳禁

クマサン印のストリンガー

重量:中量級
クマサン謹製、サーモンラン?専用のストリンガー。ベースこそトライストリンガーっぽい見た目だが、魔改造により発射口が3倍の9個に増やされている。
照準など知らんとばかりに着弾点はバラバラ。フルチャージしても全く収束しないが、右側に照準が密集するポイントがあるためそこを活用するとバクダンを一撃で処理できるので試してみよう。
逆に照準の粗さをイカし、ノンチャでもかなり広範囲を塗ることができるほか、ベースとなったトライストリンガーと同じ1周チャージから着弾後の爆発が発生するため壁塗りも得意。
フルチャージした時の1発あたりのダメージは150で、全弾命中すれば150×9=1350という破格のダメージ。至近距離まで接近し全弾ぶつければモグラやテッキュウといった高体力オオモノシャケもワンパンできる。さらに的のデカいオカシラシャケであれば全弾叩き込むのは容易。メインでイクラキャノン1発を超えるダメージを叩き出す、対オカシラ殺戮兵器と化す。

が、クマサンシリーズの宿命としてインク効率の悪さがあり、フルチャージすると4発しか打てず、ノンチャでも10発しか撃てないためインク残量には注意。


余談

  • Splatoon3のキービジュアル
    ストリンガーの代表であるトライストリンガーはスプラトゥーン3のパッケージを飾っている。3という数字に所縁があるものが多いが、このトライストリンガーもその一つと言えよう。
  • フウカの得意武器?
    すりみ連合?のフウカは、ラジオでたびたびステージ相性とストリンガーについて言及している。ストリンガーが得意武器なのかもしれない。
  • ヒーローモードでのストリンガー
    ヒーローモードでトライストリンガーが支給されることがあるが、「5-7 不可逆な時の中でこの街並みを選ぶ意味の場所」でのトライストリンガーチャレンジは屈指の難関の一つと言われている。
    トライストリンガーのエイムや着弾点の収束を熟知して臨まれたし。ブラスターでクリアして放置してる人は正直に手を挙げなさい。



追記・修正はヒーローモードのステージ5-7をトライストリンガーでクリアしてからお願いします。


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*1 Splatoon公式Twitterアカウントのツイートより。