登録日:2011/05/14 Sat 17:05:38
更新日:2024-04-09 (火) 05:19:16
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▽コメント欄
Tag: 1994年 FF FF6 FINAL_FANTASY FINAL_FANTASY_W GBA PS RPG SFC Steam ×クリスタル、○魔石 ケフカ ゲーム ゲームボーイアドバンス スクウェア スクウェア・エニックス スチームパンク スーパーファミコン トーセ ドッターの本気 バグだらけ バグゲー ファイナルファンタジー 中盤の谷を越えたら胸熱 仲間皆が主人公 召喚獣 名作 名曲だらけ 神ゲー 究極のドット絵 群像劇 鬱展開←主に序盤一部回と中盤 魔導アーマー 魔法
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『ファイナルファンタジーVI』(FF6)とは、1994年4月2日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたRPG。
FINAL FANTASYシリーズとしては、スーパーファミコンで発売された『4』~『6』の最後となる作品である。
●概要
SFCとしては最大級の、大容量24メガビットメモリを搭載している。
そのためグラフィックは2Dでありながら美しく、現在も活躍する野村哲也が手掛けたこともあってクリーチャーデザインは非常に精密。
サボテンダー?やオルトロス?、アルテマウェポン?といった、FFの代表的なモンスターたちも登場した。
逆にこれまで皆勤賞だったDQでいうスライム枠のゴブリンが出てこないなど、かなりの意欲作であった事がみてとれる。
世界観は前作『FF5』までとは違い、クリスタルが無くなった*1代わりに機械や蒸気機関などが登場し、中世ファンタジー的な世界からスチームパンク?的な世界を展開。
また、それまでは戦闘手段でしかなかった「魔法」や「召喚獣」をテーマにしたことも初の取り組みであると言える。
話の内容はどちらかというと暗い分類で、終末的イメージが漂っている。?
上記のことは、次作『FF7?』以降にも多大な影響を与えた。
ぶっ壊れ性能のアイテムが多いが故の大味すぎるゲームバランスと、全滅したときのペナルティが薄い*2ため、難易度は基本的にシリーズ中でもぬるい方である。
とはいえ後述の裏技を使わない限りは、要所要所で手強いボスや難所もあるため、何も考えずにプレイするとそれなりに苦戦する。
また、強力なアイテムの中には攻略情報を知っていないと取り逃しやすいものも多いので、一概にゲームバランスが崩れているとも言い難いところではある(それでも難易度自体は高くない方だが)。
主人公は明確には決まっておらず、「14人全員が主人公」というスタンスをとっているが、その中でストーリーでの扱いなどを見て扱いの大きいキャラは存在する。
流石に多少のキャラ性能差は存在するが、どのキャラクターも掘り下げイベント等も何かしら用意されている*3上に固有コマンドや独自の運用方法があるため、誰をスタメンに入れても完全な足手まといにはなりにくく、お気に入りのパーティー?でプレイできる*4。
個性豊かなキャラクターたちと濃厚なストーリー展開、美麗なグラフィックと名曲BGMの数々から、今なお人気の高い作品である。
●あらすじ
繰り返そうとしているのか…
●主な登場人物
※CVは、他ゲーム作品への客演時に追加されたもの。
【プレイアブルキャラ】
- ティナ・ブランフォード?
- ロック・コール?
- 「俺は見捨てたりしない……必ず守ってやる!」
- CV:小野友樹?
反ガストラ帝国組織「リターナー」に与するどろぼう…もとい『冒険家』?(自称トレジャーハンター)。
過去に恋人レイチェルを亡くしており、それが精神的外傷となっている。
ティナと同時期に登場し、男キャラの中では最も主人公に近い人。主役其の2。
固有コマンド「ぬすむ?」はⅣからお馴染のアイテムマスター御用達コマンド。
やっぱりどろぼうなのでは
特定のアクセサリ装備で盗むついでにダメージも与える「ぶんどる」へと変更できる。
壊れコマンドの多い今作ではコマンドが地味のため戦闘要員としてはやや目立たないが、終盤にとあるアイテムを入手すると一気最強クラスのキャラとなる。
- エドガー・ロニ・フィガロ?
- セリス・シェール?
- 「あの時、希望を捨てなくてよかった……それが未来へと……」
- CV:桑島法子
帝国が人工的に魔導の力を注入して造った「人造魔導士」。ティナ同様初めから「魔法」が使え、レベルアップでも魔法を覚える。
元はガストラ帝国の常勝将軍だったが、ある事がきっかけで上からの命令に反抗、投獄され処刑を待っていた。
人気女優並の美女で、ドット絵だと胸部の強調された緑色のレオタード?を着ている。ロックと良い感じになるツンデレ。
ストーリーでの登場シーンは多く、特に物語後半は彼女の視点からスタートするので実質後半の主人公。主役其の3。
固有コマンド「魔封剣」は、次の自分の行動順まで敵味方問わず魔法を無効化?し、自身のMPを回復するというもの。
汎用性はさほどでもないが、強力な魔法を使う雑魚敵が出現するゾゾ?の街やナルシェのケフカなどの魔法を使うボスも決して少なくなく、攻略上役立つ場面は多い。
- マッシュ・レネ・フィガロ?
- カイエン・ガラモンド?
- シャドウ?
- 「俺はいつでも死神に追われている」
- CV:安原義人
報酬次第で動く暗殺者。金のためならば友を殺すことさえも厭わないと言われている。
感情を持たず、他者を寄せつけず、常に己の死に場所を求めて闇から闇へと放浪を続けている男。
相棒と呼べるものは愛犬インターセプターのみ。
実は過去に何か秘密を抱えており、そのために死に場所を探しているようだ。
ゲーム序盤から登場するものの、その頃は期間限定加入キャラであり、正式に仲間に加えられるのは事実上ゲーム後半から。
厳密には魔大陸で正式加入するが、それをクリアするとすぐ離脱してしまう。しかも手順を踏まないと永久離脱する。
本人も「必ず戻ってみせるさ」と言ってるのでちゃんと待つべきなのである。
固有コマンド「なげる」はシリーズ恒例の武器投げ技。
必中+防御力無視+隊列無視効果に加え、投げ専用アイテムの手裏剣やが全体的に安い割に威力が高く地味に強コマンド。
また一定確率で愛犬インターセプターが攻撃をガードし、反撃してくれるのも大きい。状態異常扱いなので状態異常を交換する技の波紋を食らうと二度と呼べなくなったりする
- ガウ?
- セッツァー・ギャッビアーニ?
- 「俺の命、そっくりチップにしてお前らに賭けるぜ」
- CV:置鮎龍太郎?
思想や主義を持たない生粋のギャンブラー。
世界で唯一の飛空挺ブラックジャックを所有し、気ままに生きる男。KH2は黒歴史。
固有コマンド「スロット」は文字通りスロットの結果によって効果が変わるギャンブル技。
下位の技はそこまで協力でもないが、上位の技になると非常に強烈な効果もみられるようになる。
特に777の「ジョーカーデス」は敵全体に耐性無視即死と非常に強力。しかし、77BARの「ジョーカーデス」だと…?
また、アクセサリによって「ぜになげ?」に変更することも可能で、こちらは安定したダメージソースになるが金を喰いがち。
ロックと同じくセッツァーにもぶっ壊れ装備があるためそれに期待するのもよい。
彼にまつわるイベントは飛空艇関連が多く、崩壊後も飛空挺が必須であるため、セリスやエドガー同様に必ず同行する。
- モグ?
- 「ボクもいっしょに戦うクポ!!」
- CV:諸星すみれ?
ご存じFFのマスコットキャラ。歌と踊りをこよなく愛するモーグリ族の戦士。
群れで一番強く賢く、人間の言葉も話せる。パーティーキャラとしてモーグリが加入するのは今作が初だったりする。
力が非力でお守りのチート性能に目が行くが、実は素早さや魔力は優秀。魔法防御に至っては味方の中で最強。
固有コマンド「おどる?」は戦った場所によって異なる踊りを習得でき、以降は戦闘中に選んだ踊りによって様々な技が発動する。
背景も変化するため、街中や海中といった珍しい背景で戦うことも可能。たまに転ぶけど。
SFC版では世界崩壊前に仲間にし、かつ手間のかかる壮大な寄り道をしないと覚えられない踊りがある。
- ストラゴス・マゴス?
- リルム・アローニィ?
- 「……でもね。本当の似顔絵をおじいちゃんに一度はかいてあげたいの」
- CV:悠木碧?
魔導師の末裔であるピクトマンサー(絵を使役して戦わせる魔導師)?。
大変口が悪い上に、無茶な行動や突飛でもない振る舞いに出ることも多いが、根は心優しく、歳相応に無邪気な少女である。
老人にやさしく、特に祖父であるストラゴスのことは実はとても大切に思っている。
なぜかインターセプターに好かれるようだが…?
固有コマンド「スケッチ」によって敵の姿をこちらに実体化させ、攻撃させることができる。
さらにアクセサリで「あやつる」に変更した場合、成功すればその敵が攻撃を受けるまでずっと操作することができる。
このため通常の戦闘時は勿論、ストラゴスのラーニング補助にも一役買うことができる。
魔力も全キャラクター中最高のため、魔法アタッカーとしてもサポーターとしても優秀なキャラ。
【隠しキャラ】
- ゴゴ?
- 「ならば俺も世界を救うというものまねをしてみよう」
- CV:不明(また、仲間にした後は一切しゃべらない)
隠しキャラの1人で、正体不明の物真似師*9。性別どころか、そもそも人間なのかすらも怪しい*10。
だが、仲間の固有コマンドを3個まで装着可能*11であり、使い方次第では大きく化ける。
魔法に至ってはパーティメンバーの覚えた魔法をすべて使える。
ただしステータス・装備品共に紙なので、どのコマンドを付け、どういった立ち位置で運用するのかをきちんと考える必要がある。
また、魔石も装備できず、自ら幻獣召喚したり魔石による成長ボーナスも受けられない。
彼自身の固有コマンド「ものまね」だけは付け替え不可で、効果は「直近の行動をそのまま無消費で再使用する」というもの。
マッシュの「ひっさつわざ」のように強力なダメージ技をものまねしたり、本来ならば1戦闘中1回しか使えない幻獣召喚を何度も行うことも可能。
これまた様々な使い方ができるコマンドといえる。
- ウーマロ?
- 「ウー…ウーマロだウー。親分の命令…おれ…あんたたちの仲間!」
- CV:なし
隠しキャラの1人。初対面時は敵として登場する&link_anchor(pageid=37589,雪男リンク){雪男}。
戦闘開始と共にオートバーサクが掛かるので、戦闘中は一切操作不能で勝手に戦う。
魔石も装備できないため使いにくいが、ステータスと装備がそれなりに優秀なので仲間の数が足りない場合は重宝する。
特定のアクセサリを装備することで行動パターンを増やすことが可能。手近な仲間を敵に投げつけるというありそうでなかった攻撃方法を取ることも。
フルメンバーだと高確率でお留守番だが、その思い切ったキャラ性能とゴリゴリ削っていくパワーに魅せられ彼をスタメンに加えるプレイヤーも居るとか居ないとか。
固有コマンドはなし。また武器防具装備はボーンクラブ&スノーマフラーで固定されており、変更はできない。
【ガストラ帝国】
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- ケフカ・パラッツォ?
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弋斗.》η//"///ノ`:;ミi 'i_
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フ^ンイ ; : : l.(`L--/,./,ソリ t-乂-::_ヰ―~~‐;Kl_ゞ=、
- レオ・クリストフ
- CV:菅原正志
ガストラ帝国の将軍。浅黒い肌の強面モヒカン。
見た目は世紀末感あふれるが卑怯な事を嫌う武人であり、部下からの人望も厚い人物。趣味は音楽鑑賞。
帝国の良心とも言える人格者であり、帝国に著しい嫌悪を抱くあのカイエンですらレオには一目置いている。
一時的ではあるが操作することが可能で、強力なアクセサリ「皆伝の証」を装備しているが外す事は不可能。
固有コマンドの「ショック」は敵全体を剣閃で攻撃する強力な技で、ガウもある敵で「あばれる」事で使用できる。
歩行時のドット絵とステータス画面の顔のギャップが激しい人。中盤、卑劣な騙し討ちにあって…。
- CV:菅原正志
- ガストラ皇帝?
その名の通り、ガストラ帝国の犬皇帝
人造魔導士・魔導兵器・魔導アーマーなどの武力を使い世界征服を目論むが…
詳しくはリンク先へ
【その他】
- ビックス&ウェッジ?
オープニングでまだ名前が「?????」のティナと同行してナルシェに侵攻した2人組の帝国兵。
魔導アーマーに搭乗しており「まどう」コマンドで戦うが、機体性能を発揮できていない。ヴァリガルマンダと対峙した際に消滅。
後にスターシステム的に様々な作品でモブキャラで登場するようになる。
- バナン
反帝国組織リターナーの指導者で、本来の職業は神官。エドガーが引き合わせたティナに、帝国打倒の協力を依頼する。
オルトロスに「おまえのかお…こわーい!」と言われている通り、天野氏の原画では獅子のような厳つい髭面の男で、いかにも強そうなのだが…物凄く弱い。
どれぐらい弱いかと言うと、序盤に一時的にパーティーに加わり、彼を護衛して死なせないようにするイベントがあるぐらい*12。
タコ足一発で沈んでしまうバナンをいかにして守りぬくかがポイントという有様。
固有コマンドは味方全員のHPを回復する「いのる」。世界崩壊後は消息不明になる。
- レイチェル
コーリンゲンの村に住んでいたロック?の幼馴染。ロックとは恋人だった。
ロックの父の死後も、ロックの事を変わらず「トレジャーハンター」と呼んでくれていた。
しかし不幸な事故が重なり、帝国の侵攻もあって命を落とした。
- ゆうれい?
魔列車?に乗車している幽霊。
大半は襲ってくるが、一時的に仲間にできる者もいる。仲間としての名前表記は初期ティナと同じく「?????」。
シャドウがパーティにいない限り2体まで補充できる。
他にも道具を売ってくれる幽霊もいるが、彼?は何故か関西弁。
固有コマンドは相手を道連れに一撃必殺する「とりつく」。使うと味方の幽霊も消滅してしまう。すぐ補充できるけど。
ステータス的には貧弱そのもの。しかも2体目は2体目に増して弱い。
- ダンカン
フルネームはダンカン・ハーコート。マッシュの師匠である格闘家。コルツ山で息子のバルガスやマッシュと修行に励んだ。
しかし奥義継承者がマッシュになった事に腹を立てたバルガスに殺害された……??
バルガス「ダンカンこのやろう!」
- バルガス
マッシュの兄弟子でダンカンの息子。崩壊前のサウスフィガロのパブの客いわく、修行もサボり気味だった。
才能はあったのだが短気で粗野かつ傲慢な気質だったが為に傲りがあり、真面目に努力するマッシュに付きそう父を「マッシュばかりを溺愛する」と見ている。
後に父が奥義継承者をマッシュにしたと勘違いし、父を殺害して逃亡。コルツ山にて主人公達を自分への追手と思い込んで襲い掛かる。
なんというかポストアポカリプス的な世界観と合わせて世紀末救世主伝説の影響が垣間見えるキャラ。
- シド・デル・ノルテ・マルケズ
本作のシド枠。シリーズでは珍しく、飛空艇と関係ないシド。
振る舞いや口調、他者からの扱いはどう見てもお爺ちゃんなんだが、これでも46歳である*13。
帝国の科学者であり発明家で、魔導研究所所長として研究を一手に任されている。
魔導に関する技術を開発した天才であり、人造魔導士や魔導アーマーに代表される帝国の強大な軍事兵器を作り上げた。
しかしマッドサイエンティストというわけではなく、世俗が嫌いな世捨て人のような研究オタクなだけであった。
帝国から莫大な研究費を貰えることで満足していたが、自分の研究成果が兵器に転用される事に疑問を抱いていた。
人工魔導士としての英才教育の関係でセリスを幼い頃から知っており、孫や娘同然のように可愛がっていた。
そのためケフカに脅されセリスを魔導戦士として育て上げたことを悔やんでいる。
魔石にされた幻獣達を見てようやく自らがやってきたことの愚かしさに気付いて後悔し、リターナーに協力するようになる。
世界崩壊後はセリスと同じ島に流れ着き、彼女を1年間看病する。
しかしセリスが目覚めたすぐ後に病に倒れ、逆にセリスに看病される事になる。
彼が生き残れるか死ぬかはプレイヤー次第。
だが、死なせた方がドラマ的には盛り上がるし、助けるのが難しい割に生きてても特にゲーム的な利点はない。
●主な用語・世界観設定
【魔大戦】
1000年前に勃発した魔法戦争。
これにより甚大な犠牲が出た結果、魔法の力を司る幻獣たちは幻獣界へと去り、人間界との狭間を封魔壁によって隔絶した。
かくして、世界から魔法の力は失われ……というのが、本作の世界観の大前提である。
【魔導アーマー】
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フ`,__ノi o |i ヾ `inok[ニ>'" ヽ, i
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『FF6』を語る上で外せない、魔法と機械を融合した戦闘兵器であり、いわゆるパワーローダー?の?一種?。
パッケージでティナが搭乗しており、敵側の兵器でありながら本作を象徴的するものの一つとなっている。
モブの帝国兵が乗る機体は然程脅威でもないが、ラスダンに登場する最上位種?のデュエルアーマーは流石に手強い。
シナリオ中でプレイヤーサイドも操作できる機会がある他、何よりそのロマン溢れるカッコいいデザインは一度見たら忘れられないだろう。
『[[FF14>FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼア]]』ではFF6とは設定が異なるものの、メインストーリーでとある魔導アーマーが重要な役柄を担った。
他にもマウントアクション(チョコボのような移動を早くする乗り物枠)としても実装されている。
『ワールド オブ ファイナルファンタジー』でもミラージュ(魔震)として登場する等、比較的近年になってから注目される機会が増え始めた。
この他、「プロトアーマー」「スカイアーマー」といった派生機や、幾つかの無人機も登場。
本作がファンタジーよりもSF?寄り?になっていることを示している。
【ガストラ帝国】
ガストラ皇帝率いる一大軍事国家。20年前にガストラが帝国の皇帝に即位し誕生した。首都は要塞都市ベクタ。
15年前にガストラが幻獣界を発見し、捕獲した幻獣たちから魔力を抽出に成功。
これを人間に植え込むことで人造魔導師を造り出したり、魔法の力を備えた戦闘兵器を開発するなどして強大な軍事力を得た。
ガストラが全権を握ってからは魔導の力で世界征服を企み、ありとあらゆる国々に侵略戦争を仕掛けている。
『FFⅡ?』同様、冒頭から長らく主人公勢の敵となる存在である。
尚、元々帝国自体は魔大戦後の混乱していた時代の自治軍事組織から始まったもので、60年前にガストラの父がクーデターを起こして軍事政権と化した。
【リターナー】
バナン様が指導する反帝国組織。元帝国軍からの離反者なども参加している。
強大な帝国に対して微々たる戦力ではあるが、各地に工作員が潜入しており、情報収集に励んでいる。
帝国の脅威から匿ってくれたり、主人公たちの作戦行動をサポートしてくれる。
ロックやエドガー等はこの組織に属していた。
【三闘神?】
魔法の力の根源を支配する3体の神々。幻獣達の生みの親でもある。
彼らがお互いに力を恐れたが故に勃発したのが魔大戦だったという。
詳細はリンク先へ。
●有名なモンスター・ボスキャラ
【オルトロス?】
- CV:小野坂昌也?
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いやらしい目つきが特徴のタコ?。
何故か似非臭い関西弁で話す?。都合4回戦うものの回によって強さの変動が激しい。
ゲーム後半はもはや戦闘すらなく、とある施設の受付役に収まるなど、いろんな意味で食えないヤツである。
ちなみにテュポーン大先生も今作が初登場。
【魔列車?】
死者の魂をあの世へと運ぶ蒸気機関車?。
迷いの森のプラットホームから乗り込むダンジョンとして登場し、最終的にボスとして戦うことになるというどえらい汽車である。
画面右側から追いかけてくるこいつと、ひたすら走り続けながら応戦するマッシュたちという、FFでもトップクラスにインパクトのある戦闘シーンは必見。*14
【サボテンダー?】
今ではお馴染の高速サボテンも今作が初登場。
出現率が低く逃走率も高い?ため倒すのに難儀するが、その分得られるものが多いというレア敵である。
そのとぼけた表情と絶妙なポージングは初見でプレイヤーの腹筋を攻撃してくること請け合い。
GBA版では『FF8?』が初出のジャボテンダーが逆輸入?されて登場する。
【アルテマウェポン?】
太古の昔に創り出された破壊の化身。
通常のボス戦とは異なる戦闘曲を引っ提げ、これまた強烈なインパクトをプレイヤーに与えた。
終盤では強化形態も出現する。
武器としてのアルテマウェポンも今作で同時に登場している。
【伝説の八竜】
ゲーム後半、封印から目覚めて世界に現れた古のモンスターたち。
出現場所も持つ属性?や弱点も異なる8体の竜で、すべて倒すと魔石「ジハード」が手に入る。
正直強さはピンキリだが、恐らく初の八竜となるアースドラゴンの初見殺しっぷり*15と、恐らくその次に戦うことが多いストームドラゴンのさらなる初見殺しっぷり*16は多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
勿論この他にも、デスゲイズ?やジークフリード、ガーディアン、マジックマスター?といった印象的なボスキャラ、
「トンベリ(FF5が初登場)」「眠れる獅子」「グランインセクト?」「ブラキオレイドス?」等の強い雑魚、
「ドゥドゥフェドゥ」「リトワールビッヘ」等といったよくわからん名前の雑魚敵など、個性豊かなモンスター陣が多い。
●システム
- 本作の魔法は既に失われたという設定になっているため、基本的に魔法は魔石か一部の装備?を身につけ、経験値とは別のポイントを貯めて習得する方式になっている。
ウーマロ以外誰でもどの魔法を自由に習得可能であり、戦士タイプ?と魔法使いタイプ?の境界線が曖昧になっている?。
「魔石」とは、幻獣が死ぬ間際に持っている力を形として残したものである。幻獣の召喚も、一人あたり現在装備している魔石のみであり、1戦闘に1回しか召喚出来ない。
- 戦闘は4から続くアクティブタイムバトル方式。本作では敵からの「挟み撃ち」や味方の「サイドアタック」が初めて登場する。
●裏技(ほとんどバグ)
本作、何かとバグや隠し要素が多いことで有名で、それも難易度を下げる要因となっている。
ただし基本的にバグ技であり、正規の攻略法ではないことには注意。
- バニシュデス?
おそらく最も知られた裏技。
透明になり物理攻撃を100%回避できるが魔法攻撃が100%命中してしまう、という魔法「バニシュ」を敵にかけ、
当たれば即死するが必ず当たる訳では無い魔法「デス」をかけてデスを100%命中させるもの。
これ自体はきちんと想定された仕様の範囲内なのだが、問題は殆どのボスにまで効いてしまうこと。
ゲーム中盤で魔石を手に入れたら速攻でバニシュとデスを目指した人多数。
GBA版ではバニシュとデスのコンボ自体は存在するものの、ボスはちゃんと即死耐性で防いでくるようになったため、
シナリオ攻略は勿論のこと裏ダンの凶悪な追加ボスたちにも相手に応じた戦い方で挑む必要が出てきた。
ただし「グラビデ」系の魔法のみ、相変わらずボスの耐性を無視してバニシュからネジ込める。
- 機械装備(ドリル?装備)
本来装備できない物をバグにより強引に装備してしまう裏技。
裏技を実行したいキャラの、裏技装備をさせたい箇所について、「さいきょう」コマンドを実行しても何も装備されない状態にする。
(一部のデメリット装備などの、さいきょうコマンドでも装備されないアイテムを除いた全ての該当部位装備を処分する)
しかる後に、装備させたいアイテムをアイテム欄の一番右下に置き、「さいきょう」コマンド実行。
そうすると右下に置いた品が装備されてしまう。
それが装備品であろうがなかろうが関係なし。消費アイテムでさえ装備できてしまう。
単純に武器を装備させれば「げんじのこて」無しで二刀流ができるし、「しゅりけん」等の消費武器を消費せずに使い続ける事もできる。
それらの用法でも十分強力だが、中でも有名なのはエドガーの特殊コマンドで使う機械「ドリル」を装備すること。
ドリルは1個装備するだけで、他が真っ裸でもない限りほぼ物理防御・魔法防御共に255でカンスト?し、1ダメージしか受けなくなる。
しかもドリルは序盤にコーリンゲン地方に行く流れになった時点でフィガロ城で買えるためすぐ手に入る。
あろうことか、『ディシディア ファイナルファンタジー?』にてこの裏技を元にした装備*17が登場している。
初期状態では誰も装備できず、エンディング後に出現するステージで『技師の心得』というアイテムを入手する必要がある。*18
- 回避率バグ?
防御力が物理攻撃に対応する「ぼうぎょ」と魔法攻撃に対応する「まほうぼうぎょ」に分かれているのと同じように、
回避率も物理攻撃に対応する「かいひりつ」と魔法攻撃に対応する「まほうかいひりつ」がある。
しかしSFC版ではバグで物理回避率が機能しておらず、物理・魔法全ての攻撃が魔法回避率のステータスを参照して回避を判定する。
物理回避率をあげる事ができる装備・アクセサリが死に装備可する一方で、魔法回避率に特化した装備が異常に強くなる。
その手の装備をかき集めて魔法回避率の値を128以上にすると、本来なら「魔法しか回避できないクセの強い装備」になるところ、
ごく一部の回避不能攻撃以外はあらゆる攻撃が命中しなくなる無敵キャラと化す。
その鉄壁っぷりは上記のドリル装備で物理・魔法の両防御を255にした時以上*19。
- 瀕死必殺技
ガウとウーマロ以外の全員が持っている隠し技。これはバグ技ではない。
瀕死(HPが一定以下になり、キャラがしゃがみこんだ状態)で「たたかう」を選択すると、1/16の確率で強力な固有の必殺技が出るというもの。
いずれも非常に強力だが、条件が厳しすぎて気づかなかった人多数。
この反省から、次回作?のリミット技が作られた。
- 崩壊前に戻る
世界崩壊後、オペラハウスの屋根裏でネズミ型のモンスターと戦いわざと全滅すると、
崩壊前のフィールドマップになり、BGMが獣が原になってしまう。
なお、これを実行するには、オペラのイベントでネズミをわざと残しておかねばならない。
純然たるバグで、場合によってはそのまま積んでしまう可能性がある非常に危険な裏技。
現在では他のバグによって崩壊前のみならず逆に崩壊後に行く手段が発見されている。
- シドタイマー
まず最初にFF6はどのイベントも特定のマスを踏むことでイベントが進行する。
これは世界崩壊直後に発生するシドの生死に関わるイベントでセットされるタイマーを悪用活用し
特定の手順をこなすことでニューゲームから初めてこのタイマーを持ち出すことができる。
そしてタイマー作動中にイベントマスを踏むとラグが発生、そのラグの間にイベントマスを通過することで
イベントマスで発生するイベントをスキップできる。
ただしFF6には他にも多くのタイマーが存在し上書きされる可能性があり、タイマーを持ち出してのニューゲームも
SFC版でしか出来ないなど当初衝撃的ではあったものの影響は限定的であった。
…がこのシドタイマー発見後にシドタイマーを用いることで発生するバグや他タイマーの持ち出し、SFC版以外でも
タイマーの持ち出しができることなどが発覚、現在でも新たなバグが次々と発見されている。
最近では他のタイマーに上書きされても再度上書きするものまで現れた。*20
- モグタン将軍
FFシリーズは大体プレイヤーキャラクターのスロットがシナリオを最後まで進めた状態での最大加入人数分に設定されている。
そのためイベントの間だけゲスト参戦するキャラには後々加入するキャラのスロット枠を充てるケースが多く、普通にイベントを進めていけばゲストキャラは適切なイベントで離脱し、その後正規キャラが加入するのである*21。
……のだが、このFF6の場合では多彩なバグを突いてキャラ加入イベントをスルーすることも出来てしまう。
その際にゲストキャラが本来のキャラのデータに書き換えられること無く仲間として加入してしまうのである。
モグタン将軍はこの代表的な例で、バグを使ってセリスの加入イベントを経ないままにストーリーを進めると、セリスの初戦闘となるディッグアーマー戦で本来セリスに割り当てられたスロットがゲストキャラの「モグタン*22」のまま固定されてしまうのだ。
その後のストーリーではロックがモーグリと一緒にナルシェに現れ、カイエンが「マランダ国を滅ぼした悪名高いモグタン将軍!」とモーグリを謗り、
モーグリが愛や自らの境遇に苦悩し、オペラ女優の代役を買って出たりするシュールな光景が繰り広げられる。
ちなみにFF6ではゲスト参戦のキャラは装備やステータスが固定されており、しかも多くのキャラが序盤での加入なので装備もステータスも弱く、低歩数クリアなどの目的もないのならやらないほうが良いだろう。
●移植
【SFCオリジナル版】
2011年にWiiのバーチャルコンソールで配信。後にWii UやNew3DS向けでも配信。
2017年には『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』収録の一本となった。
【Playstation?移植版】
1999年発売。オープニングムービーとエンディングムービーを追加し、常時ダッシュ移動可能など操作性を変更。
2011年にゲームアーカイブスで配信。
【GBA版】
2006年発売。移植されただけでなく、隠しダンジョン?や魔石を追加してやりこみ要素が満載となっている。
また実はGBAで最後に発売されたソフトなためか、プレミアがついている時期があった。
上記の多くのバグが修正されたが、新しいバグも出現してしまっている。2015年にWii UのVCで配信。
【スマートフォン版】
2014年に配信。スマホ移植版では本作のみトーセが開発。
スマホのゲームアプリとしては珍しく、iOS?版よりも先にAndroid?版を配信している。
内容はGBA版準拠だが、中断セーブ?やオートバトルなどの機能が追加されている。
海外ではSteamでも配信されていた。
2021年にピクセルリマスター版の発売に伴い配信終了。
【ピクセルリマスター版】
2022年にiOS、AndroidとSteamで配信。
オリジナル版を基にしつつ、グラフィックを描き直し、操作性を向上させている。
ただし、GBA版で追加された要素は収録されていない。