帝都高速度交通営団及び東京メトロの鉄道車両。
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概要
丸ノ内線の旧型車両の置き換えを目的に01系をベースに製造。1988年に登場。
丸ノ内線のラインカラーであるスカーレット(赤色)を巻く。アクセントとしてホワイトの細い帯も入っている。側面はラッシュ時に赤坂見附駅*1で銀座線と乗り間違えることを防ぐ目的として扉上部にも赤帯が巻かれている。
第1~19編成は銀座線用の01系とほぼ同形の高周波分巻チョッパ制御が採用され、その後の第20~53編成はIGBT素子3レベルVVVFインバータ制御。VVVF制御装置は、第20~42編成と支線用が三菱電機製、第43~49編成が日立製作所製、第50~53編成が東芝製である。
6両編成×53本。車体はアルミニウム製。
80番台
方南町支線*2用の3両編成×6本。IGBT素子3レベルVVVFインバータ制御。
車体帯は本線用との識別として赤色+白+黒を配したものとし、側面上部の赤帯を省略した。本線の6両編成に比べ、幾つかコストダウンが行われている。2022年8月27日のダイヤ改正で丸ノ内線の本線・支線の全列車を6両編成へ統一したことにより26日に引退した。
B修繕
第1~19編成に対してはB修繕工事が行われた。
制御方式はPMSMを搭載した東芝IGBT-VVVFに更新、車内液晶ディスプレイの設置、前面の行先表示器が字幕式→LED式への交換などが行われている。
帯のサインウェーブについて
丸ノ内線の旧型車(300・500形など)の特徴の一つに、側面帯のサインウェーブがあった。
02系は設計時より旧型車のイメージの再現が意識され、赤色(旧型車の車体色)を基調とした帯が採用されたが、サインウェーブは引き継がれず、1996年の旧型車運行終了と同時に丸ノ内線から消滅した。すると「丸ノ内線のシンボルだったのに……😭」とサインウェーブの消滅を惜しむ声が多くあったため、改修工事の対象車には旧型車のイメージをより一層反映させた新しいデザインを与えることとなり、側面の帯がサインウェーブ入りに変更された。
廃車
2000系の導入により、2019年から廃車が始まった。
余談
- 第2編成は試験的に前照灯をHIDライトに交換した。
- 東京メトロは国際協力機構発注「フィリピン国フィリピン鉄道訓練センター設立・運営能力強化支援プロジェクト」に参加し、フィリピンでの鉄道人材育成に携わっており、FEATI大学ともプロジェクトを通し関係を築き、FEATI大学は同国の私立大学では初めて鉄道関係学科を新設。今回FEATI大学からの鉄道関係設備寄贈依頼に応え、02系第51編成2両(02-151・02-251)を無償譲渡。2020年2月に同大学へ設置され、教材として活用される。
カオスバトルでは
YouTube時代より参戦が確認されている。初出は不明。
- 東武快速
短編カオスバトル其の10で参戦。松岡修造と205系0番台を倒したが、直後に大阪市高速電気軌道20系の日立IGBT-VVVFで倒された。*3
技
- 東芝IGBT-VVVF+PMSM