泉北7000系とは泉北高速鉄道が製造・所有している直流型通勤車両
本記事では7020系も解説する
車両ステータス
- 製造:川崎重工業
- 軌間:1067mm
- 電化方式:直流1500V
- 最高速度:(営業)100km/h・(設計)120km/h
- 起動加速度:2.5km/h/s
- 減速度:(常用)3.7km/h/s・(非常)4.0km/h/s
- 車体:アルミニウム合金
- 台車:モノリンク式ボルスタレス台車
SS-047・SS-147 - 主電動機:かご型三相誘導電動機
三菱電機MB-5039-A3 - 主電動機出力:170kw
- 制御方式:3レベルIGBT-VVVFインバーター制御
- 制御装置:日立製作所VFI-HR1240A
- 製造数:(7000系)26両・(7020系)18両
概要
老朽化が進む100系の置き換え用として1996年に登場、制御装置はIGBT-VVVFインバーター制御を搭載し台車はボルスタレス台車を採用
パンタグラフはシングルアーム式のものを使用した、車体はアルミニウム合金製で前面は丸みを帯びた形状、前面にはプラグドア式の貫通扉を設置し柔軟な編成組み合わせを可能にしている
直通先の南海が車体限界を大きくしたことにより5000系よりも約10cm幅を拡大し裾絞り車体になった
2018年から南海の車両で使用されているタブレット端末を使用した自動放送は専用の装置が設置されておらず車掌が別の機械でマイクを通して車内に流す形になっている
製造当時の編成
- 7501-7001-7101-7601-7201-7502
- 7503-7002-7102-7504
- 7505-7003-7103-7506
- 7507-7004-7104-7508
- 7509-7005-7105-7510
- 7511-7006-7106-7512
2005年に7511Fの先頭車を改造し2両編成の増結車となった、車番も7551-7552へ改番され7552は制御電動車になった
中間車の7006と7106は7509Fに組み込まれてそれぞれ7602・7202へ改番されている
現在の編成
6両編成
- 7501-7001-7101-7601-7201-7502
- 7509-7005-7105-7602-7202-7510
4両編成
- 7503-7002-7102-7504
- 7505-7003-7103-7506
- 7507-7004-7104-7508
2両編成
- 7551-7552
7020系
車齢が30年を越す3000系の初期車を置き換えるため2007年に登場、製造は川崎重工業が引き続き担当している
2014年に泉北高速鉄道を所有している大阪府都市開発が南海グループに参入したため大阪府都市開発時代最後の車両になった
7000系から改良が加えられ制御装置は2レベルのIGBT-VVVFインバーター制御になり貫通扉はプラグドアが廃止され貫通扉と幌がむき出しになった
車内の案内表示器はLED式からLCDへ変更された、表示は小田急4000系に近いものになっている
編成
6両編成
- 7521-7021-7121-7621-7221-7522
- 7523-7022-7122-7622-7222-7524
4両編成
- 7525-7023-7123-7526
2両編成
- 7571-7772
ラッピング
- パチ屋ラッピング(2009年~2013年6月:7509F・2013年7月~2015年2月:7523F)
- 「和泉こうみ」ラッピング(2015年4月~2022年3月:7521F)
和泉中央駅開業20周年記念の一環で2015年4月11日から開始、2016年3月にデザインが更新され2017年2月からはスタンプラリー開催により装飾が追加され2018年5月まで運転された
本来はスタンプラリー終了と共に運行終了する予定だったが利用客からは好評だったので2018年6月~2022年3月まで運行された - 大型児童館ビッグバン「フロンティア号」ラッピング(2017年10月~2021年:7509F)
ハッピーベアルに次ぐ大型児童館ビッグバンの広告車両として運転を開始
カオスバトルでの技一覧
- 日立2IGBT-VVVFインバーター