雨崎千羽矢

Last-modified: 2023-11-01 (水) 18:32:17

覚醒チハヤ.png
ヒャッハー!!
雨崎千羽矢(あめざきちはや)とは、「パワプロクンポケット13」に登場する彼女候補である。

概要

雨崎優輝?の義妹で[主人公とは幼馴染。歳が1歳下。
才色兼備の完璧超人であり、運動神経は抜群。テストは意図的に全て七十点にしている。運動部の大半を助っ人で掛け持ちした経験もあり、文武に優れるが物事を力ずくで解決しようとする傾向がある。何でもこなせる為、意外にも無趣味。*1
主人公とは小学校からの付き合いだが、野球に対して舐めた発言をしてしまい、参加させてもらった事はなかった。
選択肢によっては主人公に近づくマネージャーである木村冴花?に因縁を付け、キャッチボールと称して顔面にボールをぶつけようとしたりするなど敵視していたが、それを軽々と捕球して壮絶な投げ合いになるなど互角の戦いを演じ、その後「人生のライバル」と宣言するなど彼女の実力を認めた。
個人としてだけではなくマネージャーとしても知能戦で争っており、二年目校内戦では冴花の乱数を使用したサインの暗号を解読するものの、サインが千羽矢に解読されることを読んでいた冴花があらかじめ用意しておいた通信機を使ってその回だけ指示を出す*2ことで攪乱されるなど、情報戦が繰り広げられた。

 

初詣では受験生でありながら合格祈願ではなく、恋人が欲しいと願っていた。しかも、「中学時代に幾度も告白を受けているが、すべて断っている」ことや、「『主人公と付き合っても良い』と発言した」ことなどから、主人公に始めから明確な好意を持っている。
混黒高校?入学後は野球部のマネージャーに就任。混黒本校野球部の頭脳として機能していた*3
開拓分校?にいる主人公や兄を連れ戻したいと考えており、主人公に本校との試合に負けたら優輝と共に本校に戻るように賭けをした。開拓分校が勝った場合は「自分の一番大切なものを主人公に渡す」と約束するが、その場合は主人公が尻込みしてしまうため、プロ野球選手のサイン入りボールを渡した。一緒に食事に行ったり映画館にデートしたりと色々と楽しく過ごす。

 

しかし彼女は生まれつきテロメア*4が短く、その影響で寿命が短く「長くてもあと二年、恐らくは一年以内」に寿命が尽きてしまうという非情な事実を告げられるが、本人は数年前からその事実を知っており*6、自分の人生を諦めていた。その為その事実を知った主人公に対しても笑顔を見せていた。彼女の父親からも「お前は運命を恨んでもいいんだぞ」と言われるが、本人は「恨むには周囲の人が恵まれていた」と人間関係には満足していた。
この後の彼女の運命は複数に分岐しているが、いずれのルートにせよ彼女の「正体」が大きく関わってくる。

じゃあその正体って何よ

亡き大神美智男?が当時の大神グループ?幹部に養子として引き取らせていた、「オオガミベビー」と呼ばれるアンドロイド?の一人。能力を高めるため、「製造段階で意図的にテロメア異常を植え付けられている」ように偽装されている。なお同じオオガミ製アンドロイドの白瀬芙喜子?も肉体能力を高めるためにテロメア短縮されていることが14で坂田博士?に明かされている。

 

序盤で主人公に「や~い怒られてやんの」と煽ったり、映画で感動しても泣く機能がカットされてる事を告白する流れは同じオオガミ製アンドロイドの広川武美?との共通点を感じさせる(両者は口調も酷似している)。10裏では千羽矢のクローン(後述)の成れの果てである「天使?」とタケミがなんらかの関わりを匂わせている事と関係している可能性もある。
最も自分の寿命を知った直後の「気に食わない連中を片っ端からとっちめたり、仲間を集めて悪いことしてみたり。」した荒れた姿や、主人公らの報復として先輩(混黒高校)?に全治三ヶ月の重傷を負わせた辺りは、「復讐は時間の無駄」と言い切った広川との大きな相違である。
また校内戦の賭けに関する「あの(主人公)くんが負け犬として私の前に・・・❤ああ、もう今から楽しい妄想が止まらないわ。イヒヒヒヒヒヒ。」といった発言からは、愛する主人公(8)?との殺し合いを望んだ白瀬にも似た、いささか特殊な恋愛観を覗う事もできる。

 

展開により「延命手術*7」を受けることで、製造段階で備わっていながら隠れていた「生物兵器」としての機能を覚醒させる。この状態の彼女の戦闘クラスは6*8であり、ジャジメント?がその存在を危険視するには十分すぎるものだった。実際に覚醒した彼女は既に怪物としか思えない程の戦闘力を保有していた。戦闘の際には強烈な切れ味を持つ触手を出し、生物を「丸飲み」してしまうなど、怪物と表現するのにふさわしいポテンシャルを持っている。
他のオオガミベビー達に同様の機能があったかは明らかになっていない。
以上の事から、オオガミベビーは、オオガミの狂気と非人道さを象徴している事が分かる。

その後どうなったの?

死亡ルート

日が進むにつれ徐々に衰弱して行き、夏ごろには皮膚の色も青白く変化してしまうが、主人公の前では化粧を使って特に変わらないように見せていた。
県予選終了後はいつ亡くなってもおかしくない状況だったが、最後のわがままとばかりに優輝と共に甲子園へ遠征する。だが、もはや振る舞いをごまかすことはできず、主人公の顔を一目見た後は甲子園の近くの病院に入院し、テレビで応援することにする。
甲子園が終わったら病院で主人公が剥いたりんごを食べたいと話していたが、甲子園終了直後、主人公が病院に着く前に死亡してしまう。甲子園で優勝するかどうかで最期が若干変化し、優勝した場合は優輝と共に主人公が日本一になった事と、優輝が日本で二番目になった事を喜び、優勝できなかった場合は「りんごを食べられなくてゴメン」という謝罪の言葉を遺す。普段は温厚な優輝も、電話で主人公にそれを伝えた際には、泣きながら優勝できなかった主人公に怒りをぶつけた。
その後アルバムでは主人公と優輝が彼女の墓参りをしている。
なお、生前に彼女が残していた冷凍卵子の存在が語られるが、卵子を見て疑問を持った桧垣東児?から巫紅虎?の手に渡っている。これは急激な病状の悪化により彼女が冷凍卵子採取後に「卵子をどうするか」を指示する前に死亡し、処遇の決まっていない卵子が桧垣の手元に残ったものである。
卵子を入手した巫紅虎は「クローンの作成」という発言をしており、生物兵器として利用する気であることが窺える。

手術ルート

「彼女の命を助ける事ができる」と主張する研究員が現れ、主人公は研究員から話を聞き、主人公は彼女に手術を受ける事を勧める。彼女は研究員が自分を実験体にするつもりだと毛嫌いしていたが、主人公の説得に応じて手術を受けることを決断する。だが、この研究員はジャジメント内部で抗争を行っていた旧オオガミ派の研究員で、延命方法を確立することでオオガミベビーやアンドロイドを味方に付け、抗争に利用するために接触していたことが後に判明する。
 
治療手術を受けると全くの別人になる可能性があると桧垣東児は示唆したが、主人公は手術を受けることを彼女に勧め、手術を受ける決断をする。
なお、ここで桧垣が「別人になる可能性がある」と示唆した中身は、名前こそ出さないが哲学のパラドックス「テセウスのパラドックス*9」である。
 
手術の結果、手術の回数に進むに連れて兄の名前を忘れ、次には普段の彼女からは想像もできないほどまでに錯乱を引き起こしてしまう。最後には何事にも無反応になっていたが、主人公の言葉に反応し、病院から連れ出して欲しいと懇願する。
ここからさらに2パターンに分岐する。

救出失敗

手術が進むにつれて面会謝絶状態になってしまう。
しばらくすると生物兵器として目覚めた彼女は病院を脱走する。ピンク色のウニのような化け物となって無意識のまま病院の人間を20人以上殺傷し、主人公と木村冴花の前に現れるが、「雨崎千羽矢としての精神」はほとんど死んだ状態であった。
二人の前から姿を消した後、追ってきた主人公に対し、記憶の大部分を失ってしまったものの千羽矢としての精神が出て主人公と「必ず生きて帰る」と約束する。その後脱走者追跡にきた洗谷?と交戦、力及ばず殺害され、死体は焼却処分された。
だが、洗谷?と交戦する直前に自分の体組織の一片を隠匿する事に成功しており、巫紅虎とジナイダ?がこの体組織を確保し、再生することに成功している。再生後はジオット?によりコードネーム「ハームレス(無害)」が与えられ、巫紅虎と行動を共にしている。
このハームレスは記憶をほとんど全く有していなかったが、何故か主人公の名前だけは覚えていた。巫紅虎はデス・マス?の超能力を使用し、彼女が自発的に街を去る様に誘導しつつ、ハームレスから主人公の名前を忘れさせようとしたが、出発の直前にも彼女は「何時か必ず主人公を探すために帰ってくる」事を誓う。
巫紅虎も「細胞の殆どを失っても覚えていたのだから、甘くはないか」と一応の納得はしている。
 
一方主人公は、事件後に桧垣から、彼女が手術の失敗を予期して遺した「冷凍卵子」の存在を知る。
主人公はその冷凍卵子を用いて「彼女の子供」を生み出して、シングルファーザーとして彼女の子供を育てている。
なお、この「子供」のことはジャジメント側も把握しており、親子のことを監視している上にいつかは「子供」を連れ去るつもりであるらしい。

救出成功

主人公は野球部のメンバーと桧垣を説得して彼女を病院から脱走させる。桧垣の病院に匿ってもらったが、直後にジャジメントによる襲撃が発生し、山へと逃げ込むが、洗谷が率いるジャジメントの実戦部隊が展開し、追い詰められていく。
最後には巫紅虎に追い詰められたが、千羽矢が「主人公(と手を繋ぎたいから手は差し出せない。主人公と共に歩きたいから足は差し出せない」として自らの心臓を抉り出して差し出すと、その覚悟を受け取った巫紅虎は彼女達に手を出すことなく去っていき、ジャジメント日本社長の大神博之?に彼女達の助命を要求。それが受け入れられ、ジャジメントは撤退していった。
 
こうして結果的に寿命の短さの問題は解決したが、彼女は化け物の存在になってしまった。しかし、化け物である彼女を主人公が受け入れ、二人は共に過ごしていくことになる。
しかし、ジナイダが「自我が不安定」、巫紅虎が「女の子と化け物の精神どちらを選ぶのか」という旨の発言を事件後にしており、彼女の中には「雨崎千羽矢としての精神」と「生物兵器としての精神」二つが残っていることが示唆され、実際にどちらの精神が強く出るかはそれまでの行動次第である。

「化物」として覚醒

主人公との逃亡の際に主人公が銃撃されても棒立ちしていたり、千羽矢に戦闘行為を任せる選択肢を一度でも選ぶと「生物兵器としての精神」が強く出てしまう。表面上は普通に過ごしているのだが、時折生物兵器としての面が出て、他人*10を襲い食べていることが示唆されている。
性格についても、基本的には手術前の彼女と変わりないのだが、要所要所で性格の全く違う「化物」のほうの性格が発露している。
「化物」の方も口調こそカタカナ交じりで乱暴であるもののややコミカルな面もあり、基本的に主人公の事が大好きである。ただし主人公を奪おうとする者に対しては一切の容赦がなく、力の行使にも躊躇が無い。

いたって普通

追手に追われていても千羽矢に戦わせず守ろうとする選択肢を選び続ければ「雨崎千羽矢としての精神」が強く残り、手術前のような元の性格に戻っている。エンディングにおいては混黒高校のマネージャーに出戻ったらしく来年の甲子園出場を目指す事を笑顔で語り、また主人公もそれを応援している。
主人公は彼女の中にいる「化物」が溢れ出る可能性もあると認識しているが、それを「たいしたことではないように思える」とアルバムで発言。彼女も自分を「世界一幸せなバケモノ」と称し、死とは無縁の普通の日々を過ごしている。

 

なお救出ルートを見る条件として千羽矢BADのアルバムの他、冴花GOODのアルバムを出す事も条件になっており、非救出ルートと違ってジナイダがオジョー様の友達だから乱暴したくない事をホンフーに伝えていることから救出ルートでもジナイダに家族の情が芽生えている可能性がある。

カオスバトルでの扱いと性能

初出はsolt_sio?クイックタイムカオスバトル 2023.10
何もせずにプレーオフ進出を決めた。

技、セリフ

今のところなし

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追記、修正は戦闘クラス6を達成してからお願いします。


*1 熱中する前に極めてしまう。
*2 当然のことながら校内戦限定の反則スレスレ行為。さすがの千羽矢もこれには対処できず、暗号が2パターンあるのかと勘違いしている
*3 九能敬太?曰く「勝利の女神」
*4 「染色体の末端部にある繰り返し配列部分」を指す。完全合成ができないため、細胞分裂のたびに繰り返しが短くなり、一定より繰り返しが短くなると「細胞老化」(細胞分裂の停止)が発生。細胞老化が発生すると「個体老化」*5に繋がることが示唆されるというもの。全ての染色体がこれを持っており、テロメアの存在そのものは病気ではない。
*5 俗にいう「老化」そのもの
*6 知っていたのは彼女と父親のみであり、義兄の優輝も知らなかった。
*7 実際には手術ではなく、様々な過酷な生体実験
*8 前作に登場したドラゴン型生物兵器「ドラコ?」ですらクラス4
*9 別名「テセウスの船」
*10 作中で襲われたのはジャジメントの監視員