683系

Last-modified: 2024-03-16 (土) 17:39:31

JR西日本が開発した交直流特急型電車

概要

683系の導入前、485系は延命工事を受けて凌いでいたが製造から30年が経過しており老朽化が進行していた
その485系の置き換え用として登場したのが683系
2001年から登場し川崎重工 近畿車輛 日立製作所 日本車輌 新潟トランシスが製造した
製造数は270両とJR東日本のE257系の249両*1を抜いてJRの特急型で製造数が最大の形式国鉄形含めれば485系の1453両がぶっちぎりの1位だが
制御方式は全車両IGBT-VVVFインバーター
北陸新幹線開業後は2000番台から交流機器を撤去して登場した289系も解説する

番台別解説

0番台

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485系の置き換え目的に登場、基本編成6両 付属編成3両の計9両で付属編成 基本編成の大阪寄先頭車を貫通顔にする事で6+3+3の編成を組むこともできる
2001年から2002年にかけて製造され計54両が落成した

2000番台

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しらさぎで使用していた485系の置き換え用として登場
基本編成5両 付属編成3両と0番台よりも基本編成が1両少ない
登場当初はSHIRASAGIのロゴの上にshirasagi kaetsuのロゴもあったが加越が廃止されたことによりshirasagi kaetsuのロゴも消されている
2015年の北陸新幹線開業に伴い681系がしらさぎに転属することになりしらさぎ運用から撤退
撤退直後は代走に入ったが直流化後は289系となった

2005年にはサンダーバード用編成も登場
2019年に289系付属の2編成が683系に戻されサンダーバード運用に入っている

4000番台

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485系を置き換えるために登場
9両を基本とし金沢寄先頭車を貫通顔とした(金沢寄先頭車はグリーン車なため通り抜けは不可)
なおラストナンバーのT52編成は前面上部ライトがLEDになっている

サンダーバードに乗るとき車両を見ないで見分ける方法は1号車のドア位置
2号車寄りの場合0番台で運転席寄りの場合4000番台

8000番台

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はくたかで使用していた485系3000番台の置き換え用として登場
基本1編成6両・付属1編成3両の合計2編成9両しかいない超レア車両(廃車で減ったのではない)
他の683系と違い車体が赤くなっている、さらに683系の中で唯一時速160kmで走行することができる番台
2015年の北陸新幹線開業による特急はくたかが廃止され*2北越急行所属の当車両はJR西日本に譲渡、その後しらさぎ用の車両としてしらさぎ色(青とオレンジの帯)に塗装変更され運用に就いている

余談だが北陸新幹線開業後直ぐの2015年4月23日にサンダーバードの代走なのかJR西日本のファンサービスなのか不明だがに入り塗装変更しないままサンダーバード22 31号の運用に入った

現在でも付属の3両はたまにサンダーバード代走に入ることもある

基本編成は2024年2月に吹田へ入場しサンダーバード塗装に変更されたまさか湖西線で160km/h出す気じゃないだろうな

リニューアル工事

2015年からリニューアル工事が始まり683系は2000番台のR14 15編成以外、681系のサンダーバード編成もV12編成以外全てリニューアル工事を受けた

289系

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2015年の北陸新幹線開業に伴い683系2000番台から交流機器を撤去して登場した形式
くろしお こうのとり きのさき はしだて まいづる らくラクはりまで使用されている
こうのとり編成は車両不足が多発しているためくろしお編成の代走が多発している
683系は交直流電車だから交流機器を撤去する意味なくね?

技一覧

東芝IGBTVVVF
三菱IGBTVVVF
ミュージックホーン(こーろーすーぞー)

廃車

  • サハ683-2509・サハ683-2510
    683系2000番台を289系化する際くろしお編成を6+3、こうのとり編成を4+3に編成を組み替えたがこの2両は余剰となり廃車された

北陸新幹線敦賀開業後の動き

一応北陸新幹線敦賀開業後もサンダーバードとしらさぎは
敦賀止まりとなって存続することが発表されている
そのため683系の車齢23で廃車は免れることができた

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Tag: JR西日本


*1 現在は踊り子転属編成と房総特急編成以外は廃車されているため数を減らしている
*2 はくたかの愛称は北陸新幹線に引き継がれた