Counter-Strike:Global Offensive(CS:GO)とは
- 1999年にリリースされ、2011年に発表された Counter-Strike シリーズの最新作です。
Terrorist(テロリスト:T側)と、Counter Terrorist(カウンターテロリスト:CT側)の2チームに分かれて戦います。
プレイヤーはそれぞれのチームで、爆弾設置・解除や人質の救出・阻止などの任務を遂行します。
ピーク時には、同時接続数が※100~130万人(放置も含む)を超え、世界大会も開催されるビッグタイトルのゲームです。
2020年の大会賞金総額は$15,808,057(日本円で約16億円)と、e-スポーツにおける主戦力タイトルとして、今日もプレイされています。
また、2020年の「The Steam Awards 2020」において、「愛の為せる業」部門にノミネートされています。
※・・・2021年1月現在
ゲームエンジン
今作ではPortal2やGarry's Modなどで使用されグラフィック面で高い評価を得た最新版の「Source Engine」を使用。
前作Counter-Strike:Source(CS:S)からライティング・シャドウなどが一新され、非常に見応えのあるグラフィックとなっています。
また挙動面に関しても、前作等からの大幅なアップグレードがされています。
メイントレイラー
旧作からの変更点。
武器スキン・ナイフスキンの実装
2013年のアップデートより、Steam コミュニティマーケット による武器スキン・ナイフスキンの販売システムと、ゲーム内又はSteam コミュニティマーケットで買える「スキンケース」が実装されました。またそれにより超高額での取引も行われています。
↑絵A 2021年1月現在においての最高取引額を記録した「AWP|Dragon Lore」。その取引額は15.1万ドル(約1560万円)を記録。
- 「スキンケース」とは
スキンケースは他ゲーの「ガチャ」システムに近い物です。定価265円(日本円)で買える鍵を購入し、数十種類以上あるスキンケースを開封⇒スキン入手といった形になります。
スキンケースから出てくる武器スキンは多種多様で、スキンそのものから損傷度、またStatTrack機能のついたスキンも出てきます。
- スキンの損傷度とは
スキンの損傷度は5つに分けられています。(スラッシュ右側は耐久値)
・Factory New(未使用)/0.00 - 0.07
・Minimal Wear(新品同様)/0.07 - 0.15
・Field-Tested(実地試験済)/0.15 - 0.38
・Well-Worn(かなり摩耗)/0.38 - 0.45
・Battle-Scarred(戦いで傷ついた)/0.45 - 1.00
スキンによっては耐久値0.2以降(最上位でも実地試験済)、逆に耐久値0.08(最低損傷でも新品同様)という設定もあります。
またスキンの損傷度によって、スキンの剝げ具合の他に、特殊な塗装に変化している物もあります。
↑絵B AK-47 Vulcanスキンモデルでの損傷度比較
詳細なスキンシステム概要・参考出典はhttps://azuleat.com/csgo_skin_system/#i-7 をご確認ください。
新規武器の追加・既存武器の変更
新しく武器が追加されたり、既存の武器もほぼ全て何らかの変更が入っています。
既存武器変更点の今作欄、値段の見方
赤文字・・・前作より高くなっている。 青文字・・・前作より安くなっている。
新規追加武器分に関しては2021年1月時点に対応。
新規追加武器 | |||
名前 | 弾数 | 値段 | 解説 |
USP-S(CTのみ) | 12/24 | 200 | ハンドガン、P2000の代わりに初期装備にすることができる。サプレッサー装着済 |
CZ75-Auto | 12/12 | 500 | ハンドガン、Five-SeveN,Tec-9の代わりに購入することができる。連射できる |
Tec-9(Tのみ) | 32/120 | 500 | ハンドガン、一発の威力が強く装弾数が多いが命中率が悪い |
Sawed-Off(Tのみ) | 7/32 | 1200 | ショットガン、非常に高威力だがクリックホールドで連射不可 |
MAG-7(CTのみ) | 5/32 | 1300 | ショットガン、マガジンでリロードするためリロード中の射撃が不可 |
PP-Bizon | 64/120 | 1400 | サブマシンガン、一発の威力は低いが弾数の多さでカバーして戦う |
M4A1-S(CTのみ) | 25/75 | 2900 | アサルトライフル、M4A4の代わりに購入することができる。反動がM4A4と比べて少なく中距離以降の射撃も適している |
Negev | 150/300 | 1700 | マシンガン、M249よりも一発の威力が強く連射速度も非常に速い。連射途中の反動に注意 |
R8 Revolver? | 8/8 | 850 | ハンドガン、DesertEagleよりも連射速度が遅く一撃の威力が高い。右クリック射撃時は連射速度が2/s発になるが、命中精度が劇的に低下する。 |
Decoy | 1 | 50 | グレネード、見た目はFlashBangのような形で投擲するとしばらくして発砲音を鳴らす |
火炎瓶(Tのみ) | 1 | 400 | グレネード、投擲すると地面に数秒間ダメージ判定のある炎を散らす。投擲後数秒で広範囲に燃え広がる |
焼夷グレネード(CTのみ) | 1 | 600 | グレネード、火炎瓶と同仕様のものだが別武器扱いで値段が高い |
既存武器変更点 | ||||||
旧作(CS:S) | → | 今作(CS:GO) | ||||
名前 | 弾数 | 値段 | 名前 | 弾数 | 値段 | |
GLOCK(T初期武器) | 20/120 | 400 | GLOCK(T初期武器) | 20/120 | 200 | |
USP(CT初期武器) | 12/100 | 500 | P2000(CT初期武器) | 13/52 | 200 | |
P288 | 13/52 | 600 | P250 | 13/52 | 300 | |
DesertEagle | 7/35 | 650 | DesertEagle | 7/35 | 700 | |
Beretta(Tのみ) | 30/120 | 800 | Beretta | 30/120 | 500 | |
Five-Seven(CTのみ) | 20/100 | 750 | Five-Seven(CTのみ) | 20/100 | 500 | |
M3 | 8/32 | 1700 | Nova | 8/32 | 1200 | |
XM1104 | 7/32 | 3000 | XM1014 | 7/32 | 2000 | |
MAC-10(Tのみ) | 30/100 | 1400 | MAC-10(Tのみ) | 30/100 | 1050 | |
TMP(CTのみ) | 30/120 | 1250 | MP9(CTのみ) | 30/120 | 1250 | |
UMP-45 | 25/100 | 1700 | UMP-45 | 25/100 | 1200 | |
MP5 | 30/120 | 1500 | MP7 | 30/120 | 1700 | |
P90 | 50/100 | 2350 | P90 | 50/100 | 2350 | |
Galil(Tのみ) | 35/90 | 2000 | Galil(Tのみ) | 35/90 | 2000 | |
FAMAS(CTのみ) | 25/90 | 2250 | FAMAS(CTのみ) | 25/90 | 2250 | |
AK47(Tのみ) | 30/90 | 2500 | AK47(Tのみ) | 30/90 | 2700 | |
M4A1(CTのみ) | 30/90 | 3100 | M4A4(CTのみ) | 30/90 | 3100 | |
SG552(Tのみ) | 30/90 | 3500 | SG553(Tのみ) | 30/90 | 3000 | |
AUG(CTのみ) | 30/90 | 3500 | AUG(CTのみ) | 30/90 | 3300 | |
G3 SG/1(Tのみ) | 20/90 | 5000 | G3 SG/1(Tのみ) | 20/90 | 5000 | |
SIG550(CTのみ) | 30/90 | 4200 | SCAR20(CTのみ) | 20/90 | 5000 | |
Scout | 10/90 | 2750 | SSG08 | 10/90 | 1700 | |
AWP | 10/30 | 4750 | AWP | 10/30 | 4750 | |
Para | 100/200 | 5750 | M249 | 100/200 | 5200 |
マッチメイキングシステムが追加
実力が同等程度の人と自動的にマッチングされ対戦できるシステムが追加されました。
これにより24時間相手に困ることがなく遊べるようになりました。また遠くの人となるべくマッチしたくない場合には、設定⇒Game⇒最大許容PINGを低く設定しましょう。(注意:Ping設定に満たしている公式サーバーが近くにない場合は、別の遠いサーバーへつながる可能性がある)
ランクマッチにおいての実力の判断は18段階の「階級」によって行われ、階級はランクマッチを※10回勝利すると授与されます。
また、階級は勝敗によって変動します。
※・・・最初の認定10回戦
詳細はこちら→ランクマッチ
新ルール「Arms Race(軍拡競争)」追加
旧作でのユーザーMOD「GunGame」が公式化したもの。
チームデスマッチ方式で、倒されると即リスポーンできます。
敵を倒すごとに武器が変更されていき、最終武器であるゴールデンナイフでキルを取った者が勝利となります。
新ルール「Demolition(爆破)」追加
旧作でのユーザーMOD「GunGame」が公式化したもの。
爆弾設置・解除ルールをベースとしているため、ArmsRaceのように倒されても次ラウンドまでリスポーンできません。
ラウンド中1人でも敵を倒せば次ラウンドの武器が変更される仕組みです。
新ルール「Deathmatch(デスマッチ)」の追加
旧作でのユーザーMOD「Deathmatch」が公式化したもの。
チームデスマッチ方式で、リスポーン地点はマップ内各所からランダムで決められる。
敵を倒すこと・アシストによってスコアが増加していき、時間内に最大スコアを出した人の勝利となります。
また、一定間隔で貰えるスコアが増加するボーナス武器が設定されます。(無理に使う必要はない)
また3キル目からは体力を回復できる注射器も支給されます。
新ルール「Wingman(ウィングマン)」の追加
"Operation Hydra"アップデートで追加された新ゲームモード。
Competitiveを2v2の落としこんだモード。通常モードよりよりもボムサイトに近い位置でリスポーンする。
指定されたボムは1つのみとなるため、マップの範囲も通常モードより狭い。
最大15ラウンド(9点先取、8点に持ったら悪くて引き分け)でラウンド数も通常より短いため、手短に競技的なモードが楽しめる。
従来ルールは「Casual(カジュアル)」と「Competitive(ランクマッチ)」に分化
従来の爆弾設置・解除と人質救出ルールは「Classic」としてそのまま残っていますが、
「Casual」と「Competitive」に分化されることになりました。
「Casual」ではベスト・ヘルメットが初期装備となり、収入などに変更があります。
「Competitive」は従来ルールのまま、5vs5でランクを賭けて戦う真剣勝負となっています。
新ルール「Unranked(アンランク)」の追加
2021年6月に追加された新モード。
勝敗がランクの戦績に反映されることがないので、気軽にプレイできるモードになっています。(他FPSの通常マッチのような感じ)
観戦システムの強化
死亡後味方の観戦時に、X-rayシルエットが透過表示されるようになりました。
5vs5の場合は左右脇にHP・現在使用中の武器・Kit,C4の有無が表示されるようになり、
オーバービューに色ペンで書き込みができるようになりました(味方への共有は不可)。
またチーム名の変更や国旗の追加も可能となりました。
さらにCS:Sの「SourceTV」をベースとした「GOTV」も追加され、
サーバーに直接接続せずに試合を観戦することもできます。
現在ではTwitch等の配信も盛んにおこなわれていて、観戦UIも大きく変更されている(2021年時点)
一般の試合だけでなく、公式大会も視聴が配信されるときがある。