GalnetNews3301年7月

Last-modified: 2018-01-25 (木) 03:44:32

GalnetNews3301年8月上旬
GalnetNews3301年6月

3301年7月31日-連載:パワープレイの今(第4号)

 今週もまた銀河の覇権を巡る争い(Power Play)の様子をお伝えします。比較的穏やかな一週間を過ごした宙域もあれば、大きく進展した宙域もあります。誰がどのように或いはなぜランキングを上げたのか、或いは落としたのかをみていきましょう。

 

 アリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arissa Lavigny-Duval)

 彼女はさらに新たな星系へと、特に目立った抵抗を受けることもなく勢力圏を拡大し、一方で勢力圏弱体を目論み妨害行動を行おうとする敵に対しても領内の勢力圏強化をうまく進めています。艦隊の主要戦力を対アーコン・デライン戦に集中投入することで、海賊に悩まされている宙域住民の間では頼れる存在としての彼女の評価は上々です。これまでの混乱を立て直し新たな試みに立ち向かおうとする彼女は従来の勢いを取り戻しつつあります。

 

 アシュリン・デュバル(Aisling Duval)

 相変わらず銀河系ランキング1位を保っている彼女。理由は幾つかあります。その一つは彼女のライバルとなる勢力がそれぞれ内部問題を抱えて勢いを失ったこと。もう一つは彼女の勢力圏拡大・強化を邪魔するライバルがほとんどいなかったことです。莫大な資産・人材と効果的なPRを自在に駆使する彼女。当面はトップ独走状態でしょう。

 

 ザカリー・ハドソン(Zachary Hudson)

 今週はランキングを落としてしまいました。その一因として勢力圏拡大が低迷していたことが挙げられます。実際、三つの星系獲得の取組みは敵対勢力によって阻止されています。とは言え、ハドソン支持派グループは敵対勢力による激しい妨害活動に耐え、その広大な勢力圏の強化をうまくこなしているため、領内住民の彼に対する評価は決して低くありません。

 

 フェリシア・ウィンターズ(Felicia Winters)

 今週、彼女の勢力圏は激しい攻撃に晒されました。守りは滅法強いと評判のウィンターズ支持派グループではありますが、さすがに今週はランキングを二つ下げてしまいました。リブルド(Liburodo)星系獲得の試みは圧倒的な敵対勢力によって阻止され、エドモンド・マホーンによるルー(Lugh)星系獲得の試みはその他の星系も含めて彼女の統治力が試されることとなりました。

 

 ゼミナ・トーバル(Zemina Torval)

 ここ数週間でかなりの財政支援を失い、その後遺症に悩まされ続けている彼女。当面ランキング上昇は見込めないでしょう。とは言え、その一方で限られた資本をうまく利用し、幾つかの星系に対して勢力圏を拡大し、領内の勢力圏強化もきっちりこなしています。領内全体でみると敵対活動はそれほどでもないにせよ、先週から引き続き行われているタングポン(Tanghpon)への集中的な妨害活動は彼女の悩みの種です。

 

 デントン・パトレウス(Denton Patreus)

 今週は大きく躍進を遂げています。彼の支持派グループの活動は専らデイビー・ジョーンズ作戦(Operation Davy Jones)に注がれていますが、彼は新たに二つの星系を獲得、クチュア(Cuchua)星系はこれを分捕ろうとしていたアーコン・デラインを凌いで守り抜いたようです。

 

 エドモンド・マホーン(Edmund Mahon)

 ものすごい勢いで勢力圏拡大を進めてきた彼ですが、今週はその反動が表れたようです。ルー星系を領内に取り込むことには成功したものの、同盟に敵対するグループが急増しているため、彼らを相手に勢力圏拡大と強化をどうやって進めていくかが今後の課題です。今まで通りと言う訳にはいかないでしょう。特に今回のルー星系獲得はフェリシア・ウィンターズやザカリー・ハドソンとの紛争を引き起こす恐れがあります。とは言え、彼の元には着実に支持が集まっているのも事実。今のところランキング三位の座は揺るがないでしょう。

 

 リー・ヨン・ルイ(Li Yong-Rui)

 今週は一気に5つもの星系へと勢力圏を拡大し、引き続いてその強化も果たしている彼は、着実にランキングを上げています。シリウス社はこれまでのところ他のライバルと協同する姿勢を貫いてきましたので、今後もしも真正面から対立することになった場合はどうなるか、その見通しはよくわかりません。どう転ぶにせよ、ランキングをすぐさま大幅に下げることはまずないでしょう。

 

 アーコン・デライン(Archon Delaine)

 相変わらず難しい立場にある彼ですが、彼の支持派グループは帝国の猛攻を最小限の被害でしのいでいます。帝国軍によるデイビー・ジョーンズ作戦の成功により蜘蛛一家領内の5つの星系においてその勢力が弱まったものの、彼の支持派グループによる勢力圏強化がうまくいっているため、彼が動かすことのできる資本・人材はかつてに比べるとむしろ増えています。特に勢力圏拡大を行っておらず、圧倒的規模の帝国軍の攻撃に晒されている現状ではありますが、海賊は海賊、何をやらかすかわかりません。5週間に及ぶ帝国軍との攻防、根負けするのは果たしてどっちでしょうか?

 

 プラナフ・アンタル(Pranav Antal)

 今週は彼のユートピア思想が新たに四つの星系に拡がりました。これほどのスピードで勢力圏が拡大するとは彼自身も予想していなかったようで、どうやらそれを推し進めたのは彼自身や彼の支持派グループもまだ存在を知らなかったような、全く新しいコマンダー・グループのようです。彼曰く「大勢(The Many)」という名の新生グループの支援により彼のランキングは9位に浮上、支援がこのまま続けばランキングを維持できる可能性があります。とは言え、ユートピアン・グループが当初から進めているソーシス()星系におけるコミューン設立計画は、もともと僅かの蓄えしか持たない彼等にさらに負担を強いることが確実であるため、これ以上のランキング上昇は見込めないでしょう。

3301年7月31日-紛争頻発のペガシ宙域で密輸急増

 「これだけは言っておこう、俺が乗る船はもうハンペンみてえなチンケな代物じゃねえからな!」と得意気に高笑いをするのは蜘蛛一家に与するコマンダーです。ペガシ宙域で今なお続く紛争について質問を受けた彼は以下のように続けました。「帝国の連中が俺等の縄張りを我が物顔で飛び回ってやりたい放題に荒し回ってるって、んなぁこたぁ知ってるよ。で、あいつ等はそれで何か得するのかね?俺等の親分は誰が何と言おうがアーコン・デラインだよ。なぜかって?そりゃあ、親分の言うとおりに連中を蹴散らせばその分だけ俺等の懐にはたまげるほどの銭が転がり込んでくるからな。勝負に負けてるのは結局どっちだ?って話だよ。」

 彼の理屈は滅茶苦茶です。ただ、帝国統合軍艦隊が蜘蛛一家領内においてその勢力圏を弱体化させようと妨害活動を展開し続けているにもかかわらず、彼ら蜘蛛一家は一向に怯む気配を見せず、むしろ無法地帯と化した当該宙域において密輸業で荒稼ぎをしているようです。レポートによれば、紛争勃発以降、禁制物品の密輸量が驚くべき速度で増加しており、その取引で得られた莫大な額の資金が蜘蛛一家の領内に流入しているとのこと、しかもその取引先というのが彼等の敵対勢力である帝国領だというのです。

 無尽蔵とも言える資金の出どころはどこなのか?先のコマンダーはこのように答えています。「俺は運び屋だよ、そりゃ合法のモノもあれば合法、、、っぽくないモノもあるかな。このご時世、てめぇにとってどうでもいいルールは平気で破る連中ばかりだからな。オモチャや飾りが欲しいっつったら恥も外聞もなくバカげた金を積むんだよ。まあ戦争ってのは仕事にもってこいだし、仕事があるってのはいいことじゃねえか。」

 終わりの見えないこの紛争、しかしこの状況が続く限りそれを最大限に活用しようとするグループが存在することだけは確かのようです。
コマンダー:Shadewarlock

3301年7月31日-GalNet週刊拡大レポート

毎週、GalNetでは現時点において新しい星系へ勢力拡大中の1,787の小規模勢力の内、10勢力をリスト化してお伝え致します。※

 
  • HIP 117958 Netcoms and Co
  • Turot Creative Industries
  • Badbadzist Freedom Party
  • Varati Independent Union
  • Konohi Empire League
  • T'ieni Blue Galactic Group
  • Vertsety Network
  • Sakthau PLC
  • Nyikan Co
  • Marquis du Chao T'ien
 

 拡大(Expansion)は、小規模勢力の影響度(Influence)が十分なレートに達しており、人の住む星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)のレートは悪化します。

 

※データはニュース更新日時点のものです。

3301年7月31日-連載:実力者の素顔(第6号) デントン・パトレウス

 政治評論家:マーカス・マクミラン(Marcus Macmillan)氏と共に3301年を代表する政界・実業界の有力者の素顔に迫るGalNetの連載シリーズ。連載第六回目となる今回スポットを当てるのは、帝国元老院議員:デントン・パトレウス(Denton Patreus)氏です。

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 帝国元老院の中で武闘派とでも言うべきグループの筆頭に挙がるのがパトレウス元老院議員です。アリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arissa Lavigny-Duval)氏やゼミナ・トーバル(Zemina Torval)氏といった超大物には及ばないものの、元老院の中では最も強力な元老院議員の一人として数えられており、彼の配下にある者は極めて忠誠心が高いことでも知られています。その一因には、領外に向けた積極的な経済進出・軍事進出を進めることで領内住民の課税負担率を極端に低く抑えている点が挙げられます。

 パトレウス議員に対する評価は真っ二つに分かれます。彼の腕力任せの非倫理的な外交政策を非難する人もいれば、だったらもしも帝国経済が赤字に転落したときはそういうやり方を非難してきた人が全責任を取るのかと彼を擁護する人もいる、、、という感じです。彼のやり口はたしかに乱暴ですが案外抜け目ないところもあり、事に当たっては十二分とも言える準備資金と驚異的な規模の艦隊を用意し、実力以上の力を敵に誇示して圧倒します。

 イオティエンセス(Eotienses)星系出身の彼は、魅力的かつカリスマ性を備えたリーダーであり、個人所有のマジェスティック級インターディクター艦「インペリアル・フリーダム(Imperial Freedom)」を使った、力による統治を旨としています。皇帝が病に倒れた際には、次期皇位継承者の選出は血統によるのではなく市民からの支持率によって判断すべきと主張したこともありますが、皇帝が復帰してからは一貫してヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)を支持するという姿勢を崩していません。まあ、仮に従来の伝統が覆って皇帝選出が支持率で判断されるようになったとしても、候補から真っ先に外されるのはむしろ彼でしょう。それくらい帝国市民は彼の性格をよーく知ってますから。

3301年7月31日-GalNet週刊紛争レポート

毎週お送りするこのレポートでは最新のGalNetデータに基づいて、現在のところ紛争(Conflict)状態にある星系の一覧をお伝えいたします。※

 

 下記は現在のところ内戦(Civil War)状態にある12,761の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Ruchbah Progressive Party
  • Lwalama Patron's Principles
  • Mapor Incorporated
  • Independent Khawchuang Green Party
  • HR 2283 Independents
  • Monarchy of Luyten 205-128
  • Confederation of Caelottixa
  • Sosoling Alliance
  • Hemaskas Corp.
  • Arimavante Constitution Party

内戦(Civil War)は、同星系内の小規模勢力間で、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標は、内戦中は低下します。

 

 下記は、現在のところ戦争(War)状態にある2,415の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Crimson Netcoms Co
  • Quiness for Equality
  • GQ Virginis General Corporation
  • Xolotl and Co
  • United Ao Progressive Party
  • Revolutionary 16 c Ursae Majoris Future
  • HIP 92342 Silver Fortune Comms
  • HIP 8564 Corp.
  • Irusamara Drug Empire
  • Union of Huveang De Alliance

戦争(War)は、小規模勢力が別の星系に侵攻した時に発生します。Conflict状態の間は、生活水準、経済と安全の水準に大きな影響が出ます。戦闘ミッションと戦闘活動によって勝敗が決定されます。勝者が確定しない場合は、戦争は休戦状態へと移行します。

※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月31日-ジョエル・ザンダー前知事、贈収賄と事務所不正使用の罪で起訴

カースティン・マーリン(Kerstin Marling)連邦検事は、Rhea星系連邦裁判所において、BD-22 3572星系元知事であるジョエル・ザンダー氏に対して罪状を言い渡しました。

 

マーリン女史は、ザンダー氏が地方首長のキング·ジャスティスII世(King Justice II)およびBD-22 3573 フラッグの最高指導者アンクソー・リーノ(Anxo Lino)から経済的支援を得ており、これが同星系での連邦に対する信望の激減に繋がっていたという証拠を有していると述べました。

 

『これは、「正規の連邦施策」に従わなかった男の汚職行為により苦しめられた、全ての貧しい人々に示されることが重要なのです。その代わり、個々の業績は「彼の犯罪の査証」として処理されるでしょう。』

3301年7月30日-ケルベロス病の蔓延による宇宙港への影響は継続中

 

『ケルベロス病の治療法』が発見されたものの、疾病はまだ根絶されておらず、そのため特定の星系で大混乱をもたらし続けています。

以下の星系内では、疾病の影響により宇宙港の業務が滞っています。

  • Bastes
  • Maheou Ti
  • Ochoeng
  • Una
  • Santjalan
 

上記星系内では、以下に列挙したステーションサービスは利用不能となります:

  • Re-arming(再武装)
  • Market(市場)
  • Bulletin Board(掲示板)
  • Docking(離着陸)
  • Shipyard(造船所)
  • Outfitting(艤装)
  • Black Market(ブラックマーケット)
 

関連する星系の管理当局は、ケルベロス病が封じ込められるか鎮圧されるまでサービス停止は継続されると報告しています。

3301年7月30日-ケルベロス病、さらなる大規模感染が

 

複数の医療チームが、ケルベロス病を排除するために必要な分量の解毒剤を開発する、汎銀河規模の任務に従事する一方で、他の星系で疾病の新たな大規模感染が確認されています。

情報筋によると、以下の星系が現在ケルベロス病の影響を受けていることを示しています:

 
  • Chongguls
  • Xamentii
  • G 129-50
  • Cantjarisni
  • Rajukru
  • HIP 10175
  • Amahu
  • Leerham
  • BD-11 4280
  • Lougala
 

被災者を支援したいと思う任意の独立パイロットたちなら誰でも、上記の星系へ薬を輸送することが奨励されています。

3301年7月30日-帝国内外での腐敗撲滅へ 

 

現在進行中のペガシ宙域を解放する戦い『デイビー・ジョーンズ作戦』によって、「帝国が侵略や政治腐敗に晒されていたのでは?」という懸念が生じています。これらの懸念に対処するとして、アリッサ・ラヴィグニー-デュバル上院議員は支持者に対してこう答えました。

 

「私達の帝国艦隊の多くが戦闘に従事してる事で、版図領域内の治安維持に不安を感じている人々がいる事は承知しています。私は、各星系の治安部隊が全く影響を受けていないと我らの帝国民に保証いたします - 実を言えば、今回の帝国艦隊の半数以上は予備役から構成されているのです。過去数週間に渡り、母なる銀河に座する幾つかの帝国星系において、政治腐敗し抑圧的な地域政府から、『正当な保護』の下で置き換わっていく様に立ち会ってきました。その困難な任務の多くは、帝国の予備役艦隊が担ってきたのです。私たちがペガシ宙域で勝利し続けることで、そこに暮らす市民も解放されることでしょう。『我らの帝国民』に対して我らの責務を怠る事が、帝国内外を問わず容認出来ましょうか?」

 

コマンダー:Corrigendum

3301年7月30日-GalNet民主的活動まとめ

 毎週お送りするこのコーナーでは、選挙(election)を行うことで民主的自由の夢を追いかけている小規模勢力を取り上げます。

 下記は選挙活動を行っている2,009の小規模勢力の内の10勢力です。※

  • HIP 20998 Empire Party
  • Zearla Advanced Company
  • Wreaken Construction
  • Hoji Patrons of Law
  • Bark Pular Travel Limited
  • Defence Party of Nastrond
  • Agarla Citizens' Forum
  • Liabeze Patron's Party
  • Sorbago Mastopolos Mining Inc
  • Agarla Patron's Principles

 選挙は類似の政治構造を持つ2つの小規模勢力が、星系の所有権や権限(influence)に関する問題を解決するために行われます。

 ※データは更新日時点の物です。

3301年7月30日-連載:実力者の素顔(第5号) ザカリー・ハドソン

 政治評論家:マーカス・マクミラン(Marcus Macmillan)氏と共に3301年を代表する政界・実業界の有力者の素顔に迫るGalNetの連載シリーズ。連載第五回目となる今回スポットを当てるのは、連邦大統領を務めるザカリー・ハドソン(Zachary Hudson)氏です。

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 3301年5月26日、リベラル(Liberal=自由党)出身であったジャスミナ・ハルゼイ(Jasmina Halsey)前大統領の失踪事件を受け、行方不明中の同氏に対する不信任投票を連邦上院に要求したのが、リパブリカン(Republican=共和党)の党首であり当時シャドウ・プレジデントを務めていたザカリー・ハドソン氏です。この不信任投票の結果、彼は連邦大統領の座を勝ち取り現在に至っています。彼は常に軍事力を推進する傾向にあり、最近ではCQC選手権(Close Quarters Combat- Championship)に対する支援を表明しています。彼はこの選手権大会を連邦海軍兵の訓練手段或いは募集手段と考えているようです。彼はまた連邦領外の脅威に対抗するためとして連邦艦隊の増強・拡大計画の追加予算を承認、これらの計画も既にスタートしています。

 彼の所属する政党の方針にも通じることですが、ハドソン氏は国民個々の負担をできるだけ小さくすることが政府の義務であると考えます。連邦領内のほぼ全ての世帯を対象とした大規模な減税政策が既に計画されており、先の大統領選ではこの政策を前面に打ち出すことで人気を集めることができたわけですが、その一方で減税政策は社会保障制度の規模縮小に繋がるため、何らかの形で政府の支援に依存せざるを得ない人々にとっては必ずしも歓迎すべき政策とは言えません。

 彼はまた、個人の自由は何物にも代えがたいものだという考えの持ち主であり、そのためには国民一人一人に自分の行動は自分で責任を取ってもらう、そういう考え方に立ってもらう必要があると訴えています。

 大統領は定期的に休暇を取って辺境の星々に狩猟に出かけることを趣味としています。

 

※訳注:これまでのGalNetの記事では、前大統領の不信任案を云々する組織は"Federal Congress=連邦議会"と記述されていましたが、この記事に限っては"Senate"となっています。翻訳では帝国の「元老院」との区別も踏まえて「上院」としました。

3301年7月30日-パトレウス上院議員は安定性を裏付ける

 

Many report that the Senate hasn’t enjoyed such a positive atmosphere since the coronation of Hengist Duval nearly 70 years ago. This happy feeling continued today with Senator Denton Patreus taking his turn to congratulate the Emperor on his return to health and for the upcoming wedding.

 

“I have always spoken out for stability in the Empire and we could not have hoped for greater stability than the Emperor’s recovery from his coma. The Empire has suffered with the absence of its father and some have attempted to take advantage of this for their own ends.

 

“I have been accused of doing the same, but I can assure everyone that my actions have always been in the best interests of the Empire. I categorically state here and before my esteemed colleagues, that I will do whatever is necessary to support the Emperor in his vision for the future.”

 

The Senator’s speech was well received. However, some commentators have uncharitably noted that his campaign has flagged compared to his rivals’, and that Senator Patreus is trying to set himself as a kingmaker to break the popularity deadlock between Arissa Lavigny-Duval and Aisling Duval.

3301年7月30日-ペガシ宙域への介入が、本国の討論会を紛糾させる

Unaffiliated supporters of Arissa Lavigny-Duval have today voiced concerns at rumours of an escalating intervention in the Pegasi Sector on the part of Lavigny's Legion.

Discussion of the the highly publicised plight of Imperial citizens living in volumes of space controlled by Archon Delaine's Kumo Crew dominated newsfeeds and social media throughout Kamadhenu over the weekend. Opinion is split on the humanitarian value of an intervention in a region perceived by some as extremely remote.

Speaking anonymously one commander said: "I don't understand why the Legion is wasting time with a foreign backwater like the Pegasi Sector. I'd never even heard of it before. We've got our own problems with corrupt Dictatorships and greedy Corporations right here at home. We need to clean up the Empire before we try cleaning up the whole Galaxy!".

Anger erupted when it was revealed that diplomatic overtures had been made towards the Federation in regards to confronting the Kumo Crew.

It was later made clear that Lavigny's Legion itself took no part in any talks with envoys of Shadow President Felicia Winters or President Zachary Hudson. A diplomat for Aisling Duval's Aisling's Angels confirmed their own attendance at talks.

The suggestion that Arissa Lavigny-Duval's supporters might be pulled into joint operations with either Hudson or Winters has resurfaced deeply held anti-Federation sentiment, with reports of at least one commander plotting a course to Sol in a well armed vessel in response to the rumours.

Commander Edgar Starwalker

3301年7月29日-「デイビー・ジョーンズ作戦」の現状 - 異議の声

The efforts of the Imperial forces engaged in “Operation Davy Jones” have continued this week, with the attackers keeping up the pressure on Archon Delaine’s stretched and battered forces. However, while the pilots engaged in the operation remain optimistic after a series of local successes, the campaign has attracted its share of detractors.

 

"When I talk with my peers about the issues of the day, it isn't far away systems in the back of beyond that we concern ourselves with”, Commander Edgar Starwalker, aligned with Arissa Lavigny-Duval, said in a brief interview. “Many of us know there is corruption right on our doorsteps, with dictators and credit-beholden corporations in charge of so many Imperial worlds. I think something should be done to bring about change at home!"

 

While the operation is being carried out by combined Imperial forces of varying allegiance, the core of the fleet is provided by Arissa Lavigny-Duval. As such, concerns about turmoil in the princess’ territory have lead some to question the decision to commit large forces to an offensive against the Kumo Crew. More recently, outrage has been sparked by the attempts, initiated by supporters of Aisling Duval, to solicit the help of Federal Commanders in “Operation Davy Jones”.

 

When asked for comment, Commander Great Gig of Lavigny Legion’s Velite Squadron had this to say: "When news travelled that Imperial Commanders were contacting the Federation for cooperation and help, I was saddened. Aren't we the mighty Empire of Achenar? Doesn't our history oppose their political and institutional corruption, their mind control through relentless propaganda and consumerism?"

 

For the past month, the eyes of the galaxy have been on the Pegasi Sector and “Operation Davy Jones”. Whether the Imperial forces manage to maintain their resolve in the face of stalwart defence and dissent at home remains to be seen.

 

Commander Cadoc

3301年7月29日-アシュリン・デュバル、皇帝病状回復を政治利用する人々に異議

 GalNetでは、皇姫:アシュリン・デュバル(Aisling Duval)とその側近の一人との私的会話の様子が収録された秘密録音を独自に入手、その録音記録によれば、皇位継承問題に関してアンダース・ブレイン(Anders Blaine)元老院議員やその他の皇帝に近しい当事者達の動向を彼女は疑問視しているようです。

 「こんなのあり得ないでしょ?帝国で愛される人ランキング・ナンバーワンって私だったはずよね?みんなで寄ってたかってアリッサ、アリッサって、何であの女が皇位継承候補になっちゃうわけ?どう考えてもおかしいでしょ。どさくさに紛れて何やってんのよあの女は、ウザいしエラそうだし。あー、あの女の顔思い出すだけで腹が立ってきたわ。ブレインってクソオヤジも今度はあの女にシッポ振ってるじゃないの。どうせ餌がもらえると思ってんでしょ、バッカじゃないの。」

 このような録音記録の存在に対し、アシュリン側及び元老院側双方から非難の声明が出されています。ブレイン元老院議員は直接のコメントを避ける一方で、アシュリン氏の側近は調査開始を要求しています。

 アシュリン・デュバル氏は声明を発表し、その中で録音記録は本物ではないと述べています。
「いわゆる『録音』とされるこの音声記録は、辛うじて聞き取れる程度のものでありしかも明らかに偽造されています。このような忌まわしい妄想に取り憑かれた卑劣な言葉を私はこれまで発言したこともありませんし、これからも発言することはありません。このような詐称行為がどのような経緯で進められたのかについて、私共の技術陣が既に調査を開始しております。いずれ犯人は捕まるでしょうから皆様ご安心ください。」

3301年7月29日-ケルベロス病の蔓延に「突破口」が?

ハート・ステーション(Hart Station)の医療関係者たちは、ケルベロス病に罹患した人々を救うための継続的な取り組みの一環でバスト星系へ医薬品類を輸送した、大勢のコマンダーへの賞賛について満場一致しました。ハート・ステーション広報担当者は、以下の声明を発表しました:

 

『我々は、ハート・ステーションにある主要医療施設に医薬品類を届けてくれた、765名の独立パイロットたちに非常に感謝いたします。彼らの慈善の取り組みを通じ、我々は数千人もの患者に救済をもたらす事が可能となり、そうでなければ現在進行中の「治療法の研究」に時間を注ぐ事も出来なかったでしょう。しかも、我々はその領域で突破口を見出したかもしれないと思っています。貢献頂いた全ての方々へとても、我々は心から有り難うと言わせて下さい。』

 

どうやら、提供された「ヘイケ特産の抹茶」を飲んだハート・ステーションの患者たち自身の健康状況が何らかの改善を示したのです。他の患者たちも同様の回復を体験したため地元の医師団が試験を実施し、治療法研究の第一人者、BD-02 4304星系ニュートン・ドック(Newton Dock)・ステーションのカール·シモンズ最高医療責任者にサンプルを送りました。彼は、次の簡単な声明を発信しました:

 

『患者たちには、単に彼らの精神を持ち直すためにお茶が提供されましたが、それは明らかに、実際に病原体に罹患した者を治癒し得る成分が含まれています。このお茶は非常に貴重で、しかも唯一ヘイケで見出されるのみなので、それを必要量収集するのはかなり困難になると考えています。』

 

このニュースは、ケルベロス病との戦いの『転換点』を告げる、唯一の希望なのです。

3301年7月29日-GalNet週刊ヘルスホットスポット

 毎週発行されるこのレポートでは、食糧不足(famine)や伝染病の拡大(outbreak)といった重大な人体の健康に関わる問題が発生している小規模勢力を取り上げます(※)。

 下記の小規模勢力において伝染病の拡大が報告されています。

  • Dajoar
  • Eleu
  • 20 Ophiuchi

 食糧不足と同様に、伝染病の拡大は住民の生活水準を大きく低下させます。伝染病の拡大を終わらせるには薬品(medicines)の供給や関連貿易ミッションをこなすことが必要です。非常事態につき、戦闘ミッションや戦闘行動を行っても影響力(influence)は変化しません。

※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月29日-連載:実力者の素顔(第4号) フェリシア・ウィンターズ

 政治評論家:マーカス・マクミラン(Marcus Macmillan)氏と共に3301年を代表する政界・実業界の有力者の素顔に迫るGalNetの連載シリーズ。連載第四回目となる今回スポットを当てるのは、連邦のシャドウ・プレジデント(Shadow President=政治均衡を保つため大統領職に対して対立・並列的に設けられた公式の役職)を務めるフェリシア・ウィンターズ(Felicia Winters)氏です。彼女の勢力が突如として台頭してきた経緯をみていきましょう。

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 リベラル・パーティ(Liberal Party=自由党)に所属するフェリシア・ウィンターズ氏が党活動を推進する立場を任されるようになったのは、必ずしも彼女自ら積極的に望んでいたわけではないようで、先のナイジェル・スメアトン(Nigel Smeaton)前副大統領殺人事件やそれに続くジャスミナ・ハルゼイ(Jasmina Halsey)前大統領失踪事件による影響が大きかったと言えます。危機状態にある政党を引継ぎ、党の信頼をすぐさま回復させなければならない、その大役を任されたのが彼女だったのです。

 “人間誰しも難しい選択を迫られると必ずしも正しいことを行うとは限らない。” テイラー・コロニー(Taylor Colony=武力進攻により連邦に統合された最初のコロニー)で生まれ育った者なら否でも知っていることでしょうが、幼少期を同地で過ごした彼女もその例外ではありませんでした。だからこそ、たとえそれが困難な選択であろうと必ず正しい選択をする、それが自らに課された義務である、彼女はそういう信念を持つに至ったようです。

 フェリシア・ウィンターズ氏は何でもこなす多才な人物として評判が高く、多くの世論調査ではハドソン大統領と肩を並べるほどの人気があります。
むしろ、多くの有権者の間では大統領の攻撃的な発言を不安視する声や、このままでは戦争を招くのではないかとして大統領の所属政党であるリパブリカン・パーティー(Republican Party =共和党)に対抗すべく彼女の所属するリベラル・パーティーを支持する声が増えつつあります。

3301年7月29日-GalNet今週の勢力図更新

 明日の午前7時(日本時間:7月30日16時)にGalNetの勢力監視活動は、データ更新のために一時的にオフラインとなります。

 

 勢力のために活動しているパイロットの方は、データ更新作業が始まる前までに、カーゴ(Cargo)輸送やバウチャー(Voucher)の引き換えを完了させてください。

3301年7月28日-GalNet週刊セキュリティダイジェスト

最新のGalNetデータを基にお送りする今週のレポートでは、社会不安(Civil unrest)または厳重管理(Lockdown)の状態にある小規模勢力(minor factions)の内、10勢力をリストアップしました。※

 

 下記は355の厳重管理状態にある勢力の内の10勢力です。

  • Haroingori Co
  • Korovii Free
  • United Carnoeck for Equality
  • Lie Zip Blue Clan
  • Huaich Constitution Party
  • Mandhrithar Services
  • Fengalufon Gang
  • Progressive Party of LHS 142
  • San Tu State Network
  • Sokn allied

 厳重管理状態では、星系のセキュリティレベル(Security Level)が上昇し、一方で星系の財政状態(Wealth)が悪化します。賞金稼ぎの活動が増加すると厳重管理状態の持続時間は短縮されます。

 

 下記は738の社会不安状態にある小規模勢力の内の10勢力です。

  • Labour of GCRV 2743
  • Confederation of LP 355-51
  • Mafia of Fyrly
  • Crew of Cupen
  • Calennero Crew
  • Mafia of Ling Deti
  • Yao Tzu Exchange
  • Juipedi Purple Crew
  • Uadjarii Nobles
  • Movement for Gorringa Independents

 社会不安状態は星系内の違法行為および犯罪組織からの契約を遂行することで引き起こされます。星系が社会不安を抱えている時、財政状態と生活水準が悪化します。戦闘ミッションおよび戦闘活動によって社会不安状態を終わらせることができます。

 ※データは更新日時点のものです。

3301年7月28日-連載:実力者の素顔(第3号) エドモンド・マホーン

 政治評論家:マーカス・マクミラン(Marcus Macmillan)氏と共に3301年を代表する政界・実業界の有力者の素顔に迫るGalNetの連載シリーズ。連載第三回目となる今回スポットを当てるのは、同盟において首相職を務めるエドモンド・マホーン氏です。

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 連邦及び帝国の政治家はしばしば同盟の政治家を過小評価します。相対的な勢力規模の違いがその一因にあり、三大勢力の中では同盟はたしかに他に比べはるかに小さく非力と言えます。しかし忘れてならないのは、アリオト星系に同盟が誕生したのは、自らの力で連邦と帝国の両勢力を斥けた結果であるということです。この辺りの経緯については、私の尊敬するシーマ・カルヘーナ氏が近いうちに日曜連載のコーナーで解説してくれることと思います。同盟には、連邦や帝国にはないような独自の複雑な連合組織や委員会制、政権の共同運営体制が備わっており、それらに対して最大限の影響力を行使できるよう位置づけられているのが首相職です。

 エドモンド・マホーン氏は生え抜きの政治家であり、同盟の政治システムに精通している人物でもあります。彼は高い学歴を備えると共に終身名誉教授(?=lifetime of service)でもあります。彼と同じような立場にある政治家の中には、同盟内の対立要素をうまく操る能力を持ち合わせていなかったり指導力に欠ける者もいますが、彼は組織の中できちんと立ち回りながら実際に結果を出せる人物として知られています。

 恐らくマホーン氏は同盟創設以来最も優れた指導者であろう、そのように評価する人もいます。かく言う私もその一人です。彼は一見パッとしないのですが、そういう印象とは裏腹に抜け目のないところがあり、同盟存続のためにはより多くの星系を派内に取り込んでいく必要があるという考えの持ち主です。彼のすごいところは、そういうときに個々の星系がそれぞれ抱える問題をおろそかにせず、同盟に所属する星系同士で問題共有を徹底させるのがうまい。彼はやはりその道のエキスパートですね。同盟に新たに加わろうかと悩んでいる星系にとって、これはかなり魅力的でしょう。

3301年7月28日-アリッサ・ラヴィグニー・デュバルが後継者か?

 慣例に従い1週間以上かけて執り行われるという、彼女の生母と皇帝の結婚式がいよいよ目前に迫り、アリッサ・ラヴィグニー・デュバル氏が皇位継承者となるのは確実という見方が広がっています。間もなく始まる皇室の婚儀を特集した皇室報道特別番組の中で、このような見方に対する質問が出た際に彼女は以下のように回答しています:

 「全ての帝国市民同様、私も皇帝陛下が昏睡状態から回復されたことを大喜びしています。近親者の立場からすれば、常日頃から心配しているのは当然ながら陛下のお身体の状態であり、私達家族は皆、陛下が完全に回復することを願っています。」

 当初は当たり障りのない陽気な番組進行のはずだったのですが、その雰囲気をぶち壊したのが番組解説者からの質問でした。同解説者が彼女に対してかなり突っ込んだ質問をぶつけて食い下がると、アリッサ・ラヴィグニー・デュバル氏は動じる様子もなく威厳を保ちつつ以下のように答えたのです:

 「皇帝陛下が公の場にお出になったのはわずか数日前です。公務復帰のため経過観察中の陛下がもしも今お亡くなりになられたらどういう事態になるか?という御質問でしたね。そういう議論は、我が皇帝陛下に対する冒涜であり無礼です。私はこれからも末永く皇帝:ヘンギスト・デュバルにお仕えするつもりです。陛下がお考えになる私にふさわしいお役目というものが何であろうと。」

 生放送を聞いていた聴衆はこの解説者にブーイングを飛ばし、彼女の応答に称賛の拍手を送りました。

3301年7月27日-GalNet週刊経済レポート

毎週お送りするこのダイジェストレポートでは最新のGalNetデータに基き、小規模勢力とその星系の経済状況を示す一覧を作成してお伝えいたします。※

 

 下記は、好況(Economic boom)状態にある4,204勢力の内の10勢力です。

  • Family of Euryale
  • Hajo Order
  • Ditibi Services
  • Witou Empire League
  • Meinjhalara Transport Services
  • Alliance of Cileni
  • Miquitagat Empire Assembly
  • Social LTT 7453 Free
  • Revolutionary Party of Lu Wang
  • Independents of Kappa Fornacis

 星系が好況状態にあるとその持続時間と全てのトレードミッションが影響力(influence)に与える効果が2倍になります。また小規模勢力の影響力も増加します。好況状態は一定量の貿易による利益得る事と貿易ミッションを行うことで発生します。そして例えば食糧不足(famine)のような他の状態、それを示す指標が増加してくるまで継続されます。

 

 下記の勢力が経済破綻(Economic bust)状態にあります。

  • NLTT 12619 Confederacy

 経済破綻の状態にあると星系の財政状態(Wealth)が悪化し、小規模勢力の影響力も低下します。経済破綻中に貿易やトレードミッションを行っても、好況状態に近づくことはありません。経済破綻は一定時間で終了します。

※データは更新日時点の物です。

3301年7月27日-連邦、国家分裂の危機?

 ペガシ宙域(Pegasi sector)全域の各自治政府の間で巻き起こった激しい議論は今なお続いています。そのきっかけはアリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arissa Lavigny-Duval)帝国元老院議員がその放送演説の中で、連邦政府の対応を非難すると共に希望する宙域住民に対しては全て帝国市民権を与えるという発言です。幾つかの星系では議論を超えて暴動にまで達しているようです。

 「我々が連邦政府に対して行っている支援嘆願はここ数か月間無視されたままです。連邦市民が蜘蛛一家に強引に連れ去られ奴隷として売られている現実があるからこそ、帝国が市民として迎え入れるという申し出に我々は窮余策を見出しているのです。その我々を『帝国奴隷商人』呼ばわりして悪者扱いするなんてもういい加減うんざりです。ハドソン(Hudson)とウィンターズ(Winters)こそ臆病者と偽善者に過ぎません。」と、ウジャル(Wudjal)星系の知事は激怒しながら連邦の対応を罵っています。「ウジャル星系に暮らす連邦市民にはまだ故郷と呼べる星があります。しかし数が少ないとはいえ蜘蛛一家に捕まり故郷と呼べる星を失ってしまった帝国市民もいるのです。連邦が公約を尊重するまで我々は太陽系に対してお金(=税金?)を一切送るつもりはありません。私はペガシ宙域内のあらゆる関係自治体に対し帝国大使館の開設を推奨します。『帝国市民権』には少なくとも何らかの意味はあります。」

 コマンダー:コリジェンダム(Corrigendum)

3301年7月27日-疫病に立ち向かう勇者たち

 辺境宙域において壊滅的な被害をもたらしている『ケルベロス病(Cerberus Plague)の大規模感染』に対応すべく、「ミクーンの公爵たち(Dukes of Mikunn)」は彼ら直属の「ミクーン傭兵部隊(Mercenaries of Mikunn)」を動員、疫病鎮圧に奮闘する各星系の自治政府を支援するために派遣する、と決定したとのことです。

 

 ミクーン星系ではかつて、今現在各地で猛威を振るっているケルベロス病とよく似た疫病に数週間に渡って直面した経験があります。その経験から、疫病の影響下にある各星系に向けてその原因特定をも期待して膨大な量の備蓄薬品と共に医師を送り込む予定にあるとのことです。今回の遠征には戦闘機部隊も緊急出動し、薬品輸送航路の安全確保と共に地元住民の隔離を強行する予定とのことです。

 

 今回彼らが実施する非常手段について質問が出た際、公爵の末弟であるカイウス(Caius)氏は以下のように答えています。

 「かつて私たちがHR7327星系から流行が始まったあの悪名高い疫病に対処しなければならなかった際に我々が考えたのは、先ず何よりも住民のことでした。しかしながら当時は星系を厳重管理(lock down)せず、隔離も強行しなかったために近隣全ての星系に疫病が拡がってしまったという苦い経験があります。数週間ものあいだHR7327に加えてミクーン(Mikunn)、スークア(Sukua)、セフリー(Sefry)の各星系では同じ疫病に苦しめられるに至りました。以降、私たちは住民の隔離を強行した方がしないよりもむしろ住民の利益につながるということに気づきました。伝染病拡大の原因は、自国民の最大利益のために行動を起こすことをためらうという当局の対応失敗にあるのです。」

 

 傭兵部隊は本日午後には現在影響下にある各星系に到着予定であり、疫病が収束するまで滞在するとのことです。

 

 コマンダー:エクジーラ(Exil)

3301年7月27日-連載:実力者の素顔(第2号) アリッサ・ラヴィグニー=デュバル

 政治評論家:マーカス・マクミラン(Marcus Macmillan)氏と共に3301年を代表する政界・実業界の有力者の素顔に迫るGalNetの連載シリーズ。連載第二回目となる今回スポットを当てるのは、帝国政界で最も尊敬を集める女性の一人、元老院議員:アリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arissa Lavigny-Duval)氏です。

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 アリッサ・ラヴィグニー・デュバル氏の元老院議員としての活躍はめざましく、であるが故に彼女が今は亡きアリスタイド・ド・ラヴィグニー皇太子の娘(=実子ではないが我が子と認めた)であり、なおかつ現皇帝の血を引く皇姫(=現皇帝の実娘だが婚外子)でもあるという事実はしばしば忘れられがちです。彼女の性格からしても、自らの業績で評価されるならまだしも生い立ちでとやかく言われるのはイヤなんでしょうね。ただ、言うまでもないことですが帝国政治においては、由緒正しい家系に生まれるということはそれ自体が資産です。充分に洞察力を備えた彼女のことですから必要とあらば自らの生い立ちも手段として利用するでしょう。

 政界での人気という意味では彼女のライバルは皇姫:アシュリン・デュバル(=皇室から勘当されたハロルド・デュバル皇太子の実娘だが婚外子)でしょう。まあ、彼女の方から進んでライバル視してるフシもありますけど。彼女の価値基盤において重要なのは名誉(honor)です。彼女はそれに基いて帝政の腐敗を糺すことに全力を傾けていると言ってもいいでしょう。彼女は宮廷(=元老院議会)でもおなじみの顔であり彼女の言説はしばしば皇帝のそれを反映しているとも言われています。今回予定されている皇帝:ヘンギスト・デュバルと彼女の生母:フローレンス・ラヴィグニーとの結婚はつまり、現皇帝に万一のことがあった場合はアリッサに、ということなのでしょう。

3301年7月24日-連載:人類史における決定的局面(第4号)「史上初の超巨大企業‐シリウス・コーポレーション」

 人類の歴史における数々の決定的局面を振り返るGalNetの連載シリーズ。連載最新版(第四回目)となる今回は、高名な歴史学者:シーマ・カルヘーナ(Sima Kalhana)氏に史上初の超巨大企業が台頭するまでのお話をお聞きします。

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 ごく少数の、外界とは無縁の辺境星系を別とすれば、超巨大企業の存在は文明社会全体に亘って広く認知されています。しかし、あまたある企業組織の中でもその富と影響力において右に出るものがない企業、それがシリウス・コーポレーションです。

 史上最大規模を誇る同企業が台頭してきたのは歴史的に見ると2339年、史上初めて100%企業主導によるコロニー計画がシリウス星系で始まった年です。このときの出資元がシリウス・コーポレーションでした。連邦と帝国の紛争が続く中、シリウス社は有数の燃料供給元として、後には推進機関(ドライブ装置)や様々なテクノロジーの供給元として活躍し、銀河経済をけん引する一大企業へと急成長を遂げました。

 その後百年の間に同社は軍需産業と民需産業の経営統合を果たしています。また、両超大国と信頼関係を築き、紛争中でありながら両国に対して供給を行うという、これまでどの企業も成し得なかったことをやってのけています。なぜこのようなことが可能であったか?これについては幾つかの要因が考えられますが一つには厳格な機密保持と公開契約が挙げられます。いずれの紛争当事者にも有利に働かないようにするための措置であったと考えられます。

 シリウス社は、厳格な法律に基づく独自の規約を設け、それに基づいて社外との公正な取引を行うだけでなく社内の従業員の労働環境の管理も行っていました。この規約は後に「シリウス規約」と呼ばれるまでになり、単に企業管理だけでなく一個の独立した星系政治の管理にも適用されるようになりました。

 燃料とドライブ装置の開発・販売をコアビジネスとする同社は、ここ数年来、他市場への参入をうまく進めており、天文学的な成長を遂げています。現在、シリウス社ではシリウス輸送、シリウス鉱業、シリウス電力、シリウス豪華客船クルーズ、シリウス工業、シリウス通信といった、製品生産を得意とする同社ならではの事業部門を開発・運営しています。最近では、シリウス総務という新事業を展開しており、様々な社会共同体規模に対応した行政サービスを提供しています。

 同社はその歴史の中で幾つかの失敗を経験しています。中でも最も注目すべきはアンタレス事件ですが、これは次回の記事でご紹介します。尤も、シリウス社はそれらの失敗を乗り越えて今の成功を勝ち得たわけであり、我々が知り得る宇宙の中では最も強大な企業であることは間違いありません。

3301年7月24日-新連載:実力者の素顔(第1号) アシュリン・デュバル

 GalNet独占取材による新連載がスタートします。本シリーズでは皆様ご存知の政治評論家:マーカス・マクミラン(Marcus Macmillan)氏と共に、3301年を代表する政界・実業界の有力者とされる方々の素顔に迫っていきます。連載第一回目となる今回、スポットを当てるのは、帝国政界でも人気ナンバーワンの皇姫:アシュリン・デュバル(Aisling Duval)氏です。

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 ハロルド皇太子の長女として生まれたアシュリン・デュバル氏、彼女の優れている点は何か?実質的には以下のような点が挙げられます。まず、彼女はああ見えて抜け目のないしかもきっちりした性格の持ち主です。彼女の取巻きからいろいろ吹き込まれているんじゃないかと思う方も多いでしょうがそうではないようです。そして何と言っても若い。まだ25歳です。メディアが注目するのも判ります。皇位継承問題について言えば彼女の立候補は技術的にも無理です。彼女の両親が正式に婚姻関係を結んでいないという事実がある以上、これはどうしようもない。とは言え、彼女が皇位に就くというのは他候補に比べて説得力を持っていることも事実です。

 民衆の姫(彼女はよくそう呼ばれています)の人気は絶大で、多くの帝国市民、クリエンテスからパトロヌスに至るまで彼女を支持しています。彼女はワイドショーにレギュラーとして出演しているようですが、厳しい質問が出てものらりくらりと躱していますね。

 アシュリン氏は根っからのポピュリスト=民衆派なのでしょう、世論に耳を傾けるというのが彼女のスタイルです。彼女は、自領であるセミエス(Cemiess)星系を管理しながらアケルナル(Achenar)星系で父親と一緒に暮らすという生活を送っています。彼女の母親は薬物の過剰摂取が原因で彼女がまだ幼い時分に亡くなっており、父親は以来ずっと自堕落な生活を送ってきた、そういう不幸な家庭環境で育ってきた彼女の心には同じ境遇で暮らす人々を何とか助けたいという情熱が宿っているのでしょう。

 若いとはいえ民衆からかなりの支持を集めている彼女です。その中には帝国社会に揺さぶりをかけることで恩恵を受けるグループも含まれることは忘れるべきではありません。

3301年7月24日-「デイビー・ジョーンズ作戦」の現状 - 最前線レポート

 蜘蛛一家(Kumo Crew)が帝国領のクチュア(Cuchua)星系に侵攻しようとした際、帝国側が「デイビー・ジョーンズ作戦(Operation Davy Jones)」でこれに応戦したのは既に二週間以上前のことです。帝国派のコマンダー・パイロットが連携して侵攻を阻止、最終的に海賊組織を領内から一掃して、現在、帝国軍はペガシ宙域に包囲網を敷いています。紛争終結の見通しはまだ立っておらず、GalNetでは今回の攻撃及びそれに対する各部隊の活動内容について、両陣営のコマンダーパイロットに見解を尋ねてみました。

 パトレウス元老院議員派のコマンダー:スタテイラ “スタークローク” エレシェナー(Stateira "Starcloak" Eleshenar)氏は以下のように述べています:
「ペガシ宙域の包囲網を整えるのに時間がかかっていましたが攻撃作戦は本格的に進めています。我々の究極的な狙いは、帝国市民を違法な拘束から自由にすることだけでなく、蜘蛛一家によって奴隷として囚われている全ての人々を解放することです。」

 彼女の気持ちに呼応するかのように、ラヴィグニー元老院議員派のコマンダー:コリジェンダム(Corrigendum)氏も以下のように述べています:
「デイビー・ジョーンズ作戦の第一波攻撃によりアーコン率いる海賊部隊は帝国領から敗走しました。各要所を計画通りに押さえ切れてないことは確かですが、帝国遠征艦隊全艦を以てすれば素晴らしい結果になると思っています。」

 このような声明が繰り返される中、帝国軍による攻撃は一向に止む気配がなく、紛争に巻き込まれている星系の中でもとりわけアネジェテ(Anedjete)、ソポンテト(Sopontet)、フイチ(Huichi)星系では今なお激しい戦闘が行われています。一方、現在のところ56億の帝国市民をその支配下に置いている蜘蛛一家は、対抗する帝国領の星系をさらに征服しようと目論んでいるようです。自らの領域を弱体化させようとする帝国に対し、海賊団が断固として抵抗しようとする姿は、数多くの海賊団のパイロット達にとってはむしろ自信に繋がっているようでもあります。

 帝国軍に対し蜘蛛一家と協同して抵抗活動を行っている海賊団のメンバーである、コマンダー:グルットニー・ファング(GluttonyFang)氏は、短いインタビューの中で以下のように述べています:
「頭数が足りなけりゃ気合で乗り切るさ。俺達は帝国の弾圧に屈しない。蜘蛛一家が自分たちで手に入れた領分をみすみす手放すわけないだろう。船がぶっ壊れて死んだときは化けて出てやるから覚えとけ。」

 両陣営のコマンダーパイロットは一点で共通しているようにみえます:
それはペガシ宙域の運命は戦いによって決まるという点です。外交的和解の可能性はあるかとの質問に対し、コマンダー:コリジェンダム氏は以下のように答えています:
「帝国は、住民を捕虜とするような連中との交渉には一切応じない。連中が我々の住民を解放するか、我々が連中を一人残らず倒すか、いずれかしかない。」アーコン・デラインは帝国の要求を無視し続けており、ペガシ宙域にかつての静かな平和が戻ってくるのはまだまだ先のように思われます。

コマンダー:カドック(Cadoc)

3301年7月24日-紐一家、蜘蛛一家と袂を分かつ

 今を遡ること数か月、海賊「蜘蛛一家」の大親分:アーコン・デラインは海賊「紐(ヒモ)」(The Code)の親分:アノフェレス(=「蚊」の意)を訪ねてこう言った:「よぉアノ、お前は大した奴だ、俺ゃ気に入ったよ。お前んところの子分連中はここいらの海賊の中じゃ仕事の腕前がピカイチだってもっぱらの噂だぜぇ。そこで、ものは相談だ、ここらでいっちょ俺と組まねえか?俺んとこにゃ船に詳しい奴がいるんだが、そいつに俺の船を弄らせたらもうスッッゲェェェェのなんのって、俺はもうその船でしか戦わねえ。お前さんが子分連中引き連れて俺んところに来てくれりゃ、決して悪いようにはしねえ。どうだい?」

 話は悪くない。そこでアノフェレスは子分を引き連れてハルマ星系へ向かった。しかし、着くなり何だこりゃという有り様だった。アーコンの領分になる幾つかの星系を回れと言われて行ってみたものの、裸の姉ちゃんがラム酒を注いで迎えてくれるどころか官僚相手の机仕事ばかり。

 アーコン自慢の船の新兵器とやらも、人を小馬鹿にしてるのかというような代物で、とてもではないが彼等が期待していたようなものではなかったのである。

 怒り心頭のアノフェレスはアーコンの目の前にドスを突き立て「やい、てめぇハッタリかましやぁがって」、アーコンも引かずに「蚊トンボみたいに女の生き血吸ってるようなヒモ野郎に文句言われる筋合いはねぇ」とお互い言いたい放題まくし立てた。二週間待ってやるといったもののアーコンは意に介さなかった。かくしてアノフェレスはアーコンの元を去ったのである。

 やはり初心忘れるべからず、紐一家は本来の生業を再開した。彼らの仕事は交易路をひたすら往復し機会を見つけては手ずから「富の再分配」を行うことであった。まあ、机仕事よりも引掛け鉤が性に合っていたというわけだ。

(※訳注:たぶん、思いっきり誤訳だと思いますが、まあカンベンしてくだせぇ)

3301年7月24日-カーンズ星系の経済構造転換は大成功!

 新たに通信担当将校に昇格したラモン・ラマー氏は記者会見を開き、ヒューメイソン・オービタル(Humason Orbital)におけるハイテク事業移行に伴う経済構造転換が成功した、と熱のこもった口調で発表しました。

 「我々の未来に向けた素晴らしいニュースです。経済発展に伴いヒューメイソン・オービタル及びカーンズ星系全体は新たな繁栄の時代を築いていくことになるでしょう。」

 前週に報告されていた市民の混乱についての質問が出ると、同氏は以下のように回答しました。

 「幸いごく少規模でしたが一部で混乱要素があったことは認めます。彼らは経済状態が低迷していく中で我々の素晴らしい社会を何とか維持しようとその方策を模索していたわけですが、今ではその方策の誤りを認め、我々の壮大な経済計画に完全に賛同しています。」

3301年7月24日-GalNet週刊拡大レポート

 毎週、GalNetでは現時点において新しい星系へ勢力拡大中の1,745の小規模勢力の内、10勢力をリスト化してお伝え致します。※

 
  • Union of Calili Free
  • LHS 1122 United Limited
  • Jet United Co
  • Eotienses Citizens' Forum
  • Kumal Partners
  • Quaaybuwala Empire League
  • Wurun Legal Commodities
  • HERZ 13422 Systems
  • Partnership of Kalangputys
  • Revolutionary Zlotrimi Green Party
 

 拡大(Expansion)は、小規模勢力の影響度(Influence)が十分なレートに達しており、人の住む星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)のレートは悪化します。

 

 ※データはニュース更新日時点のものです。

3301年7月24日-連載:パワープレイの今(第3号)

 我々人類が暮らす銀河系を舞台に熱い戦いを繰り広げる列強諸勢力。混沌を制するのは誰?、民衆から見放されたのはどの勢力?今週もまた銀河の覇権を巡る争い(Power Play)の様子をお伝えします。

 

 アリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arissa Lavigny-Duval)

 彼女にとって目下の課題は蜘蛛一家に対する攻撃作戦ですが、その一方で十分な資本を集めた上で勢力圏拡大も継続中です。アリッサはHIP 32812及びフラカニ(Phracani)星系をほぼ無抵抗状態で手に入れました。一方、彼女の領内では敵対する部隊が勢力弱体化を繰り返し試みており、いずれもほとんど阻止できたとは言え、これらの工作活動は彼女を混乱に陥れることに寄与しています。

 

 アシュリン・デュバル(Aisling Duval)

 今週、銀河ランキングで1位を獲得した彼女は次々に勢力圏を拡大しています。アシュリン支持派は彼女の星系を警護に成功しており敵の侵入を許していません。その一方で、HIP 95256を勢力圏内に取り込もうとする試みは、同盟のマホーン派や帝国派に属するパイロットが突如として反旗を翻したことにより中断しています。

 

 ザカリー・ハドソン(Zachary Hudson)

 彼はここ数週間、深刻な勢力圏弱体化に晒されていますが、彼を支持するグループによる勢力圏強化()は一貫して成功を収めています。ハドソンは二つの新しい星系を手に入れたものの、今週は大統領の敵対勢力がハンガルディ(Hanggardi)の弱体化に成功しており、同星系における統治機関を混乱に陥れています。

 

 フェリシア・ウィンターズ(Felicia Winters)

 彼女によるHDS 1065星系及びポタモイ(Potamoi)星系獲得の試みは失敗しており、連邦宙域は敵対コマンダーによる重大かつ慢性的な侵攻活動に晒されています。同時にシャドウ・プレジデントは三つの新しい星系に影響力を拡大し、十分に練られた勢力圏強化計画により敵対勢力による勢力弱体化工作に対抗しています

 

 ゼミナ・トーバル(Zemina Torval)

 今週もまた支持者を失った彼女。敵対勢力によるタングポン(Tanghpon)星系の勢力弱体化は成功、HIP 23824及びマンドリサー(Mandhrithar)への勢力圏拡大の試みは失敗に終わっています。同時に、残るトーバル支援グループは今や限られた資本をうまく利用しジャマライジェス(Jamariges)の治安強化及び脆弱な宙域境界の各星系の支援を行っています。

 

 デントン・パトレウス(Denton Patreus)

 彼は今週、支持派グループを唯一ヴァカ(Vaka)星系獲得に向けて一極集中配置し、それ以外の拡大活動は一切行いません。これは恐らく、かつてパトレウスが武力制圧した星系においてその抑止力を削ごうとしている蜘蛛一家に対して、彼を支持する戦闘パイロットを集中的に差し向けるのが目的と思われます。

 

 エドモンド・マホーン(Edmund Mahon)

 先月同様に先週は急速に勢力圏拡大を遂げています。これにより影響力は拡大し、銀河ランキングも向上しましたが、同盟の政治家は新たな問題を抱え込むこととなりました。マホーンの勢力圏がこれほどまでに大きく広がると、その強化が飛躍的に難しくなっており、幾つかの星系では混乱に陥り却って重度の勢力弱体化を招いています。

 

 リー・ヨン・ルイ(Li Yong-Rui)

 彼もエドモンド・マホーン同様に勢力圏拡大と敵対勢力増加のジレンマに悩んでいるようです。急激な勢力圏拡大と急増する敵対勢力による勢力圏弱体化はシリウス派によって統治されている星系の幾つかを混乱に陥れています。大規模な勢力圏強化の取組みにより、マホーン派ほど深刻な状況に至ってないにせよ、リー・ヨン・ルイが抱える悩みはマホーンと同じ問題に起因する症状であり、ますます大きくなった勢力圏を警護しようとすると治安部隊による治安維持活動も間延びしてしまうのです。

 

 アーコン・デライン(Archon Delaine)

 過去二週間、彼はペガシ宙域において帝国統合軍の攻勢に激しく抵抗していましたが、初めて海賊団同士の仲間割れがあり、勢力圏強化に悪影響を及ぼしました。ヘ・シーアンス(He Xians)星系やサン・マス(San Muss)星系などアーコン領内の5~6の星系が帝国派部隊による勢力弱体化の影響を受けました。海賊団は帝国軍による猛攻を正面から迎え撃つ一方で、今週は新たに二つの星系に対し抑止力のみ増加させているようです。

 

 プラナフ・アンタル(Pranav Antal)

 彼は過去に何度か試みていたものの失敗に終わっていたHIP 116213への勢力圏拡大に成功しています。なぜ同星系にこだわるのか?恐らく1か月前にシムグルが「野蛮な群れに対する啓発的防衛」と呼んでいた新しいコミューン計画の存在があるようです。ユートピアは他の勢力からみればあまり脅威を感じない、比較的小さな派閥勢力です。今回の刺激的な勢力圏拡大は、平和志向のユートピアだからこそ、彼らの領域が銀河系で最も安全な場所の一つだと言われるからこそ可能な試みであったと言えます。

 

Commander Cadoc

3301年7月24日-帝国の要人、カピトルに続々と到着

 一月を思わせる風景の中、帝国領の最果ての地から訪れた要人やゲストが続々と帝国の首都:カピトル(Capitol)に到着しつつあります。既にゲスト用の宿泊施設が不足していることから、この機会を政治利用し、名を売っておいた方がよさそうな訪問者に滞在先を提供している元老院議員もいるようです。

 街はお祭りの雰囲気一色ですが、この機会を利用して街を訪れている地方の実力者とお近づきになろうと考える者も数多くいるようです。皇帝の病状回復の発表があってからというもの、それまでの数か月間帝国市民のあいだに広がっていた政情不安は払しょくされ、明らかに改善に向かっているようです。街中の警備は相変わらず厳重であり、とりわけ帝国宮殿周りの地区は物々しい雰囲気に包まれていますが、それでも同地区ではその立派な大通りや庭園から建物に至るまでたくさんの花々や華美な装飾品で飾りつけられており、市民たちのあいだで「香りの街」と噂されるほどになっています。

 民衆からの支持獲得策の一環として、アンダース・ブレーン(Anders Blaine)宰相は、皇帝や彼の家族と共にお祝いすることができるように、と結婚式当日を祝日とすることを発表しました。

3301年7月24日-エンペラーズ・グレースとコズミック・ステート、共同で兵器製造を開始

 エンペラーズ・グレイス(Emperor's Grace)がごく最近になって帝国領内の星系に勢力拡大したことで、同グループが最新テクノロジー及び兵器製造産業に適した場所としていずれの星系を選定したのかが判明しました。その星系は帝国領内奥深く、エンペラーズ・グレイスに忠誠を誓った部隊によって警護されています。未だ無名の同星系には、現在のところ戦闘用兵器及び個人兵器の製造施設が置かれているようです。

 コスミック・ステート(Cosmic State)が設立したハンマー・アームズ(Hammer Arms)社の最高経営責任者:グリムニル・アルヴァダーラング(Grimnir Allvadderung)氏とエンペラーズ・グレイスの指導者:ヴァールウェン・マコ・ブレナス(Vaarwen Mako Brennus)氏は、リシャイアー(Rishair)星系で会合後、メディアに対して行った会見の中でコスミック・ステートとエンペラーズ・グレイスによる共同開発計画について発表しました。皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)とフローレンス・ラヴィグニー(Florence Lavigny)氏との婚礼を出来る限り早く執り行うとの発表が銀河全体に向けて大々的に報じられているため、この発表はその陰に隠れてあまり注目されていません。

 今回の歴史的な皇室発表を受け、両氏は前祝いが重なったとばかりに連日大量のビールを振舞って大騒ぎのイヴニング・パーティを開いたようです。しかし今回の祝賀会のためにビールの大量発注を委託されていた醸造元の経営者が不幸にも祝賀会当日にモルト槽に転落して亡くなってしまったとのことで、伝えられるところによれば、すぐさま多くのゲストからビールの品質に一貫性がなくなったとの不満が出たそうです。エンペラーズ・グレイスでは、領内でミード(mead=蜂蜜酒)を生産できるよう、惑星内で養蜂業が営めるような農業に適した星系の獲得を検討中とのことです。

3301年7月24日-GalNet週刊紛争レポート

毎週お送りするこのレポートでは最新のGalNetデータに基づいて、現在のところ紛争(Conflict)状態にある星系の一覧をお伝えいたします。※

 

 下記は現在のところ内戦(Civil War)状態にある12,542の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Uadjarii Nobles
  • Wogama Gold Council
  • Hou Yangk Partnership
  • Nu Tauri Mob
  • Traditional LHS 135 Flag
  • Labour of LHS 135
  • Nurundere Power Limited
  • Natural Nurundere First
  • Kholevi Labour
  • New Kholevi Constitution Party

内戦(Civil War)は、同星系内の小規模勢力間で、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標は、内戦中は低下します。

 

 下記は、現在のところ戦争(War)状態にある2,485の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Sitakapa Empire League
  • LPM 746 Life Commodities
  • Jet Power Exchange
  • Fugeirones Shared
  • Jang Tun Corp.
  • Raiders of Theemetana
  • Pirates of LHS 450
  • Independent Savaroju Values Party
  • Auaker Prison Colony
  • Deciani Empire League

戦争(War)は、小規模勢力が別の星系に侵攻した時に発生します。Conflict状態の間は、生活水準、経済と安全の水準に大きな影響が出ます。戦闘ミッションと戦闘活動によって勝敗が決定されます。勝者が確定しない場合は、戦争は休戦状態へと移行します。

※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月23日-ケルベロス病、バスト、ウナ、サンチャランの各星系に拡大

 発表によると、バスト(Bast)星系のハルト・ステーション(Hart Station)、ウナ(Una)星系のホアード・オービタル(Hoard Orbital)、サンチャラン(Santjalan)星系のカントール・ターミナル(Cantor Terminal)においてケルベロス病が確認されており、住民を恐怖に陥れています。今のところ治療法は見つかっておらず、ニュートン・ドックのチーフメディカルオフィサーであるカール・シモンズ及び周辺星域の医療チームが現在もなお研究を続けています。声明の中で同氏は住民に家から出ないよう繰り返し訴えています。

 各星系の病院や治療施設は既に手が追い付かない状態であり、感染者数は急激に増加しています。各保健サービス機関ではボランティアや地元の治安当局の職員が支援活動を行っています。すでに危機管理だけでなく治安維持の観点からも要請が出ているためです。

 同地域のコマンダー・パイロットに対し、影響下にある各宇宙港への医療支援物資の運搬要請が出されています。

3301年7月23日-ケルベロス病、バステス、マイオー・ティ、オチェウンの各星系で確認

 最新の情報によると、ケルベロス病とみられる症例が以下の各星系で確認されており、地元住民が大混乱に陥っています。バステス(Bastes)星系のシェファード・ハブ(Shepherd Hub)、マイオー・ティ(Maheou Ti)星系のイェゴロフ・ステーション(Yegorov Station)、そしてオチェウン(Ochoeng)星系のロッデンベリー・ゲートウェイ(Roddenberry Gateway)です。これまでに報告されている症例数は比較的少ないものの、地元の医療サービスや病院には感染の有無を問わず治療を切実に訴える住民が殺到しているとのことです。

 各ステーションの管理当局は他星系にみだりに渡航しないよう訴えています。現在、非常事態宣言が発表され、同星系では各コマンダー・パイロットに対し緊急用の医療・支援物資の輸送に関する条項不明契約(open contract=契約条項が途中で変化する契約)が公開されています。

3301年7月23日-GalNet民主的活動まとめ

 毎週お送りするこのコーナーでは、選挙(election)を行うことで民主的自由の夢を追いかけている小規模勢力を取り上げます。

 下記は選挙活動を行っている1,947の小規模勢力の内の10勢力です。※

  • Kappa Public PLC
  • Callavs Universal Services
  • Peraesii Jet Vision Company
  • Peraesii Purple Bridge Systems
  • Gliese 3206 Purple Creative
  • Blue Energy PLC
  • Maityan Constitution Party
  • Itza Liberty Party
  • League of Itza
  • Meminii Universal Industries

 選挙は類似の政治構造を持つ2つの小規模勢力が、星系の所有権や権限(influence)に関する問題を解決するために行われます。

 ※データは更新日時点の物です。

3301年7月23日-ヴィクトリア・ウルフ6世とストーン准将、アウゲイアス作戦を展開

 Wolf 406運輸会社保有の第一仮装巡洋艦CMDR(Merchant raider?)であるヴィクトリア・ウルフ6世と同盟防衛軍(ADF:Alliance Defence Force)准将:ヘレナ・ストーン氏は共同記者会見を開き、『アウゲイアス作戦』を開始することを発表しました。この作戦はBD-22 3573星系で地元の採鉱者や交易者を狙って問題を起こしている犯罪組織の排除を目的としているとのことです。ストーン准将が進めていた調査の結果報告を受け、連邦は即座に独自の対応を進めたようですが、一方で地元を独裁的に支配している派閥勢力は全く異なる反応を示したようで、両氏はより明確な姿勢を打ち出す必要があると考えたようです。

 そもそも同盟エリート外交団(Alliance Elite Diplomatic Corps)の一員でもあるウルフ氏とストーン氏は、プランク・オービタル(Planck Orbital)に海賊団を倒した者に支払う懸賞金のための資金を確保したと説明しています。

 ストーン氏は今回の作戦は軍事作戦ではないことを強調しています。「同星系は同盟の管轄区域に属さない」と氏は述べており、あくまでも同盟防衛軍は現状を観察するだけの立場であり、これ以上エスカレートした場合にのみ介入を検討するとのことです。

3301年7月22日-皇室婚儀の日程決まる

 皇室事務局は皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)とフローレンス・ラヴィグニー(Florence Lavigny)の婚儀の詳細を公表しました。婚儀は7月29日水曜日の正午に執り行われる予定です。招待状はすでに関係各所に向けて送付されており、レポーターである私もその数少ない幸運を手にすることができた一人です。当日は式場内から婚儀の模様を逐一お伝えするつもりです。

 帝国中でその名が知られている元老院議員や著名な有力者はほぼもれなく皇宮から送られた招待状を受け取っており、皇室窓口には彼等からの祝電が殺到しています。皇帝はその忙しいスケジュールの合間を縫って数分間ではありますが御自身の口から感謝の意を伝えられました。

 「私自身の身の回復と来る結婚を善意で迎えてくれることに私は心温まる思いがする。私は愛によって勇気づけられる。それは元老院、パトロヌス、クリエンテス、偉大なる帝国市民が私に示してくれた愛である。」

 婚儀日程の発表が届くと、各ニュース配信サイトは一斉に皇帝とその新しい皇后の婚礼衣装がどうなるかについて様々な憶測を飛ばして世間を賑わせています。最新ファッションで婚儀をお祝いしたいと考えるのは皆同じなようで、当日の婚儀に最もふさわしい衣装を提供できるブティックはいずれも降って湧いたような活況を呈しています。

3301年7月22日-ケルベロス病対策で宇宙ステーション業務停止

「現在進行中の危機」がケルベロス病の蔓延原因となったために、以下の宇宙港(starports)では『基幹ステーションサービス』を現在利用できません。
以下の宇宙港が影響を受けます:

Dajoar星系では:

  • Thiel Port
  • Crown Terminal
  • Patrick Terminal
  • Macquorn Rankine Port
  • Ejeta Enterprise

Eleu星系では:

  • Finney Dock
  • Bao Orbital
  • Elder Station
  • Tem Station
  • Pierce Gateway
  • Bradshaw Station

20 Ophiuchi星系では:

  • Chargaff Port
  • Artsebarsky Gateway
     

    以上の宇宙港において、以下に列挙したステーションサービスは利用不能となります:

  • Re-arming(再武装)
  • Market(市場)
  • Bulletin Board(掲示板)
  • Docking(離着陸)
  • Shipyard(造船所)
  • Outfitting(艤装)
  • Black Market(ブラックマーケット)

これらの宇宙港の管理当局も、ケルベロス病が封じ込められ、倹約した資材で施設の稼働が可能な間は、サービスの停止もやむを得ないと報告しています。

3301年7月22日-GalNet週刊ヘルスホットスポット

 毎週発行されるこのレポートでは、食糧不足(famine)や伝染病の拡大(outbreak)といった重大な人体の健康に関わる問題が発生している小規模勢力を取り上げます(※)。

 下記の小規模勢力において伝染病の拡大が報告されています。

  • Dajoar
  • Eleu
  • 20 Ophiuchi

 食糧不足と同様に、伝染病の拡大は住民の生活水準を大きく低下させます。伝染病の拡大を終わらせるには薬品(medicines)の供給や関連貿易ミッションをこなすことが必要です。非常事態につき、戦闘ミッションや戦闘行動を行っても影響力(influence)は変化しません。
※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月22日-GalNet今週の勢力図更新

 明日の午前7時(日本時間:7月23日16時)にGalNetの勢力監視活動は、データ更新のために一時的にオフラインとなります。

 

 勢力のために活動しているパイロットの方は、データ更新作業が始まる前までに、カーゴ(Cargo)輸送やバウチャー(Voucher)の引き換えを完了させてください。

3301年7月21日-フューエル・ラッツ、深宇宙で「リレー方式救助」を実施

フューエル・ラッツがSagittarius A*からの帰還途上だったコマンダー:ネオスパイク(Neospike)氏からの救難信号を受信した時、彼は文明世界から3600光年離れた宙域でフューエルスクープが破損して漂流していました。『Reboot/Repair(再起動/修復)』シーケンスによるフューエルスクープの修理も失敗していました。

 

ドゥマック(Domaq)、 ポール・カヴィンスキー(Paul Kavinsky)、ルスティコルス(Rusticolus)、シノビ船長(Cpt Shinobi)、サーリー・バジャー(Surly badger)そして アヌレイニアム(Anuranium)を含む数隻のコマンダーたちが、その救難信号に反応しました。

 

コマンダー:ドゥマック氏は迅速に現場に到着すると、仲間の船の『位置』を指定しながら、遭難船の動力を確保するため最初の燃料補給を行いました。

 

数隻の船と累計540基ものlimpetドローンを用いた『リレー作戦』が実施されました。迅速さを優先したのは、コマンダー:ネオスパイク氏の船の損傷が深刻で、無事な装置は船全体の5%未満しか無かったからです。

 

フューエル・ラッツ・イニシアティブの報告によれば、これまでに190名以上もの燃料切れパイロットたちを救出しています。

3301年7月21日-プリズム星系の上院議員、行方不明

本日未明、Kahina Tijani ローレン上院議員が滞在するインペリアル・スイートから警備アラートが発報されました。

 

邸宅の入り口はロック状態だった事が判明し、内部からの応答も得られなかったため、保安要員が権限により邸内に押し入りました。

 

生活の痕跡は存在せず、スイーツの内装は手付かずのままだと判明しました。室内備え付けのholofacコンソールからも、上院議員の「見かけ上の占有期間」ずっと利用された形跡の無い事は明らかでした。検索履歴には上院議員の所在を示す兆候すら存在しませんでした。

 

Cuthrick デラニー大使は報道機関に対し、以下の短い声明を発表しました。
「Kahina上院議員は、事前に彼女の代わりにプリズム星系を代表する権限を私に与えております。私は彼女の指示に従ってその義務を履行するために最善を尽くします。Kahina上院議員はとても私人的で、先月は私や他の方からの助言を求めてはいらっしゃいませんでした。私達は彼女が何処に行ったか知りません。当然ながら、我々は彼女の安全性を懸念しており、『彼女の居場所を知っている方』は直ぐ当局に通報するよう促すつもりです。彼女の失踪は、確かに非常に憂慮すべき事態です。」

 

帝国全体からの反応は押し黙ったままですが、しかし多くは訪れた上院議員が『何らかの陰謀』に巻き込まれたのでは、と推測しています。

 

「デラニーが発言すべき問題じゃない」Imperial Citizen紙の評論家は語ります。「プリズム星系は今や、かのパトレウスに属しておる。Kahinaが手放した事は正当だが、全帝国民は『彼女は頓着すべきだ』とぬかしおる。『彼女は臆病者だ』と騙る輩に至っては見当違いじゃ。」

 

「彼女は帝国へ燃えかかる『災禍』に近づきすぎたのでしょうか?」インペリアル・ヘラルド誌編集長のKazien Vantris氏は尋ねます。「あるいは『他の目的』を追求すべきだったのでしょうか?彼女は何時も決意に満ち、大胆でした。あなたは何処へ訪れる事も厭いませんでした。Kahina女史に安息を…」

未だキャピタル宇宙港に係留されていた、Kahina女史のImperial Courier『セブン・ベールス(7重の覆面)』号は押収され捜査が行われました。その結果、アバロン造船所で行われた変更が、「巧妙に細工された偽物」だった事が発見され、高価値な装備が全て、完全に盗み出されていた事が判明しました。

Kahina女史のインペリアル・ティアラ(帝国小冠)は、古代の印が刻まれた裏面に『サロメ(Salomé)』と刻印された小さなメダリオンと共にコックピットから発見されました。

その『印』とは、「冥界の輪」を名乗る組織に由来するものであると信じられています。

3301年7月21日-GalNet週刊セキュリティダイジェスト

誤記の可能性あり? ゲーム内データで確認願います

最新のGalNetデータを基にお送りする今週のレポートでは、社会不安(Civil unrest)または厳重管理(Lockdown)の状態にある小規模勢力(minor factions)の内、10勢力をリストアップしました。※

 

 下記は387の厳重管理状態にある勢力の内の10勢力です。

  • Kassimshipa Company
  • Blue Comms Corp.
  • Defence Force of Tanmark
  • Sietae Empire League
  • Progressive Party of HR 1254
  • Caria Empire Assembly
  • Alpha Fornacis Interstellar
  • Kamocan Purple Universal Corp
  • Sopontet Fortune Corp.
  • Velnians Crew

 厳重管理状態では、星系のセキュリティレベル(Security Level)が上昇し、一方で星系の財政状態(Wealth)が悪化します。賞金稼ぎの活動が増加すると厳重管理状態の持続時間は短縮されます。

 

 下記は813の社会不安状態にある小規模勢力の内の10勢力です。

  • LHS 3749 Group
  • CT Tucanae Boys
  • Rata Bares Purple Dragons
  • Society of Kemwer
  • Unkuar Jet Natural Group
  • Lausang Empire Party
  • Peckollerci Democrats
  • Natural Contien Movement
  • Witchhaul Corporation
  • Sadhen Purple Partnership

 社会不安状態は星系内の違法行為および犯罪組織からの契約を遂行することで引き起こされます。星系が社会不安を抱えている時、財政状態と生活水準が悪化します。戦闘ミッションおよび戦闘活動によって社会不安状態を終わらせることができます。

 ※データは更新日時点のものです。

3301年7月20日-同盟とシリウス社のパイロット達、協定を祝う

同盟とシリウス社のパイロット達は協定を祝います。

誤記の可能性あり? ゲーム内データで確認願います

3301年7月20日-GalNet週刊経済レポート

毎週お送りするこのダイジェストレポートでは最新のGalNetデータに基き、小規模勢力とその星系の経済状況を示す一覧を作成してお伝えいたします。※

 

 下記は、好況(Economic boom)状態にある4,370勢力の内の10勢力です。

  • Mombawet Nationalists
  • Amementi Silver Life Exchange
  • Allowair Constitution Party
  • NLTT 21088 Bridge Network
  • Independents of LFT 37
  • HIP 15205 Prison Colony
  • Finteno Free
  • Workers of Luan Yun Di Green Party
  • Waq Services
  • Uzumeru Netcoms Incorporated

     星系が好況状態にあるとその持続時間と全てのトレードミッションが影響力(influence)に与える効果が2倍になります。また小規模勢力の影響力も増加します。好況状態は一定量の貿易による利益得る事と貿易ミッションを行うことで発生します。そして例えば食糧不足(famine)のような他の状態、それを示す指標が増加してくるまで継続されます。

 

 下記2勢力が経済破綻(Economic bust)状態にあります。

  • Wolf 750 Liberals
  • Jet Energy Industry

     経済破綻の状態にあると星系の財政状態(Wealth)が悪化し、小規模勢力の影響力も低下します。経済破綻中に貿易やトレードミッションを行っても、好況状態に近づくことはありません。経済破綻は一定時間で終了します。
    ※データは更新日時点の物です。

3301年7月19日-ペガシ宙域における人民解放

 「もしも蜘蛛一家に捕まると、奴隷の烙印を押されて彼らの本拠地であるハルマ星系に送られてしまう、そうなってしまったらどうしようもないのだ」と、人々の間で恐れられていました。
帝国軍によるハルマ星系封鎖及び包囲作戦の結果、奴隷輸送船が拿捕され数千人もの人々が保護されましたが、その多くは衰弱したりひどい傷を負ったりして苦しんでいました。

 帝国海軍士官学校を卒業したばかりのパイロットが、彼がこれまで目の当たりにしてきたことを語ってくれました。

 「10年前、私の家には一人の奴隷がいました。実は彼には借金があってその返済が終わってようやく家族の元に戻っていたわけですが、そうとは知らなかった私はその事実を知らされるまでは彼を実の兄だと思っていたのです。その日、父は私にピーターを、私の「兄」のことを忘れないようにと言いました。なぜなら私も奴隷として誰かのお世話になるかもしれない、或いは私が誰かを奴隷として養うことになるかもしれないから。私の「兄」のように。
これが帝国の奴隷制度です。こんな、、、こんな制度は潰すべきだ。」

 シリウス社の慈善事業部門の代表は、帝国艦隊によって解放された人々を彼らの家や家族の元に送り返す人道支援サービスを展開中です。

3301年7月19日-ジョエル・ザンダー知事、公職追放され逮捕

 BD-22 3573星系にある連邦派のフォレスター・ステーションのジョエル・ザンダー知事が公職追放処分を受けると共に連邦捜査官によって逮捕されました。今朝早くに連邦当局による強制捜査が行われた模様です。ザンダー氏とその家族は連邦情報局の記章が付いた強襲降下艇に護衛されて惑星から連行されたとのことです。

 ザンダー氏に対する嫌疑について現時点では何の公式声明も発表されていませんが、今回の劇的な逮捕劇の背景には最近のBD-22 3573を取巻く事情が関係しているのではないかとの憶測が飛び交っています。ザンダー氏は、ジャスティス党のキング・ジャスティス二世及びBD-22 3573 フラッグ党の最高指導者であるアンツォ・リノといった地元の統治者と親密な関係にあり、それがいつの日か問題を引起こすのではないか、とかなり以前から噂されていたようです。

3301年7月19日-連載:人類史における決定的局面(第3号) 「タイタンの戦い ‐ 星系国家の激突」

 人類の歴史における数々の決定的局面を振り返るGalNetの連載シリーズ。連載第三回目となる今回は、高名な歴史学者:シーマ・カルヘーナ(Sima Kalhana)氏に連邦が初めて星間戦争を行った国家、そしてその国家が現在の「帝国」へと至るまでのお話をお聞きします。

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 太陽系外における小規模な紛争はそれまで幾つかあったものの、連邦とアケルナル(「帝国」の前身となる国家を当時はそう呼んでいました)の間の戦争は初めての大規模な星間戦争として有名です。連邦がなぜアケルナルを侵略しようとしたのかについては、ここ数年に亘っていろいろ取り沙汰されていますが、よく言われるような、アケルナル星系に以前から棲息していた知的生命体を絶滅させたから、という主張は下らないこじつけに過ぎません。恐らくはアケルナルが連邦に属することを拒否したため、というのが軍事活動の本当の理由でしょう。ただ、当時の連邦が異種文化及び異種生命体の保護をその創設の重要な信条として掲げていたということは注目に値します。

 2323年の終り、リチャード・モルガン(Richard Morgan)提督の指揮の下にみずへび座ベータ(Beta Hydri)星系に集結した連邦艦隊がアケルナルに向けた進軍を開始します。この宙域は当時まだ未開の地ともいえる場所で、定住者もそれほど多くありませんでした。つまり、この遠征艦隊は作戦継続に必要な補給支援体制を満足に整えないまま侵攻を開始したのでした。

 長くしかも脆い補給ラインにもかかわらず、モルガンは守勢の敵に対していきなり正面から一大攻勢を仕掛けようと考えます。彼の作戦を事前に把握していたアケルナルは待伏せ奇襲部隊を布陣、悪名高い群狼戦術を駆使してまずは連邦艦隊を、そして背後にある補給ラインをじわじわと攻撃していきました。

 あくる年の2324年、連邦艦隊は星系内にその足掛かりとなる拠点を築こうと何度も試みますがほとんどが失敗に終わります。そうこうするうちにどんどん疲弊していく侵略者に対し、アケルナルは一挙に反撃に打って出ます。2325年、有名なあの「解放の大決戦(Great Battle of Liberation)」です。民間用、軍事用を問わずアケルナル星系のありとあらゆる宇宙船が徴用され、その全てが連携を保ちつつ侵略者たる連邦艦隊の宇宙船を各個撃破していきました。

 この戦いによってアケルナルは連邦艦隊を同星系から追い出すことに成功、連邦艦隊はその侵攻開始地点であったみずへび座ベータ星系まで撤退を余儀なくされました。その後、補給ラインを強化した連邦艦隊は、それを支えに同星系にてアケルナル侵攻への足固めを整えます。このようにして両海軍はその後50年近くに亘って幾度となく小競り合いを繰り返していったわけですが、この間に、本拠地となる自らの星系周辺に緩衝地帯の必要性を感じとったヘンソン・デュバル(Henson Duval)は周辺の星系を領内に取り込んでいきました。これをきっかけに単一星系のコロニー国家であったアケルナルは複数の星系を統べる巨大な帝政国家へと変貌していきます。今日我々が知る帝国はこのようにして誕生したのです。

3301年7月18日-皇帝「一致団結を」

 本日、元老院の前に姿を現した皇帝は幾分弱々しい印象があったものの、しっかりとした声で集まった元老院議員に対し帝国の利益のために一致団結し互いに争わないよう呼びかけました。

 「我らが愛する帝国には前途洋々たる未来がひらけている。ここ数か月の政情不安は我々の決意を弱めはしたが、もうこれ以上立ち止まるわけにはいかないのだ。我々の社会の指導者たちの中には互いに争い合い我々の古き良き伝統を汚した者もいるが、これ以上はもう待てないのだ。

 皇帝たる私の役目は、帝国の発展とその永続、これらを確固たるものにすることである。そのためにも、以前に発表していた私の良き友人フローレンス・ラヴィグニー(Florence Lavigny)との結婚はできるだけ早く進める。通例ならば式典まで30日のあいだを置くところであるが、結婚式についてはすでに発表しているためそれを待つ必要はないであろう。とはいえ、式典参列者が出席できるように日程には余裕をみるつもりである。式典の準備は整いつつあり、来週の半ばまでには改めて発表を行う。」

 皇帝の演説は30分に亘って行われ、その後を元老院の重鎮であり彼の旧友でもある宰相:アンダース・ブレーン(Anders Blaine)が引継ぎ、祝辞を述べると共に今後の式典に関する事柄について説明を行いました。元老院には、心からの盛大な喝采を送る者もいれば、お仕着せの拍手を送る者まで様々でしたが、皇帝はその様子をただただ眺めるだけだったようです。

3301年7月18日-GalNet週刊拡大レポート

 毎週、GalNetでは現時点において新しい星系へ勢力拡大中の1745の小規模勢力の内、10勢力をリスト化してお伝え致します。※

  • i Bootis Democrats
  • Workers of Gateway for Equality
  • Gladutjin for Equality
  • HIP 22006 Guardians of Tradition
  • Chapter of Isinor
  • Taso Wuhte Partners
  • Andhrimi Crimson Travel PLC
  • Confederacy of Akandi
  • Tyerisu Corporation
  • Cartel of Wolf 286

 拡大(Expansion)は、小規模勢力の影響度(Influence)が十分なレートに達しており、人の住む星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)のレートは悪化します。

 ※データはニュース更新日時点のものです。

3301年7月17日-連載:パワープレイの今(第2号)

 我々人類が暮らす銀河系を舞台に熱い戦いを繰り広げる列強諸勢力。混沌を制するのは誰?、民衆から見放されたのはどの勢力?今週もまた銀河の覇権を巡る争い(Power Play)の様子をお伝えします。

 アリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arissa Lavigny-Duval)

 将来に向けた勢力圏拡大(expand)に向けて当面は勢力圏強化(fortify)に全力を注いでいます。今後を占う意味でもアーコン・デラインとの闘いがカギとなりそうです。

 アシュリン・デュバル(Aisling Duval)

 新たな星系を次々と傘下に取り込み「第13師団」の支持も得た彼女の勢いは留まるところを知らないと言った感がありますが、さすがに連邦領となると勝手が違う様子。今後は連邦のウィンターズ派との関係が気になるところ。Ax Yac Baru星系の一件もありますので。

 ザカリー・ハドソン(Zachary Hudson)

 影響拡大と内乱拡大が同時進行中。二つの星系を新たに手に入れつつも傘下の星系の反乱を抑えるため勢力圏強化に必死といった様子です。勢力圏拡大は後回しといったところでしょうか。

 フェリシア・ウィンターズ(Felicia Winters)

 絶対に内輪もめは許さないと味方に目を光らせている彼女。勢力圏強化を最優先に考える彼女にとって勢力圏拡大は必ずしも望む結果に結びつかないのが難しいところ。ルー星系の一件がありますし。

 ゼミナ・トーバル(Zemina Torval)

 かなり失速してしまった感がある彼女。彼女のビジネスはどうも雲行きが怪しくなってきてる様子。臆した後援者が離散しつつありますが同時に敵対者も減りつつあるので勢力圏の強化と拡大の両方にむしろ都合がいいという、まさに怪我の功名といったところでしょうか。

 デントン・パトレウス(Denton Patreus)

 帝国統合部隊によるペガシ宙域進攻の一番の受益者、もとい功労者ですね。実のところ、彼の作戦に賛同したコマンダー・パイロットは少なかったのですが、蜘蛛一家を排してきっちりと自らの勢力圏を拡大、もとい帝国領を奪還しました。

 エドモンド・マホーン(Edmund Mahon)

 飛ぶ鳥を落とす勢いの彼は10以上に及ぶ星系をその勢力圏内に取り込みました。尤も、これは彼の影響力を快く思わない星々と相接することにも繋がり、力ずくの勢力圏拡大が何をもたらすかは今後気になるところです。

 リー・ヨン=ルイ(Li Yong-Rui)

 シリウス社のCEOである彼は他者と手を結ぶことでその影響力を急速に拡大しています。連邦・蜘蛛一家・ユートピアン・同盟と、相手を選ばないところはさすが。一方、勢力拡大は思うように進んでない様子で、チョウンジェマイト(Chounjemait)星系の件はどうやら同盟と一悶着あったようです。

 アーコン・デライン(Archon Delaine)

 どうやら帝国の攻勢を乗り切るつもりです。尤も、帝国軍が領外まで深追いしてこないことからむしろ勢力圏強化に苦労せずに済んでいる様子。帝国の猛攻をしのぎつつその片手間に3つの星系を手に入れたようです。なかなかしぶとい。今後の帝国軍の動き方がカギでしょうか。

 プラナフ・アンタル(Pranav Antal)

 ほとんど戦わずして外交をこなし自らの安全を勝ち取るスタイルは相変わらずです。ユートピアの作戦に賛同したコマンダーパイロットはごく少数でしたが、新たな星系を手に入れつつ本拠地もしっかり堅守しています。

3301年7月17日-アシュリン派、ウィンターズとの協定を支持

 皇姫アシュリンの支持者であるジェフリー・アレクサンダー(Jeffrey Alexander)伯爵は本日、コーナ(Chona)星系のスムート・ステーション(Smoot Station)においてほぼ一時間に亘る演説を行いました。この演説は主にコマンダー:アンダリエル特使(Legate Andariel)が支持する第13レギオン(13th Legion)に向けてのものでした。同氏は現在、連邦のシャドープレジデント:フェリシア・ウィンターズ(Felicia Winters)氏傘下の派閥勢力のうち少なくとも一つと和平協定を取り交わしています。今回の演説は、この和平協定締結に対してアシュリン・デュバル姫を支持する全ての勢力からの幅広い支持が寄せられるように、アシュリン勢力圏全体に向けて放送されました。

 「我々は、帝国においてクリーンで道徳的な統治が行われることを支持する。同様にフェリシア・ウィンターズ氏も、連邦においてクリーンで道徳的な統治が行われることを支持しているのだ。

 些細な出来事をきっかけに我々両勢力は互いを相手に紛争に陥ってしまった。しかし、当面の問題に目を向けるならば、我が姫と連邦のシャドー・プレジデントのあいだには我々を隔てる相違点よりも我々が共有し得る共通点の方が多い。むしろ我々自身が相違点にこだわっていたのではないか。思い出してほしい。至るところに海賊、奴隷、犯罪者がいる。我々はついつい彼等に対して怒りの矛先を向けそれを正当化してしまう。しかし、社会の底辺にいる彼等に対して救いの手を差し伸べようとする女性もいるのだ。我々は我々の中で支援するに最もふさわしい人を支援する。」

 この演説は第13レギオン内部では一定の支持が得られたようですが、しかし全ての人が伯爵の考えに賛同しているわけではないようです。演説直後に行われた世論調査では、アシュリン・デュバルのソサエティに直接従属している者のほとんどは感情論も相まって賛成したようですが、かなりの派閥勢力は反対の立場に立っているようです。あるコマンダーのコメントがそれを物語っています。「唯一良かったと思える連邦はもう死んでる。」

3301年7月17日-帝国市民権が得られる?混迷するペガシ宙域の市民

 本日、ラヴィグニー・デュバル元老院議員がペガシ宙域の各人口密集地に向けて放送演説を行いました。

 「ペガシ宙域に暮らす市民の皆様、我々帝国軍は同宙域に向けて大規模な艦隊を展開しました。これは蜘蛛一家の支配下にあった帝国市民の解放が目的です。我々の軍事作戦は現在も継続中ですが無事成功に終わると言ってよいでしょう。しかしながら、我々が認めるべき事実が一つあります。それは、この放送を聞いている皆様の多くは帝国市民ではないということであります。ペガシ宙域に暮らす人々のうち、およそ1,250億は実のところ連邦に属しており、その他の数十億はいずれの大勢力にも属していません。

 皆様に今ここで考えていただきたいのです。蜘蛛一家が倒されたあと、あなた方はどうするのか?支配者がいなくなったこの宙域を我物にせんと企む次の暴君が現れるでしょう、彼等のなすがままでよいのでしょうか?連邦は何もしてくれなかった、にもかかわらず兆単位に及ぶクレジットを太陽系にひたすら送り届ける、それでよいのでしょうか?我々は全ての帝国市民のためにある、我々ならば正義と保護をお約束できる、いかがでしょう?大使館では皆様をお迎えする準備ができています。帝国市民権を得たいとお考えの方はどうぞ大使館へお越しください。」

 今回の放送演説はペガシ宙域全域の各自治政府の間で激しい議論を巻き起こしました。元老院議員の大胆ともいえる怒りの発言は、幅広い層の一般市民の中で燻っていた不満感情に火を付けたようです。

3301年7月17日-GalNet週刊紛争レポート

毎週お送りするこのレポートでは最新のGalNetデータに基づいて、現在のところ紛争(Conflict)状態にある星系の一覧をお伝えいたします。※

 

 下記は現在のところ内戦(Civil War)状態にある11,958の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Sagi Life Network
  • Social He Bo Revolutionary Party
  • Malloc Jet State Corporation
  • He Bo PLC
  • Malloc Law Party
  • Labour of LHS 283
  • Marduk Labour Union
  • Law Party of Lumastya
  • Mariarna Central Exchange
  • Mariarna Focus

    内戦(Civil War)は、同星系内の小規模勢力間で、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標は、内戦中は低下します。

 

 下記は、現在のところ戦争(War)状態にある2,599の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Workers of G 122-60 Free
  • Dhanhopi Alliance League
  • Independent Chankun Future
  • Tarach Tor Organisation
  • Liu Di Industry
  • LTT 1798 Incorporated
  • NLTT 47967 Values Party
  • Swazahua Energy Inc
  • Djenn Crua Life Interstellar
  • LP 887-68 Dominion

    戦争(War)は、小規模勢力が別の星系に侵攻した時に発生します。Conflict状態の間は、生活水準、経済と安全の水準に大きな影響が出ます。戦闘ミッションと戦闘活動によって勝敗が決定されます。勝者が確定しない場合は、戦争は休戦状態へと移行します。
    ※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月16日-アドル艦隊、ヘル星系での武器違法取引に終止符を打てるか

 連邦派の民兵グループ:アドル艦隊(Adle's Armada)は、武器販売会社:ハンマー・アームズ(Hammer Arms)の最高経営責任者:グリムニル・アルヴァダーラング(Grimnir Allvadderung)氏率いる犯罪組織:コスミック・ステート(Cosmic State)と、帝国派のエンペラーズ・グレイス(Emperor's Grace)の指導者:ヴァールウェン・マコ・ブレナス(Vaarwen Mako Brennus)提督との間で違法な武器取引が行われているとの報道に対し、以下のように見解を述べています。

 「もう我慢の限界だ!我々カイル・レッディ労働党(Labour Party of Caill Reddi)の市民はもはやこの暴君に耐えられない。彼は市民の口から食べ物を奪い取り、その金でバックルーム(秘密の会合を行う部屋)を作り、悪どい奴と取引している!」
このように述べたのは、アドル艦隊の創設者の孫であり現艦隊のチーフ・オフィサーであるタイレリアス・アドル三世(Tyllerius Adle III)です。

 アドル艦隊はヘル連合(League of Hel)軍に対する包囲網を敷いており、同星系は現在のところ厳重管理(lockdown)状態にあります。これまで表面上は武器販売会社を支持していた市民も、今やジョーンズ・オービタル(Jone's Orbital)における彼の統治に公然と疑問を投げかけています。ヘル連合軍への補給網が絶たれた今、飢餓に喘ぐ市民と弱体化した武器販売会社との間で内戦が勃発するのはもはや時間の問題です。
ヘル星系がカイル・レッディ労働党による統治の下に連邦傘下の主権星系国家となるのか、それともヘル連合が帝国の怪しげな人間との武器取引をこれからも継続していくのかは時が答えを出すでしょう。

 「市民の安全を考えるなら、これは我慢できない!」

3301年7月16日-ケルベロス病対策、治安維持活動に支援要請

 世間で噂される「ケルベロス病(Cerberus Plague)」に関する報道が続々と増えている現状を受け、ダジョア(Dajoar)星系、エリュー(Eleu)星系、20オフューチ(20 Ophiuchi)星系の各政府機関は共同で非常事態宣言を発表しました。今回の事態を受け、各星系では同地域の救援活動部隊の護衛を目的とした賞金稼ぎ(bounty hunter)パイロット及び戦闘可能なパイロットを募集しています。

 また、別の問題も起きているようです。同星系の医療機関が出した見解によると、現在用意しているワクチンでは症状に改善がみられず、この病原体は突然変異体ではないかと考える者も出てきているとのことです。ニュートン・ドック(Newton Dock)のチーフメディカルオフィサーであり、今回の感染症に対応すべく編成された医療チームを率いるカール・シモンズ(Carl Simmons)氏は以下のようにコメントしています。

 「病原体そのものが変化したことを示す幾つかの兆候は確認していますが、データ分析はまだ続いており、結論を出すのはまだ早すぎます。」

 問題をさらにややこしくしているのが海賊団の代表による「然るべき人を助ける」との主張です。匿名による声明として、彼等は以下のように述べています。

 「よくあることだが、政府経由だといい思いをするのはカネとコネのある連中だけだろ。それを最も必要としている人々の元に支援物資が確実に届くようにする、何なら俺達がお手伝いしますよって話だ。」

3301年7月16日-カーンズ星系での奴隷セール終了

 カーンズ(Carns)星系のヒュマソンオービタル(Humason Orbital)で行われていた奴隷の大セールが終了しました。通信担当将校代理のラモン・ラマー氏はセールは大好評だったという事だけを述べそれ以上のコメントや実際の売上高の明言は控えました。ステーションの市場の計画的変更に向けた取り組みや売上を分析した報告書は来週公表されるとのことです。

 その報告以来、ステーションには不穏な空気が流れており、地元経済はハイテク商品やサービス(High Tech goods and services )向けの市場へと変わってしまうのではないかという噂が広がっています。これに関して、未だ公式の声明はありません。

3301年7月16日-GalNet民主的活動まとめ

 毎週お送りするこのコーナーでは、選挙(election)を行うことで民主的自由の夢を追いかけている小規模勢力を取り上げます。

 下記は選挙活動を行っている1,869の小規模勢力の内の10勢力です。※

  • Kuruages Corp.
  • Kuruages Silver Galactic Comms
  • Bureau of Ch'in Shou Liberty Party
  • League of Ch'in Shou Party
  • HIP 14944 Legal Solutions
  • HIP 14944 Energy Co
  • Law Party of 53 Virginis
  • United 53 Virginis League
  • Parun Solutions
  • Parun Jet Transport Industries

     選挙は類似の政治構造を持つ2つの小規模勢力が、星系の所有権や権限(influence)に関する問題を解決するために行われます。

     ※データは更新日時点の物です。

3301年7月15日-GalNet週刊ヘルスホットスポット

 毎週発行されるこのレポートでは、食糧不足(famine)や伝染病の拡大(outbreak)といった重大な人体の健康に関わる問題が発生している小規模勢力を取り上げます(※)。

 下記の小規模勢力において伝染病の拡大が報告されています。

  • Dajoar
  • Eleu
  • 20 Ophiuchi

 食糧不足と同様に、伝染病の拡大は住民の生活水準を大きく低下させます。伝染病の拡大を終わらせるには薬品(medicines)の供給や関連貿易ミッションをこなすことが必要です。非常事態につき、戦闘ミッションや戦闘行動を行っても影響力(influence)は変化しません。
※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月15日-GalNet今週の勢力図更新

 明日の午前7時(日本時間:7月16日16時)にGalNetの勢力監視活動は、データ更新のために一時的にオフラインとなります。

 

 勢力のために活動しているパイロットの方は、データ更新作業が始まる前までに、カーゴ(Cargo)輸送やバウチャー(Voucher)の引き換えを完了させてください。

3301年7月15日-ヴェリテス隊の由来

 「必要は発明の母」という古い言い回しがありますが、3301年の今でも真理をついているようです。

 コマンダー:ナカン(Na’Qan)氏は地方の帝国コロニーの下層階級出身であり、採鉱夫として働いていました。彼の住む星系で海賊行為が蔓延するようになると、いつしか彼自身が海賊から狙われる身となっていました。シールド無しのType-6が彼の宇宙船だったのですが、それは海賊から逃げ切れるような代物ではありませんでした。そこで彼は海賊から「逃切る」代わりに海賊の追撃を「躱す」術を編み出したのでした。寓話‐「ウサギどんといばらの茂み(Br’er Rabbit’s briar patch)」よろしく、アステロイドを隠れ蓑とした彼は、無秩序に浮いている岩石や鉱石の合間を静かに飛び交う術を体得していきました。

 パンシァンセス(Pancienses)星系で戦争が勃発すると、ナカン氏も戦いに参加しました。三機のフェル・デ・ランス(Fer-de-Lance)にインターディクトされた彼は、しかしその敵のいずれもが自機に対して武装をロックオンできてなかったことにふと気づきます。採鉱夫時代の経験がそうさせたのだと即座に思い至った彼は、この戦法を上官に提案しました。その後間もなくナカン氏は指導教官として、後にヴェリテス隊(Velites Squadron)となる部隊の機動訓練を開始しました。敵に見つかることなくしかも精密に攻撃を行うヴェリテス隊の戦術は今や伝説となっています。

 帝国軍に対する功績が称えられ、コマンダー:ナカン氏には今週、カマーヘニュ(Kamadhenu)星系の司令本部においてアリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arrissa Lavigny-Duval)元老院議員から勲一等帝国メリット勲章が授与されました。

3301年7月14日-BD-02 4304星系の「ケルベロス病」に関する報告

 BD-02 4304星系のニュートンドックにおける地元当局と、様々なところから駆け付けた個人パイロット達の英雄的な働きによって、地元住人への感染拡大は沈静化の動きを見せています。

 ニュートンドックのチーフメディカルオフィサー、カール・シモンズ氏は近隣星系のダジョア(Dajoar)星系、エリュー(Eleu)星系、20オフューチ(20 Ophiuchi)星系での感染状況について報告しています。

 「私たちは当該星系で病に侵されて隔離された患者がいることを確認しており、この病の感染因子はニュートンドックで発見した物と同じだと考えています。地元当局の皆さんは住人に対して警報を発令するのではなく、病気を隔離し更なる感染拡大を防ぐために対策を講じてください。」

 どのようにして当該星系へと感染が広がったのかという質問に対して、彼は次のように答えました。

 「その感染経路については未だ定かではありません。恐らく規制が入る前に渡航してしまった旅行客から広がったと考えられます。しかしながら、あまりに大規模な伝染事例なので、何も確かなことは分かっていません。」

 彼は次のように結論付けました。

 「私たちはニュートンドックでの伝染病の流行を許してしまったという失敗を未然に防ぐために、再び個人パイロットに対して物資の提供を呼びかけています。」

 彼は医療チーム内でこの伝染病が「ケルベロス病」と呼ばれてると言う話は否定しましたが、ある技術者によれば内々でそう呼ばれており、病原体であるファージのような微生物の三つに分かれた「頭」のような形状に由来しているとのことです。

3301年7月14日-フロンティアを守るノヴァ船隊

 パイロット連合の傭兵メンバーとして数十年の経験を持つコマンダー:DarkStar氏は、その経験から、帝国及び連邦で従軍経験のあるパイロット達を統合して一つの船隊(Fleet)を編制しようという考えに辿り着きました。コマンダー:Equin0x氏と緊密な協力関係を築き、各パイロット達を束ねて傭兵船隊を創設したその目的は、辺境の地(Frontier)におけるパトロールや経済発展支援にあるとのことですが、究極的には辺境を超大国から解放することが狙いのようです。

 コマンダー:Equin0x氏はGalNetに対し以下のようにコメントしています。

 「あいつらは辺境のコロニーの人達をはした金でこき使い、ある物は全部持って行ってしまう。皆、奴隷とまでは言わないがほとんどそれに近い状態で暮らしてる。」

 これまでのノヴァ船隊(Nova Fleet)は、遠く離れなおかつ統治が行き届いていない辺境宙域で活動することが好きな独立志向の強いパイロット同士の、緩い同盟意識に基いて構成されていました。しかし最近になって新規加盟メンバーが突如増えたおかげで船隊の規模が大きくなり、その規模拡大が帝国と連邦双方の政治家の関心を呼ぶようになってきたのです。

 ノヴァ船隊の広報担当が彼等の目的について我々に語ってくれました。

 「辺境の人達がマトモに暮らせるようにするのが俺達ノヴァ船隊の役目だ。大国とその取巻き共の屁理屈はどうでもいい。連邦や帝国或いは同盟で従軍経験のあるパイロットなら俺達の考えは判ってくれると思う。そういう連中こそ俺達の仲間だ!俺達をあまり見くびらない方がいいよ。俺達が最前線(Frontier)を守る。たとえ相手が帝国でも連邦でも、むかつくエイリアンでも!」

 彼らの評判とその影響力は急速に広がっているようですが、船隊への参加希望者数はそれを上回る勢いで増えており、現在100隻以上の宇宙船が参加を表明しています。

3301年7月14日-皇帝陛下万歳!

 皇帝:ヘンギスト・デュバル(Hengist Duval)の宰相を務めるアンダース・ブレイン(Anders Blaine)元老院最高議長が本日、帝国宮殿の階段上で驚きの声明を発表しました。満面の笑みをたたえた彼は皇帝陛下が昏睡状態から目覚めたことを宣言しました。

 「この発表を行うことができるのは私にとって大きな喜びであります。ヘンギスト・デュバル皇帝陛下が今朝早くに昏睡からお目覚めになりました。主治医達は、様々な医療検査を終えた後に陛下は心身共に順調に回復に向かっておられると明言しました。なお、御公務を再開されるまでにはあと数日安静を保っていただき、それまで経過を見守った方がよいとのことです。
陛下はここ数日内に元老院を招集するお考えを示されました。さすが、我が皇帝陛下であらせられます。」

 皇帝回復という朗報は帝国全体に瞬く間に広がり、帝国社会の様々な階層のあいだで急遽祝賀会が催されています。

 社会全体が善意に満ちた喜びで満たされる中、良い知らせだと騒ぐのは皇帝に直接会える連中だけだと皮肉を呟く評論家も中にはいるようですが、その多くは皇帝の復帰を聞いて素直に大喜びし、今回の知らせは帝国の新しいそして一致団結した未来を告げるものだと期待を込めて考えているようです。

 この朗報を祝う一環として、帝国海軍において階級(rank)が与えられている全ての個人パイロットはインペリアル・クーリエ(Imperial Courier)及びインペリアル・クリッパー(Imperial Clipper)の購入権が与えられることが同時に発表されました。

3301年7月14日-GalNet週刊セキュリティダイジェスト

最新のGalNetデータを基にお送りする今週のレポートでは、社会不安(Civil unrest)または厳重管理(Lockdown)の状態にある小規模勢力(minor factions)の内、10勢力をリストアップしました。※

 

 下記は387の厳重管理状態にある勢力の内の10勢力です。

  • Kassimshipa Company
  • Blue Comms Corp.
  • Defence Force of Tanmark
  • Sietae Empire League
  • Progressive Party of HR 1254
  • Caria Empire Assembly
  • Alpha Fornacis Interstellar
  • Kamocan Purple Universal Corp
  • Sopontet Fortune Corp.
  • Velnians Crew

     厳重管理状態では、星系のセキュリティレベル(Security Level)が上昇し、一方で星系の財政状態(Wealth)が悪化します。賞金稼ぎの活動が増加すると厳重管理状態の持続時間は短縮されます。

 

 下記は813の社会不安状態にある小規模勢力の内の10勢力です。

  • LHS 3749 Group
  • CT Tucanae Boys
  • Rata Bares Purple Dragons
  • Society of Kemwer
  • Unkuar Jet Natural Group
  • Lausang Empire Party
  • Peckollerci Democrats
  • Natural Contien Movement
  • Witchhaul Corporation
  • Sadhen Purple Partnership

     社会不安状態は星系内の違法行為および犯罪組織からの契約を遂行することで引き起こされます。星系が社会不安を抱えている時、財政状態と生活水準が悪化します。戦闘ミッションおよび戦闘活動によって社会不安状態を終わらせることができます。

 ※データは更新日時点のものです。

3301年7月13日-同盟とシリウス社のパイロット達、協定を祝う

 同盟(Alliance)及びシリウス・コーポレーション(Sirius Corporation)に所属する両パイロット・グループは本日、勢力間の相互利益を目的とした協定(IMBA:Inter-faction Mutual Benefit Agreement)締結から一カ月の記念を祝う発表を行いました。この協定では、両勢力のパイロットはいかなる場所においても可能な限りお互いを助け合うことが謳われており、具体的には事業の拡大或いは共通の敵への対抗作戦の際に、双方共にプロフィット(profit)が得られるようにすることを目的に掲げています。

 両勢力のパイロットは、真の同胞への善意と敬意のしるしとして、自らの領内でしか産出されないような商品を相手領内の本拠地に届け合っています。

3301年7月13日-GalNet週刊経済レポート

毎週お送りするこのダイジェストレポートでは最新のGalNetデータに基き、小規模勢力とその星系の経済状況を示す一覧を作成してお伝えいたします。※

 

 下記は、好況(Economic boom)状態にある4,446勢力の内の10勢力です。

  • Noblemen of V774 Herculis
  • HDS 123 Services
  • Ross 754 Labour
  • People's Tun for Equality
  • LTT 15278 Gang
  • Cartel of Hajo
  • Awawar Liberty Party
  • Peche Purple Life Network
  • Orgelal Major Services
  • Namon Dominion

     星系が好況状態にあるとその持続時間と全てのトレードミッションが影響力(influence)に与える効果が2倍になります。また小規模勢力の影響力も増加します。好況状態は一定量の貿易による利益得る事と貿易ミッションを行うことで発生します。そして例えば食糧不足(famine)のような他の状態、それを示す指標が増加してくるまで継続されます。

 

 下記2勢力が経済破綻(Economic bust)状態にあります。

  • Eotienses Silver Universal PLC
  • Jet Energy Industry

     経済破綻の状態にあると星系の財政状態(Wealth)が悪化し、小規模勢力の影響力も低下します。経済破綻中に貿易やトレードミッションを行っても、好況状態に近づくことはありません。経済破綻は一定時間で終了します。
    ※データは更新日時点の物です。

3301年7月12日-連載:人類史における決定的局面(第2号) 「帝国の誕生」

 人類の歴史における数々の決定的局面を振り返るGalNetの連載シリーズ。連載第二回目となる今回は、高名な歴史学者:シーマ・カルヘーナ(Sima Kalhana)氏に帝国誕生に至るまでのお話をお聞きします。

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 帝国は今でこそ人類全体の文化における支配的存在ですが、一世紀近く経ってしまうとついつい忘れ去られがちなのは、今現在帝国と呼ばれている国家の起源はたった一つの星系に過ぎなかったということです。そのアケルナル(Achenar)星系は23世紀の中盤に最初にコロニー化された星系です。この星系を発見した遠征隊を率いていたのがマーリン・デュバル(Marlin Duval)、裕福な家庭の生まれだった彼女は、当時の地球政府がかつてないほどの抑圧的な体制を敷き、社会生活も息苦しさが増していく中で、それに幻滅を感じながら成長したのです。

 マーリン・デュバルはできる限り地球から離れた地へ行こうと誓いました。かつては未開であった宇宙空間を駆け巡り、長くそして危険な旅の果てに彼女の船団は遂にアケルナル星系に辿り着いたのです。

 定住先として選ばれたのは、同星系内の巨大ガス惑星の一つを周回する、すでに人間が住める環境が整っていた衛星でした。今はカピトル(Capitol=古代ローマに建てられた大神殿の名)という名前で知られている星です。その衛星には既に生命が存在しており、しかもその中には極小数ながら知覚能力を備えた種族がいたのですが、当時の彼女はそうと知らずに彼等のいる星に船団を着陸させてしまいます。

 この当時、銀河全体に生命が豊富に存在することは既に判っていたものの、知覚能力を備えた生命体が如何に希少であるかという認識はありませんでした。やがてこれら在来の種族は移住者たちによって絶滅させられることになります。その主な原因は彼女らが意図せずに持ち込んでしまったバクテリア(細菌)でした。後に、この在来種族の絶滅は、連邦による干渉の口実として利用されることになります。

 マーリン・デュバルの指導により人々は理想的な民主主義体制の下に暮し、当時の元老院議員は人民の代表として選出されていました。社会が激変したのは彼女がスピーダー(?)の事故で亡くなってからです。その後に実権を握ったのが彼女の兄弟、ヘンソン・デュバル(Henson Duval)、現在に至るまで続く皇室家系の始祖です。権力を我物にしようと考えた彼が彼女を殺したのだと主張する者もいますが、証拠はありません。

 長きに亘って帝国の皇位は男系継承が守られており、むしろ皇室では男子出産を守るがために様々な手段が講じられてきたとされます。この慣行は後に廃れ、昨今の帝国皇室周辺の状況が示すように男系継承もやがて途絶えるかもしれません。

 2324年、連邦軍がアケルナル星系に進攻しました。アケルナル星の在来種族を絶滅に追いやったということが口実でしたが、同時に当時のアケルナル星が連邦に加わることを拒否していたからでもあります。この連邦軍による進攻が今日の星間戦争へと繋がり、この戦争を契機に帝国市民の強力な指導者としてのヘンソンの地位が確固たるものになり、人類史上第二の巨大勢力が誕生することになったのです。

3301年7月12日-帝国の最新テクノロジーに関するリーク情報、懸念を呼ぶ

 ある技術文書が裏ネットに匿名で投稿されたとのニュースが瞬く間に拡散しており、帝国パイロットの間でも懸念が広がっています。

 資料によれば、ここ最近市場にも出回っている帝国宇宙船用の新型搭載モジュールの幾つかが、研究に失敗したとされるデンジル・デックス(Denzile Dex)教授のその研究内容に関連しており、その安全性に疑問が残るとのことです。

 デックス教授はここ数年行方をくらましたままですが、彼の突然の失踪はフォーエバーヤング(4EverYoung)の延命技術のスキャンダルに関係しているというのがもっぱらの噂です。このテクノロジーの利用者のあいだに様々な体質変化や虚弱性変異を被ったという症例が多発したため、重要なデータが隠蔽・削除されているのではないかという告発がなされたのです。デックス氏はこの疑惑を調査する公式審議会において証言することになっていたのですが、彼が消えたのはその直前でした。

 最新の情報によれば、フォーエバーヤング・スキャンダル当時にデックス教授から押収された研究資料は、インペリアル・ハンマー(Imperial Hammer)やプリズム・シールド・ジェネレーター(Prismatic Shield Generator)など、帝国宇宙船用の数多くの最新型搭載モジュールに関する設計においてその基礎を成していることが判っています。新技術がもたらす副作用に関する事例報告は既に表面化しており、数多くの関連グループが今回の情報漏えいに関して元老院からの公式声明を求めています。

 あるレポートによれば、プリズム・シールド・ジェネレーターの設計で用いられている調律(?)機能は一時的な認知障害、さらには精神障害を引き起こす可能性があると言われています。また、別のレポートによればインペリアル・ハンマーから発せられる高レベル放射線は不妊症及びホルモン分泌の乱れの増加に関係していると言われています。中には、自分の体に女性の身体的特徴が出てしまったのはこのテクノロジーのせいだと怒りの主張を行うコメンテーターも現れています。

3301年7月11日-海軍士官学校卒業生、ペガシ宙域の「デイビー・ジョーンズ作戦」に参加

 名門校、アケルナル(Achenar)海軍士官学校の卒業式で祝辞を述べた元老院議員:アリッサ・ラヴィグニー・デュバル(Arissa Lavigny-Duval)氏はその中で、ペガシ宙域(Pegasi sector)全体に散在する56億の帝国市民を海賊の手から解放するための軍事作戦について発表しました。

 「優れた学業成績を修めると共に帝国軍への任官の誓いを立てた諸君に心からのお祝いを申し上げる。帝国海軍士官としてのキャリアの入口に立った諸君には、ある一つの問題に関心を向けてもらいたい。それはあまりにも長い間無視され続けてきた問題、あの無法な海賊:蜘蛛一家(Kumo Crew)がペガシ宙域に暮らす60億もの帝国市民を今まさに支配下に置いているのである。これを受け、我軍は「デイビー・ジョーンズ(Operation Davy Jones)」作戦を展開、精鋭を誇る帝国軍前衛部隊がアーコン・デライン(Archon Delaine)率いる海賊団と交戦中である。帝国の秩序を守ろうと願う全ての卒業生諸君に私は呼びかけたい。我が艦隊に加わりペガシ宙域を解放しようではないか。我々は我が国民を見捨てるようなことはしない!我々こそがあの海賊どもに正義を下すのだ!」

 歓声が講堂にこだまし、元老院議員は演説を締め括りました。驚くべきことに、卒業生:10,000人のうち何と73%がペガシ宙域へ遠征予定の帝国艦隊に参加を表明したとのことです。

3301年7月11日-GalNet週刊拡大レポート

 毎週、GalNetでは現時点において新しい星系へ勢力拡大中の1723の小規模勢力の内、10勢力をリスト化してお伝え致します。※

  • Segontiaci Imperial Society
  • Barku Incorporated
  • Warinegana Crimson Society
  • Sitakapa Empire League
  • Ngalua Energy Services
  • Mileke General Group
  • Sibiljada Organisation
  • Barons of Sugag
  • Kwikumat Purple Dynamic Ltd
  • Leaders of HIP 43841

 拡大(Expansion)は、小規模勢力の影響度(Influence)が十分なレートに達しており、人の住む星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)のレートは悪化します。

 ※データはニュース更新日時点のものです。

3301年7月10日-未知の人工遺物、解明の糸口みつかる?

 細心の、そして時には退屈ともいえる解析調査の結果、アーカノン(Arcanonn)博士の下で研究を進めている科学者グループは、最近発見された「未知の人工遺物(UA:Unknown Artefacts)」は、部分的ながら人類の技術に基いている可能性があることを明らかにしました。

 人工遺物が発する音波を研究した結果、この物体は、歪みを含むものの人間の耳に聞こえる音波信号を発し、その音波信号はかつて地球で開発された極めて長い歴史を持つ信号方式:モールス信号と一致するとのことです。また、この物体は無重力空間に放出されると、最も近い位置にある天体の情報をその音波信号にのせて放送し始めるとのことです。

 この人工遺物の目的は何なのか? - 天体スキャナ装置?航法支援装置?或いはあのサルゴイド(Thargoids:人類と並ぶ種族として異次元空間に住むとされる昆虫型思考生命体。 ※ELITE WIKIより)のビーコン発信装置ではないのか?と、様々な憶測が飛び交っています。ただ、目的が何であれこの人工遺物にはモールス信号に関する知識だけでなく恐らくはその他の人類のテクノロジーも盛込まれていることが今回分かったことから、従来に増して懸念すべきとの認識が広がっています。

 アーカノン博士の研究チームは連邦政府に対し、この人工遺物に関して政府が所有する情報を公開し、研究継続の支援を行うよう改めて請願を行っています。

※未知の人工遺物(UA:Unknown Artefacts)に関しては各所から発見情報が寄せられています。

3301年7月10日-GalNet週刊紛争レポート

毎週お送りするこのレポートでは最新のGalNetデータに基づいて、現在のところ紛争(Conflict)状態にある星系の一覧をお伝えいたします。※

 

 下記は現在のところ内戦(Civil War)状態にある11,074の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Erishiko Systems
  • Labour of Ugrashtrim
  • Nationals of Erishiko
  • Beta-1 Tucanae Power Network
  • Natural FAUST 68 Flag
  • FAUST 68 Jet Brothers
  • Nationals of Halai
  • Bureau of Ross 209
  • Arth Purple Organisation
  • 21 Draco Republic Party

    内戦(Civil War)は、同星系内の小規模勢力間で、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標は、内戦中は低下します。

 

 下記は、現在のところ戦争(War)状態にある2,655の小規模勢力の内の10勢力です。

  • Tau Ceti Crimson Legal Solutions
  • Sublime Order of van Maanen's Star
  • Eranin Peoples Party
  • Asellus Primus Purple Crew
  • Mahomawi Industries
  • Leaders of Apinayimas
  • Dragons of LP 764-108
  • 9 Ceti Advanced Organisation
  • Justice Party of Maridal
  • LHS 3598 Transport Group

    戦争(War)は、小規模勢力が別の星系に侵攻した時に発生します。Conflict状態の間は、生活水準、経済と安全の水準に大きな影響が出ます。戦闘ミッションと戦闘活動によって勝敗が決定されます。勝者が確定しない場合は、戦争は休戦状態へと移行します。
    ※データはニュース更新日時時点の物です。

3301年7月9日-新連載:パワープレイの今(第1号 テキトー訳につき要修正)

 また一週間が過ぎました、そして偉大で強力な権力者達は覇権を争って戦い続けています。誰が優勢なのか?劣勢なのはどこか?この記事を読んで最新の動向を把握しよう!

 アリッサ・ラヴィグニー=デュバル、領土広げすぎ自滅するかもよ?ナナス(Nunus)星系とヴァルカ(Varka)星系をロストしてるし。

 アシュリン・デュバル、コマンダーに大人気の御姫様、領域内の敵対活動もほとんどない。着実に影響力を増してるわ。サウンティ(Sounti)星系は連邦に負けちゃったわね。

 ザカリー・ハドソン、領域内での敵対活動は活発ね、でも守りはかなり固いみたいだけど。今週は更に4つの星系を奪還したわ。

 フェリシア・ウィンターズ、敵対勢力の激しい侵攻に晒されながらもなんとか影響力を回復したみたいね。ランブラ(Lambla)星系とカーノック(Carnoeck)星系は手に入れたけど、帝国領域への侵攻は失敗してるわね。

 ゼミナ・トーバル、彼女の拡大には敵が多いわ、特に連邦は目の敵にしてるみたい。3つの領域拡張の取組は失敗に終わってる。でも依然として影響力はあるし、領域付近の守りは固いわ。

 デントン・パトレウス、境界星系での敵対活動が活発ね。いくつかの領域拡張の試みは失敗してるけど、新たに4つの星系を手中に収めてるわ。

 エドモンド・マホーン、ボニトー(Bonitou)星系に敵の戦略的な攻撃を受けたけど、守り切れてるわね。彼の大義のための拡大は誰にも止められないわ!

 リー・ヨン=ルイ、人が住んでいる宙域を中心に領域を広げているわ、大体マホーンと並ぶぐらいね。連邦に接してるアッカディア(Akkadia)星系と39タウリ(39 Tauri)星系では激しい敵対活動を受けてるけど、順調に領土を広げていってるわね。

 アーコン・デライン、いやー帝国に徹底的に叩かれちゃったわねー。前傾姿勢で攻めに行ってたけど、結局全部失敗しちゃったみたい。

 プラナブ・アンタル、着実にゆっくりとじっとりと領域を拡大してるみたいね。でもエワー(Ewah)星系は連邦に目を付けられて失敗しちゃったみたいだけど。

じゃ!またね~。
CMDR Cadoc

3301年7月9日-カーンズ星系で奴隷セール

昨日お伝えしたカーンズ(Carns)星系における経済政策の大きな転換という衝撃的な発表に続いて、通信担当将校代理のラモン・ラマー氏は今回の転換について次のように概説しています。:

 「帝国の素晴らしい伝統に則り、我々の採掘施設はこれまで帝国奴隷労働者の不屈の努力を頼みとしてきました。彼等の献身的な労働奉仕を礎として我々の過去の成功があったのです。しかしながら、時代の変化が我々に求めているのは新しい職能です。それによって我々は経済を動かしていく必要があるのです。中には優れた才能或いは技術を備えた奴隷もいます。彼等はすでに新しい役割を担う準備ができていると言えるでしょう。しかし大多数の奴隷はどうでしょうか。我々は彼等のために模索しているのです。彼等が新たな機会を得てそれぞれが個人的価値を提示し続けられるように。」

 彼は続けて自治政府がヒュマソン・オービタル(Humason Orbital)にて販売する奴隷の価格について値引きする予定であると説明しています。この値引きは全ての帝国奴隷が新たな働き口を見つけるまで続けられます。

3301年7月9日-GalNet民主的活動まとめ

 毎週お送りするこのコーナーでは、選挙(election)を行うことで民主的自由の夢を追いかけている小規模勢力を取り上げます。

 下記は選挙活動を行っている1,737の小規模勢力の内の10勢力です。※

  • League of NLTT 34960 Nationalists(NLTT34960星系国家主義同盟/NLTT 34960星系)
  • Dominion of NLTT 34960(NLTT34960星系自治国/NLTT 34960星系)
  • Jodrell Network(ジョドレルネットワーク/Jodrell星系)
  • Jodrell Creative Exchange(ジョドレル・クリエイティブエクスチェンジ/Jodrell星系)
  • Dominion of Banda(バンダ星系自治国/Banda星系)
  • Freedom Party of Banda(バンダ星系自由党/Banda星系)
  • Nervi Bridge Exchange(ネルヴィ・ブリッジエクスチェンジ/Nervi星系)
  • FT Piscium Values Party(FTピシウム星系環境党/FT Piscium星系)
  • Lombi Focus(ロンビフォーカス/Lombi星系)
  • Chokota Future(チョコタフューチャー/Chokota星系)

     選挙は類似の政治構造を持つ2つの小規模勢力が、星系の所有権や権限(influence)に関する問題を解決するために行われます。

     ※データは更新日時点の物です。

3301年7月8日-コスミック・ステートとエンペラー・グレイスが合弁技術会社を設立

 ヘル(Hel)星系に独立企業としては最大級となる武器販売会社:ハンマー・アームズ(Hammer Arms)を設立する件について、エンペラー・グレイス(Emperor's Grace)と同星系を本拠地とするパイロット連合のグループ:コスミック・ステート(Cosmic State)との間で契約の合意に至ったことが正式に発表されました。今回の契約は、誇り高くかつ独立性を重んじることで知られるコスミック・ステートと帝国勢力が手を結んだ初めての事例となります。ハンマー・アームズの最高経営責任者(CEO)であるグリムニル・アルヴァダーラング(Grimnir Allvadderung)氏は、今回の契約合意を祝ってイブニングパーティを主催し、エンペラーズ・グレイスのヴァールウェン・マコ・ブレナス(Vaarwen Mako Brennus)提督を招待したとのことです。レポートによれば同パーティでは両代表団から大量の蜂蜜酒(mead)が振舞われたとのことです。引き続いてグリムニル氏とブレナス氏対抗による斧投げ大会が催され、勝者はグリムニル氏であったとのことです。

 尊敬すべき友人であり同胞であるとして、ブレナス提督にはグリムニル氏から金の斧が贈呈されました。これは双方の指導者間でこれから友好関係を築いていくことの確認の証であるとも考えられます。

 コスミック・ステートとエンペラーズ・グレイスとの間で結ばれた契約の詳細については現時点で何の情報もなく、技術及び兵器の研究開発に関する合弁事業に対して両者共に誠心誠意取り組む姿勢を表明したということだけしか判っていません。
なお、今回の件を受け、ヘル星系において帝国海軍部隊とコスミックステート所属部隊による合同軍事演習が行われることも発表されました。

 
ファンタゴール(Phantagor)、コスミック・ステート

3301年7月8日-GalNet週刊ヘルスホットスポット

 毎週発行されるこのレポートでは、食糧不足(famine)や伝染病の拡大(outbreak)といった重大な人体の健康に関わる問題が発生している小規模勢力を取り上げます(※)。

 下記小規模勢力において伝染病の拡大が報告されています。

  • LHS 115 Democrats (LHS115星系民主党/LHS 115星系)

 食糧不足と同様に、伝染病の拡大は住民の生活水準を大きく低下させます。伝染病の拡大を終わらせるには薬品(medicines)の供給や関連貿易ミッションをこなすことが必要です。非常事態につき、戦闘ミッションや戦闘行動を行っても影響力(influence)は変化しません。
※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月8日-帝国軍統合部隊、ペガシ宙域に進攻

 連邦領域外辺における海賊:蜘蛛一家(Kumo Crew)のこれまでの活動に対して無関心であった帝国ですが、今週に起きた彼らによる帝国領クチュア(Cuchua)星系への攻撃に対しては一転、激怒した帝国元老院議員:パトレウス(Patreus)氏及びラヴィグニー・デュバル(Lavigny-Duval)氏双方が報復攻撃に出る事態となりました。

 クチュア星に向けた遠征軍の主力部隊を務めるのがパトレウス軍、その支援部隊を務めるのがラヴィグニー師団となり、同師団所属の上級士官は以下のように語っています。

 「アリッサ姫に忠誠を誓う全てのコマンダーは我々に連なって欲しい。そして我々をあの連邦の弱腰連中と同じだと見くびっている野蛮人共に帝国の正義を思い知らせてやろうではないか。」

 今回の出動要請は、全ての主だった帝国勢力所属のパイロットに対して呼びかけられました。

 遠征軍は二面攻撃を展開、ラヴィグニー師団所属のヴェリテス(Velites)隊がその先陣を切り、クチュア(Cuchua)星系とハルマ(Harma)星系にいる蜘蛛一家の宇宙船めがけて攻撃を仕掛けました。各星系への攻撃作戦のコードネームはそれぞれ「カリュブディス(Charybdis)」と「デイビー・ジョーンズ(Davy Jones)」、両作戦では数百隻に及ぶ海賊船、何十人もの蜘蛛一家のコマンダーが倒されました。帝国軍側の犠牲者は最小限に留まっているとのことですが、戦闘は今なお続いています。

3301年7月8日-カーンズ星系の野心的計画

 カーンズ(Carns)星系内にあるヒュマソン・オービタル(Humason Orbital)の首脳陣は本日、週内初めに発表されたレポートに対して回答し、同惑星内での採鉱事業は間もなく採算が取れなくなることを示唆しました。

 今回の事業転換計画では、従来の採掘(extraction)及び製造(industrial)施設を先端技術(high tech)業務の支援施設へと改良することが明らかとなっています。記者会見の中で、通信担当将校代理:ラモン・ラマー(Ramon Lamor)氏は以下のようにコメントしています。

 「我々は今回の鉱山閉鎖を問題を抱えたとみなすべきではありません。むしろ、周辺星域の経済にとってより大きな役割を果たす存在となるような、新たな機会が与えられたとみなすべきです。現在の先端技術業界には市場の隙間がまだまだあることを当社の研究者は確認しております。それこそが我々が開拓可能な市場なのです。」

 氏は続けて大規模な買収計画の概要を説明し、その中で新しい生産ラインに必要なロボット技術を導入予定であることを示しました。従来の採掘事業及び製造事業はこの新事業に置換えられることとなるようです。既存事業からの転換が生み出す効果について質問が出ると、氏は以下のように答えています。

「今回の事業転換には数多くの変化が伴うことは明らかです。しかしながら将来の繁栄のためには必要な調整作業です。我々は地元の各関連企業に対しても金融及び物流支援を行う予定です。」

 氏は会見の最後に、地元の労務体制も変える必要があると述べ、更なる情報は今後数日以内に明らかになるだろうと述べました。

 

※訳註)文章内の「採掘(extraction)」「製造(industry)」「先端技術(high tech)」は、ゲーム内において各ステーションの経済(economies)が何に依存しているかを示すカテゴリーの名称のようです。これら以外に「農業(aglicultural)」「観光(tourism)」「サービス(service)」「製錬(refinery)」「惑星改造(Terraforming)」といったカテゴリーが存在するそうです。

3301年7月8日-GalNet今週の勢力図更新

 明日の午前7時(日本時間:7月9日16時)にGalNetの勢力監視活動は、データ更新のために一時的にオフラインとなります。

 

 勢力のために活動しているパイロットの方は、データ更新作業が始まる前までに、カーゴ(Cargo)輸送やバウチャー(Voucher)の引き換えを完了させてください。

3301年7月7日-GalNet週刊セキュリティダイジェスト

 最新のGalNetデータを基にお送りする今週のレポートでは、社会不安(Civil unrest)または厳重管理(Lockdown)の状態にある小規模勢力(minor factions)の内、10勢力をリストアップしました。※

 下記は390の厳重管理状態にある勢力の内の10勢力です。

  • Yupini Imperial Society
  • Ildaker Prison Colony
  • LHS 1852 Empire League
  • HIP 82032 Silver Society
  • Pirates of Sheela Na Gig
  • Green Party of LFT 926
  • Natural Contien Movement
  • Peckollerci Democrats
  • Conservatives of Comanga
  • Crowfor Vision Services

     厳重管理状態では、星系のセキュリティレベル(Security Level)が上昇し、一方で星系の財政状態(Wealth)が悪化します。賞金稼ぎの活動が増加すると厳重管理状態の持続時間は短縮されます。

     

     下記は824の社会不安状態にある小規模勢力の内の10勢力です。

  • Wong Guin Imperial Society
  • Freedom Party of LHS 3447
  • Irukama Mafia
  • Halbangaay Imperial Society
  • Ninabin Jet Advanced Inc
  • Ngarawe Empire Pact
  • Kalana Independents
  • Morommo Incorporated
  • Pirates of Luyten's Star
  • Synteini Industries

     社会不安状態は星系内の違法行為および犯罪組織からの契約を遂行することで引き起こされます。星系が社会不安を抱えている時、財政状態と生活水準が悪化します。戦闘ミッションおよび戦闘活動によって社会不安状態を終わらせることができます。

     ※データは更新日時点のものです。

3301年7月7日-フューエル・ラッツの救難作戦、数百万ものクレジットを救う

 「先週、俺は深宇宙から戻って来るところだったんだけど、そこでとんでもないミスをやっちまった。」そう語ってくれたのはコマンダー:フィオン・マック・カムヘイル(Fionn Mac Cumhaill)氏です。「燃料不足のまま飛んでて、近くに赤色矮星(Red Dwarf)を見つけたもんだからそこで燃料を貯められるかなと思ったんだ。で、フレームシフトから抜け出たところで燃料切れ。遥か彼方のおうし座-T型星(T-Tauri)の方角を睨みつけたまんまの状態さ。ナビの目標地点をちゃんとリセットしとけばよかったんだけど。フューエル・ラッツ(The Fuel Rats)を呼んだのはそのときだよ。」

 この要請に応えたのがコマンダーのベオルンフリズ(Beornfrið)、ケレン(Kerenn)、アヌレイニアム(Anuranium)です。救難要請がPRAEA EUQ SY-S B3-3星系を漂流中のAsp-Explorerから出ていることを突き止めた彼等が現場に到着したときには、カムヘイル氏のライフサポートシステムの酸素レベルは残り僅か41秒でした。

 「彼等は俺のAspと1200万クレジット相当の探査データも救ってくれたのさ。」彼はこう続けました。「パイロット連合の探検者ランキングが'Pioneer'に昇格したのも彼等のおかげだよ。」

 ヒューエル・ラッツの派遣サービスは24時間対応です。燃料が切れたら迷わずどうぞ。お問合わせ先はこちら。御連絡お待ちしております。

3301年7月7日-ユートピアン市民とシリウス社の関係を理解するためのメモ

 彼等の信念についてみた場合、彼等の利害関係は一致しており、シムグル・プラナフ・アンタル(Simguru Pranav Antal)を支持しているコマンダー・グループとシリウス社(Sirius Corp)に雇用されているコマンダー・グループは不可侵条約を結んでいます。彼等はお互いの権利の存在を認め、なおかつ調和し平和に共存することを認めています。彼等の宇宙船はお互いの宙域内を移動するのは自由です。

 彼等の条約に署名することを望むフリーのコマンダーはレンババ(Lembava)星系及びポレブニク(Polevnic)星系において誰でも自由に署名可能であり、それによって銀河内における当該宙域が将来に亘ってより安全となること確認します。

 この条約は、双方の独立した領域全体の利益を追求するため、両勢力間での貿易を促進するため、そして両者の文明の存続を過去の伝統や現在の安寧よりも将来の繁栄に捧げるために結ばれたものです。

3301年7月6日-アシュリン支持派「師団」へ集結

 民衆の姫、アシュリン・デュバル氏を支持する独立コマンダーが、ここ数週間のあいだに「第13師団」のコマンダー:アンダリエル氏の下に集結しています。コマンダーの一人が次のように報告しています。

 「エンジェルのために医療用品を輸送するたびに妨害されるのにうんざりしてたんだ。もうカーゴは売り払ってシールドバンクを装備して、兵器周りもアップグレードしたよ。コマンダー:アンダリエルが戦うべき場所と方法を教えてくれたんだ。」

 少なくとも何人かの帝国貴族は、アンダリエル氏や同様の考えを持つ人々が掲げる誓約について支持しています。惑星:イゲイン(Ugain)のジェフリー・アレキサンダー・ライアン伯爵(Count Jeffrey Alexander Ryan)は加えて「多くの人間が支援したいと思っているが、その方法を知っている者はほとんどいない。貿易するか、あるいは姫の為に貨物を輸送するかだ。戦うという道を選んだ者もいたが、この第13師団が結成されるまで、まさに烏合の衆だったといえよう。」

 第13師団はコーナ(Chona)星系に拠点を置いています。

3301年7月6日-エブルスにてオスミウム採掘に関する請負契約が公表される

 エブルス(Abres)星系にあるパンボーン・ドック(Pangborn Dock)の管理機関は本日、膨大な量のオスミウムの採掘請負契約を公表しました。

 オスミウム(Osmium)は優れた硬度と耐久性という特長を持つ比較的希少とされる遷移金属です。多くの場合は合金に加工され、宇宙船の建造やその他の重工業に用いられています。今回の発表内容は珍しく、オスミウムに関しては従来の流通体制の中で民間及び軍事製造機関による需要に対してすでに十分な供給が行われていたことから、分析家のあいだでは、新規プレイヤー増加に伴う宇宙船建造という新たな需要を見越したものではないか、或いはいずれかの勢力が軍艦の建造準備を密かに進めているのではないかとの憶測が飛び交っています。

 パンボーン・ドック事業開発部門の広報担当:デール・トーランス(Dale Torrance)氏は、その発表の中で噂に基づく憶測を否定しました。

 「オスミウムは工業全般で用いられる金属材料です。今回、皆様と御一緒に進めさせていただくベンチャー事業のパートナーとして、請負契約をきちんと履行して戴いた方にはクレジットによる相応の報奨金をご用意致しておりますことをお知らせ申し上げます。」

 今回の契約方式が条項不明契約(open contract)=契約条項が途中で変化する契約であることから、トーランス氏は今回の事業に興味がある採掘業者(Miner)パイロットに対し、契約内容に関しては常に情報収集を行うよう呼び掛けています。

3301年7月6日-GalNet週刊経済レポート

 毎週お送りするこのダイジェストレポートでは最新のGalNetデータに基づいて、小規模勢力とその星系の経済状況を示す一覧を作成してお伝えいたします。※

 下記は、好況(Economic boom)状態にある4,479勢力の内の10勢力です。

  • Fong Wang Limited
  • Ling Deti Blue Dynamic Comms
  • Values Party of Alano
  • Canopus Crimson Dragons
  • Daksakhi Liberals
  • Gyvatiges Jet Power Industries
  • Liabeze Legal Organisation
  • LP 376-62 Collective
  • New Groombridge 1618 Focus
  • Zugen Incorporated

     星系が好況状態にあるとその持続時間と全てのトレードミッションが影響力(influence)に与える効果が2倍になります。また小規模勢力の影響力も増加します。好況状態は一定量の貿易による利益得る事と貿易ミッションを行うことで発生します。そして例えば食糧不足(famine)のような他の状態、それを示す指標が増加してくるまで継続されます。

     下記7勢力は経済破綻(Economic bust)状態にあります。

  • HIP 117870 Confederation
  • Leaders of Kini
  • Labour of Gali
  • Devane Patrons of Law
  • Pachita Crimson Fortune Int
  • Progressive Party of GD 140
  • Caeritis Front

     経済破綻の状態にあると星系の財政状態(Wealth)が悪化し、小規模勢力の影響力も低下します。経済破綻中に貿易やトレードミッションを行っても、好況状態に近づくことはありません。経済破綻は一定時間で終了します。

※データは更新日時点の物です。

3301年7月5日-エンペラーズ・グレイス、リシェア星系で民衆の姫に「待った」

 先週からリシェア(Rishair)星系は、「民衆の姫」アシュリン・デュバル氏傘下の活動家達によって長年行われてきた帝国奴隷の貿易を妨害されたことによって政治不安に陥っていました。この活動家達は高く評価され、この反対運動の成果を多くの帝国星系に向けて公表しました。しかしながら本日、ブレナス提督の代理人による仲裁は失敗に終わったものの、その後、民衆の姫支持派による狂信的な活動は帝国の正統な手続きを妨害することは出来ない事が改めて示されました。

 リシェア星系は現在エンペラーズ・グレイスの党首であり帝国海軍の有力者である、ブレナス提督の本部となっています。ブレナス氏は基本的に政治的問題に関して無関心の姿勢を貫いているものの、本部が置かれている星系で政治によって違法取引が行われることには耐えられなかったようです。エンペラーズグレイスの党員からの匿名の投稿によりますと、交渉による解決の試みが失敗に終わった後、ブレナス氏は「こんなことにはもう耐えられない!パトレウス元老院議員に連絡してくれ、彼ならこの馬鹿げた所業に対処する術を持っているはずだ。」と言っていたとのことです。

 その後間もなく、リシェア星系はブレナス提督およびエンペラーズグレイスの署名の下にデントン・パトレウス氏の庇護下に置かれました。一連の出来事は後にブレナス氏のアドバイザーによって「BBH作戦」と名付けられます。パトレウス元老院議員はブレナス氏およびエンペラーズ・グレイスの代理としてリシェア星系とその周辺星系を軍用化することに同意、それによって軍用宙域内での反対運動として、運動活動を合法的に停止させました。

 今回の件で排除された活動家達から多数の批判が寄せれていますが、皇女アシュリン・デュバル氏および皇女の側近からのコメントは未だありません。パトレウス氏と皇女との関係を考えれば、そこまで驚くべき出来事でもないとの意見も上がっています。

ラフ・フォン・トルン

エンペラーズ・グレイス

3301年7月5日-新連載:人類史における決定的局面(第1号) 「連邦の創設」

 GalNet独占記事となるこの新連載では、高名な歴史学者:シーマ・カルヘーナ(Sima Kalhana)氏と共に、かつて宇宙へ最初の勇敢な一歩を踏み出し、今や星々を股にかける種族となった我々人類がその歴史の中で経験した幾つかの決定的局面についてみていきます。連載第一回目となる今回は、千年の歴史を持つ最古の主要勢力である連邦の創設についてお聞きします。

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 この現代においては、連邦が誕生する以前の時代を想像することさえ難しいですが、当時の人類は、火星と月にあった幾つかの小さなコロニーを除けば、地球というたった一つの世界の中に存在するに過ぎませんでした。現代の私達からすれば奇異に映るでしょうが、事実として極めて多様な種族グループ或いは「国」が一つの世界の中に存在していたのです。

 (地球)連邦が生まれたのは21世紀中盤に起きた第三次世界大戦の灰の中からでした。この戦争によって惑星全体が見る影もなく荒廃し、人口も減少しました。

 その後、数多くの様々な要因が人類の展望を変えることとなりました。企業の台頭、火星における最古の化石の発見、そして22世紀のリー・チン・ジャオ(Li Qin Jao)及びその他の研究者によるハイパードライブ(hyperdrive)の発明、この発明をきっかけに宇宙探査は爆発的進化を遂げることとなりました。最初は無人プローブによって、そして次には有人探査船によって、このようにして次々と技術革新を遂げた探査船はそれ以前の数十年のあいだに送り出されていた前世代の探査船を文字通り追い越していったのです。大きな危険が伴ったにもかかわらず、入植先となる惑星では貪欲な企業の支援の下で大規模な土地収奪が行われ続けました。

 最初期の入植計画の一部が生態学的に破綻していることが明らかになったのはそれから一世紀以上も経ってからでした。そのときになって初めて地球は最初の一歩を踏み出すことになります。(宇宙)連邦の創設です。従来に比べると今や巨大な存在となった連邦は、かつて手に負えなかった乱闘騒ぎ(=紛争)に対しても幾ばくかの秩序を与えることができるようになっていました。

 2242年に連邦協定が定められると、連邦を構成する各コロニー・メンバーに対して特定の権利及び義務の概念が設けられ、数多くの新しいコロニーが、時には力ずくで統合されることとなりました。短い紛争の後、くじら座タウ(Tau Ceti)星系にあるテイラー・コロニー(Taylor Colony)が太陽系外の最初のコロニーとして協定に調印しました。また、この時期に連邦の名前が「星系連邦(Federation of Star Systems)」に変更されています。しかし実情に沿わないとしてすぐにただの「連邦」という名称に戻されたという経緯があります。

 この時点から連邦は、安定した体制を供給することで従来よりもさらに遠方の星系に向けて人類のさらなる拡大を促進してきたのですが、必ずしも全てのコロニーがそれに加わることを望んでいたわけではありませんでした。政治的理想主義者の一団によって形成されたアケルナル(Achenar)星系のコロニー、当時の彼らの技術で地球から最も離れた位置に形成された最初期世代のコロニーがついには、連邦或いはまさに人類全体が新たな決定的局面を迎えるその火付け役となったのです。

3301年7月4日-GalNet週刊拡大レポート

 毎週、GalNetでは現時点で新しい星系へ勢力拡大中の1666の小規模勢力の内、10勢力をリスト化してお伝え致します。※

  • Zi Goan Patron's Principles(ジ・ゴアン パトロンズ・プリンシプルズ/Zi Goan星系)
  • Ymbe Patron's Principles(ユンベ パトロンズ・プリンシプルズ/Ymbe星系)
  • Wadjambaru Confederacy(ワジャンバル連合/Wadjambaru星系)
  • Social Brivitt Future(ブリヴィット社会の未来/Brivitt星系)
  • HIP 113632 Empire Consulate(HIP 113632 帝国領事館/HIP 113632星系)
  • San Ti Nobles(サン・ティ貴族院/San Ti星系)
  • Republic Party of HIP 9659(HIP 9659共和党/HIP 9659星系)
  • Purple Natural Incorporated(パープル・ナチュラル株式会社)
  • Pipedu Prison Colony(ピペドゥー刑務所コロニー/Pipedu星系)
  • People's HIP 18339 Liberals(HIP 18339人民の自由/HIP 18339星系)

     拡大(Expansion)は、小規模勢力が十分な影響度(Influence)レートに達しており、人の住む星系が攻撃範囲にある場合に発生します。領域拡大の活動には膨大な費用がかかるため、活動中の財政(Wealth)、開発(Development)レートが悪化します。

     ※データはニュース更新日時時点のものです。

3301年7月3日-製品を通じて得られる平和と繁栄

 本日、ユートピアン(Utopians)はHIP 116213星系のヨーレン・ハブ(Yolen Hub)ステーション上で開催された会議の場で、ペガシ宙域(Pegasi sector)の海賊へ報復攻撃を行う計画を明らかにしました。

 当該宙域で多発している海賊:蜘蛛一家(Kumo Crew)との紛争やそれに伴う景気低迷、そしてそれら全ての事柄に関するユートピアンの方針転換計画をシムグル・プラナフ・アンタル(Simguru Pranav Antal)が語ると、その場に集まっていた群衆は熱狂的な歓声を上げました。

 ステーションの火器使用禁止ゾーンの外域では、シムグルの支持者達によってユートピアンのテクノロジーが公開され、彼等が開発した宇宙船翼端用武装の一つであるエンフォーサー・キャノン(Enforcer Cannon)がアナコンダを僅か1分足らずで粉々に粉砕する様子がデモンストレーションされました。「ユートピアン達のコミューン=社会共同体が略奪を受けたのは単に彼等の思想全体が平和志向だったからだ」と考える人々にとっては、今回のメッセージは明快に映るでしょう。

3301年7月3日-GalNet週刊紛争レポート

 この週刊通信では現在内戦(Conflict)状態にある星系の最新の一覧とGalnetデータをお伝えいたします。※

 下記は現在内戦中の9,977の小規模勢力の内の19勢力です。

  • LTT 15899 Jet Netcoms Systems(LTT15899ネットコムズ・システムズ/LTT15899星系)
  • Blatuntino Party(ブラタンティーノ党/ Blatuntino星系)
  • Blatuntino Vision Partners(ブラタンティーノ・ビジョン・パートナーズ/ Blatuntino星系)
  • Babai Public Incorporated(ババイ公益法人/Babai星系)
  • Mendego Conservatives(メンデゴ保守党/Mendego星系)
  • League of 41 Lambda Hydrae Nationalists(ラムダ・ヒドラ国民党41連盟/ Lambda Hydri星系)
  • Natural HIP 118213 Liberty Party(HIP118213自然自由党)
  • HIP 112002 Labour(HIP 112002労働/HIP 112002星系)
  • Vashis Jet Mafia(ヴァシス・ジェット・マフィア)
  • Partnership of JoroLiberty Party of LP 751-1(LP751-1パートナーシップ・オブ・ジョロ-リバティ党/ LP 751-1星系)
  • Revolutionary Party of Nuenets(ニューネッツ改革党)
  • Bhotho Rats(ボッソ・ラッツ/ Bhotho星系)
  • HIP 118169 Freedom Party(HIP 118169自由党/HIP118169星系)
  • Bactondinks Ring(バクトンディンクス・リング/Bactondinks星系)
  • Green Party of Lung (ラング緑の党/ Lung星系)
  • Bactondinks Life Corporation(バクトンディンクス・ライフ・コーポレーション/ Bactondinks星系)
  • Blue Major Exchange(ブルー・メジャー・エクスチェンジ)
  • HIP 118169 Silver Electronics(HIP118169シルバー・エレクトロニクス/HIP118169星系)
  • Union of Bets(ベッツ連合/ Bets星系)

     内戦は同一星系内にある小規模勢力のあいだで、主要なスターポート(ステーション)の所有権を巡って行われます。戦闘ミッションや戦闘活動によってのみ内戦に貢献できます。セキュリティレベルおよび開発レベル、生活水準といった指標が内戦中は低下します。

     ※データは更新日時点のものです。

3301年7月3日-GalNetヘルスレポートの内容を受けアンジェリ・インペリアル(Angeli Imperial)活動開始

GalNetヘルスホットスポットレポートをきっかけにパイロット連合の帝国派グループ:アンジェリ・インペリアル(Angeli Imperial)が活動に乗り出したそうです。
(訳註:発表時点ではまだ具体的内容は記述されていないようです。)

3301年7月2日-マホーン氏が語る同盟の価値

 マホーン首相が名門の「アリオト大学」の卒業生に向けてスピーチを行いました。ちなみにマホーン氏もまた同大学を卒業しております。彼のプレゼンテーションを「中身がない」と批判する者もいますが、彼が持つ価値観に対する情熱に異を唱えるものはいないようです。

「独立星系の同盟は一つの明確な原則の上に築かれています。それは自由です。人間に元来許された個人の自由であり、同盟の社会、そして惑星の自由です。」

「しかし私たちはこの恩恵をただ享受するのみではいけません。偶然によって維持され続けるものだと考えるべきではありません。数世紀に渡って帝国と連邦は我々独立星系の資源を巡って争い続けてきました。私たちは板挟みのまま助けを乞うことも許されなかった。この重苦を取り除くために同盟は誕生したのです。」

「連邦も帝国も、自分達の起源を他の圧政からの解放であると誇らしく語っています。しかし今や彼らこそが圧政者ではないですか。私たちの務めは彼らと対峙し、決して彼らのようにはならないことです。」

 以降のスピーチは同盟の民主的なプロセスの細かいことに関するものとなりました。しかし専門家は首相のスピーチを「大胆な表明だった。」と評価し、昨今のオールド・ワールド星域における成功によって、銀河系の政治世界における同盟の未来はより堅実なものとなるだろうとコメントしています。

3301年7月2日-GalNet民主的活動まとめ

 毎週お送りするこのコーナーでは、選挙(election)を行うことで民主的自由の夢を追いかけている小規模勢力を取り上げます。

 下記は選挙活動を行っている8,0081,766の小規模勢力の内の10勢力です。

  • DH leonis Nationals
  • LF 8 +16 41 Focus
  • League of Gliese 384
  • CR Draco Blue Transport Network
  • Labe State Holdings
  • Aristocrats of LHS 1803
  • HIP 93685 Transport Corp
  • HIP 94184 Organisation
  • HIP 14611 Party
  • Crathiganit Silver General Ind

     選挙は類似の政治構造を持つ2つの小規模勢力が、星系の所有権や権限(influence)に関する問題を解決するために行われます。
    ※データは更新日時点の物です。

3301年7月1日-GalNet週刊ヘルスホットスポット

 毎週発行されるこのレポートでは、食糧不足(famine)や伝染病の拡大(outbreak)といった重大な人体の健康に関わる問題が発生している小規模勢力を取り上げます。

次の小規模勢力は食糧不足の状態にあると報告されています。

  • Dukes of Mikunn(ミクーンの公爵たち/Mikunn星系)

     食糧不足は生活水準(standard of living)の大幅な低下を招きます。民衆の苦しみを緩和するためには、食料品(food)取引や関連する契約(ミッション)をこなすことが不可欠です。緊急事態につき、戦闘ミッションや戦闘行動を行っても影響力(influence)は変化しなくなります。

     

     伝染病の拡大は下記小規模勢力にて報告されています。

  • LHS 115 Democrats(LHS115星系民主党/LHS 115星系)
  • Democrats of BD-02 4301(BD-024301星系民主党/BD-02 4301星系)
  • Rana General Co(ラナ・ジェネラル社/Rana星系)
  • Workers of Skeggiko O Labour(スケッジコ・オ星系労働党職員団体/Skeggiko O星系)
  • Tarutaalli Group(タルタアルリ・グループ/Tarutaalli星系)

     食糧不足と同様に、伝染病の拡大も住民の生活水準を大きく低下させます。伝染病の拡大を終わらせるには薬品(medicines)の供給や関連貿易ミッションをこなすことが必要です。緊急事態につき、戦闘ミッションや戦闘行動を行っても影響力(influence)は変化しなくなります。
    ※データはニュース更新日時時点の物です。

3301年7月1日-GalNet今週の勢力図更新

 明日の午前7時(日本時間:7月2日16時)にGalNetの勢力監視活動は、データ更新のために一時的にオフラインとなります。

 

 勢力のために活動しているパイロットの方は、データ更新作業が始まる前までに、カーゴ(Cargo)輸送やバウチャー(Voucher)の引き換えを完了させてください。