GALNET-注目の銀河

Last-modified: 2023-01-03 (火) 01:31:23

Elite Dangerous公式サイト配信のゲーム内ニュース「GALNET」の日本語翻訳です。
原文はこちらです。

 

Galnet 過去ログ

 

Galnet 目次

 

3308年11月29日-Vista Genomics社、生物学的データの買取を強化

 宇宙生物学を専門とする企業のVista Genomics社が、独立系パイロットらが集めた遺伝子データに対する支払い額を増額しました。

 プレスリリースでは、同社の研究ディレクターであるKlaus-Peter Sonnek博士により本件の概要について説明されています。

 「ゼノロジー関連分野は、依然として一般社会や企業から高い関心が持たれています。しかしながら、昨今のThargoidの攻撃の影響で、そのデータを収集する際のリスクが高まっています。これを受け、Vista Genomics社は、継続的なサンプル収集活動へインセンティブを提供する立場として、窓口よりご提供頂いたすべての遺伝子データに対して金銭的報酬を大幅に改定することを正式に決定致しました。」

 「弊社は、生体力学技術を幅広く用いる種族であるThargoidを対象とした民間および軍事プロジェクトが数多く存在する事も承知しております。可能な限り多くの外来生物のデータを収集することは、アンチゼノ研究の比較基準をご提供する意味でも大きな意義があります。」

 CMDRの方々は、Genetic Samplerツールで惑星表面で発見された様々な種類のエイリアン植物から遺伝子データを取得することができ、Vista Genomicsのベンダーが活動している港、メガシップ、フリートキャリアのコンコースより売却することができます。

 一方、Sirius Corporationも、人気の高い改造ヒートシンクと対ゼノミサイルラックを同社のテックブローカーを通じてパイロットに提供することを発表しています。Sirius Corporationのテックブローカーは、同社のメガシップ、Chariot of Rhea, El Centinela Cadejo, Kumiho Sky, Spirit of Laelaps and The Witness Odysseusに乗船しています。

3308年11月28日-Taranis接近に伴い軍部は警戒態勢に

  Hyades Sector FB-N b7-6星系がTaranisという放浪信号源が最終的に到着する場所として特定されました。

  Ishmael Palin教授は、いくつかの科学グループの調査結果を確認する声明を発表しました。

 「多くの長距離スキャンによるデータを比較したところ、アノマリーの速度が着実に減少していることを証明した。現在の減速率では、Taranisは約24時間後にHyades Sector FB-N b7-6に到着する。Leroux博士を中心とした研究チームを派遣し、到着時のデータを収集させる。」

 連邦海軍のMaxton Price提督のコメントです。

 「幸いなことに、この星系は無人であるため、住民を直接危険にさらすことはない。我々は艦艇を展開するというよりは、状況を注視する。Taranisの能力が判明するまでは、Hyades Sector FB-N b7-6への民間人の立ち入りを禁止するよう命令する。」

 同盟防衛軍もRachel Ziegler提督から同様の発表を行いました。

 「サーゴイドの全体的な戦略はまだ不明であり、これらの放浪信号源の正体も不明です。しかし、意図的に彼らの進路に身を置く理由がないことは確かです。HIP 22460のように、Hyades Sector FB-N b7-6星系が圧倒的な数のサーゴイド艦に占拠され立ち入り禁止区域になる可能性があります。」

 公式発表はないものの、帝国海軍も同様にアノマリーTaranisへの軍艦隊の投入を控えていると思われます。Hyades Sector FB-N b7-6でメガシップKingfisherが破壊され、HIP 22460で主力艦が失われた記憶が生々しいことも、大国の警戒心を煽る要因になっていると、フリーの解説者は分析しています。

3308年11月25日- エイリアン和平主義者がサーゴイドに殺害される

  Hyades Sector YO-Q b5-1星系での調査により、サーゴイド船によるメガシップKingfisherの攻撃・破壊が確認されました。

  Vox Galacticaでは、現地特派員Ernesto Riosによる現場リポートを掲載した。

 「独立系と連邦の情報筋によるとKingfisherはサーゴイド兵器による攻撃を複数回受けたとのことです。医療チームが乗組員や乗客の捜索のため、残骸を調査しています。残念なことに、私が見たところ、損傷の規模から、生存の可能性は極めて低いと思われます。」

 「サーゴイドとの交信を監督していた Orion UniversityのElias Pope博士のログが発見されたことから追加の情報が得られています。私自身は直接にはまだ聞いていませんが、どうやらアノマリーTaranisが星系を通過したときに起こったことが正確に記録されているようです。」

 「この悲劇のニュースが広まるにつれ、サーゴイド擁護プロジェクトへの激しい反発を引き起こしています。この少数派グループは最近、Dalton Chase連邦議員や他のメディア関係者の関与により、一定の評価を得るようになっていました。しかし、Sol Todayの社説が言うように、”この戦争狂のエイリアンが突然愛想良くなるかもしれないという漠然とした希望に基づいて、何千人もの人々が死地に送られた”という怒りが広がっています。」

 「Chase議員自身は報道陣に対し、Hyades Sector YO-Q b5-1からの最新の報告を検討中であり、まだ公式なコメントを出すことはできないと述べています。Kingfisher作戦の公的な顔として、説明責任を求める正式な要求は彼に向けられると思われます。」

 「一方、Taranisは人類が住む宇宙に近づいています。Kingfisherの破壊は 放浪信号源がサーゴイド由来であり、敵対的であることを決定的に証明しました。第二次サーゴイド戦争が新たなレベルまで エスカレートする可能性があり、人類中心圏全体の緊張はかつてないほど高まっています。

3308年11月24日-メガシップKingfisherが消滅

  ¥*パイロット連盟 ALERT*

  Hyades Sector YO-Q b5-1星系において、メガシップKingfisherが到着から1日以上経過したところで連絡が途絶えました。

  KingfisherはTaranisと名付けられた恒星間異常物体への信号を発信する機能を有しており、万が一Taranisとの交信が可能になった場合には、通信を開始することを目的としていました。Andavandul星系を出航した時点では、3000人以上のエイリアン平和運動の支持者が乗船していマシた。

 メガシップとの長距離通信を監視しているThargoid Advocacy ProjectチームのスポークスマンRani Zamanは、メディアに声明を発表しました。

 「残念なことにKingfisherと交信する試みはすべての周波数で失敗しマシた。最後に受信したメッセージは非常に歪んでいたましが、遭難信号と思われます。我々はメガシップの位置を特定し、必要な支援を行うため、早急な支援を求めています。」

 連邦はこれに対し、Hyades Sector YO-Q b5-1星系に対する、フリートキャリアを除く全船舶の一時的な侵入制限を解除した。この許可は、TAP有志が使用するメガシップKingfisherの調達で重要な役割を果たしたDalton Chase連邦議員の要請で実現したものです。この許可を受け、連邦政府から調査官が派遣されています。

 アノマリーTaranisは超光速でHyades Sector YO-Q b5-1を通過したことが確認されています。他の不正信号源と同様にTaranisは人類中心圏に向かって移動し続けています。

3308年11月23日-平和運動に賞賛

 Dalton Chase連邦議員は、サーゴイドとの外交チャンネルを開くという目標に対する国民の支持の高まりを賞賛しています。

  ICEキャスターのJoy Senneとの独占インタビューで、彼はこう語っています。

 「少し前までは、サーゴイドとの交流なんて馬鹿げていると思われていました。しかし、今Andavandulで起きていることを見てください。銀河系コミュニティから多くの支援が寄せられているのです。人々は、終わりのない戦争よりも、より良い未来を信じようとしているのです。」

 「私の唯一の後悔は、結局Kingfisher号で 仲間の運動家に加われないことです。新しい議員職の任務で、多くの約束があり、私の予定表はすぐにいっぱいになってしまいました。しかし、私は精神としては彼らと一緒にTaranisに赴き、人類が平和的に共存する準備ができていることをサーゴイドの指導者に証明するつもりです。」

 Joy Senneは、Hyades Sector YO-Q b5-1星系でTaranisと呼ばれる星間異常現象に遭遇したKingfisherからICEキャストの生放送を行う予定であることを明らかにしました。

 「他の信号で’スターゴイド’を混乱させることを避けるため、Taranisへの直接の送信のみが許可されると聞いたときは、とてもがっかりしました。我々の良き友人であるHeimar Borichevが今日からクルーに加わる予定でしたが、1時間足らず前に突然不意の病に倒れたとメッセージをくれました。ですから、勇敢なボランティアだけが頼りです。Kingfisherの諸君、任せたぞ。」

  The Sovereignのニュースフィードは、副編集長がこの計画を確認し、独立系星系の世論調査では、サーゴイド擁護プロジェクトの支持率は32%であることを付け加えました。同盟と連邦のメディアは対エイリアン平和運動を主に「見当違い」としていますが、帝国では彼らに関連する最も一般的なキーワードは「自殺的」というものです。

3308年11月22日-メガシシップKingfisherが最終準備に入る

 *パイロット連盟 ALERT*

 メガシシップKingfisherは最初のローグ信号源と通信するミッションに先立ち、物資を受け取りました。

 Thargoid Advocacy Project(サーゴイド擁護プロジェクト)は入荷したSemiconductorsとMuon Imagersがメガシップに搭載された通信アレイに役立つと報告しました。また届けられたBasic Medicines、Fruit and Vegetablesは数千人の平和支援者を含む乗組員と乗客に提供される予定です。

 Deutsche Elite Piloten Interstellarは貢献者がAndavandul星系のBlenkinsop Hubから報酬の支払いを受けられるようになったことを発表しました。これには、活動期間中に輸送を脅かす犯罪船を排除した全パイロットの手配書の懸賞金の換金が含まれています。

 Kingfisherは明日、Andavandulから進入が禁止されているHyades Sector YO-Q b5-1星域に向かいます。Taranisと名付けられた最初の放浪信号源は、今後48時間以内にこの星系を通過する予定です。これらの超光速アノマリーの正確な性質はまだ不明ですが、サーゴイドが起源であることが現在認められています。

 Dalton Chase議員は、Kingfisherの建造に大きな役割を果たしたにもかかわらず、スケジュールの都合で外交団を率いることができません。Sovereignの副編集長Heimar Borichevはエイリアンとの和平を支持するもう一人の有力者であり、メガシップ上からレポートする計画を発表しています。

3308年11月21日-Taranis到来

 放浪信号源が人類の居住空間に近づく中、平和的な種族間交渉を開始するための作業が進められています。

 Elias Pope博士はOrion Universityを卒業し、星間関係学、政治学、異種族学などの学位を持ちます。最近、Kingfisherのクルーとなり、Thargoid Advocacy Project(サーゴイド擁護プロジェクト)の外交任務を監督しています。Vox Galacticaのインタビューの中で、Pope博士は自分の役割についてこう語っています。

 「Kingfisherの多くの乗組員と同様に、私はこの作戦に参加することを志願しました。私の職業人生のすべてが、この機会につながっているような気がします。ここにいる多くの素晴らしい人たちは、私と同じように感じています。サーゴイドとの対話のきっかけになれば...歴史的なことです。」

 「助手のLuria から聞いたのですが、このアノマリーにはメディア向けの名前があるそうです。科学的純粋主義者としては、非常に不満です!この最初のものはTaranisと名付けられました。これはHyades Sector YO-Q b5-1星系をものすごいスピードで通過するので、その注意を引くのに時間はかけられないでしょう。しかし、それが我々のやろうとしていることなのです。」

 「メガシップは音響映像、電磁波、超空間送信機の印象的な一式を装備しており、接近するTaranisに向けて放送します。我々は光の点滅から多重周波数のデータバーストまであらゆるものを試してみるつもりです。共通の基盤を確立することが交渉の鍵です。だから、数式や星図のような普遍的に認知され得る概念を伝えるメッセージを構成しました。これらは、我々の知的能力と推論能力を示すものです。」

 「最良のシナリオは、Taranisを制御しているものが我々の話を聞き、それに応えるということです。我々は少なくとも平和的な提案を試みなければいけません。たとえ失敗しても、人類にどんな危険であろうと試みる多くの人々がいることを示すことができるのです。幸運を祈っています。」

3308年11月17日-Kingfisherのエイリアン和平ミッション

 *パイロット連盟 ALERT*

 メガシップKingfisherは最初の放浪信号源を迎えるために計画された旅のための物資を求めています。

 Thargoid Advocacy Project(サーゴイド擁護プロジェクト)の3000人以上の支持者を含むKingfisherの乗組員のためにBasic MedicinesとFruit and Vegetablesが必要です。また、サーゴイドとのコンタクトを開始するための通信アレイを構築するために、SemiconductorsとMuon Imagersも求められています。

 Dalton Chase連邦議員はこの構想に関する報道声明を発表した。

 「接近しているアノマリーがサーゴイドであることが判明した今、我々の種族間の敵対関係がエスカレートすることを懸念する声が多く聞かれます。しかし、勇敢な有志が、これを外交が機能することを証明する機会だと考えています。異種族が人類の宇宙へ使者を送ってきました。武器ではなく言葉で彼らに応えるのが我々の義務です。」

 「我々がTaranisと名付けた最初のアノマリーはHyades Sector YO-Q b5-1を通過すると予測されます。高度な通信プロトコルの使用をKingfisherに独占的に許可するための一時的なアクセス制限を連邦議会から得ることに成功しました。複数の周波数を使用した広範囲の送信でサーゴイドの注意を引こうとしています。この試みに気づくのに十分な時間が与えられるように、この物体が減速することを願っています。」

 Andavandul星系での配送活動は、Deutsche Elite Piloten Interstellarが担当しています。Blenkinsop Hubへの配送を保護するため、同派閥は懸賞金の償還の増額を提示しています。

3308年11月15日-Coalsack星雲でサーゴイドの活動が報告される

 Coalsack星雲の植民者は、いくつかの星系にサーゴイドの勢力が出現したことを受けて、警戒を強めています。

 California星雲の星系や船舶への攻撃に続き、地表にフジツボ地帯が存在する星系を再びサーゴイドが占拠しようとしているようです。

 HIP 62154のAlliance Expeditionary Pactを代表するLewis Laychurch評議員は、Alliance Tribuneに次のように述べています。

 「我々の警備船は、この地域の居住星系を定期的にパトロールしています。今朝、非人類的な信号の最初の報告を受けました。もちろん、これまでにも何度かCoalsack星雲でサーゴイドの活動を見たことがありますが、今回は違います。攻撃というより、駐留です。」

 「我々は複数の星系でこれらの信号が急激に増加するのを目撃しました。2時間以上にわたって、我々の船がどこを探しても サーゴイドの活動がスキャナーに映ったようです。それも、フジツボ地帯がある地域だけです。」

 これらの地域で生産されるメタアロイへの我々の関心にサーゴイドが不満を感じていることは秘密ではありません。しかし、今回は港やメガシップのSpirit of NysaとSong of Mecchiを攻撃してはいません。まるで何かを待っているようです。」

 描写された行動は、ここ数週間の他の居住星系への同様のサーゴイドの侵入と一致する。星雲の研究者たちは、安全上の懸念を理由に現在行われているフジツボ地帯の実地調査から手を引いています。

 その他のニュースとして、Azimuth BiotechはGlorious Prospectが、予定されていたT-Tauri星系ではなく、LHS 1163星系でMbooni許可証を配布すると発表しました。連邦政府は2地点間の移動時間を短縮するためメガシップに保護を提供し、戦闘パイロットはProspect’s Deepで提供される対エイリアン兵器を迅速に手に入れることができるようになりました。

3308年11月15日-Pailinの発表に狼狽する市民

 人類中心圏に向かう放浪信号源がサーゴイド起源であるとの発表が一般市民の不安を与えています。

 人類圏の端にある星系では、地元政府に対して安全の保証を求める抗議活動が行われています。サーゴイドの侵略に対抗するための人類共同艦隊の設立に失敗したことで、多くの人々が将来への不安を抱いています

 Casey KilpatrickがLaveのCastellan Stationから報告しています。

 「複数の星系にまたがる同僚によると、放浪信号源(ネットワークメディアの一部では"スターゴイド"と呼ばれています)の差し迫った到着が、共通の不安感をもたらしていることが確認されています。ICEのネットワークでは、スターゴイドに関連するトピックに高い関心が集まっており、おそらく異常を引き寄せたProteus Waveの原因と見られる政治家や軍関係者に否定的な感情が向けられています。バブルの反対側へ向かう船に全財産を運ぶ家族の目撃情報もあります。」

 「人類は次に起こることに対して準備ができていないかもしれないというPalinの意見は、不必要な警告だと批判されています。Palinは優秀な科学者ですが、そのコミュニケーション能力はここ数日『理想的とは言い難い』と言われています。しかし、彼の支持者、特に学者の間では、真実を隠すことは臆病だとの主張もあります。もし本当に人類が危機に瀕しているのなら、少なくともこの声明は軍事組織への新たな資源配分を促すと同時に、独立系に準備の時間を与えることになるでしょう。」

 「Vista Genomicsは、Palin教授と一緒に働いているチームに進行中の研究プロジェクトと彼らの遺伝子データベースを共有する提案をしてきたと伝えられています。このようなデータの潜在的な重要性は、遺伝子サンプルを記録し提出する人々への支払いの増加に優先する可能性があります。」

 「このニュースは、ほとんどの金融市場にも波紋を投げかけています。主な問題は、これが第一次産業とその伝統的な需要と供給を維持する能力に対して何を意味するのか、予測不可能であることです。商品やサービスのコストは、星系群の全体に影響を及ぼす可能性があります。Zaonce銀行は状況を監視し、星間不況が発生した場合に備えていくつかの潜在的な戦略を準備していると発表しました。」

 「結論から言うと、ほとんどの人に残されているのはかなり不快な行動方針、座して待つということです。どの超大国も、サーゴイドのアノマリーを防ぐ手段を発表していません。Palinの発表では信号が何であるかの仮説は立てられたが、それが何をもたらすかの確認はできませんでした。良くも悪くも、我々は一緒にそれを目撃することになるようです。

3308年11月14日-戦争予測を否定するエイリアン和平派

 放浪信号源がサーゴイドの潜在的な攻撃の一部を形成しているという主張に平和運動の多くの人々が異議を唱えています。

 異星人学者のAlba Tesreau教授、Ishmael Palin教授、Ram Tahの共同声明は、接近するアノマリーはHIP 22460での出来事に対する反応であり、人類に悲惨な結果をもたらすかもしれないと結論付けています。8つの信号源は、数週間以内に人類中心圏に到着すると予測されています。

 サーゴイド擁護プロジェクトや同様の異星人平和団体の擁護者たちは、サーゴイドとの敵対関係の激化は不可避であるという考えを否定しています。コミュニティ連絡係のBernadette Wellsは、『Joy Senne ICE-cast』で次のように語っています。

 「3人の著名な科学者がこのように不吉なことを主張しているにもかかわらず、彼らはアノマリーが敵対的であるという仮定を支持する確固とした証拠を提示していません。Seo Jin-aeがSalvationのサーゴイドに対する妄念に取りつかれて苦しんでいるのは分かりますが、彼女の曖昧な直感を、この異種族に関する公式の政策に採用すべきではないでしょう。」

 The Sovereign newsfeedの副編集長、Heimar Borichevはこう主張する。

 「超大国が大艦隊を編成すると皆が話しているときに、なぜ我々は彼らに大いなる外交努力を要求しないのでしょうか?同盟議会、連邦議会、元老院の多くの議員がこの感情に同意していますが、キャリアを危険にさらすことを恐れすぎています。サーゴイドとの紛争を続けることで利益を得ようとするハゲタカどもの言うことを聞かないように選出された議員に圧力をかける、協調的なキャンペーンが必要です。」

 Dalton Chase下院議員はこの議論に公然と同意する数少ない政治家の一人である。Federal Free Pressのインタビューで、彼はこう語っています。

 「メガシップKingfisherは、サーゴイドとの平和の使命を導くために建造されました。しかし、公式な支援があれば、成功の可能性はどれほど大きくなるか想像してみてほしい。私は連邦の同僚、そしてどこの国でも志を同じくする指導者たちに、平和的共存を有効な戦略として推進するよう呼びかけます。」

3308年11月11日-FSSスキャナーのさらなるアップグレードをリリース

 *パイロット連盟 ALERT*

 サーゴイドのアノマリーを追跡するために使用されるFSSスキャンソフトウェアの新バージョンがパイロット連盟に提供されました。

 コマンダーはFull Spectrum System(FSS)スキャナーを使用してアノマリーに焦点を合わせる際の干渉が減少することを経験するでしょう。しかし、このソフトウェアの開発を主導したチームは結果として得られた明瞭さは、Palin教授やRam Tahをはじめとする主要科学者の懸念をわずかしか和らげないと警告しています。

 FSSスキャナーのソフトウェア調整に貢献したエンジニアのLori Jamesonは、次のようにコメントしています。

 「私たちはこのアップデートに満足しており、放浪信号源を研究する機関が使用するデータの多くを提供してくれたコマンダーと共有できることをうれしく思っています。Canonn Interstellar Research Group、Orion University、Universal Cartographicsの代表者も大いに協力してくれています。私はただ、この結果がより有望なイメージを生み出すものであってほしいと願っています。」

 「平和を求める声を聞くことが多くなったのは理解できます。しかし、これらの信号が発しているフィードバックから判断すると、彼らは...まあ、自分の意見を他人に押し付けるのはやめましょう。コマンダー各位におかれましては、是非ともFSSスキャナーでご覧になっていただきたいと思います。」

 このアップデートは、パイロット連盟に登録されている全船舶に無料で配信されました。

3308年11月10日-"サーゴイドの雄叫び"を理解する

 Alba Tesreau教授、Ishmael Palin教授、Ram Tahは、HIP 22460で聞いた異質な音について共同声明を発表しました。

 「HIP 22460の戦いの後に記録された謎の音について多くの憶測が飛び交っていますが、これは明らかにサーゴイド起源です。かつて"被験者D-2"として知られていたSeo Jin-aeの協力により、その意味をある程度理解することができました。」

 「人間に聞こえるのは複雑な多重周波数通信の一部に過ぎず、Proteus Wave兵器が設置されたサーゴイド地上施設を通じて押し寄せるエネルギーにより増幅されたものです。その詳細は今のところ不明ですが、ある側面はSeoさんの助けで分離されました。Seoさんの神経インプラントはサーゴイドのテクノロジーとインターフェースできるように設計されています。」

 「信号がHIP 22460のサーゴイド軍に返信しているような "呼びかけと応答 "の要素があると彼女は考えています。これは認識と集中の感覚と織り交ぜられており、Seoさんの言い方によれば"私たちは見ている。私たちは向かっている。"です。」

 「Seoさんのさらなる洞察と高度な音声分析により、その音は単一のサーゴイドの実体から発せられ、以前に遭遇したものよりも大きなパワーで送信されたと結論付けられました。」

 「"サーゴイドの雄叫び"は放浪信号源と呼ばれるアノマリーで、現在人類中心圏に向かっているとの説が有力です。Seo Jin-aeは、その最終的な動機が何であれ、SalvationのProteus Wave weapon兵器に対抗してサーゴイドが配備したものだと確信しているようです」。

 「第2次サーゴイド戦争は新たな局面を迎えようとしており、人類はそれに耐えることができないかもしれないと我々は深刻に予測しています。」

3308年11月10日-Azimuthが高くつく成功を収める

 最近のAzimuth Biotechの運営資産拡大構想が「部分的成功」と評されています。

 AzimuthのCEOであるTorben Rademaker氏は、新しい対エイリアン用メガシップを建造するための十分なリソースを得るという第一目標を達成したと発表しました。メガシップは今後数週間以内に運用を開始する予定です。

 兵器研究企業に対する反対派は、このキャンペーンを妨害しようとAzimuthの警備船に戦力を動員しました。Musashiへの十分な輸送を阻止することはできませんでしたが、これらのパイロットはAzimuth艦隊に大きな損失を与えたと考えられています。

 「独立系パイロットがAzimuth Biotechに示した支援に喜びを感じるとともに、将来を楽観的に展望しています」とRademakerは語ります。「近々、AXの新型メガシップを配備し、機動部隊を率いる予定です。しかし、進歩に反対する無政府主義者のせいで惑星上研究基地の建設計画は遅れています。この根強い敵対関係は、別途解決する必要があります。」

 クレジット報酬とともに、輸送キャンペーンに貢献した有資格のパイロットは間もなくMbooni進入許可証を受け取り、Azimuthの選んだAX兵器にアクセスできるようになります。Rademaker氏は、メガシップGlorious ProspectがT-Tauri星系でこの許可証を恒久的に販売することを確認しました。

 Azimuth Biotechのために戦い一定の貢献を果たしたパイロットは、Musashiの倉庫にあるOvercharged Guardian Plasma Chargersも受け取ることができます。Azimuthと戦ったパイロットは、MacLean CityのWandrama Purple CouncilからPhasing Sequence付きRapid-fire Multi-Cannonsを近日中に受け取ることができます。

3308年11月7日-エイリアン和平派のリーダーがが連邦議会に選出される

 Andavandul 1の前知事Dalton Chaseが、先日の特別選挙で勝利し、連邦議会議員になりました。

 若く経験も浅いにもかかわらず、Chaseの魅力と積極的な運動に多くの有権者が影響されました。サーゴイドとの国交を開くという彼の熱意は、若い有権者の共感を呼びました。また、自由党はソーシャル・チャンネルでクリエイティブな広報キャンペーンを展開し、多くのカウンターカルチャー系ICEキャスターによって増幅されました。

 正式に宣誓して就任した後、Chase議員はこう宣言しました。

 「私のことを異端児、逆張り、あるいは "サーゴイドに甘い "と見る人がいることは承知しています。しかし、私は連邦の安全保障を他の名誉ある同僚たちと同じように真剣に考えています。他の種族との平和を達成し、それによって無数の連邦市民の命を救うことは、我々の世代における偉大な道徳的勝利と考えられるでしょう。」

 影の大統領Felicia Wintersは、Chaseを「我々の仲間に加わった気骨ある人物」と称し、祝福の言葉を贈りました。政治アナリストの観察によると、彼女はChaseがエイリアン和平運動と関係があることには全く触れていません。自由党の中には、この運動に共感を示す者もいるが、過激すぎて公式には支持されないというのが大方の見方です。

 サーゴイド擁護プロジェクトの主要メンバーは、平和推進メガシップKingfisherの建造に貢献したChase議員に感謝しています。この船は現在、サーゴイドとの双方向通信を実現するために、さまざまな信号を発信するための特別装置の搭載作業中です。

3308年11月4日-目的地:人類

 *パイロット連盟 ALERT*

 "放浪する信号源"と呼ばれる謎の異常現象は、すべて人類中心圏に収斂していることが確認されました。

 天文学関連の著名な学者であるYaro Kenyatta教授は、 Ishmael Palin教授、Ram Tah教授と共同で、この説明のつかない天体の分析を行ってきました。Kenyatta教授は、科学雑誌The Empiricalにその研究成果を発表しました。

 「3308年8月31日に最初の遠方の事象が発見されましたが、その後、さらにいくつかが確認されました。これらの事象は、光よりも速い速度で星間空間を移動していることがすぐに明らかになりました。Full Spectrum System(FSS)スキャナーは、より多くのパイロットがそれらの電磁波を検出できるようにアップグレードされました。」

 「これらの現象に関するデータは、Canonn Interstellar Research Group、Orion University、Universal Cartographicsなどの多くの尊敬されている組織によって分析されました。彼らの統一見解は、異常な信号源はすべて人類の大部分が住む中心圏に接近しているということです。」

 「まだ、いつ、どこに到着するか、完全に断定することはできない。しかし、これらが自然に発生した恒星である可能性は低いと思われる。つまり、この銀河の狭い領域に8つの異なる異常が収束しているのは、純粋な偶然ではないのだ。人類の宇宙が彼らの目的地である。

 「それらが到着したら何が起きるでしょうか?驚異的なエネルギー出力から判断すると、人が住む星系に壊滅的な打撃を与える可能性があります。信号はエネルギー弾か、未知の勢力の航行ビーコンかもしれなません。さらに、我々の理解を超えた天体や、我々が見たことのない恒星間技術など、より架空の可能性もあります。近いうちに、より可能性の高い選択肢を絞り込むつもりです。」

 「あるいは、もしこれが人間以外の船による超空間歪曲であれば、接近するにつれて減速する可能性があります。しかし、一つのはっきりしているのは、彼らが何であれ我々がここにいることを知っているに違いないということです。」

3308年11月3日-Azimuth、操業資産を拡大

 Azimuth Biotechは、Wandrama星系で軍事面と地上施設の能力を拡張するキャンペーンを行うと発表しました。

 Azimuthの違法研究の歴史に抗議する独立系パイロットの激しい反対により、物議をかもしている兵器開発会社は最近、業績が悪化しています。また、Salvationが戦争を終結させることができなかったことも、Azimuthに対する国民の感情を悪化させました。

 Azimuth Biotech CEOのTorben Rademakerがこの構想について発表しました。

 「反省の期間を経て、Azimuthは今一度、サーゴイドと戦う勇敢なパイロットを支援する立場に立つときが来ました。そのために、サーゴイドに汚染された星系での運用を想定した新たなメガシップを建造します。HIP 22460でのBright SentinelとHeart of Taurusの悲劇的な損失が、これ以上我々の野心を妨げるものであってはなりません。」

 「我々はまた、研究プロジェクトを支援するため、複数の地上基地を運営する予定です。我々はかつてのリーダーの過ちを繰り返さないように注意しながら、再び人類に軍事的選択肢を提供できることを目指します。」

 WandramaにあるメガシップMusashiで開催されるAzimuthの取り組みに貢献したパイロットにはMbooni進入許可が与えられ、同社の対エイリアン兵器群を利用することができます。Rademakerは、取り組みが成功すれば、Glorious ProspectがT-Tauri星系でMbooni進入許可を恒久的に提供できるようになると約束しました。

 この発表から数時間のうちに、Azimuth Biotechに対する反対派はWandramaへの納入を阻止するための対抗キャンペーンを組織しました。同星系では、Azimuthの治安部隊と反Azimuth派の活動家の戦闘が報告されています。このキャンペーンを頓挫させようとする動きは、MacLean CityのWandrama Purple Councilよって指揮されていると見られています。

 戦闘パイロットをそれぞれの目的に集結させるため、両派閥はモジュール報酬を用意しています。Azimuth BiotechはOvercharged Guardian Plasma Chargerを、Wandrama Purple CouncilはPhasing Sequenceを備えたRapid-fire Multi-cannonを提供することを約束しています。

3308年11月2日-サーゴイドとの和平?

 エイリアン和平運動の高まりにより、多くの公人がサーゴイドとの平和的共存を論じています。

 現在、三超大国の政界では軍事的オプションが議論されており、それに歩調を合わせるように外交的な要請がなされています。Olympus Village Universityの異種生物学科長のShamus Madigan教授も、この問題に言及した人物の一人です。

 「Ram Tahが解読したガーディアンの古代記録には、彼らがサーゴイドの言語を十分に学び、平和的な申し出を行ったことが記されています。しかし、それは総力戦によって拒否されました。数百万年経ったとはいえ、サーゴイドが人類を違う目で見ることはありえないようです。」

 連邦知事Dalton Chase:

 「コミュニケーションの壁を破ることができれば、この明らかに知的な存在と非暴力的な関係を結べない理由はないだろう。最近引き渡された平和を推進するためのメガシップは、サーゴイドに我々が戦争しか頭にない好戦的種族ではなく、先進文明の仲間であることを示すのに役立つだろう。」

 Jaya Chaudhary、歴史ICEキャストGhastly Pastsの司会者:

 「人類とサーゴイドの外交は、私たち2つの種族が最初に遭遇した時には可能だったかもしれません。しかしそれ以来、我々は彼らを根絶するために2つの試みをしました。最初は変異菌種化合物で、次に超兵器Proteus Waveで。正直に言うと、そんなことをする異朱墨と話をしたいと思うでしょうか?」

 Jasmina Halsey大使、元連邦大統領。

 「サーゴイドの歴史、行動、技術について我々が発見したことはわずかです。しかし、彼らの思考回路や推論は、我々とは全く異なるものである可能性があります。彼らが外交というものを理解しているかどうかもわからないし、ましてや我々と共通の認識を持てるかどうかもわからない。しかし、私たちは努力しなければなりません。私たちがもっとうまくやれることを自らに証明するためだけだとしても。」

3308年11月1日-統一艦隊をめぐって提督会議が分裂

 同盟防衛軍は、サーゴイドに対して超大国の戦力を統合するという提案について、意見の一致を得ることができませんでした。

 Liam Flanagan、George Varma、Rachel Ziegler各提督は、同盟・連邦・帝国の艦艇からなる統一艦隊の構想を公然と支持しています。しかし、Nikolas Glass、Maristela Silva、Tahir West各提督はSirius Corporationとの戦略的防衛協定を重視し、これを否定しています

 同盟防衛軍の最高幹部であるHayley Sorokin艦隊提督は、まだ自らの見解を明らかにしていません。Old Worlds Gazetteの記者の取材に対し、彼女はこうコメントしています。「このような重大な決定は、軍事的というよりも政治的なものであり、したがって議会の管轄です。」

 以前、対エイリアン統合部隊を指揮していたZiegler提督からは、より率直な発言がありました。

 「サーゴイドと戦うために団結しなければならないことを認めないこの姿勢は、非常に残念だ。一方の連邦海軍の関係者の多くは、軍同士の連携を強化することに熱心であり、私はすぐにでも帝国を説得できると信じている。Aegisの再結成や同様の対エイリアン活動を無制限に否定しするべきではない。」

 関連ニュースとして、副首相のAngela CorcoranはAegisの改革を承認する法案を議会に提出しました。しかし、これは正式に議論されるほどの支持を得ておらず、連邦議会や帝国元老院で同様の動きが無い限り得られるものは少なそうです。

3308年10月31日-帝国はAegisの復活の呼びかけを拒否

 帝国元老院は、Aegisや超大国統一艦隊のような対エイリアン活動への貢献について議論しています。

 Caspian Leopold元老院議員は同僚たちの前で議論を始め、こう述べました。

 「何よりも帝国を守ることを優先する陛下の姿勢を批判する者はいないでしょう。とはいえ、我我は人類の政治的、社会的、文化的区別を全く理解する気配がない敵に直面している。彼らにとって帝国は存在しません。サーゴイドにとっては、我々の市民は単純に破壊すべき人間です。」

 「もし我々が改革されたAegisと研究や資源を共有するならば、第二次サーゴイド戦争を早く終わらせることができるのではないでしょうか?」

 艦隊の帝国元帥Denton Patreusは答えました。

 「はっきりさせて欲しい。Aegisは歴史に忘れ去られた。同様に、3つの超大国艦隊を統一するという考えは、完全に非現実的な空想だ。帝国海軍と皇帝に仕える他の軍事力を強化することで、我々が最も帝国に貢献できる方法だ。」

 「議員各位、我々はサーゴイドの活動を注意深く監視しており、脅威は現在抑えられていると断言する。人類中心圏へ向かう異常信号は追跡されている。しかしエイリアン軍が帝国の領土を侵した場合、我々は十分な準備ができている。」

 この問題はAnders Blaine議長によって締めくくられました。

 「尊敬する諸君、エイリアンの敵から国民を守る最善の方法を探ることは大変な名誉である。しかし、忘れてはならないのは、皇帝の命令は、たとえこの高貴な会議であっても覆すことはできないということだ。帝国は陛下がそうお望みにならない限り、同盟や連邦、その他いかなる外国とも協力することを控えるだろう。」

3308年10月28日-超大国が対エイリアン連合艦隊について議論

 California星雲の攻撃を受けて、3つの超大国の大使が緊急協議を行い、軍事連合艦隊を主要議題としています。

 政治ジャーナリストConrad SterlingがVox Galacticaに提供したレポートです。

 「進展するサーゴイドの脅威への対処を求める国民の声を受けて、軍の幹部は同盟、連邦、帝国の海軍艦隊が戦争期間中、協調して活動することを提案しました。かつては考えられなかったこの考えは、HIP 22460での合同作戦が残念な結果に終わったにもかかわらず、より妥当なものとなったようです。」

 「Rachel Ziegler提督がMaxton Price提督に直接接触し、同盟防衛軍と連邦海軍が協力する方法について話し合おうとしたことを関係者は確認しています。また、Juno Rochester副提督の言う"異星人の大群を一掃するための輝かしい大艦隊"という考えを公然と支持する者もいます。」

 「しかし、政治方面ではこのような熱意はほとんどなく、同盟議会も連邦議会もこのテーマを議論しようとはしません。多くの指導者は、Salvationを援助したことで指に火傷を負い、再び仲間に手を差し伸べることを思いとどまるかもしれません。」

 「そして外部の政府や組織との協力に関心を示さない帝国の存在があります。皇帝が孤立主義の新政策を遂行する中、帝国海軍の力は同盟、連邦、独立系星系をサーゴイドの攻撃から守るために頼ることはできません。」

 「それにもかかわらず、対エイリアン機関のAegisを復活させるという構想は 継続しています。Tesreau教授の最近のシンポジウムでは、過去の失敗を避けるための新生計画が概説されています。たとえ壮大な人類艦隊を見ることがなくても、団結を求める声は別の様々な方法で現れるかもしれません。」

3308年10月27日-サーゴイド、星雲の植民地を襲撃

 California星雲内の人類居住地がサーゴイド軍から複数回襲撃を受けたと報告されています。

 California Sector CQ-Y c5やHIP 18077などの星系が多数のサーゴイド艦による直接攻撃を受けました。また、この地域のメガシップも攻撃を受けて破損し、生き残ったクルーが救難信号を発しました。

 この地域の同盟の活動を統括するTurner Research Groupの広報担当者、Harrison Gladstoneは、Vox Galacticaに次のような声明を出した。

 「California星雲でのサーゴイドとの遭遇には慣れていますが、今回の彼らの攻撃は皆を驚かせました。研究チームはこの地域のフジツボ地帯から呼び戻されました。危険すぎて人員を外に出すわけにはいかなくなったのです。」

 California星雲の植民地化は3302年に行われ、主にサーゴイドのフジツボ地帯からメタアロイを採取することに重点を置いていました。この飛び地は当初、同盟によって設立されたが、昨年、Kumo Crewがこの地域に進出し、緊張をもたらしました。

 Tau Ceti Journalは、今回の攻撃はメタアロイ市場に直接的な影響を与える可能性があると報じています。この材料を同盟から直接購入している一部の連邦企業は、商業的な不安定さを防ぐためにメタアロイの新たな供給源が必要になる可能性があると警告しています。

3308年10月27日-エイリアン平和運動プロジェクトが支持を集める

 *パイロット連盟 ALERT*

 Andavandul星系への輸送により、サーゴイド擁護プロジェクト(Thargoid Advocacy Project)は外交ミッションの準備を開始することが可能になりました。

 連邦議会議員を目指すDalton Chase知事が超党派の使節団を設立する計画を手配しました。その目的は、サーゴイドと交信する方法を探し、紛争の終結に向けた平和的な働きかけを行う方法を見出すことにあります。

 Andavandulで開催されたサーゴイド擁護プロジェクトの集会の主催者であるPolly Frenchは、メディアに次のように語っています。

 「サーゴイドとの戦争は、複数の失敗を意味します。他の知的種族との共存という想像の失敗。未知のものに対する暴力的な反応を抑制することができなかったという失敗。使者を送り、外交チャンネルを開くことで、人類の文明が平和を求めるのに十分なほど進歩していることを証明することができるのです。」

 「Chase知事の寛大な資金援助と、このプロジェクトの推進に感謝しています。またComputer Components、Semiconductors、Titaniumを輸送してくれたパイロットたち、そしてこの作戦を守るために奮闘してくれた人たちに心から感謝します。個人的には、私たちの新しい船を目にすることができて、とても興奮しています。」

 Deutsche Elite Piloten Interstellarは現在、Andavandul星系のBlenkinsop Hubですべての貢献者に報酬の支払いと戦闘債券の換金を行っています。

3308年10月25日-団結の呼びかけ

 人類中心圏の各ニュースフィードには、サーゴイドに対する全面的な軍事協力の要求が高まっていることが映し出されています。

 Federal Free Press:「遠き神カルトを連邦領域から排除したことは、Hudson大統領の失敗から国民の目をそらすための手段の一つだった。真の脅威はサーゴイドそのものであり、同盟と帝国との協力なくして彼らに対抗できる可能性はほとんどない。」

 Citizens' Chronicle:「陛下には最大限の敬意を表しますが、帝国はHIP 22460の災害で何の役割も果たさなかったふりをするわけにはいきません。この共通の敵を倒すために、私たちは十分な強さを持っているというのは確かでしょうか?」

 Old Worlds Gazette:「Aegisシンポジウムの後、副首相Angela Corcoranは三超大国合同の機関を復活させることを支持し、『衝突の大きさは我々とSirius Corporationとの協定がもたらすものより強力な対応に値する。』と主張しています。」

 The Marlin Standard:「サーゴイドが民主共和国に接近していることは、常に大きな懸念事項であす。議会は、いかなる共同対エイリアン構想も重大な関心事であることで同意しています。」

 Sol Today:「帝国人や同盟人が信用できないのは周知の事実。しかし、少なくとも彼らは凶悪な大量虐殺をする怪物ではない。それにFalkenrath将軍の名言にあるように『敵の敵は自分の使い捨て歩兵』だ。」

 The Sovereign:「我らがHeimar Borichevが信奉するエイリアン平和運動は称賛に値します。しかし、多くの独立星系は外交的でない戦略を求めています。」

 Vox Galactica:「サーゴイドに対する解決策の要求はより強くなっています。非公式な報告によると、上層部からの指示がないにもかかわらず、一部の下級市民や軍のリーダーが政治的隔たりを越えて話し合いを始めているとのことです。Aegisや他の手段による 団結を望む声が大きくなっています。」

3308年10月21日-Hadrian Duval、帝国の孤立を支持

 超大国合同の活動から帝国が撤退する政策は、Hadrian Augustus Duvalの全面的な支持を得ています。

 政治ジャーナリストのCassia Carvalhoは、The Imperial Heraldの取材に応じ、この状況をこう振
り返っています。

 「Hengist皇帝の非嫡出子であるHadrian Duvalは、長い間、皇室の "黒い羊 "(厄介者)と見なされてきました。ほんの数年前、彼はArissa Lavigny-Duval皇帝に代わって皇位に就こうとしました。しかしその後、彼は恩赦を受け、王家の肩書きや地位はないものの正真正銘のDuval一族の一人として受け入れられています。」

 「今、初めてHadrianは皇帝の決断を公然と支持しました。彼はParesa News Networkにこう語りました。『同盟や連邦から離れることは、帝国の取るべき正しい道です。帝国海軍は、我々の力を強化し敵から我々をよりよく守るために最優先されるにふさわしい。』」

 「Zemina Torval議員はこれを"偽善的な転向"と断じましたが、実際のところHadrianは常に孤立主義と伝統的な帝国の価値を擁護してきたのです。Arissa皇帝が自分と政治的イデオロギーの一部を共有していることに、彼は誰よりも驚いているように見えます。皮肉にも帝国の政策に反抗する声として現れたのはAisling Duval王女でした」。

 「元老院ではHadrian Duvalがより公的な立場で帝国に仕えるべきではないか、あるいは爵位を授けて貴族に迎え入れるのはどうかという意見も出ています。皇帝はかつて最大の脅威であった若者が忠実な同盟者に生まれ変わるのを目にするかもしれません。」

3308年10月20日-トークショー放送中の殺人事件

 Channel 07は、いくつかの帝国系ニュースフィードでライブ配信されたトークショーで、3人の出演者たちが何者かによって襲撃された映像を入手しました。

 密室となっていたスタジオに何者かが侵入して3人に発砲し、放送は突然中断されました。その後、犯人は警備員が駆けつける前に建物から脱出したようです。

 犠牲者たちの容態などは明らかにされていませんが、司会者控室のドアに張り付けられたデジタル通話用カードが現場に駆けつけた警備員によって発見されました。警察は捜査のために、このカードの内容を公表しました:

 TFZIRQRL

 この文字列は暗号化されたものだと見られています。警察はこの文字列を公表することによって、犯人の次の行動を誰かが特定してくれることに期待しているようです。

3308年10月20日-エイリアン和平船団に必要な資材

 *パイロット連盟 ALERT*

 自由党の一員で連邦総督Dalton Chaseがエイリアン和平使節船を建造するためにAndavandul星系への物資輸送を要請しています。

 現在、連邦議会議員選挙に臨んでいる自由党のメンバーであるChaseが先導するこの構想は、サーゴイド擁護プロジェクト(Thargoid Advocacy Project)の活動に使用するメガシップを提供する意向です。彼の発表です。

 「連邦の指導者は国民を守ることを誓っているが、サーゴイドへの攻撃的な対応により、全星系が大きな危険にさらされている。非軍事的な選択肢を提案するときに思い浮かべるイメージが遠き神の秩序の狂信者であってはならない。他の種族と平和的な関係を築く能力があることを証明する時だ。」

 「サーゴイド擁護プロジェクトの代表として設立された輸送船団は、停戦を求める人類の声を代表する超党派の外交ミッションです。その目的は、サーゴイドとのコミュニケーションと平和的な交渉の方法を見つけることです。想像してみてください、異種族間の外交チャンネルを。現代に平和を!より調和のとれた未来への礎を築くために、あなたの力を貸してください。」

 エイリアン平和運動の他の有名人もChase知事の議員選挙を支持しています。ICEキャスターの第一人者であるJoy Senneは、彼を「我々の希望の大使」と呼んでいます。Heimar Borichevは、Chaseが自由党の政策にサーゴイド外交を取り入れるよう、影の大統領Wintersに働きかけるつもりであることを明らかにしました。

 Deutsche Elite Piloten Interstellarは平和のためのメガシップ運動を主催することに同意し、Computer Components、Semiconductors、TitaniumをAndavandul星系のBlenkinsop Hubに輸送するための支払いを管理する予定です。また、輸送を保護するために、Deutsche Elite Piloten Interstellarはすべての指名手配船の賞金の支払いに応じます。

3308年10月19日-連邦が遠き神教を禁止

 Hudson大統領は、連邦の全星系内でOrder of the Far God(遠き神の秩序)を非合法とする議会法案を承認しました。

 Lana Berkovich国務長官の発表によると、議会は僅差の多数でこの決議を可決しました。

 「サーゴイドは国家の敵に分類され、連邦協定はいかなる国民もそのような敵に援助を提供することを禁じている。過激化したサーゴイド崇拝者が、神の名の下に我々の対エイリアン作戦を妨害する可能性があるため、積極的な対応が必要である。」

 「したがって、議会法によって、この宗教団体のメンバーは最高で10年の禁固刑に処せられる犯罪となった。この団体は連邦領域内での活動を禁じられる。拘留された遠き神信者はスパイ活動に関する情報を得るため尋問されており、多くはすでに母星で裁判を受けるため移送されている。」

 議会は、この決議が特に"非人類の軍事目的を積極的に支援する組織"を対象としていることを明らかにしました。Thargoid Advocacy Project(サーゴイド擁護プロジェクト)のような種族間のコミュニケーションや外交を促進する市民団体には適用されません。

 Galactic Interfaith Communeや同様の組織は、この新法に抗議しています。影の大統領Felicia Wintersも「このような不寛容は連邦の中核的価値観を反映していない」と主張し、反対の立場です。また、一部の議員からは他の少数宗教を信仰する有権者への影響を懸念する声も上がっています。

 遠き神教が今や帝国でも連邦でも非合法になり、その巣協会は宗教の自由を認める法律がある同盟や独立系星系にしか存在しません。真実の章の信者は、メガシップPerditionとTestamentに集合しており、その所在は不明です。

3308年10月17日-皇帝、皇室の強さを讃える

 Arissa Lavigny-Duval皇帝は、HIP 22460の戦い以降の帝国の軍事的・科学的進歩に満足していることを表明しました。

 彼女は最近、Gutamayaの造船所を視察した後、一般向けの演説を行いました。

 「帝国海軍は、さまざまな分野で進歩が見られ、活性化の時期を迎えています。私たちは、私たちの潜在的軍事力を妨げ、海軍力を弱める外部の誤った管理という重荷から解放されたのです。」

 「元老院は、この新たな目標のための資金と機会を生み出すためにたゆまぬ努力を続けてきました。新しい船と乗組員が最近の損失に取って代わり、わが国の海軍艦隊はかつてないほど強力になっています。また、多くの忠実な企業が、外世界からの劣悪な輸入品に代えて帝国の職人による高品質の技を取り入れています。」

 「軍事と商業の力の増強と並行して、帝国科学アカデミーは敵であるサーゴイドの秘密を解明するための異星学研究をリードしています。我々はProteus Wave技術の悲惨な性質を目の当たりにしてきました。しかし、代替手段を用いて独自のエイリアンに対抗する手段を開発することは、依然として優先事項です。」

 「帝国の星系は今世代で最も敵から守られています。未来がこれほど確かなものになったことはありません。1000年以上にわたる輝かしい歴史は、今こそ学び直さなければならない真実を教えてくれています。"帝国は単独でこそ、より強い"。」

3308年10月14日-連邦議会議員候補者がエイリアン和平運動を支持

 Andavandul 1の連邦知事であるDalton Chaseは、サーゴイド擁護プロジェクト(Thargoid Advocacy Project)の支援を受けて、連邦議会議員になるためのキャンペーンを展開しています。

 政治ジャーナリストSofia Trevinoによって、Chase知事のプロフィールがThe Federal Timesに掲載されました。

 「30代半ばという短い政治キャリアにもかかわらず、Dalton Chaseは困難に打ち勝つことを習慣にしてきました。彼は故郷のAndavandul星系で非常に強い支持を集め、より経験豊富なライバルを抑えて惑星知事になったのです。」

 「これは、主流派にとらわれない彼の意欲によるところが大きいです。多くの政治家がChaseのような熱意と天性のカリスマ性を主張しますが、"駆除ではなくコミュニケーション"といった鋭い表現を使ってサーゴイドについて語るリスクを冒す人はほとんどいません。若い有権者は彼の大胆さに惹かれ、ICEのキャスターも定期的に彼をプラットフォームに招待しています。」

 「最近のTheodore Pachis下院議員を襲った不幸な事件の後、連邦の最も有力な政治団体に稀な空席ができました。Chase知事は、異星人平和運動の広告塔になったという事実を除けば、最も可能性の低い候補者であるはずです。Chaseの選挙運動の主要な公約は、人類とサーゴイドの外交チャンネルを開く方法を追求することです。」

 「サーゴイド擁護プロジェクトは、Chaseを連邦議会に彼らの考えを真剣に受け止めてもらう最良のチャンスとして宣伝しています。その結果、一部のメディアから反感を買い、Sol Todayは彼が "エイリアン好き票 "に依存していると主張しています。その層におけるDalton Chaseの人気が、彼が高い地位に選出されるのに十分であるかどうか、我々はすぐに知ることになります。」

3308年10月13日-Operation Tyndareusでサーゴイドを撃退

 *パイロット連盟 ALERT*

 同盟軍はAndecavi星系をサーゴイド艦から防衛することに成功しました。

 防衛作戦は、同盟とSirius Corporationの共同対エイリアン対策部隊を擁するメガシップKumiho Skyを中心に行われました。勝利宣言はNikolas Glass提督によって行われました。

 「Operation Tyndareusは明確に勝利となりました!同盟防衛軍とSirius海軍のクルーは、Andecaviの人々をサーゴイドから守るために共に戦いました。エイリアンは数日の激戦の後、星系から一斉に撤退しました。」

 「対策部隊は多くのフリーランスパイロットとAX部隊に効果的に支えられ、彼らはKumiho Skyから報酬を受け取ることができます。この報酬の中には、エイリアンハンターのために設計されたヒートシンクモジュールも含まれています。さらに、このモジュールはSirius CorporatioのTechnology Brokersを通じて間もなく市販される予定です。」

 Edmund Mahon首相は、参加者全員に感謝の意を表し、戦略的防衛協定を実現するための長い遅れが、「ようやく価値あるものであることが証明された」と述べました。

 これに対し、Nakato Kaine評議員は、多くのサーゴイド艦が人類軍に圧倒される前にハイパースペースに撤退したという目撃者の報告を取り上げた。さらに加えて:

 「Sirius Corporationの関与がなければ、Andecaviでの結果は違っていたのでしょうか?最近の他の星系でも、いくつかの紛争がまだ互角である間に、サーゴイドが撤退するのを見たことはあります。この軍事協定は、ADF単独では達成できなかった何かをもたらしたのでしょうか?」

3308年10月11日-被験者D-2がAzimuthを拒否

 Project Seraphの生存者であるSeo Jin-aeがAzimuth Biotechからの援助の申し出に対し、今後一切の接触を拒否しました。

 彼女は現在、Alba Tesreau教授に保護されており、同教授は次のように述べています。

 「SeoさんがRademaker氏の提案を激しく拒否していることは、驚くことではありません。彼女は何年も前に誘拐されたことや、Oaken Pointでの侵略的な実験について、恐ろしい詳細を私に話してくれました。Azimuthの工作員に狙われているという恐怖が消えず、友人や愛する人を守るために元の生活から完全に隔離されました。現状では、彼女は自分の苦しみに責任がある組織を信頼する理由がありません。」

 「Seoさんの健康状態は改善されましたが、大脳皮質に移植された重要な神経インプラントは、サーゴイド艦とのインターフェースとして設計されており、決して取り外すことができないと聞いています。彼女の許可を得て、私たちはSeoさんに施された手術の方法と、彼女が主張する"サーゴイドの雄叫び"の解釈について、より深く理解するために取り組んでいます。Ishmael Palin教授とRam Tah氏に連絡を取り、協力を要請しています。」

 Azimuth BiotechのTorben Rademaker CEOはこの反応に失望を表明し、Seo Jin-aeの正常性に疑問を呈しました。「情緒不安定なD-2はTesreau教授と他の元Aegis過激派による強制に弱いかもしれません。我々の医療チームは、Oaken Pointの外科医が行っていた処置の詳細を記した記録にアクセスすることができます。TesreauがD-2を本当に治す機会より個人的興味を選択をするのは賢明ではありません。」

 関連するニュースとして、いくつかのニュースフィードはAegisの復権に対する一般的な支持の最初の上昇を報告しています。シンポジウムに出席した後、副首相のAngela CorcoranがOld Worlds Gazetteに語りました。

 「Operation Tyndareusが開始され、部隊はAndecavi星系の保護に従事しています。しかし、同盟は対エイリアン防衛をSirius Corporationだけに頼るべきではありません。Aegisの復活は真剣に検討するに値するオプションであると信じています。」

3308年10月10日-Winters、サーゴイド教団への弾圧を糾弾

 Popontia紛争と遠き神カルト信者の大量逮捕は、連邦全土で市民的・政治的批判を浴びています。

 影の首相Felicia WintersがThe Federal Timesに声明を発表しました。

 「サーゴイドを支援する組織が監視下に置かれるのは論理的なことです。しかし、それは宗教的信条を理由にした市民への過酷で抑圧的な扱いを正当化するものではありません。連邦協定は、法律に違反しない限り、彼らの礼拝の権利を保護するものです。」

 「連邦海軍情報局はカルト教団が機密資料をばら撒き、対エイリアン作戦に損害を与えたと非難しています。その証拠を高等裁判所に開示し、法的な判断を下すことを可能にすることを要求します。」

 「私はまた議会に対し、国務長官が提案した"遠き神の秩序"を非合法化することを拒否するよう要請します。これはHudson大統領の権力基盤を支えるための露骨な努力にほかなりません。」

 Sol Todayが行った複数選択式のアンケートでは、教団員を表す言葉として「裏切り者の卑怯者」を選ぶ人が過半数を占め、Hudsonの命令が支持されていないわけではないことが示されました。しかし、Federal Free Pressの世論調査では、多くの市民が「妄想しているが本質的には罪のない人々」に対する敵対行為に不快感を抱いていることが示唆されています。

 現在、メガシップPerditionとTestamentは、人類中心圏からPleaides間の標準的なパトロールから引き上げていますが、これはおそらく連邦からのさらなる敵対行為を回避するためでしょう。Alfred Ulyanov博士の観察によると、教団の連邦市民は、わずかに残った"真実の章"の信奉者と共に、現在これらのメガシップに集中して乗船しているとのことです。正統派の遠き神巣教会は、現在も同盟星系や独立系星系で運営されていると思われます。

3308年10月7日-Azimuth:「私たちはD-2を助けることができる」

 Azimuth Biotechが先日のAegisシンポジウムに乱入したProject Seraphの生き残りである被験者D-2への支援を公式に申し出ました。

 この女性は現在Seo Jin-aeと確認されており、火曜日に突然イベントに現れました。彼女はProteus Waveの起動後にHIP 22460で聞かれた「サーゴイドの雄たけび」に関する知識を持っていると主張しています。これは彼女がサーゴイド船のパイロットを作る実験に参加したことと関係があると推測されています。

 Alba Tesreau教授が声明を発表しました。

 「Aegisの他の元メンバーと一緒にSeo Jin-aeを保護しました。彼女は現在、民間施設で治療を受けています。Seo Jin-aeさんの安全と福祉は私の責任下にあります。」

 Azimuth BiotechのCEOであるTorben Rademakerは、公的なチャンネルで次のような宣言をしました。

 「D-2として知られる人物に心から同情の意を表し、支援を提供したい。この悲劇的に虐待された個人は、元Aegisの職員のランダムな取り合わせでは、ほとんど助けを得られないでしょう。数十年の研究と異種生物学の専門家により、Azimuth Biotechは彼女の身体的、精神的健康を評価するのに適しています。」

 「もちろん彼女の健康は私たちの最大の関心事ですが、D-2が何らかの形で サーゴイドの通信を解釈できる可能性は無視できません。我々は彼女がこの能力を探求するのを助けることができ、それはサーゴイド種について重要な洞察を与えるかもしれません。」

 「HIP 22460とHIP 26176にあるProject Seraphの施設はSalvationの直轄で、社全体には隠されていたことも明らかにしておかなければなりません。この施設の発見は、皆さんと同じように私にとっても衝撃的な出来事でした。Azimuthの長い歴史の中で、このような誤った計画が行われていたことは、個人的にも残念でなりません。私たちは、Salvationの過ちを償いたいと考えています。」

3308年10月6日-Operation Tyndareusがサーゴイド艦隊に対応

 *パイロット連盟 ALERT*

 同盟はAndecavi星系をサーゴイドから防衛するため専用部隊を配備しています。

 Operation Tyndareusと名付けられた対エイリアン対策部隊は、Sirius Corporationと共同で同盟防衛軍によって最近準備されていたものです。これは、超大国とメガコーポの戦略的防衛協定が批准されたことを受けてのことです。

 提督会議のSirius Navy代表Nikolas Glass提督の発表です。

 「サーゴイドが同盟領を侵犯したことが、Operation Tyndareusにこの新しいパートナーシップを試す機会を提供した。Sirius Corporationから提供されたメガシップはこのような事態に備えて戦闘準備を行っており、Kumiho Skyは移動拠点としてAndecavi星系に直接ジャンプしている。ADFはエイリアンの軍に対する反撃の先陣を切ることになる。」

 「対エイリアン統合作戦はまだ初期段階であり、独立系パイロットに追加支援を要請する。Sirius Corporationは、十分な数のサーゴイド艦を破壊した者にPre-engineered Heatsink Moduleを授与する。」

 Andecavi星系では過去48時間以上、サーゴイドの存在が報告されています。しかし、他の星系への最近の侵略と同様、ステーションはまだ攻撃されていません。Sirius Corporationは7日以内にKumiho Skyに運ばれたサーゴイドの戦闘債権を換金します。

3308年10月6日-「真実の章」敗北

 *パイロット連盟 ALERT*

 Popontia星系での戦闘は、連邦軍が「真実の章」分派の擁護者を圧倒する形で終結しました。

 新たに立ち上がった「遠き神教」の分派は、Workers of Popontia Freeによって守られていましたが、最終的に敗北しました。Popontia Incorporated総督のNadia Machadoの発表です。

 「援軍や独立系パイロットの支援により、この星系での武力抵抗は鎮圧された。Hudson統領の命令に従いサーゴイド崇拝者は拘束され、連邦の捜査のためにメガシップDedicantが押収されることになる。」

 Machado総督は、作戦に参加したすべてのパイロットはRyman Marketで報酬を受け取れるようになったと付け加えました。敗北したにもかかわらず、Workers of Popontia Freeの労働者たちもRyman Marketで支払いを受けられます。

 残る2隻の遠き神教のメガシップTestamentとPerditionは、連邦軍のさらなる攻撃を避けるため予定されていた旅程を放棄し、不明な場所にジャンプしています。これに先立ち、第一使徒はTestamentからメッセージを送信しました。

 「真実を隠蔽しようとする試みは失敗する運命にある。遠き神の前兆は我々の空に燃え広がり、ますます近づいている。我々は人類の避けられない滅亡の時を待っている。」

3308年10月4日-Aegisイベントで乱入者騒ぎ

 悪名高いProject Seraph実験の唯一の生存者がAegisシンポジウムに現れ、ライブの聴衆を驚かせたと伝えられています。

 Vox GalacticaのジャーナリストAllan Mantleが現場レポートを発表しました。

 「最近リークされたHIP 22460で聞かれた"サーゴイドの雄たけび "についての議論を中断して、その叫び声は会議場の全員を驚かせました。みすぼらしい服装の小柄な人物が警備をすり抜けてステージに上がり、仲裁に入ろうとした数人の警備員の制止を振り切り、私たち全員が驚きをもって見守りました。多くの人が攻撃を恐れて逃げ出しましたが、Alba Tesreau教授は立ちすくんでいました。」

 「薄汚い女性は、自分の名前はSeo Jin-aeだと声を荒げて叫び、Tesreauに向かって『私を知っているだろう!』と付け加えました。侵入者が何かを見せようと袖をまくると、私が使っているドローンカメラが彼女の前腕にインクで焼かれた"D-2"という記号をはっきりととらえました。」

 「そして彼女はTesreau教授を掴み、『他に行くところがないんです。私は…』彼女はスクリーンのHIP 22460 Thargoidの音声分析が表示されているところを指差しました。『それが何を意味するのかわかると思う。来るものを止めるには遅すぎる。』」

 「Tesreauは直ちに警備に引き下がるよう命じました。彼女はAegisの他の元メンバーに助けを求め、一緒にその女性をステージから退場させました。数分後にはシンポジウムの主要な講演はキャンセルされ、二次的な討論がメインステージに移されるとの発表がありました。」

 被験者D-2はHIP 26176星系で放棄された集落Oaken Pointが発見されたときに初めて明らかになりました。その記録には、Project Seraphがサーゴイド船の人間のパイロットを作ろうとしていたことが書かれており、D-2はそこから連絡船に潜り込んで逃亡したのでした。6月、D-2はTesreau教授に接触してDG Canum Venaticorum星系のINRA基地を暴露し、Salvationの正体が当時のAzimuth Biochemicals社のCaleb Wycherley博士であることを明らかにしました。

3308年10月3日-Aegisの枠組み作り

 三超大国の対エイリアン機関であるAegisの再編案を概説する3日間のシンポジウムが始まりました。

 このイベントは惑星Biggs ColonyのNew Apollo Cityにある国立会議場で行われています。主催者はAegisの元研究責任者であるAlba Tesreau教授です。出席者への開会の辞で、彼女はこう言っています。

 「HIP 22460で戦争を終わらせることができなかった余波で、人類はこのサーゴイドとの戦いに囚われたたままです。私たちは軍事行動に過度の集中をしてしまい、この種族を真に理解することができないかもしれないと考えています。Aegisの協働的な性格はこのような研究に理想的でしたが、内部と外部の圧力で閉鎖されました。私の目的は同盟と帝国と連邦に閉鎖を撤回するよう説得することだと公式に宣言します。」

 組織を改革するための詳細な計画は、Carter Armstrong、Mia Valencourt博士とYazhu Xingを含むAegisの他の元メンバーによって発表されました。不始末や低い士気など、Baumannレポートによって強調されたいくつかの問題は、公然と取り上げられました。観衆にはが、当初Aegisの過失の例として見られたメガシップAlexandriaの損失が、Azimuth Biotechの工作員による妨害行為とハイジャックによるものであったという証拠が提示されました。

 また、エイリアンとの和平運動と、ICEキャスターのJoy Senneが先週リリースした人気のオーディオパッケージについても質問されました。Tesreau教授は次のように述べました。

 「私やAegisの元スタッフは、Thargoid Advocacy Project やそれに類するグループには関与していません。しかし、私は常に種族間のコミュニケーションの方法を研究することが優先されるべきであると信じています。」

 イベントの初日には、政治家、科学者、海軍士官、ジャーナリストが出席しました。最も注目されたのは、同盟副首相Angela Corcoran、連邦大使Jasmina Halsey、影の副大統領Isolde Rochesterなどでした。帝国からの代表はいませんでしたが、Marlinist植民地からの代表団が議事を傍聴しました。