FF13
第11章より、ライトニングからスノウへの言葉。
スーリヤ湖途上での野営中、スノウは高い丘の上で、セラの涙に天上のコクーンを透かし見る。
ライトニングも同じことをし、二人はそれぞれにセラの声を聞く。
そして、ライトニングは遠まわしにスノウとセラの結婚を認め、彼も力強い言葉で応える。
しかし、一抹の不安を抱え、スノウが呟く。
スノウ:「また会えるよな……?」
ライトニング、スノウの背中を拳で後押しする。
ライトニング:「違うだろ」
「前だけ見てろ 『必ず会える』だろ」
「夢を見せたのは おまえだ……」
スノウ:「義姉さん?」
スノウ、微かに振り向き、ライトニングの涙に気付く。
スノウ:「全部終わらせて一緒に迎えに行こうな」
ライトニング、一歩分距離を縮め、スノウの背中に寄り添う。
ライトニングが誰よりセラを大切に思っているのは明らかだが、
彼女ひとりだけでは、セラを救おうとする意思を貫き通すことはできなかった。
(第3章にて、冷静に徹し、ライトニングがセラを見捨てようとした時も、
スノウだけは最後まで彼女を守りとおそうとした)
気付かないうち、ライトニングもスノウの楽天的かつ、まっすぐな気性に助けられていたのである。
だからこそスノウには、前だけを向いていてほしかったものと思われる。
劇中数少ない、ライトニングが「弱さ」を見せるシーン。
その弱さを誰かに吐露するような場面は、このシーンだけといってもいいのではないだろうか。
スノウの包容力が上手く表現されているシーンでもある。
本編中、彼はイベントに恵まれていない部分があり、プレイヤーによっては「単にウザイ奴」という印象をつけてしまった気がする。
このようなシーンがもう少しあったら、その印象も大分変わったと思うのだが。
DFFOO
NT発売記念でボイススタンプ化。
いたスト30th
ミュージアムの美術品「前だけ見てろ」として、この台詞の場面が選出されている。
コメントしてくれるのは、アリーナ(DQ4)、ギルガメッシュ、ライトニング本人。