3話>>189

Last-modified: 2009-07-06 (月) 11:58:15

233 名前:189[] 投稿日:2009/06/04(木) 21:24:53 ID:wi6tLpyA
自分の記念すべきパピ取り10回目のPTの時。
2回目のロットに負けた後、深夜2時を回っていたので
さすがにPTを抜けてログアウトすることにした。
しかし、残ったメンバーはまだ補充して続けるつもりだった。

そこで自分の代わりに誘われたのがリーダーだったのだ。
PTでの会話で自分が言った「自分はこれで10回目!w」
という愚痴セリフを覚えてたメンバーが、自分が抜けた後に
「あの人次で11回目だ」と言っていたということだった。

さらに、後になってわかったのだが、
リーダーはPTを集める際、その事を覚えていて
自分を見かけた時に真っ先に誘おうと思ったが、、
自分に渡すことを全員に了承を取るために、
5人を集めてから自分を誘ってくれたのだ。

 

 

238 名前:189[] 投稿日:2009/06/04(木) 21:33:00 ID:wi6tLpyA
俺はリーダーに対して、

「こいつは絶対地雷」
「こんな礼儀知らずまだいるんだな」

ずっとそう思ってた。
それなのに、一緒にPTを組んだことも無かった人が、
フレでもLSメンでも何でもない自分のために、
自分に一番目を譲るために、誘ってくれた。

この時は画面が見れなくなるほど、涙がしばらく止まらなかった。

恩を返すため、泣きながら再びコントローラーを握り締めた。
絶対にあと二つ取るまで今日は諦めない。
いや、今日取れなくても、これから先、
必ずこの人たちの為に駆けつけよう。

そう決心した。
しかし・・・

 

 

244 名前:189[] 投稿日:2009/06/04(木) 21:47:04 ID:wi6tLpyA
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはリーダーが骨を釣りにいったと
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったらいつのまにかパピが連続ドロップしていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    催眠術だとか超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 

 

246 名前:189[] 投稿日:2009/06/04(木) 21:59:47 ID:wi6tLpyA
せっかくの覚悟と決意だったが、それはそれとして
二つとも数匹でドロップw

PTメンバーは大満足で大盛り上がり。
「yったな」と、リーダーも興奮気味だった。

ジュノに戻ってマートの前にリーダーと並んだ。
一緒に限界を越えられることを喜び合った。

限界を超えてからもすぐに解散せず、会話も弾み、全員とフレ登録をした。
居心地のよさをみんなが感じていたが、いい時間になり、解散のときがやってきた。

また一緒に遊ぶことを約束して、おやすみの挨拶と共にログアウトした。

長かったような短かったような、夢のような時間だった。

 

 

249 名前:189[] 投稿日:2009/06/04(木) 22:17:10 ID:wi6tLpyA
その後次の日から6人で固定PTを約束した。
結局固定パーティは60レベルまでだったけど、
バランスや効率を気にせず、楽しい時間を過ごした。
レベリングだけじゃなく、ミッションやクエストもやった。
最高の仲間たちだったが、ひとり引退、またひとり引退としていき、
最後までチャットが苦手だったリーダーも

「またね」

というセリフを最後に引退していった。

 

 

253 名前:189[] 投稿日:2009/06/04(木) 22:47:24 ID:wi6tLpyA
この時の話を思い出すと、楽しかったからこそ
あれから数年経った今でも寂しくて切ない気持ちになる。

でも「かげがえのない大切な思い出」だからこそ、
この話はにこやかに笑いながら、暖かい気持ちで話したい。
そういう思い出にしたい。そう思いながら書きました。

とはいえ、少し興奮しながら書いたのでナが白になってたり、
誤字脱字が多いかもしれませんが、なんとか脳内変換して下されw

長々と付き合ってくれてどもでした!終わります。

 

 

256 名前:189[] 投稿日:2009/06/04(木) 22:55:12 ID:wi6tLpyA
>>253
「かげがえのない大切な思い出」

うはwwwくっそwww
大事なところでミスったw