17話>>250

Last-modified: 2015-03-19 (木) 15:53:09

携帯ですのでチマチマかもしれませんが投下します。もう古い話です。

初期組です。初めて他人と話せるオンラインゲームに感動したのを覚えてます。LSってなんなのかわからなかったけど
時間帯が合う何時も遊ぶフレが「LS作るから一緒にやらないか?」と誘ってくれたのでLSに加わることにしました。
「もまえら」とか「ふじこ」とか「きぼんぬ」とか当時は訳の分からない単語がと飛び交うが
面白かった。なかでも肉球(モンク)さんが大好きだったです。近所に住んでたら友達になりたいと本気で思いました。


LSでは毎日会話が垂れ流しでした。ただ私が発言すると会話が止まったのを覚えてます。
そのときは話題にのれてないと思い、みんなと共通言語で話すため2CHなどを読んで勉強しました。
わざと当て字で会話するのか、ふんふんと納得したりしました。
LSで年末を迎え、みんなで南グスタから初日の出をみて感動したのを覚えてあいます。
このLSが大好きでした。


ある日、みんなでマウラに行きました。私は新しい町にいけた喜びからNPCにかたっぱなしから話しかけました。
そしてサポJOBのオファーを受け、嬉々としてLSで報告すると全員無言になりました。
「時間あるとき手伝ってね」と言っても無言でした。


みんなはサポJOBを修得して、ジュノに上京してた。自分はマウラで必死にボギー討伐SHOUTしてた。
LSで話しかけてもスルーされる意味がよく分かりました。普通はセルビナでオファーを受けるようで。
ボギーが落とす血染めの衣をGETするのは並大抵じゃなかったのです。18人集まって1個ドロップに全員ロット。これを何回か繰り返しました。
私が何回目かの主催で何回目のロットでやっとGET。嬉しくて見ず知らずの同行者に「やったよぉぁぁぁ!」と
tellしたのは良い思い出です。でもあのときのあの人にはいい迷惑だったかもしれない。


サポをとり、回りをみるとふと気が付きました。ヴァナに「肉球さんがいない」のです。
私のスルーされがちな話題を拾い、彼のマニアックな話題に私がのるという何時ものやりとりがない。
LSの人達にきくと衝撃の事実。「引退したよ」と。体にポッカリ穴が空いたような虚無感を感じました。
なんで教えてくれなかったのかなぁ。
それから数日後、LSリーダーがヒュム子さんを連れてきました。
手伝いや会話をスルーされる辛さを感じるのは、この賑やかなLSでは更に酷です。私は積極的に彼女の手伝いをしました。
二人でPT組むことも多く、素材を狩ったりしました。長く一緒にいると仲良くなりいろいろな会話をしました。

 

「私さんはリアル♂ですか?」
「はい」
「彼女いますか?」
「はい」
「へーw」
「今まで辛かったことありますか?」
「サポ取りかな。LSの人達が先に進めて、置いてかれたことかな。SHOUTで人集めとか大変でした」
「へーw」

 

そしてその日はログアウト。別の日にヒュム子さんからアイテム取りを手伝ってほしいと言われ、SHOUTしてメンバーを集めました。LSメンバーもきてくれました。しかし段々とヒュム子さんに無視されはじめました。
まあ、別にいいかな、とおもっていたある日。LSをつけるとジュノ教会に集まれ、とリーダーが発言。言われるまま向かいました。
イベントかと思い、覚えたばかりの「祭りだ、わしょーい」という言葉をあげ教会の扉をあけました。そして始まりました。


リーダーが祭壇の前に立ち、LSメンバーが両サイドにならび私はリーダーと対面に立たされました。
そして「今からLS裁判を始めます。罪状は【装備借りパク】【ギル借りパク】【ヒュム子さんに粘着】」
私は「誰がやったんです?」というとメンバーは「はっ」「しらじらしい」「くせーくせー」とemをまじえ発言した。

 

「まさか私、ですか?」と聞くと
「その通り」と一斉に言われた。
「弁解があるなら聞いてやるよ」とリーダーが冷淡に言いました。いや文字だから分からないけどそんな空気を感じました。

 

「誤解ですよ。全部。誤解っていうか全部無い話ですよ」
「俺らが嘘言ってると?」
「そうじゃないとおもいますが。」
「2年以上も一緒にいたのに信じられないなんて私って最悪」
「じゃあギルや装備は誰のものを借りパクしたの?名前だしてみてよ」
「名前だせか。被害者はリーダーのフレだよ。プライバシーのため名前は出せない。それに2CHみてるやつは晒すからダメ」
「晒さないよ。それに2CHみてるのはみんなと会話を合わすためだよ」
「上から目線かよ?俺達は会話合わせて下さいなんて頼んでないし」
「いやそうだけど」
「あとヒュム子に粘着はどう説明する?」
「ヒュム子さんから頼まれて手伝うだけだよ。粘着してない」
「私さん、いつも何か手伝うことない?てtellきて気持ち悪かった。きもー」
「そういうこと言ったことあるよ。でもそれは普通じゃない?」
「キモオタの普通は普通じゃないからな」
「ねぇ、ずっと仲良しだったのに、どうしたの?」
「はっ!サポ取り手伝わない事、恨んでるくせに」

 

なにがなんだかわからなくなりリアルで泣きました。頭が痛くなった。
最後に「キックがいいか、パールを棄てるか選べ」と言われパールを捨てました。
その後LSメンバーからtellで更に罵倒されました。すぐログアウトしてPOLからLSメンバーをフレ削除しました。
肉球さんの名前があり、そこで引退した相手に「元気ですか?」と一言メッセージを送りました。
肉球さんが引退して1年近く。辛さと寂しさが溢れました。

 

暫くはインしないか悩みましたが、彼らに負けた、と自分で思いたく無かったので
ログインしました。ヴァナですっかり対人恐怖症になり、なにも活動しない日が続き、ログインしてる意味がないと知り半引退しました。
暫くログインしない日々が続きましたがリアル友人が何人かFFデビューした、と聞き
なんとなく久しぶりにインしてみた。するとPOLにメッセージが届いていました。
びっくりしました。なんと肉球さんからでした。次へ

 

メッセージは5通に渡りいろいろ書いてありました。
『さよならも言わず引退をしてごめんよ。結婚がきまり急にバタバタしてしまった。
あのあとなんか私さんが大変な目にあったと聞き、メッセージを送りたくて一時的にFFをインスコしました。
リーダーと俺はリアフレで事情を聞きました。リーダーは私さんがヒュム子と仲良くしてたのが気に入らず追い出してしまったそうです。
ヒュム子って俺は知らないけどリーダーは身ぐるみ剥がされ捨てられて、初めて冷静になったそうです。
彼も引退して今はもう居ません。俺も引退してますが、もしこのメッセージをみて、良ければヴァナに復帰してくれませんか?
俺は私さんがリアフレだったらいいな、と思うほど大好きでしたし楽しかったよ。引退した俺に元気ですか?てメッセージくれてありがとう!』
私はまた泣きました。グリンマイルみても泣かない私ですが泣きました。泣いた、とか書きたくないけど泣きました。

 

あれから何年か経って今のフレに話すと笑って「私さんはキチガイに合っただけ」と笑われました。
私は「あのLS裁判のとき誰も弁護してくれなかくてきつかった」というとフレはまた笑って「だから全員いっちゃってるんでしょ?」
「自分らが2CH見てて見てるやつは信用できないとか、誰が被害者か名前だせないなんて小学生だよ」
「いや当時はきつかったよ」
「バカだな~私さん。笑ってあげるから忘れなよ。」と言われスーと何かが晴れました。
仕事さぼりつつ板みてたらそんなこと思い出して書いちゃいました。終わりです

 

みなさん、コメントありがとうございます。リーダーもおかしいですがヒュム子さんも相当なものでした。あと当時のメンバーも。
今は楽しくやっています。フレもLS問わず沢山できましたが肉球さんからのメッセージと現在のフレが私の過去を笑い飛ばしたことで救われました。
笑われたときは正直ムカッときました。長年悩んだし、気にしてたこと、自分の態度に落ち度があったのではないか、とか。
もっと真剣に「うんうん」ときいて傷をなめてくれるのを期待してましたがまさか笑い飛ばすとは。でもそれが私の心のつかえを吹き飛ばすなんて。
フレに泣いてフレで笑う。可笑しなものですね。ではROMに戻ります