5話>>210

Last-modified: 2009-07-06 (月) 14:08:15

210 名前:既にその名前は使われています :2009/06/17(水) 11:15:11 ID:ieV/EfO/
作文得意じゃないのでだらだら長くなりますが投下します!
見苦しいところあったら許してください。

主な登場人物
私 もいん
相方ひゅむA
敵 Bもいん

Bを最初に知ったのは素材狩りをしてた某所Aだった。
仕事柄一日の時間を自由に使える私は日本人の少ない深夜を選んで某所Aにこもり続けたが
Bもまた同じように某所に現れ、
限られた敵を倒しては他所で時間を潰して POPタイムに舞い戻ってくるという
私とまったく同じ行動パターンだった。
お互い沸いた敵を取り合うことはしなかったが、沸き待ちで無言のにらみ合いになったこともある。
しかも相手も自分と同じキャラで同じジョブ(シーフ)であったため
私のBへの敵対心も上昇していくのだった。

 

 

211 名前:210 :2009/06/17(水) 11:18:04 ID:ieV/EfO/
また別の素材も定期的に某所Bへ取りにいっていたのだが
そこへもBが現れる。
ターゲットの獲物、活動時間、行動パターン、おそらく完成品目も同じであることが予想された。
ライバルに対する牽制をNAがよくやるように、
わたしもBをみつめたし、Bも私を見つめ返してきたが言葉を交わすことはなかった。
装備品も自分のコピーかとおもうほどあつらえたように同じだったのがまた癪に障る!

 

そんな折、相方Aと、共通のフレであるCほか数名とともに
おおよその期間を決めてリンバスLSを立ち上げることになった。
基本的に知り合い中心にメンバーを集めていこうということになり、
初日は軽く顔合わせを兼ねて総勢16名でアポリオンへ遊びがてら行ってみようということになった。
LSを配る前にジュノ港に集まったメンバーを相方が中心になってPTにくみこんでいった。

 

 

214 名前:210 :2009/06/17(水) 11:24:56 ID:ieV/EfO/
「よろしくですぅ~」
チャットウィンドウにBの名前が表示されたとき、
私は思わずリアルで「アッ」と声を漏らした。
それまでずっとBをNAだと思っていたのだ。まさか日本人だったとは…!
私はすぐにtellでAに誰の知り合いか訊いた。

 

私「Bさんて誰かのフレなん?」
A「一応俺のフレだよ、最近あんま交流なかったけどPMとZM一緒にクリアした」
A「Cさんとかもフレ登録してると思うよ」
私「そうだったんだ」

 

当初私は白黒吟で主に参加することに決まっていたが、
その日はAに頼み込まれて苦手な赤での参加となっていた。

 

 

216 名前:210 :2009/06/17(水) 11:27:25 ID:ieV/EfO/
A「ごめんな、今回だけ赤たのむよ、Bが後衛は白と詩人しかないらしいんだ」
私「まあいいけど、赤はメリポの強化も全然だしレベル上げ終わってからろくに出したこともないからなあ」
A「Bがもうすぐ赤75になるようだし、来週には赤で出てみたいって言ってたぞ」

 

そんな会話をしながら、内心快く思っていないBとAが色々やり取りをしていたのかと思うと
少々穏やかな気持ではいられず、ぼんやりとした焦りとか不安を感じていた。

 

(「ジョブまでかぶってるとかまじ鬱だわ…」)

 

もやもやした気分のままアルタユからアポリオンへ入り、NWを待っているとき
離席中ヒーリングをしていたAにもぐりこむようにBがヒーリングを始めたのが目に入った。

 

 

217 名前:210 :2009/06/17(水) 11:32:26 ID:ieV/EfO/
(「む、なにやってんだ!」)

 

私「ちょっと! 離れて!! なにやってんのおおおお」
私はとっさに離席とわかっていてもAにtellしていた。

 

Bは離席中のAに「/blush」をしたりしてふざけている。
私はフクザツな心境だった。
他人にはできるだけ自分の心境を悟られたくない性格ではあるが自分は非常に嫉妬深い。
自分の相方にちょっかいを出されると不愉快でたまらない。
そのことを相方にストレートにぶつけることも苦手である。
そんな自分がもどかしく思うときもあるが、Aは私を絶対に傷つけないと信じていた。
だから私は取り乱した姿をあまり見られずに済んでいるのだろうが
キャラでのお遊びとはいえ、相方にじゃれつくライバルを見て心穏やかではいられなかった。

 

 

218 名前:210 :2009/06/17(水) 11:33:26 ID:ieV/EfO/
やがてAが離席からもどり、tellに気づいたらしくすぐにその場を離れた。

 

A「キニスルナ」
私「・・・・いや、気になるよ」
A「俺はBのことをなんとも思ってないからキニスルナ」

 

とはいえ私のBへのヘイトはMAX。

 

 

226 名前:210 :2009/06/17(水) 11:45:09 ID:ieV/EfO/
あーごめんなさい、相方=210のリア&う゛ぁな彼ですー
まぎらわしくてごめん。
せっかくですがちょっと外でなきゃなのでまた後で続き書きます

 

 

303 名前:210 :2009/06/17(水) 22:07:58 ID:ieV/EfO/
遅くなりました。

数日後、白門でAと一緒にレベル上げの球出しをしながら雑談しているとき
Bが赤AFに身を包んで私たちの傍らを走り抜けて行った。
しかし少し先で私たちに気づいたのか、引き返してきてAの正面に立ち
Aに「/joy」をした。
私とAとのtell会話の流れが急に止まる。
どうやらtellで何か話しているらしい。
何を話しているのか猛烈に気になったが黙っていた。
やがて話が終わったのかBはAに/waveして走り去っていった。

私「全然うちのこと眼中になさそ、カノジョ」
A「一回しか会ってないし覚えてないんじゃないの」
私「いや、前からBさんはうちとは顔見知りなハズだよ、某所でね!」
A「なにそれw」

 

 

304 名前:210 :2009/06/17(水) 22:10:03 ID:ieV/EfO/
私は先に書いたBとの出会いについてAに簡単に話した。

 

私「もう長い付き合いっていってもおかしくないし、まあうちは外人と思っていたけど」
私「露骨に無視されてるような気するけどなー」
私「まあわたしも無視したけど(-_-メ)」
私「ところで彼女、うちらがリアでも付き合ってること知ってるん?」
A「俺からは特に何も言ってないよ、わざわざ言うことでもないし」
私「ふーん」
私「あの人Aのこと好きなんじゃない?」
A「まあそうじゃないかな、俺が言うのもへんだけど度々絡んでくるね」
私「まじで?」
A「うん、リラコサねだられたことある^^;」
私「(ノ ゜Д゜)ノ == ┻━┻」
私「それでどうしたん?」
A「ムリって言ったお」
A「それに俺はあいつのことなんとも思ってないし、ちとかまってちゃんなとこあるしね」
私「内心穏やかじゃないんだけどな!」
A「だからキニスルナってw

 

 

305 名前:210 :2009/06/17(水) 22:21:26 ID:ieV/EfO/
翌週リンバスのとき、私はまたAに懇願されて赤で出動するハメになった。
Bは詩人だった。
じわりとストレスの波が忍び寄る。
その翌週もまた赤だった。
そろそろリアルで泣き出しそうになっていた。
表向きの主催はAであるし、Aのためにも不足ジョブを補いたいという気持もあったし
全員が我が儘を通せば成り立たないのもわかっている。
けれど、メンバーをみれば他に赤をできる人がいるのもわかる。
AF2を着てそこらじゅう元気に走り回っている人もメンバーの中にいる。
私は後衛しか出来ないわけではないし、
シのほかにナ忍モ侍もきちんと出せるようにしている。
アタッカーしか出来ない人が「多い」現実もあるが
なぜそれをAはいつまでもやりくりしてくれないんだろう?
やりくりできない事情があるならなぜ説明してくれないんだろう?
私から聞かなければいけないことなのか
しかし、この精神状態で訪ねると、思わずけんか腰になってしまいそう、、と思うと
なかなか切り出せない。

 

 

309 名前:210 :2009/06/17(水) 22:31:18 ID:ieV/EfO/
ストレスをためながらリンバスは続く、
Bは参加するたびにAに/followしたり、うっとうしいエモーションを使い続ける。
何かとAと親密であるというそぶりをP会話でする。

B「A!今度銘入りの楽器作って!」
B「Aのフェイスタイプめちゃいいよね~ そのキャラになら何されてもいいかな~」
B「四季(悪日)いかない? Aもちろんいくよね? @4人募集中~」

また、私はAとは別にナイズルアサルトを終わらせていたのだが

B「あら、A終わってないなら固定で一緒にのぼらない?終わってない人でメンバー集めるよ」

などなど、どんどん積極的に話を進めていくのだった。
結果的にAもいい機会だと思ったらしくナイズル固定に参加することになったが
私はそれが気に入らなかった。

 

 

311 名前:210 :2009/06/17(水) 22:34:07 ID:ieV/EfO/
ただ私とAはリアルでも歩いて15分ほどの距離に住んでいたため
頻繁に会うことができたし、FFが全てではなかったので
出来る限りFF内でのことには目をつぶるようにしていた。
Bに対する不満や心配もAには会って話したりしていたし、
Aの態度からこちらが気に病むことではないと判断できた。
とはいえ、実際にゲーム中のやり取りを目の当たりにしているときは
気分も悪いし不愉快だよ。

 

 

312 名前:210 :2009/06/17(水) 22:35:40 ID:ieV/EfO/
やがて半年ほどたち、もともとホマム・ナシラ目的のメンバーも少なかったことから
戦利品も当初の目標を達成するまで行き渡り
固定活動は休止となった。
ほしい素材ができたら声を掛け合って行くようにしよかと言うことで実質上流れ解散
となった。
Bとも顔を合わす機会は激減した。
余談だが、最後まで私は赤だった(-_-)
(おかげさまで赤魔道士も成長しました)

 

 

314 名前:210 :2009/06/17(水) 22:39:44 ID:ieV/EfO/
私とAはごくごく親しい者だけあつめて軽いノリでヴァナ婚をした。

 

私「Bさんも呼べば!」
A「よぶかw」
私「呼んでくれないとすねるよ! みせつけるんダ」
A「女はこわいのお」
A「まあ声かけてみるよ」

 

Bは来るとは言っていたらしいが当日姿をみせなかった。
このことで私とAは公認の間柄であることを主張したかった。
参列しなくても、婚礼があることを知っていれば納得しただろう、私はそう思った。

 

 

317 名前:210 :2009/06/17(水) 22:51:10 ID:ieV/EfO/
その後、Bがぱったり姿を見せなくなった。
一部では鯖移転したという噂も聞かれたが、特にAに確認はしなかった。
わたしもBのことは忘れてしまっていた。
私の仕事が少し忙しくなり、FFにインするも放置で仕事に没頭する事が増えた。
中学教諭だったAも、赴任地が変わり、
リアルではプチ遠距離恋愛を余儀なくされていた。
結婚話も出ていたが、お互い面倒なことを先延ばしする性格が災いして話は一向に進まず
行き来するには遠い距離を埋めるべくFFでときおり遊んでいた。
それでも以前のように遅くまで起きていることもままならぬほど仕事に追われていた
私たちは
おやすみも言わずに寝落ちしてしまうことが当たり前になっていった。

 

仕事がひと段落したころ、
そろそろ真面目に金策をしてギャッラル貯金でも始めようかと思い立った私は
再び素材を狩るべく某所へ出向くことにした。
出かける前にエリアをサーチすると、そこにはBの名前があった。
そしてそこにAの名前もあった。
二人はPTを組んでいるようだった。
ひどく嫌な気持に包まれ、すぐにAにtellするのをためらった。
Aと遊んでいないとき、Aが何をしているかにまったく興味を持っていなかった私は
これまでもこの状態が続いていたのではないかと思い始めた。
色々なことが頭をよぎった。
いつからBは再びAに絡んでいたんだろう。

 

 

319 名前:210 :2009/06/17(水) 22:57:08 ID:ieV/EfO/
私は某所へいくのを取りやめ、Aにもtellをせず別の場所へ行くことにした。
考えてみればAとのコミュニケーションはFF内ではほとんど取れていない。
電話もおろそかになりがちだったその頃。
たちまち私は不安のどん底に突き落とされた。
仕事に熱中してAのことなど何も考えていなかったかもしれない。
寂しさも感じていなかった。
でも、今この瞬間から急にこみ上げる寂しさとせつなさは何だろう。
素材狩りしながら泣いていた。
つらくなって、Aにも何も言わずにそのままログアウトした。

 

 

323 名前:210 :2009/06/17(水) 23:04:07 ID:ieV/EfO/
翌日気分を変えてAに電話したところ、いつもと何の変わりもないAの口調に
やはり安心をして、自分の不安がばかげたものだと思えるようになる。
けれど、寝る前に少しだけログインしたFFで思わずサーチしたBは
フレンドリストのAと同じエリアにいた。
なぜいつも一緒にいるんだろう。
そしてなぜ私はAにそのことについて訊けないでいるんだろう。

 

しばらくするとAからtellがきた。

 

A「んじゃねるよー おやすみ! 明日は遅くなるからインできないよ、電話するね」

 

 

325 名前:210 :2009/06/17(水) 23:12:03 ID:ieV/EfO/
Aは落ちたがBはそのエリアに留まっているようだった。
普段は余計なことは書いたりしないけれど
なんとなく自分のサチコに「私はひとりでここにいます!」などと書いてしまった。
某所で黙々と素材を狩りながら、いろいろなことを考えているとCからtellがきた。

 

C「あんたのサチコが鯖スレにそのまんまのってるんw」
C「ところでそのサチコどしたの?なんかあったの?w」

 

ええ?と思って私はCに鯖スレの見かたを訊いた。
自分の目で確認したが
ついさっきの時刻に、わたしのサチコそのままが一行ぽつんと書かれていた。
気味が悪かった。

 

 

329 名前:210 :2009/06/17(水) 23:26:44 ID:ieV/EfO/
鯖スレはそのとき初めて見た。
1から最後まで読むと、なかなか面白いことが書いていたが下世話なこともあるようで
ちょっと恐ろしいなと思った。
私の場合は誰のコメントであるかは書かれたわけでなくコメントそのものが丸写しされて
いただけではあるが本人は自分のものだとわかるわけで、どこの誰が私のコメントをみて
ここに書き込んだのか、色々考えるとキリがなかった。
たまたま同じエリアにした人が軽い気持で書いたのか
それとも知り合いによる書き込みなのか、まったく見当がつかないのは実に不気味だ。

 

 

331 名前:210 :2009/06/17(水) 23:27:41 ID:ieV/EfO/
ブックマークしていた鯖スレに一日1回目を通すクセがついてしまった。
あるとき、私の名前が目にとびこんで仰天した。

 

「<私>さん さすがニートですね 貨幣貢がせまくりですか?」
「そいつめっちゃ無愛想」
「<私>さんのブログ閉鎖しちゃったんですね^^ 
 もう書かないんですか? それとも移転? 知ってるひとアド晒して」

 

 

333 名前:210 :2009/06/17(水) 23:30:48 ID:ieV/EfO/
気持が沈んだ。
めちゃ無愛想なのはあながち間違いではないかもしれないが無愛想なのは
身内にからかわれていることだ。野良で無愛想といわれたなら仕方ないか
もしれないが、無愛想だからといって被害があるかはわからない。
私はニートじゃないし、貨幣を誰かに貢いでもらったこともない。
むしろAのイージスをつくるときなけなしのポイントをはたいて裏LSで100貨幣
を集めて貢いだ!
ようやく念願のイージスが出来たから次こそ自分の笛を!と思って頑張っているのに
これは酷い。
ブログは4年ほど書き続けていたが仕事が忙しくなり更新できないためパスワード規
制して休止してある。
それもごく一部の間にしか知られていない。

 

 

341 名前:210 :2009/06/17(水) 23:36:32 ID:ieV/EfO/
それから私の名前は一日1回必ず書き込みされていた。

 

「<私> いま空にいる 今日も強欲ロットイン^^」  いやいや空活動してませんし。
「<私>とその従者たち → D、E、F、G、H、身内でタンジャナメリポ」
 LSメン晒されてるし(-_-メ)
「<私> シャポーない赤出すな!」 シャポーなくていい、赤苦手!出してないし!
などなどうんざりするほど毎日続いた。

 

FFやめたい、初めて思った。
LSから外に出て野良で活動する機会もほぼなかったため身内を疑うようにさえなる。
自分の言動や行動にも臆病になり、改めて自分を省みる機会を得たものの
それに神経をすり減らして疲れ切ってしまった。

 

 

343 名前:210 :2009/06/17(水) 23:40:20 ID:ieV/EfO/
私は数週間ログインしなかった。
Aにもこのことについて電話で話したりして気休めを得たものの、気分は上がらなかった。
何日もログインしないでいると、だんだんFFもどうでもよくなっては来る。
しかしCからの呼び出しでしぶしぶログインするところとなった。

 

久々にログインするとLSメンやフレの会話はやはり楽しく
警戒心も緩んで再びFFは楽しいと思い始めた。
気を取り直していつもの某所へ出向き、素材をそこそこ狩ってログアウトしようとしたそのとき

 

B「<私>がインしてる! なにあのアマ調子のってんのw むかつくwwwwww」

 

 

345 名前:210 :2009/06/17(水) 23:42:17 ID:ieV/EfO/
なにこれw
なにこのtell
どうかんがえても内容的に誤爆だ。
しかもBからダイレクトにtellで。
でもピンときた。
サーチしていて思わず画面に載ってる名前をターゲットしたままtellするミスが稀にあることを。
(野良のレベル上げPT編成中にAにするはずのtellを誘いたい相手に誤爆してしまったことがある)
Bは私をサーチしていてこれをやってしまったに違いないと思った。
Bはtellを送信してしまって頭が真っ白になっていたかもしれないが
そのときは相手の頭の中のことまで推測する余裕はなかった。

 

私「いまのtellなに?」
B「(無言)」 ていうか反応ナシ。

 

 

347 名前:210 :2009/06/17(水) 23:44:11 ID:ieV/EfO/
Bは誰とtellしてたんだろう?私がむかつくという内容の話をする相手がいるのは間違いない。
私はこのときのログをSSに保存した。
もう一度Bにtellしたが、Bはログアウトしていた。
私はBが鯖スレに私の名前を出した本人だと確信していた。
Bがサーチ結果から誤爆したのなら、
先のサチコメ晒しも、わたしをどこからともなくサーチしていたのではないかと思えた。
私もBをサーチしたし、Bも私をサーチしてた。
お互い意識し合っていたのは間違いないと思う。
リンバス在籍中、ロットルールやメンバー表などをブログのリンクに貼ったため
リンバスメンは私のブログアドレスも知っていた。Bも例外でない。
ニートだの貨幣貢ぎだのは捏造にしても、サチコ晒し以降
ネ実民には反応が薄かったものの、私のたたきを誘発させんとするかのような書き込みばかりだった。
巧みにIDを変えてはいたが、私はすべてBひとり、もしくはBとtellしていた相手の仕業だと思った。

 

 

360 名前:210 :2009/06/17(水) 23:52:43 ID:ieV/EfO/
翌日私はAにこの話をした。

 

私「うちがあんま遊べてないとき、BとPTくんでなんかしてたっぽいけどなんで?」
A「俺が倉庫の革スキルあげ用の素材あつめてたら向こうからトレハン4いりませんかいってきたん」
A「おまえ忙しそうだし俺トレハン1だし 断る理由もないから手伝ってもらった」
私「隙だらけじゃん、相手その気になるやん(-_-メ)」
A「今では反省している・・・」
私「うちずっと聞きたかったけど、そっちBに気あったらまじ凹むと思って恐くてきけんかった、、」
A「聞きゃいいじゃん別に」
私「忙しい言ってばっかで最近ろくに遊んでなかったしな~ うちも自信なかった」
A「でもB墓穴ほったな」
私「メアドとか交換しとらんの?Bと?」
A「知ってるよ」
私「えー、なにそれ Bってリア♀なんでしょ、いくつぐらいなん、シャメみたん?」
A「リア♀と思うけどシャメももらってないし、年も知らない」
私「ふーん、てかあんたうちの味方ならBこらしめてよ!」

 

 

361 名前:210 :2009/06/17(水) 23:53:44 ID:ieV/EfO/
A「えぇー 俺に何させるん」
私「うちこのままじゃなんか悔しい(´;ω;`)ぶわっ」
私「そもそもあんたも Bに興味ないとかいっときながら二人でPTくんだりとか」
私「向こうがその気になるような態度とってたとしか思えないわー」
私「かまってちゃんなの分かってるんだったら、スルーしなかったあんたも悪い!」
私「向こうがうちにヘイト上げてるだけならこっちも別に構わんけど、」
私「鯖スレにねちねち名前だされてえらい迷惑だし気分もめちゃ悪い」
私「書かれたことない人にはこの気持わからない!」
A「あいつが書いたとか証拠ないじゃん」
私「ぜったい書いてるって!」
A「証拠もないのに言い切るのはまずいだろ、おまえだって他でねたまれてるかも知れんぞ装備悪くないし」
私「そりゃうちも自分正しいって言い切れないけどさ、あんたどっちの肩もつん(`・ω・´)」
私「・・・・・その気にさせて白状させるとかできん?w」

 

 

373 名前:210 :2009/06/17(水) 23:58:44 ID:ieV/EfO/
冬休みも始まり年末、たまった仕事をまとめて片付け、久しぶりにAの部屋に遊びに行った。
コンビニでどっさりおやつや夜食を買い込んでAのPCの前に陣取り
嫌がるAを押しのけてAのキャラでFFにログイン。
Bをサーチ。
Bは一人で白門にいた。
Aになりすましてチャットするのはちと勇気がいる。
うまくできるかどうか自信はない、Aが自分以外と話すときのクセも知らないかもしれない。

 

私「ちょ、いつもあんたからBに挨拶とかしてるん?なんて挨拶するん?」
などといちいち確認しながらBにtellした。

 

 

374 名前:210 :2009/06/18(木) 00:00:03 ID:vvmznwK8
(※以下Aになりすました私=私A)

 

私A 「( ゜Д゜)∩」
B  「(´・ω・)ノシ」
私A 「ヴァズENMいくひとー?」
B  「めずらしくない!? そっちから誘うとかw」
私A 「トリーダーリング狙い( ̄ー ̄)分配ウマー」
B  「イイネ! いくお」

 

誘い出すのは造作もなく、他愛もない会話を適当にしながら現地に到着し、
実際の戦闘はやはり嫌がるAに操作してもらい無事終了。
(戦利品はハズレ!)
その後はリヴェーヌワート取り>招かざる影たち>礼拝堂コースで連れまわし
礼拝堂のあとミザレオの滝前で私Aは立ち止まった。

 

 

377 名前:既にその名前は使われています :2009/06/18(木) 00:00:58 ID:vvmznwK8
私A 「ここ俺すきなんだよねー」
B  「私もすきだな~(´∇`)」
私A 「SSでもとるか!」
B  「おっけー 時間あわせでエモとかする?」
私A 「ここ座ってみ」

 

私Aは滝前に/sitするようにBに言った。
/sitしたBに重なるようにAのキャラをかぶせ、よくあるカップルの抱っこシーンを再現。
自分で仕掛けたこととはいえ、AとBがいちゃついてる絵は非常におもしろくない。

 

 

379 名前:210 :2009/06/18(木) 00:01:47 ID:ieV/EfO/
私「アーアーアー 見たくない見たくないーーー」
A「やめればいいじゃん!」
私「ガマンする」
A「もう俺まじでしらないよー」

 

 

381 名前:210 :2009/06/18(木) 00:02:52 ID:vvmznwK8
私A 「これいくね?」
B  「(*ノノ)」
私A 「こないださ、<私>にtell誤爆したんだって?<私>から聞いたよ」
B  「(無言)」
私A 「直前に話してもいないのに誤爆するとかありえなくね?ふつう」
B  「(無言)」
私A 「別に俺Bのこと怒ってるわけじゃなくて、なんか間違いでもあったんなら聞きたいんだよね」
私A 「<私>はそれまでBと話してないのにtellきたとか言ってたけど、ほんとは話してた?」
私A 「<私>って、すごいヤキモチやきでさ、Bのことはあんまよく思ってなかったみたいだから」
私A 「Bよく俺にエモで絡んできてたろ、ああいうのめちゃ気に入らんかったみたいだし」
私A 「俺らよくPTくんで遊んでたじゃん、それ知っててむかついてたらしいんだ」
私A 「だからBにこんなtellもらったって言われても 作り話かもとかちょっと思ったんだよね」
私A 「だけど<私>とも付き合いながいし、全部作り話とかも思えないから」
私A 「Bにも本当のこと聞いておきたい、俺らフレだしなー」

 

 

384 名前:210 :2009/06/18(木) 00:03:36 ID:vvmznwK8
どうもありがとー私も寝ないとなので
さっき溜書きしたやつ一気にはりますー

 

 

389 名前:既にその名前は使われています :2009/06/18(木) 00:05:27 ID:vvmznwK8
B  「誤爆した~」
B  「素材狩りいこうと思ってエリアサーチしたら<私>さんいて」
B  「名前タゲってたら別の人宛のtell打っちゃった;」
私A 「なるほどな~」
私A 「誰と話してたん?」
B  「それは言いたくないけど。」
私A 「俺にも言えないこと?」
私A 「俺は<私>にちくらないよ」
B  「ヴァナ婚までしてリアカノなのにちくらないとか信用できるわけにい(T^T)」
私A 「これは俺とBだけの話だから信用すればいい」
B  「まあAも知らないと思うわたしのフレだよ。愚痴とか聞いてもらってた」
B  「むこうも<私>さんとAと直接絡みないし、わたしのからの話だけ」
私A 「Bは<私>が嫌いなん?」

 

 

391 名前:210 :2009/06/18(木) 00:06:33 ID:vvmznwK8
Bはしばらくの間黙ってから話始めた。

 

B  「わたしずっとAのこと好きなの前から言ってたよね?w」
B  「わたしのほうがミッションとかで先にAと知り合ってたと思うし」
B  「なのにあとから<私>さんとか出てきて【ショック】だったし」
B  「ヴァナ婚とか聞いて鯖移転してた。フレリス隠してたしインもあんましてなかったけど」
B  「やっぱAが好きだったから戻ってきたんだよね」
B  「前みたいに<私>さんと一緒にいるようでもなかったし」
B  「もう別れたのかもしれないとか淡い期待抱いてたw」

 

 

393 名前:210 :2009/06/18(木) 00:07:29 ID:vvmznwK8
私A 「ずばっと聞くけどさ、鯖スレになんか書いた?w」
B  「書いてないよ」
私A 「ほんとか?」
B  「うん」
私A 「俺にウソは絶対つかないでくれよ、書いても責めたりしないし」
私A 「俺には本当のこと言ってくれないか」
B  「ちょびっと書いた;」
私A 「ふむ」
B  「うらやましかったの、<私>さんAの銘入りの装備いっぱいもってたし」
私A 「俺が貢いでるとか思ってたのかw」
私A 「俺の装備も<私>の銘入りばっかりだぞ 俺ももらってるから俺は貢いでるわけじゃない」
私A 「そもそも一緒にためたギルだしな むしろイージスであいつの装備売ったから頭あがらん」

 

 

396 名前:既にその名前は使われています :2009/06/18(木) 00:08:14 ID:vvmznwK8
私 「やっぱ書いてたんじゃん、、ちょびっととか言ってるけど」
A 「もうよせって、問い詰めてどうするんだ」
私 「もうこれで書かなくなるじゃない 書かれると憂鬱だよ」

 

 

402 名前:210 :2009/06/18(木) 00:11:29 ID:vvmznwK8
このあたりまできて、自分がAのキャラを使い、Bが素直に対応していることで妙な錯覚に陥っていた。
Aになりきっている限り、Bに対して怒りとか、そういう感情が不思議とわかない。

 

私A 「もう<私>攻撃するのやめる?」

 

けれど<私>のキャラで対峙したと考えたとき、果たして同じだろうかとも思う。
Bの反応も同じだろうか、いやきっと違う、そう思うと
中身が<私>であって、Aではないことを暴露したくてどうしようもなくなる。
事実を聞いたし、何事もなかったかのように今日の遊びを終えてログアウトしてそれで終わらせようか。
どうしよう、迷う。
何事もなかったかのように、立ち上がって
そしてじゃあまたねといえば、Bもカミングアウトで少しは反省して
この後も何事もなく平穏無事に過ぎるのではないか。
どうだろう、迷う。
もしかしたらBは、Aと別れたあとまた愚痴り相手にtellを送り
さらに<私>へのヘイトを高めるのでは、、、
だがもはや鯖スレに書き込むなどという行為はできないだろう。
これで終わらせるのか、どうなんだ自分。

 

 

407 名前:210 :2009/06/18(木) 00:13:07 ID:vvmznwK8
B  「Aが一緒にいてくれるなら。」

 

その一言で気が変わった。
バラそう! 今すぐに!

 

 

412 名前:210 :2009/06/18(木) 00:14:05 ID:vvmznwK8
私A 「Aはあなたと一緒になんていないよ、今後一切、二度とないよ、私がさせないし」
B  「え?」
私A 「一緒にいてくれるならとか言わなければ、黙ってログアウトするつもりだったけど」
私A 「いまAの中身<私>だし(´・ω・`)」
私A 「Aには悪いことしたと思うけど、今A横にいるし、全部みてるし知ってるし」
私A 「この会話のログ保存してるし、近づくなら逆晒しでもなんでもして叩かれる覚悟ぐらいある」
私A 「Bさんのやったことは私は許せない」
私A 「Bさんも私を許さなくていい」
私A 「まあそうゆう事です、だましたことはあやまるけど後悔はしてない」
私A 「言いたいことがあるなら聞きます、どうぞ」

 

そのままBは何も言わずにログアウトしてしまった。

 

リアルでの私とAは多少気まずかった。
私が本当のことをバラしたことで、Aの立場も多少悪くなったしすまないと思った。
でもAは構わないと無表情に言った。

 

A 「これで絡んでくることはもうないだろーさすがに」
A 「俺も悪かったな」

 

 

416 名前:210 :2009/06/18(木) 00:15:18 ID:vvmznwK8
その後Bはログインせず、再び鯖移転したことを聞いた。
いまだ戻ってきてはいない。
Aのフレリストに名前が載ることはないが、Cさんのリストには載るそうだ。
現在私とAは同居生活を始めたばかりだ。
FFは週2、3回1、2時間程度遊ぶまでにイン率は下がり
ギャッラルホルン作成もどうでもよくなってしまった。

 

しかしこうして長々と書いてみると冷静になって当時を振り返れます。
あんまり腹立たしい一面を表現できてない=腹を立てるまでもなかったことなのかもしれない。
いまこうしてネ実に書き込みをしているのも
自分のキャラ名が鯖スレにあがることがなければ実現しなかったのかな。
皮肉だなとはつくづく思う。

 

 

418 名前:210 :2009/06/18(木) 00:16:01 ID:vvmznwK8
また最後に、この話は私の立場からでなく
Bが自分の話として投下した場合笑い話にできるのかも知れません。
ほんの少し、Bの事が懐かしく思えることもあります。
同じキャラ、同じジョブ、同じ相手を好きになった者同士
本当は分かり合えたのかもしれないと、手遅れだけどどこかでいつも思ってしまうのです。

 

長い時間おつきあいどうもありがとうございました。
まあ今となっては笑い話にはならないけど、思い出ですね。
おつきあいどうもありがとう。
そしてだらだら長くなってスイマセンデシタ。そしてありがとう、おやすみなさい。

 

 

482 名前:210 :2009/06/18(木) 07:10:05 ID:vvmznwK8
おはようございますー
>>379 は私とAのリアル会話です、IDは日付またいで変わったみたいです。

 

実はこの投稿Aも横で見てました(汗
当時よりもこの投稿をみて慌ててる姿がまたおかしいというか何というか。
Aは優柔不断なところもあり、多少の浮気心もあるんでしょうが
男の人ならそれぐらいは目つぶんないとなーとかでしょうかね。
生徒サンたちには人気あるみたいですヨ(本人談)

 

それではまた読者に戻ります!
(私たちもゼニスネコさんの話の続きが気になっている派)