6話>>223

Last-modified: 2009-07-09 (木) 00:51:15

223 名前:既にその名前は使われています[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:45:13 ID:vLC4fcqP
■登場人物
・俺
  サンド出身のヒュム♂。レベルは10台前半でサポ無しパール無し。
  見るからに初心者っぽいがそれは世を忍ぶ仮の姿。正体はヒミツ。
・禿
  ブブリム半島で<俺>と出会ってしまった不幸な禿ガルカ。

■あらすじ
 なんだかヴァナ生活に疲れてしまった俺。
 気分転換に倉庫キャラで新たな冒険の旅に出たのだが・・・。



224 名前:223[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:47:29 ID:vLC4fcqP
はい。現場の<俺>です。ただいまセルビナからマウラへ船で移動してきました。
マウラに来たことに特に意味はないです。
もっとレベル上げてサポ取り→ジュノ→チョコボというのが定石かもしれませんが
そんな型にはまった生き方は冒険ではありません。風の吹くまま気の向くまま!
早速マウラからブブリム半島に出て獲物を探します。

いました。ガルカです。禿ガルがこちらに近づいてきます。

俺/say「あのー」「すみません」
禿「?」

立ち止まってくれました。釣り成功です。

俺「たすけてください」
禿「どうしたの?」
俺「道に迷ってしまって。セルビナから初めて船に乗ってここまで来たんですが
  浮かれて釣り竿と釣り餌を買ったら帰りの船代が無くなってしまいました。」

つづく



225 名前:223[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:49:32 ID:vLC4fcqP
あるあ・・・ねーよwwwと自分でも思いましたが
ここはあえてベタなネタでいってみたいと思います。だって冒険だもの!

禿「・・・釣り竿とか売っぱらえば、帰りの船代くらいにはなるんじゃない?
  ていうか船代くらいならあげようか?」

いいえ、お金は一銭も頂きません。わたしの取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

俺「せっかくここまで来たから、ウィンダスとやらに行ってみたいんですが・・・
  道が分からなくて><」
禿「・・・」

絶句です。そりゃそうです。

禿「サンド出身でしょ?ウィンダスまで行ったら、しばらく帰れないかもよ?」

正論です。船代を釣り道具に換えてしまうようなアホの子が
こんな低レベルで故郷から遠く離れてしまったら野垂れ死にしかねません。

つづく



227 名前:223[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:54:07 ID:vLC4fcqP
いや待て!これは真面目に心配しているようにも見えますが
きっと何か理由を付けて俺を追っ払いたいだけに違いありません。

俺「そうですか。一度ウィンダスを見てみたかったんですが・・・。」
禿「・・・まぁいいか、そこまで言うならヒマだしウィンダスまで案内するよ」

予想外の展開です。俺&禿は一路ウィンダスに向かうことになりました。

禿「この辺りはゴブがいるから気をつけてね」
俺「((((゜Д゜;))))」

黙々とウィンダスを目指します。それにしてもこの禿、明らかに怪しげな俺のことを
もっと詮索してくるかと思いましたが、何も聞いてきません。
俺が初心者でないことに気づいているんだろうか・・・?
沈黙が続きますが、こちらから話を振ってボロを出すわけにもいきません。

つづく



228 名前:223[] 投稿日:2009/06/21(日) 03:58:59 ID:vLC4fcqP
そんな葛篭を続けていたらあっという間にウィンダスに着いてしまいました。

禿「到着~」
俺「本当にありがとうございます」
禿「じゃあね。ごゆっくり」

禿は一度手を振るとそのまま去っていきました。
ふふふ、ばれているかどうかはさておきミッションコンプリートです。
俺のこの倉庫キャラは間もなく役目を終えて削除されることでしょう。
お前は無駄な時間を過ごしたのさ、ざまぁwwww

(´・ω・`)

(´・ω・`)・・・

(´;ω;`)ブワッ

おわり